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黒田如水は旧約聖書モーゼの弟子から?キリシタンだった軍師官兵衛

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軍師官兵衛450

 

軍師官兵衛6つの名乗り

天文15年(1546)11月29日に播磨国(兵庫県)の御着城主・小寺政職の家老を勤めていた職隆の嫡男として生まれた黒田官兵衛如水公は、幼名を萬吉といいました。

ご存知のように官兵衛如水公は豊臣秀吉が、まだ、羽柴という姓を名乗っていた時期に、その幕僚としてあり「軍師・官兵衛」としての、最もきらびやかな活躍を見せました。

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その1、萬吉 その2、官兵衛 その3、勘解由次官

史上、例がなかった武家の身分で関白の地位を手に入れた秀吉は、豊臣と姓を称するとともに、官兵衛如水公に対して、勘解由次官(かげゆのすけ)という官位を下賜します。

丁度、島津征討にあたり、毛利・小早川・吉川の中国毛利一族の、合わせて2万5千の兵力を如水公に預け、軍監として九州へと進発させた直前の頃の話しです。

勘解由次官(かげゆのすけ)というのは古代朝廷による律令体制中の地方調整官をいいます。
天下を治めるための、国内における遠征としては、最も長路となった九州地方への進発を命じるに当たり、秀吉は如水公へ地方調整官たる勘解由次官の官名を与えたのかもしれません。

黒官と宛名がある千利休、黒田官兵衛如水宛書状(福岡市博HPより)

黒官と宛名がある千利休、黒田官兵衛如水宛書状(福岡市博HPより)

そうしたわけで、それまで秀吉や千利休など、周辺から如水公への書簡の宛名は「官兵衛殿」だとか「黒官(黒田官兵衛を略したもの)」などが見られていましたが、九州征討の頃から「勘解由次官殿」「勘解由殿」などと変わります。

なお、「官兵衛」を現在では「かんべい」と一般に読んでいますが、当時の宣教師の書簡に「quanfioye」とあることや、秀吉からの書簡に「くわんひやうへ殿」などとあることから「かんひょうえ」と言っていたようです。

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その4、孝高 その5 シメアン

さて、孝高(よしたか)という諱も如水公は持ちますが、ローマ法王庁に遺る記録から、模範的なキリスト教徒でもあったことが確かめられ、そこには「シメアン」という洗礼名があります。

その6、如水=ヨシュア?

最後に、キリスト教に関連して、歴史小説や伝記などで最も広く使われ、この原稿でも冒頭から使用している「如水」です。

如水公は、あることから37歳の若さで家督を嫡子・長政に譲り隠居するのですが、その頃から「如水」と名乗ります。

「如水」は戒名で正しくは「如水圓清」と四文字です。その菩提寺、禅宗の崇福寺に建つ墓碑には「龍光院殿如水圓清大居士」と刻まれています。

 

キリシタン印押捺、黒田官兵衛如水文書

キリシタン印押捺、黒田官兵衛如水文書

 

ところが、この「如水」の読み「ジョスイ」は旧約聖書に出て来る十戒の話しで有名なモーゼの後継者「ヨシュア」のスペイン語発音と同じだといいます。

禅寺で与えられ戒名と建前ではしながら、実はキリスト教の信仰が隠されていたのかもしれない、という話しです。

 

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FrcoDon・記(福岡県在住)
参考文献
司馬遼太郎「播磨灘物語」
小和田哲男「黒田如水 - 臣下百姓の罰恐るべし」
本山一城「黒田如水と二十五騎」





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