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デイリー・レコード紙より引用

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歴史・戦国NEWS WWⅡ

第二次世界大戦・英空軍の「ダムバスターズ」 飛行記録を歴史家が盗み、刑務所行き

投稿日:

ワタクシメは歴史好きながら、アンティーク集めの趣味は全くありません。
そもそも金が無いし(涙)。

一方で、世の中には値打ちのあるアンティークや歴史上の書類などに心奪われている人もいます。
時には、それが昂じて良からぬ事をしでかすアホもいたりします。

今回ご紹介するのは、そんなアホ。しかもドアホ!

第二次世界大戦に於ける屈指のエピソードである、英国空軍第617中隊によるルール・ダム破壊(俗称ダム・バスターズ)の生々しい証拠である中隊の飛行記録を歴史家が盗み、逮捕され刑務所行きとなったのです。

英国では広く知られている攻撃だっただけに、メディアも大々的に取り上げています。

その1つ、デイリー・レコード紙の報道を見てみましょう(2017年9月25日付け)。

 

パイロットの未亡人から拝借し、そのまま返さず

実に非道の行為をしでかしたのは、アレクサンダー・ベイトマン(49歳)。
軍事史家だそうです。
このほど、ロンドンのウッド・グリーン裁判所で判決が下り、2年の実刑となりました。

「歴史研究に必要なので」と、中隊に所属していたジョン・フレーザー軍曹の未亡人が保管していた飛行記録を拝借。
そのまま返さなかったばかりか、法廷でも記録をどこに隠しているかを語らずじまいだったので、裁判官の心証を悪くしていたようです。
正に自業自得ですな。

サイトより写真を引用させていただきます。

左側がフレーザー軍曹。右がベイトマンです。小狡そうな顔してまんな。

ジョン・ドッド裁判長は「かつてないほど心動かされた」と判決で糾弾しています。

と言うのも、未亡人のドリスさんが93歳でご健在でして、当然ながらしょげているからです。
「天国の旦那に合わせる顔がない」となりましょうか。
そら、裁判長も怒るで。

判決では1万2500ポンドの賠償を、ドリスさん一家に支払うよう命じています。

「英雄とをつなぐ手立てを無くしたご家族に対し、どれだけの補償をしても足りないのは火を見るより明らかだ」
とまで言ってたそうですから、相当な怒りようですね。

 

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所在不明となって20年以上が経過…

読み進む内に、裁判長の怒りは当然のように思えてきました。

サイトより写真を引用させていただきます。
これが飛行記録の写真です。

この記録を目当てにベイトマンがロンドン北西のヘッドストーン・レーンで暮らしていたドリスさんを訪ね、拝借したのが1996年。
つまり、未亡人の手を離れて20年以上が経過しているのです。

「誠実な貸出への裏切り行為であり、心中を癒やす手立てがないのが悲しさの1つだ」
と裁判長の糾弾は続きます。

なお、検察によると、類似の文書はオークションで最近9000ポンドの値段がついた事があるそうです。
そもそも、公的な資産であり、売るなぞ論外だとしています。

…まして、盗品ですものね。
弁護側は「これがオークションに出たとしても1万ポンド以下だろう」と苦しい言い訳をしてますけど、いやいや、そこじゃないでしょ?

なお、娘さんのシェア・ローイーさんがフレーザーの遺影を掲げながら傍聴していたとの事。

弁護士も、仕事とは言え、厳しい視線を感じていたでしょう。

 

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1943年5月に挙行された大爆撃 本人は苦難の「その後」

さて、このフレーザー軍曹の生涯にも触れておきましょう。

爆撃は1943年5月16日から17日にかけて行われ、成功したのは皆様も御存知の通り。
サイトより写真を引用させていただきます。

読者の皆様に於かれましては
「凄いなぁ。本人も英国に戻ってマスコミにもみくちゃにされたんやろなぁ」
とお思いでしょうけど、残念ながらそうならなかったのです。

怒りに燃えるドイツ軍に反撃され、乗り組んでいた機は撃墜、捕虜となってしまったのです。
勿論、厳しい尋問がセットでした。
その後、収容所で2年間過ごす事を余儀なくされ、最後はソ連軍によって解放されます。

戦後はカナダに移住したのですが、1962年に死去。なんと飛行機事故で落命していたのですって。空との相性は、あまり良くない一生だったのでしょうね。

そんな人生を何よりも知る遺族にとって、飛行記録は大切な遺品でもあるのですが、このベイトマンは「2003年の初め頃に見たのが最後だった」と嘯いていたそうです。
反省の色ゼロですな。

その後、どこに保管していたかについては「知らない」とも答えていたそうですから、もうこうなると人間のクズとしか言い様がない。

同じ歴史学徒として、恥ずかしい。
ちなみに、ワタクシメは日本軍事史学会の終身会員です(って誰も聞いてないな)。

南如水・記

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【参考】デイリー・レコード紙

 





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