灘中高、東大、国家公務員I種、NHKアナウンサー、医師国家試験と、「合格コレクター」の吉田たかよしさんが著書「試験に受かる「技術」 灘校が教えてくれた「超」合理的メソッド」(講談社現代新書)で、「受験勉強を始める初日に、まず、過去問を解く」と提唱しています。
過去問は、学校から受験生へのメッセージです。
偏差値だけで楽勝と思って過去問をとかずに受けたらあっさり落ちるというケースは当たり前のように毎年報告されています。過去問は、10回分の入った「オレンジ本」が定番です。
でも、志望校の場合は、秋から徐々にはじめていって、試験前には最低でも1巡、できれば2巡、3巡とやることが求められています。
小町は、受験した学校のすべての過去問を買ってやりましたが、1巡+αできたのは2月校の桜蔭と豊島岡だけでした。それも、3学期はほとんど小学校を休むという選択をして、なんとかやっとこさ、という感じでしたので、時間のあるうちに、4科目すべてでなくてもいいので、算数と国語くらいはやってみることをお勧めします。
この時期、受験が終わったみなさん(我が家もふくめて笑)ヤフオクやアマゾンに、大量に中古の過去問を出品しています。
今年の問題が入ったものも、どうせ買うことになりますので、今、なぜ27年度版の過去問を買うのかというと、今年発売される28年度版には載らない11年前(豊島岡のように1年で2回分のテストがのっている場合は6年前)の試験を入手して、早めに挑戦するためです。
ただ、桜蔭の問題をとくと、新6年生の場合はほとんどの人が10点くらいかもしれません笑
でも、それはしかたがないです。
小町の場合は、受験直前にといた昨年度の算数がなんと30点くらいでしたから汗。あのときは「これはダメだ」と覚悟しました。もっとも、桜蔭は合格ラインを公表していないので、30点でも合格ラインだったのかどうか、神のみぞ知るです。
豊島岡の問題は、割とスタンダードな良問が多いので、ここらへんから始めるのが無難かもしれません。
とにかく、どこの学校でもいいので、志望校の一つの過去問の古いのを手に入れて、算数と国語をやってみてはいかがでしょうか。吉田氏によれば、それで脳が受験モードにスイッチが入るのです。
あっ、今回のお話は新6年生です。新5年生がやっても自信を無駄になくすだけですので、お気を付けて。
菅原道真・記
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この本は2015年1月という受験まっただ中に出たのですが、なかでも役だったのは、解答を見直すときに「指でなぞる」というテクニック。ギリギリでしたが効果があったと小町本人も言っていました。もっと早くから習慣として定着させておきたかったなと思いました。
これから受験をする人はこうしたチップス(技)もたくさんのっているので軽く目を通しておく価値がある1冊です。
キンドル版もあります。
【こちらは27年度版の過去問】
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【今年の分を加えた28年度版は3月末に発売されるそうです】