photo by Babi Hijau /Wikipediaより引用

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三毛別羆事件に震えが止まらない……ヒグマに襲われ死者7名・重傷者3名

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絶対に遭遇したくない巨大ヒグマ4選

明治十一年(1878年)に起きた札幌丘珠事件では死者3名・重傷者2名。

大正十二年(1923年)の石狩沼田幌新事件では死者4名・重傷者3名が出てしまいました。

軍が出るほどの事件だったのに、同じような悲劇がまた起きているあたりに何とも言えないモヤモヤを感じてしまいます。

他の歴史上の出来事でいうと、西南戦争の翌年から関東大震災の年なので、手が回りきらなかったのかもしれませんが……。

現場付近にはこの一件を後世に伝えるため、資料館が作られているのですけれども……今もヒグマが出るそうなので、現地よりも資料等を通して調べるほうが良いのかもしれません。

まあ、三毛別事件から100年しか経っていませんし、元々はヒグマの住処だったわけですから、人間がどうこういうのもおかしなものですが。

ちなみに、巨大なヒグマはこれらの事件から半世紀後も発見されています。

【絶対に遭遇したくない巨大ヒグマ4選】
・1980年 体長2.4m 体重500kg 通称「北海太郎」
・2007年 520kg
・2011年 405kg
・2015年 400kg

ちなみに400kgがどのくらいの重さか?

というと、だいたい近年の横綱2.5~3人分です。一般人が太刀打ちできるわけないですよね……。

他にイメージしやすい比較対象が思いつかなかったので横綱を引き合いに出しましたが、相撲及び関係者への他意はございません。

 

ヒグマによる死傷事故は、ほぼ一年中起きている

最近は「札幌市街でもヒグマが目撃されている」との報道がありますよね。

2000年代に入った頃から、駆除の規模が小さくなったからなのだそうで。

そのため、近年に生まれた個体は人間を恐れず、食べ物を求めてやってくるのでは、とみられています。

かなり飢えている個体だと火や刃物も恐れないといいますし、侵入防止を図るのはなかなか難しそうです。

鉄条網や電気ショックも効かなさそうですよね……そんなものを設けたら、一般市民が事故に遭いそうですし。

また、意外にもヒグマによる死傷事故は、ほぼ一年中起きているのだそうです。

気性が荒くなる春の冬眠明け・秋の冬眠前に事故が多く、山菜採り・きのこ狩り・自然の深いところでの釣りは北海道以外の場所でしたほうが良いでしょうね。

地元の方以外は「どうしてもヒグマの生息域に立ち入らなければならない」という必要もないでしょう。

ともかく、これ以上の犠牲者が出ないことを祈るばかりです。

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長月 七紀・記

【参考】
国史大辞典
『慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 (文春文庫)』オススメ→amazon
三毛別羆事件/wikipedia
石狩沼田幌新事件/wikipedia
札幌丘珠事件/wikipedia
エゾヒグマ/wikipedia
ヒグマ研究室

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