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スペイン・ポルトガル 歴史・戦国NEWS

もはや考古学……スペイン内戦の戦場発掘で斃れた兵士の遺体が大量出土

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「兵どもが夢の跡」とは言いますが、いざ写真で見せつけられると、そんな気分も吹き飛びますね。

1936年から1939年にかけてのスペイン内戦の戦場を考古学者が発掘したところ、帰らぬ人となった兵士の遺骨が大量に出土しました。

靴と骨……生々しいですね/ミラー紙より引用

このように、軍靴だけが当時のままの出土もありました。
100年も経っていないのに、もはや考古学の出番なのですね。

英国のミラー紙が報じています(2017年8月30日付け)。

 

過去と向き合うため、2016年4月から発掘開始

今日のスペインでは、内戦を負の遺産として捉えて向き合おうとしています。

この発掘も、そうした一環。2016年4月から発掘が開始されています。

場所はバリャドリードです。
スペイン中部やや北西よりの都市でして、グーグルマップでご確認しておきましょうか。

戦闘終結後、急遽作られたと見られる墓地が発掘され、地元のボランティア組織などが参加しています。

戦闘で行方不明になった兵士も多く、遺族が今なお探しているような状況だったとのこと。
2016年4月から現在までに、228体が出土・特定されました。

合計2,000体以上が埋葬されていると推定されていますので、まだまだ氷山の一角でありましょう。
歴史学者の推定では、内戦で50万人の人が命を落としたとされていますから、本当に端緒についたばかりの発掘成果と言えそうです。

発掘の様子を写した一枚/ミラー紙より引用

内戦終結後、反フランコ派は殺されるか投獄されていたそうですから、それも酷い話ではあります。

発掘に参加しているジュリオ・オルモ氏は「検視によって、誰なのかが特定されてほしい」と願っているそうです。
せめてこの墓地の分だけでも……と思ってしまいますよね。

ちなみに、地元の議会が発掘の資金援助を決議しています。
こうした方面への援助は珍しいそうで、それも注目されています。

ピカソで有名なゲルニカ空襲後の様子(バリャドリードではありません)/ミラー紙より引用

 

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子孫の世代の関心を高めるきっかけに

痛ましいとしか言いようのない話ですが、救いなのは、こうした発掘によって子孫の世代の関心が高まっている事でしょうか。

サラゴサ近くのフエスカという村でも、同じような埋葬墓地があるそうで。

ある人から「大叔父が埋葬されているかもしれない」との訴えを受け、現在発掘中。2人の身元が特定されました。

ちなみに、8月30日は、こうした犠牲者を追悼する国際記念日だったとの事であります。不勉強にも知りませんでした。

御霊の安らかならん事を祈ってやみません。

南如水・記

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【参考】ミラー紙

 





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