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禁書ヒトラー著「我が闘争」がドイツで来年とうとう解禁

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戦後70年という節目を迎え、ドイツが1つの転換をしつつあるようです。戦後ずっと発禁処分になっていたヒトラーの「我が闘争」の販売が解禁されるのですって。

アメリカのNBCニュースが報じています(20151015日付け)。

71年目の来年1月に解禁へ

出版するのはミュンヘンに本社がある近代史研究所。国立なんだそうです。本人は死んでいますし、2015年末に著作権が切れます。

勿論、素のままでは出しません。近代史の研究家による注釈が3700も付けられ、分厚さがオリジナルの倍なんですって。

ナチス体制が崩壊する1945年までに、1200万部が売れた「我が闘争」。戦後、連合国は同書の著作権をババリア州に与えました。もっとも再出版の禁止を命じています。ホロコーストの犠牲者に敬意を払い、ドイツの国内法に遵守しない限りは駄目だとしていました。

ところが、英訳版の「我が闘争」がオンラインで全文を読めるようになり、所持も違法では無くなりました。こうした流れを受けて、抜粋する形で出版されるようになりましたが、ババリア州政府では注釈を入れないと、人種憎悪を扇動した罪で刑事捜査の対象とすると繰り返し警告していました。

800ページもの原書は、反ユダヤ主義や帝国主義思想や暴力に充ち満ちている。ヒトラーにとっては暴力こそ人類の存在にとって不可欠だったのです」と研究所のクリスチアン・ハルトマン氏はNBCの取材に答えています。

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国立の研究所がたくさんの注釈をつけて

ハルトマン氏は、「我が闘争」は21世紀の今となっては理解しがたい内容であり、その意味でも全てのセンテンスで説明が必要だとしています。

歴史家は、こうした形での出版を歓迎しています。ヒトラーの考えが、もはや通用しないように出来ると考えているのだそうです。サイトより写真を引用させて頂きます。

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「むしろヒトラーの思想を完全に破壊するチャンス」

「オリジナルに書かれている内容に反論したいと考えていました。…今回のバージョンに出てくる全ての象徴的な価値にね。ヒトラーのイデオロギーを完全に破壊しようとする試みが、この再出版なのです」(ハルトマン氏)。

ナチスの研究を専門とする歴史家も、重要なギャップが埋められると歓迎しています。

「この版を出す目的は…ヒトラー以前の思想やメンタリティを紹介する事で、本人の世界観を説明し、近代史の研究を通じて判明した事をヒトラーの考えと対照させる事にあります」と、研究所のウェブサイトにはあります。

なお、注釈を入れるのに、5人の歴史家と様々な科学分野の専門家30人からなるチームが編成されました。注釈自体が2000語にも達したそうです。

「毒をもって毒を制す」という所でしょうか。各国語に翻訳したら良いのに。

あと、記事には書かれてないけど、売り上げはナチスの犠牲者に渡すべきだと思ってしまいました。

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