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タムチェンの遺跡

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速報!ユカタン半島から大規模なマヤの都市の跡が見つかる

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マヤの古代都市の跡が2つもユカタン半島から見つかったと、heritagedaily.comが報じています。8月27日付けの報道ですから、日本じゃあ速報扱いだな。

発掘したのがスロベニアの調査センターだったそうですから、何とも国際色豊かな話ですね。

 メキシコの秘境にて空中撮影が決め手

さて、発掘されたのはメキシコのカンペチェ州の南東部。希少な生き物の保護区(Calakmul Biosphere Reserve)に指定されている事や、道路事情の問題もあって、なかなか近づきづらい場所なのだそうです。

2つの内、1つは1970年代にアメリカの考古学者であるエリック・フォン・ウーベ氏が訪れ、幾つかの石像モニュメントなどを持ち帰っていました。しかし、スケッチはしたモものの、書籍化していなかった事もあって、ハーバード大学のピーボディ考古学民俗学博物館の関係者以外には知られていませんでした。

遺跡はラグニタと名付けられ、その後、何度か調査が試みられたものの、上記のような道路事情もあって場所の特定に手間取り、このほどようやくスロベニアのスプラジック博士らの率いるチームによって再発見されました。どうやら、空中撮影が決め手となったようです。

タムチェンの遺跡

タムチェンの遺跡/heritagedaily.comより

で、もう1つの遺跡の方ですが、こちらは全くの新発見。タムチェン(深い井戸)と命名されました。瓶の形をした地下室(雨水を貯める目的で作られたと推定されています)が30室以上も見つかっています。一部は地下13メートルにあったそうです。

 

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8世紀に全盛期だった都市には球技場・ピラミッド型の寺院や宮殿も

ラグニタの方では、球技場と、ピラミッド状の寺院(高さ20メートル)が見つかっています。また、4つの大きな広場に沿って、宮殿状の建物があった事も分かりました。「玄関に怪物の口の装飾が施されていた。これは大地の豊かさを現している。保存状態が良いので3D写真で詳細をスキャニング中だ」と発掘に当たった関係者は話しています。

石碑や記された年代から、紀元711年に全盛期だった事も判明しました。「詳細は今後明らかになるだろうが、政治的にも比較的に強かったようだ」(関係者)。周囲にかなりの数の住居跡も見つかった事も、これを裏書きしています。

このラグニタから北東約6キロにあるのがタムチェン。幾つかの広場と祭壇、ピラミッド状の寺院が、こちらでも見つかっています。寺院は3つあったそうです。時代的には同じで、後期古典期(紀元前300年から紀元250年)に作られた陶器も出土しました。

深い泉の入り口

深い泉の入り口/heritagedaily.comより

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紀元1000年頃に放棄された?

寺院や石碑は、この地域では余り見つかっていなかった事もあって、予期せぬ発見となりました。なお、両都市とも、紀元1000年頃に放棄されたものと推定されています。これは当時のマヤの都市と共通しているそうです。もっとも、幾つかの石碑は後に修復された節があります。また、後期古典期と見られる献納品も見つかっているそうですから、何者かが訪れては大切にしていたようですね。

なお、2014年6月に、こうした遺跡が発見されたCalakmul Biosphere Reserveは、ユネスコの世界遺産に登録されたそうです。二重の意味でめでたい。今後、オーストリアやメキシコ、スロベニアの企業などの資金援助を受けながら、メキシコ国立人類学研究所(INAH)も本格的な調査に乗り出すそうです。

有名なマヤ暦を記した碑も見つかっているそうですから、更なる解明に期待したいところですね。

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