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歴史的価値のある美術品や骨董品を盗難売買から守るのは考古学用ビットコイン!?

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武将ジャパンでも何度か取り上げてきたアンティークの窃盗ネタ。

博物館などの管理者には、本当に頭の痛い問題ですが、万が一盗まれたとしても怪しげなマーケットで売られるのを防ぐツールがITの世界に登場したそうです。

それはなんとブロックチェーンによる考古学用ビットコイン!

イタリア育ちの起業家が起ち上げ、欧州では話題になっていました。
日本で取り上げるのは武将ジャパンが最初かも?

英国ガーディアンの記事を紹介しましょう(2017年10月2日付け)。

 

出来たてのホヤホヤ コロンブスの卵的な発想

話題になっているビットコインは「カプ」(Kapu)。
厳密には、考古学界専用に作られた、ビットコインに似たデジタル通貨なのだそうです。

ただし、やりとりするのは実世界の金ではなく、データの蓄積となりまして。
これを改竄不能な形で保存していけば、文化遺産の保護のあり方に革命をもたらすかもしれないと、ガーディアンでは解説しています。

基になっているのはブロックチェーンのテクノロジーであります。
これ自体がまだまだ世間で馴染みとなっておらず、今のところは金融の世界での普及が進みつつありますが、他のジャンルでも応用が効きそうなのですって。
で、その1つが考古学なのだとか。

そもそも、ブロックチェーンはオープンに公開された台帳みたいなもの。普通、台帳と言えば銀行や政府機関が保管しているものですが、これを誰でも閲覧できるものにしたのだと、まずご理解ください。

「コイン」を持つ利用者は、全ての資産や取引のコピーを維持し、ピアー・トゥ・ピアーでの資産や取引登録ネットワークを生み出していきます。
銀行のような集約化された「信頼のおける」とされる機関を使わないまま、透明性を保持できるのがミソ。

結果として「配信された」ネットワーク上で、全ての台帳や取引が複製化されていきます。
ユーザーのコンピュータなどに、そうしたデータが残っていくのです。

その場合に気になるのが改竄。これをネットワーク側で管理しており、不正の余地が働くのを防いでおります。

皆様も、パソコンのドライブが壊れたり、サーバーの不調などが原因で大事なデータが駄目になって泣いた経験がおありかと思いますが、整備されたブロックチェーンでは、そうした事は起きません。
また、何者かによる単独でのコントロールも出来ないようなシステムになっています。

…え?
「ここは歴史ネタを扱うサイトで、IT解説サイトじゃないぞ」ですって?
確かにそうなんですけど、もうちょっとだけ長いマクラに付き合って下さい。

このような特性は、改竄されると非常に困る業界の方々に注目されました。

最初が金融。ところが、開発者の中から「改竄されたら困るモン、他にもあるやないか」との思いに至った人がいた。
で、その人が作り出したのが今回の「カプ」というのが、話の流れでおます。

要するに、コロンブスの卵って訳なんですね。

 

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複数のブロックチェーンをリンクさせるスマートブリッジを活用

考案したのは、イタリア在住のマルティーノ・メローナさん。
リンクトインに、ご本人のアカウントがありました。スクリーンショットにして引用させていただきます。

イタリア在住のマルティーノ・メローナさんのリンクトインアカウント

この種のアプリは、爆発的な普及を遂げています。

金融業界以外で最初に注目したのが音楽アーティストたち。ブロックチェーンを使って、より公正なシェアリング決済手段とされているマイセリア(Mycelia)とよばれるシステムを構築し、自分たちの楽曲を守ろうとしています。

また、奴隷的な労働から作られた商品を扱わないように、ブロックチェーンのテクノロジーを応用したプロヴェナンス(Provenance)という企業が、英国で注目されているそうです。

そこへ、よもやまさかの考古学というニッチな世界に使おうとしたのが、このカプなのです。

ベースになっているのは、ARKというテクノロジー。
異なるブロックチェーンをリンクさせるスマートブリッジと呼ばれるプラットフォームを構築しているデジタル通貨の一種でして、この世界で影響力があります。

仕組みは、こんな感じです。

考古学向けに利用された個別のコインには、収蔵データの能力が備わっています。

1つのブロックは、何度となく細分化され、多様な属性が付けられていきます。

そして、それが最終的には博物館や大学にとっての一種の辞典のような役割を果たす事になるのだそうです。

利用者一人ひとりのブロックは公的な存在となりますが、中身は暗号化されており、所有者以外が変更を加える事が出来ません。

 

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関係者にとって頭痛だった、収蔵美術品の盗難防止に?

「で、それが考古学の世界にどんなメリットがあるねん?」とお思いの方もおられましょう。

それに対しては「収蔵したり保管している歴史的な値打ちのある美術品や遺物の強奪や盗難の歯止めになるんですわ」という答えになります。

現状では、考古学上のデータは図書館やアーケロジー・データ・サービス(Archaeology Data Service =ADS)などのオンラインシステムに限定される格好でアーカイブ化されています。
これをブロックチェーンのテクノロジーで改竄不能なデータとして公けにしておけるようにするとします。
そして、博物館が利用し、収蔵品をカタログ化したとしましょう。

すると、その博物館が戦争や盗賊などに収蔵品が強奪されたとしても、博物館側はハッシュ・コードというテクノロジーを使って各国の警察などに通報出来ます。
海外に持ち出して転売しようにも、当局の目が光っており、賊は御用となってしまうというのです。

つまり、苦労して持ち出しても、金には出来ず、代わりに刑務所暮らしが待っていると。
ITを利用した窃盗防止システムになりましょう。

「カプ」を知った考古学者らの間での評判は悪くないそうです。
その1人、グラント・コックス氏は言います。

「カプの開発チームは、ブロックチェーンを使って様々なタイプのデータを収蔵できる最良の手立てを模索している。歴史的な収蔵物の管理と維持を、公的なネットワークへ配信する事で可能になるのだ」

まだ実験段階の面が残って入るものの、今後は専用のアプリも出される予定なのですって。

期待されるのが、歴史的な美術品などの所有者の記録でう。
そもそも、アンティークを巡る扱いの規則というのは、ガーディアンに言わせるなら「英国のスーパーで売られている卵の販売ルールよりも緩い」のですって。
実際、戦乱が続くイラクで強奪された古代文明の遺物が、アメリカで新規にオープンした博物館の目玉展示物に化けていた事がスキャンダラスに報じられた例も起きています(thinkprogress)。

売った側は、間違いなく犯罪組織かテロ組織のいずれか。
後者だと、得た金が爆弾の材料や戦闘員の給料に化けてしまうのですから、我々の身の危険にもなりかねません。

ブロックチェーンでのデータの公開共有によって、そのような危険性を低下させるだけでなく、「本物の値打ち品でっせ」と怪しげなウリ文句の書かれた偽物を掴まされるという悲喜劇もなくなっていきましょう。
何しろ、世界中に張り巡らされた正確無比のネットワークと照合すれば一発なんですから。

最後になってしまいましたが、着想・考案したマルティーノ・メローナさんは、イタリアのカプア育ち。
ここは古代ローマの時代からの様々な歴史建造物や遺跡があります。

カプという名前も、カプアの古代名なのです。

ご本人は、ここ数年はデジタル通貨の開発などに関わってきたのですが、そうした生い立ちが本人の背中を後押ししたよう。
ガーディアンの取材に対し「考古学や古代遺産のデータの収蔵方法や保存方法や利用方法に革命をもたらしたい」と意気込みを語っています。
それにはブロックチェーンが最も安価な手段になるとの事で、今後は大学や博物館とコラボしながら実験を重ねていきたいとしています。

更なる発展が期待されます。
同時に、日本の著名な寺社仏閣や文化庁や大学などが協力してほしいなぁ。

南如水・記

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【参考】ガーディアン

 





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