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第76隻 航空母艦・瑞鶴の碑を訪ねて、奈良へ 【艦これブログ~オレの娘は不沈艦】

更新日:

 

ちょっと前の話になりますが、年末にお墓参りという名目で四国を脱出、関西で数日間ぶらぶらしてきました。たこ焼きも 551 も食べそこなったので、なんのために言ったのやらって感じですが。

でも、収穫もありました。橿原神宮で「航空母艦瑞鶴の碑」を訪ねることができたのデス。

 

橿原神宮

艦これブログオレの娘は不沈艦20150123-2

日本最古の正史ともされる『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。

天照大神(あまてらすおおかみ)の血を引く神倭伊波禮毘古命(かむやまといわれびこのみこと、後の神武天皇)が、豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山うねびやまの東南の麓に橿原宮を創建されました。

第一代天皇として即位されたのが紀元元年、今からおよそ2,600余年前のことです。日本の歴史と文化の発祥の地でもある橿原は、日本の原点ともいえるでしょう。

橿原神宮

橿原神宮は割と新しく、1890年(明治23年)に明治天皇によって創建されました。大和三山のうちの一つ、畝傍山のふもとにあり、まさに日本史の揺籃の地って感じのところにあります(ちなみに残り二つは耳成山と香久山ですね。香久山は百人一首にも出てきます)。雰囲気もいいし、関係ないけど巫女さんもかわいい。中学、高校の頃はよく初詣にいったものです。

けれど、「航空母艦瑞鶴の碑」があるのは知りませんでした。これも艦これのおかげですねー。

 

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若桜友苑

艦これブログオレの娘は不沈艦20150123-3

今回の参拝ルート。橿原神宮は割と広いので、歩くだけでも小一時間かかると思います。橿原神宮前駅から出て、表参道から本殿へ参り、北参道へ抜けると、左手に「航空母艦瑞鶴の碑」への道を示す石柱があるはずです。

 

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ちょっとわかりにくいかも。「航空母艦瑞鶴の碑」のことを知らなければ、そのままスルーしてしまいそうです。

 

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径をたどると、「若桜友苑」に出ます。

ここは戦没者の英霊を慰める慰霊公苑で、第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者一千余名を祀った「甲飛十三期殉国の碑」と、航空母艦・瑞鶴の戦没者を祀る「軍艦瑞鶴の碑」が建てられています。

“甲飛”というのは“飛行予科練習生(所謂、予科練)”の種別。当時は甲乙丙の三種に分かれていました。

ここで祀られている“飛行予科練習生”はよく知らないが、海軍の飛行機乗りの訓練生で、甲乙丙の三種に分かれていたらしい。

  • 甲:旧制中学校4学年1学期修了以上の学力を有し年齢は満15歳以上20歳未満の志願者
  • 乙:高等小学校卒業者で満14歳以上20歳未満で、教育期間は3年
  • 丙:海軍の下士官兵からの隊内選抜

甲飛と乙飛は仲が悪かったそう。あんまり募集条件が変わらないように見えるのに、技量に関わらず昇進速度に差があったりすれば、そんなことになるのかもしれませんね。

甲飛ははじめこそ1,000名に満たない採用数でしたが、太平洋戦争が始まるとそれでは採用が追い付かなくなり、12期生は4,000名、13期生以降は万単位に膨れ余りました。

しかし、戦争中期から末期にかけてはすでに乗るべき飛行機がなく、人間魚雷「回天」、水上特攻艇「震洋」、人間機雷「伏竜」といった特攻兵器にも乗らざるを得なくなりました。――とはいえ、戦前に採用された期が幸せであったかというとそんなこともなく。期によっては実に9割が戦死しており、どちらにしろ過酷な道でした。

 

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ゆかりのある航空機や特攻兵器。

 

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公苑の奥、もっとも小高い場所には、碇が設置されています。由来はよくわからりませんが、少なくとも「瑞鶴」のものではなく、海上自衛隊から寄贈されたものだとのこと。

 

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航空母艦瑞鶴と第61駆逐隊

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「航空母艦瑞鶴の碑」。

「瑞鶴」は、軍縮条約が失効したことを受けた第三次海軍軍備補充計画(マル三計画)に基づき建造された航空母艦「翔鶴」型の二番艦。ちなみに、マル三計画の一号艦はかの戦艦「大和」で、「瑞鶴」は二号艦「武蔵」、三号艦「翔鶴」に続く四号艦にあたります。大和・武蔵の同学年って感じですね。

 

艦これブログオレの娘は不沈艦20150123-9

就役したのは開戦直前の1941年(昭和16年)9月25日。完熟訓練すらロクに行われないうちに実戦投入されたのが、あの真珠湾攻撃でした。初陣は、難しいところは先輩空母にお任せして無難にこなします。

デビュー後は、姉の「翔鶴」とコンビ(第五航空戦隊、五航戦)を組んで、セイロン沖海戦、珊瑚海海戦などで活躍しました。しかし、珊瑚海海戦の傷を癒している間に、先輩空母がミッドウェー海戦で全滅。その後の機動部隊の主力を担うことになります。

その後も、第二次ソロモン海戦、南太平洋海戦、マリアナ沖海戦などの海戦に参加。その間一発の被弾もなく幸運艦と呼ばれましたがが、姉と優秀な搭乗員、艦載機を失った彼女にもはや空母としての価値はありませんでした。レイテ作戦の囮として使われ、昭和19年10月25日、エンガノ岬沖で米軍機動部隊艦載機によって撃沈。

 

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総員退艦時の写真はあまりにも有名ですね。

 

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「航空母艦瑞鶴の碑」の左隣には、駆逐艦「若月」「初月」「秋月」の慰霊碑「鎮魂の碑」もあります。

いずれも第61駆逐隊に属す防空駆逐艦で、「翔鶴」「瑞鶴」(601航空隊)の護衛を担当しました。『艦長たちの太平洋戦争―34人の艦長が語った勇者の条件』によると、マリアナ沖海戦では「瑞鶴」に駆逐艦「初月」が油を供給することもあったそうで。

「それにしても(燃料搭載量の多い空母が足の短い駆逐艦に給油することはあっても)、駆逐艦が空母に給油したなんてことは、おそらくほかに記録がないと思いますよ」

「秋月」はエンガノ岬沖で「瑞鶴」とともに沈みましたが、「若月」「初月」は「瑞鶴」らの生存者救出に当たりました。その作業中に「初月」は撃沈されており、救出作戦がかなり困難なものであったことがうかがえます。

そういうこともあって、「ありがとう」という意味で建てられているのでしょうね。

もし機会があれば、ぜひ訪れてほしいと思います。とても景色のよいところでした。

 

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文・ やなぎ ひでとし(33歳、独身♂)

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1980年、大阪府大阪市で爆誕。中学・高校時代は伊賀、大学時代は京都で過ごしたため、あちこちの言葉が混じった怪しい関西弁を操る。
現在は東京・千葉を経て、愛媛・松山に在住。普段はWindowsソフトウェアを専門とするフリーライターと、舞鶴鎮守府サーバーの提督(大将)の二足わらじ。
中国史(とくに春秋戦国時代など)が割りと好物で、好きな人物は漢の光武帝、尊敬するのは管仲・晏嬰。コーエイの『三国志』シリーズではもっぱら馬騰で遊んでいる。日本の武将では武田信玄が好き。

 

 





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