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週刊武春 江戸時代

江戸時代の健康、アンチエイジング法とは~「養生」の基本~

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人間だれしも健康で長生き出来たら幸せだろうな、と思うもの。近世に広く読まれた貝原益軒の『養生訓』でも「命みじかければ、天下四海の富を得ても益なし。財の山を前につんでも用なし」と言っています。たとえ、たくさんの富を得られたとしても、長生きできなければ何にもならない、と言っているのですね。命の重さは近世でも現代でも変わらないということではないでしょうか。

では、益軒はどうしたら長生きができる、と考えていたのでしょうか。

益軒は言います。

「養生の術をつとめまなんで、久しく行はゞ、身つよく病なくして、天年をたもち、長生を得て、久しく楽まん事、必然のしるしあるべし。此理うたがふべからず」

(養生の術を学び、しっかりと行っていれば、丈夫で病気にならず、天命を保って長生きをすることができ、長く楽しむことができる。このことは必然であり、うたがってはならない)

そして、長生きをすることは天地父母から得た体を大切にする「孝」であるから、若い時から養生の術を学ぶことは人間として第一に大切にすべきことだ、と述べるわけです。

では、そのポイントは何か、ということなのですが

「先わが身をそこなふ物を去べし。身をそこなふ物は、内慾と外邪となり。内欲とは飲食の慾、好色の慾、睡の慾、言語をほしいまゝにするの慾と喜怒憂思悲恐驚の七情の慾を云。外邪とは天の四気なり。風寒暑湿を云。内慾をこらゑて、すくなくし、外邪をおそれてふせぐ、是を以元気をそこなはず、病なくして天年を永くたもつべし」

(まず、自分の身を損なうものを除去するべきである。それは内からの欲望と外からの邪気である。内からの欲望をこらえ、すくなくして、外からの邪気をおそれて防げば、元気を損なわず、病気にならずに天命を永く保つことができる)

と言っているのです。

 

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つまり、養生のポイントは「内慾」と「外邪」を遠ざけることにある、というのですが、

問題はその中身です。

特に「外邪」は「風寒暑湿」ですから、風が吹かず、寒くも暑くもなく、湿気もないところにいればいい、ということになるのですが・・・こんなところ、地球上のどこに存在するのでしょうか??つまり、「外邪」は自力でどうにかできるというものではないですよね。

 

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とするとポイントは「内慾」をいかにこらえるか、ということに集中するわけです。

この「内慾」をこらえる方法、次にこのように書いています。

「飲食をよき程にて過さず。脾胃をやぶり病を発する物をくらはず。色慾をつゝしみて精気をおしみ、時ならずして臥さず。(中略)常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、七情をよきほどにし、七情の内にて取わき、いかり、かなしみ、うれひ思ひをすくなくすべし。慾をおさえ、心を平にし、気を和にしてあらくせず、しづかにしてさはがしからず、心はつねに和楽なるべし。憂ひ苦むべからず。是皆、内慾をこらえて元気を養ふ道也」

(飲食は適度に、病を誘発するものを食べてはならない。色欲を慎み、精力を蓄え、時間外に寝ない。(中略)常に元気を減らすことを惜しみ、多弁をせず、七情をほどよくする。とくに怒り、悲しみ、憂いの思いは少なく、心を平安に、静かにして騒がず、絶えず平和で安泰でなければならない。これが元気を養う道である)

長生きをして楽しむ、ということが目標(?)であるわりに、その目標に到達するために要求されることは神様レベル!と感じるのは私だけでしょうか。適度な飲食に睡眠、怒ったり悲しんだり思い悩んだりせず、常に平安な心を持つ・・・どういうことをしたらこうなれるのか、益軒先生を問い詰めたくなるのは「養生」の勉強が足りないせい?? 具体的にどうすればこの域に近づけるのか、具体的に知りたいと思ってしまいますね。

yoshi 記

 

参考文献

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貝原益軒 伊藤友信訳『養生訓』講談社学術文庫 1982

 





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