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東大受験専門の塾「鉄緑会」「エミール」ってなんだ?有名進学校のみに開かれた謎の組織【中学受験ブログ】

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2月7日(土)に桜蔭の保護者会がありました。校長先生のお話も進学校というアピールなどはなく、とても雰囲気のいい中学校生活であることを伝えていただきました。
宿題も出ましたが、内容・分量ともに仰け反るようなものではありません。英語も読む・書くなどの準備はまったく必要ありません、とのこと。小町はアルファベットもまだまともに書けませんので、ほっとしました。ただ「小学校で英語に親しんできていると思いますが」との一文が気になりましたが笑
さらに、書道に力を入れていることなど、勉強のことよりも、「良き社会人であれ」を目指す校風に沿った、簡潔で、礼節と愛情に満ちた説明会でした。

というわけで、安心して桜蔭坂を下っていく途中で、いくつかの塾の勧誘(資料配布)があり、その中にすごい塾が!
「東京大学受験指導専門塾 鉄緑会」というのがあるのですね。ネットでググると、割とその筋では有名な塾のようですが、初めて知りましたよ。

パンフには「合格おめでとう 次は東大!」

有名進学校から東大に現役合格しているのは卒業生の2、3割に満たず、一流中学校に合格したからといって決して安心することはできないのです。大学受験の準備は早ければ早いほど有利となります。中学への入学は、6年後の大学入試に向けてのスタートの時でもあるという認識が重要なのです。

などなど、さっそく危機感をあおります。
代々木に1校舎しかないのに、2014年度は東大271人合格、国公立大医学部228人合格など、なんだかすごい数字が並んでいます。駿台、代ゼミ、河合塾、東進ハイスクールしか知らなかった私には、こんな塾が存在していたことにびっくりでした。思えば、中学受験を始める前にはサピックスも知らなかったわけですけれども。

1983年に創設されたというこの塾を、公立出身の私がなぜ知らなかったかというと理由があって、ここは入塾するのに指定校があるのです。

パンフによると、
開成560人
桜蔭539人
筑駒432人
麻布190人
駒東151人
海城200人
筑附191人
豊島岡166人
雙葉135人
白百合134人
女子学院115人
聖光58人
栄光38人
が指定校のようです。(指定校でないと入れないのではなく指定校の生徒は試験なしで入れるという意味らしく、ほかに渋幕、渋渋、武蔵、巣鴨、早稲田の在籍者がいると書かれていました)

桜蔭は1学年約250人なので、6学年でざっと1500人とすると、3人に1人が通っている計算になります。中1から行く人は割と少ないと思うので高校2、3年での所属率はかなり高いのでしょう、たぶん。

桜蔭用に差し込まれた1枚紙には、「桜蔭から東大理3への歴代合格者その約8割が鉄緑会出身です」とのさらなる煽りのコピーが。
2003年から2014年に合格した58人中46人だそうです。

気になるお値段ですが、中学までは英語と数学の2科目のみ。

オープンコースとレギュラーコース(特別選抜)に分かれていて、
オープンは月2万9740円
レギュラーは月3万5510円
だそうです。つまり年間30~40万円しかも2科目だけで。学校の授業料が60万円台ですから、合わせると結構な額になりますね。
まして、高校になると国語、理科、社会も加わって、高校での全科目をとったときの値段は書いてありませんでしたが、ざっと月5~6万円、年間60、70万円はするのかもしれません…

中1で中学の範囲を終えるカリキュラム

カリキュラムを見ると、

英語は
中1で、中学3年間に学ぶ英文法の骨格を一通り学習する。中3で、高校英文法の完成。高2終了時で東大合格水準の英語力を獲得
なんだそうです…。
もちろん数学も
中1で中学数学を完了。中3で高校数学全範囲を一通り終了。高2終了までに東大合格に必要な力を付ける
となります…。すげー。

様々なコピーで危機感を煽られまくる一方で、「いやいや、中学には青春を満喫してもらいたい」という反発の思いが首をもたげてもきます。
ところが、そんな親の気持ちはお見通し。説明文は続きます。「最小限の努力で最大限の効果を」と題して、「効率的に東大合格に必要な学力をつけ、その上で読書なり、クラブ活動なり、はたまた受験の領域を超えた学習なりに取り組み、将来への素地を養ってもらいたい。それが鉄緑会の希望です」とのだめ押しの文が。
うまいー。心理学もばっちり押さえているなぁ。

大人になって色々なことを見聞してきたつもりでしたが、まだまだ知らない世界がたくさんあるのだなぁと思い知らされた土曜の午後でした。小町に帰って見せると、「塾は行かない」と一蹴され、もらってきた宿題を始めていました汗。いつも焦っているのは父親だけのようです。

菅原道真

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ライバルの駿台はエミール

【追記】2016年7月26日

さて、1年半がたち、もう小町も2年になりました。いろいろなことが起きながらもなんとかかんとか、少なくとも学校生活は楽しんでいるようです。

同級生ではかなりの数の子が鉄緑会に入っているようです。「かなり」というのは小町本人の感覚なので具体的な数はわかりませんが、クラスに数人レベルにはとどまらない模様です。

とはいえ、鉄緑会に行っている子がみんなついていけて、学校の成績がよいかというとそうでもなく、「かなりの鉄緑会」のうち「かなりの人」が学力的にはついていけず脱落しているようでもあります。
学校でも中学1年から数学でなく、「幾何」と「代数」という教科(わたしは幾何なんて高校のときになって初めて聞いた単語だったはずですが)があり、それなりのレベルですから、それをこえるスピードで履修しても、それはそれはついていけるのは桜蔭レベルでも1~2割いる神レベルの賢い子以外には、厳しいのではないかと感じています。

ちなみに同じようなコンセプトで、駿台が派生的に行っているのが「東大進学塾エミール」です。

ここは2004年にできたそうですが、2004年から2015年までの東大合格実績は362人受験して半分をこえる190人となっています。
2015年の実績は、47人が受けて24人と50%を超えています。

ここも鉄緑会と同様に、中1で中学の全部の範囲、中2で高1、中3で高2、高1で高3まで終えて、2年と3年で演習をしまくるということのようです。

1クラスの定員は15人。

指定校は、麻布、桜蔭、海城、開成、駒場東邦、女子学院、聖光、筑波大附、筑駒、豊島岡、雙葉、武蔵の12校です。

校舎が水道橋の隣の御茶ノ水にあるためか、2016年度の在籍校は、桜蔭が最も多く34.3%、筑駒・開成・麻布で23・7%、その他指定校21・7%となっていました。圧倒的に桜蔭が多く占めているようですね。

お値段ですが

入塾金が21600円(税込み)

1教科だと18900円✕12回

2教科だと34100円✕12回

これに1教科につき、年間で約2万4000円の教材費・テスト費がかかります。

 

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