文久三年(1863年)2月27日は、新選組の前身にあたる組織・浪士組が結成された日です。これを記念して、毎年2月27日は「新選組の日」なんだとか。
ということでザックリその沿革をマトメておきました。
本サイトでも、各メンバーの生き様を記した記事がありますので、文中にリンクしておきますね。
-
幕末最強の剣術は新選組の天然理心流?荒れ狂う関東で育った殺人剣
続きを見る
ちなみに
「選」と「撰」
の表記についてはドチラでもいいそうです。
なんせ局長である近藤勇自身、どっちも書いたことがあるなんて話も……。
有名な組織ですし、ファンの方もとても多いので今更な気もしますけれども、まずは新選組の沿革からざっくり見てみましょう。
お好きな項目に飛べる目次
10行でスッキリさせる新選組の沿革
①江戸幕府で「公方様(家茂)が上洛するから、護衛してくれる人大募集!」と言い出す
↓
②近藤勇が一念発起して道場仲間と共に浪士組を結成&応募
↓
③他の道場と合流して大きな組織に
↓
④仲間割れして一部脱退、残ったメンバーが京都・壬生村に滞在したため「壬生浪士組」と名乗る
↓
⑤松平容保に認められ、働きも上々だったので「新選組」の名をもらう
↓
⑥池田屋事件・禁門の変などで名を上げる
↓
⑦綱紀粛正を図るつもりが、粛清のし過ぎでかえって分裂
↓
⑧鳥羽・伏見の戦いで負けた幕府軍に従って東下
↓
⑨甲陽鎮撫隊と名を改めて甲府付近で戦ったものの、負けて離散
↓
⑩近藤勇が捕まって処刑
だいたいこんな感じです。
-
哀しき甲州勝沼の戦い「甲陽鎮撫隊」となった新選組がついに解散へ
続きを見る
-
近藤勇が新選組で成し遂げたかったこと 関羽に憧れ「誠」を掲げた35年
続きを見る
各メンバーの個性が面白いから今なお輝く
近藤が処刑された後、他のメンバーはどうなったか?
土方歳三とともに最後まで新政府軍に抵抗した者。
-
土方歳三35年の生涯まとめ~生き急いだ多摩のバラガキが五稜郭に散る
続きを見る
斎藤一のように会津戦争に向かった者。
-
ナゾ多き新選組の凄腕剣士・斎藤一72年の生涯 その魂は会津に眠る
続きを見る
彰義隊に合流して上野戦争で戦死したとみられる者。
-
彰義隊が散った上野戦争の恐ろしさ 旧幕府軍の悲しき結末を振り返る
続きを見る
などなど、それぞれの道を辿っております。
新選組については、誰の立場で見ていくかによってかなり変わってくるので、一概に「誰が正しい・悪い」と言えない部分があるのが難しいところです。
だからこそ、多種多様で面白いんですよね~!
-
永倉新八こそが新選組最強か?最後は近藤と割れた77年の生涯まとめ
続きを見る
グループではあるけど、個々の生き様がクローズアップされるじゃないですか。
って、贔屓目に見すぎですかね。
-
沖田総司は新選組の最強剣士か?享年27で夭折した一番隊組長の生涯
続きを見る
京都見廻組に新徴組さらには御陵衛士
さて、幕末というと新選組の他にも「◯◯組」という名の組織がたくさんあります。
ある意味、新選組の同期ともいえる彼らのうち、いくつかを簡単にみていきましょう。
※続きは【次のページへ】をclick!