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ロンドン南部の住宅街に設置された「鉄柵」そこに残された戦争秘話

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歴史の古い街では、何気ない町並みに深い歴史があったりするものですが、これもその1つと言えましょうか。

ロンドンで見られる鉄柵、その正体は……/サンより引用

英国の首都・ロンドン南部の住宅街で良く見かける鉄製の柵。

実はこれ、第二次世界大戦中の空襲時に使われていたストレッチャー(担架)を戦後になって流用したものなのですって。

「これによって大勢の人が助かった事を忘れてはならない」
と、保存運動が起きているのだそうです。

同国の大衆紙、サンが報じています(2017年8月25日付け)。

 

老朽化による取替えを進めようとする市議会に「待った」

第二次世界大戦が集結して70年以上を経た今、こうした鉄柵が老朽化。ロンドン市議会では新しいのと取り替えようと動きを進めています。

それに「待った」をかけたのが、鉄柵担架協会の創始者であるロージー・ショー氏。

氏は次のように語っております。

「このような柵には、我々の多くが知らない秘められた凄い歴史があるのです。我々としては、街の重要な資産として保存する事を、市議会に求めたい」

サイトから再び写真を引用させていただきます。

戦時中に撮影された鉄柵本来の使われ方/サンより引用

負傷した人を4人がかりで運んでいますね。
後ろに出っ張りの部分がありますが、これが戦後、最初に紹介した鉄柵として第二の人生を歩んだのです。

網目になっているのと、鉄で出来ていたので消毒が簡単だったのですって。これによって大勢の人の命が助かった事でしょう。
…残念ながら、こういう用意の良さが、戦時中の日本には無かったとも言えますね。

「錆びたり、一部が欠損している鉄柵があるし、酷く傷んでいるのもある。しかし、そうした鉄柵は少ない」(ショー氏)

つまり、リストアさえすれば、まだまだ多くが使えるのです。

ところが、そうした事に気づいていない市議会議員がいるのにショー氏はお怒りの様子で訴えております。

「保存運動のための資金集めが長期的な目標だ。もし修理に失敗しようものなら末代までの恥だ」

 

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実に60万台が戦時中に製造、活躍

再びサイトから写真を引用させていただきます。

応急処置を受けている様子も/サンより引用

第二次世界大戦中に、約60万台が製造されたそうです。

戦後、平和になると御用済みとなりましたが、人を運ぶ幅が、そのまま鉄柵としての高さに適当だったので、横倒しにしてポールを突き刺し、このような再利用をされたらしい。

考えた人は頭が良いなぁ。
Vの字状の出っ張りがあるので、今でも見分けるのが簡単だそうです。

ロンドンの歴史博物館であるセント・ジョン・オーダー・ミュージアムでは、こうした担架を当時のままの状態で保存。
キュレーターのアビゲイル・コーニック氏は語ります。

「単一の素材で作られていたので、製造が簡単だったため、こんな大量の数となっていたようです」

今日、ロンドンのケンジントン公園近くの住宅街や、ダルウィッチやデプトフォーろの住宅街、キャンバーウェルの住宅街などで容易に見つけられるそうで。

正に秘められた歴史ですね。

今日、日本でも北朝鮮によるミサイル攻撃の脅威が叫ばれていますが、そうした場合の担架の数は十分なのでしょうか? このような鉄製の担架が必要なのではないか?

住宅政策としても素晴らしい。
色んな事を考えさせられる記事でした。

南如水・記

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【参考】サン

 





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