後に源頼朝に「日本国第一の大天狗」と罵られる後白河法皇/Wikipediaより引用

飛鳥・奈良・平安

喉から血を吐くほど今様にハマり 金銀使ってボケる 狂王の遊びがヤバい!

こちらは2ページ目になります。
1ページ目から読む場合は
狂王の豪華な遊び
をクリックお願いします。

 

お好きな項目に飛べる目次

火打角合(ひうちつのあわせ)

だんだん、シーシェパードからクレームが来そうですが、治承二年(1178年)6月19日に行われた「火打角合」は、牛の角を集めてその優劣を競うというものです。

これには普段から遊んでいる近臣や公卿・殿上人といったお偉いさんばかりではなく、僧侶や北面下郎(警備員の武士)までも集められました。

貴族たちは銀で作った砂の海に、銀細工の船を浮かべ、また北面下郎は厨子(両開きの仏壇みたいなもの)に銀の手箱をおいて、それぞれに牛の角を収めたと『山槐記』に見えます。

豪華極まりない趣向ですが、これを用意するための資金や時間をとられた人々はえらい迷惑です。

全国の荘園から集められた無数の角から「下品」なものは打ち捨てられたといいます。

生きた牛から角を切り落とすという行為は、当時でも強い抵抗があったらしく、こんなことをして「罪業の因縁だ」という批判もありました。

が、後白河院にとってはそんなことはどうでもよいこと。

周りの批判なんてお構いなしです。

他にもいろいろありますが、ここらへんにしておきますので参考文献をご確認いただければと存じます。

強い反発をうけても「他人のことは知ったこっちゃない」がモットーの後白河にとっては、面白ければなんでもいいんだよ! てな感じだったのかもしれません。

得てして、そういう人が歴史に名を残すのですね。

みんなが読んでる関連記事

大天狗と称された後白河天皇(後白河法皇)若かりし頃を振り返ってみる

続きを見る

平清盛
平清盛が権力の頂点に立つ! 院政を相手に発揮した類稀な政治力とは

続きを見る

源頼朝
源頼朝 史実の人物像に迫る!出生から鎌倉幕府の設立 死因まで53年の生涯

続きを見る

源義経
源義経 史実の人物像に迫る! 兄・頼朝とすれ違い続けた31年の儚き生涯

続きを見る

保元の乱
保元の乱はまるで平安時代の関ヶ原合戦! 対立図を理解すればわかる

続きを見る

平治の乱は保元の乱と何が違う? 源平ガチ対決で清盛の政治力が炸裂

続きを見る

【参考文献】
遠藤基郎『日本史リブレット 後白河上皇 中世を招いた奇妙な「暗主」』(→amazon
棚橋光男『後白河法皇』(→amazon

TOPページへ

 



-飛鳥・奈良・平安