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アマゾン川流域に謎の古代文明?「サイエンス」がマジ報道

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「世界四大文明」なんて日本だけで世界では通用しないとマスターキートン(マンガ)が言っていました。ともかく大河のまわりに古代文明が多いのも事実で、キートンさんはドナウ川文明を探していましたっけ。大河と言えば世界一の流域面積のアマゾン川!そんなアマゾンにも謎の古代文明があったのではと、アメリカの有力科学雑誌「サイエンス」が取り上げているのだそうです。takosaburouさんによる翻訳解説記事です。

 

アマゾン川流域に謎の古代文明?

という今回のタイトル、何やら「ムー」のそれみたいですね。「何時からここはオカルト紹介サイトになったんじゃあ」とお叱りの声が出てきそうですが、まぁそう興奮しないで下さい。

「大真面目にそう信じて、調査に当たろうという団体がある」と言えば、ほ〜って事になりゃしませんかね。

サイエンスのニュースサイト「sciencemag.org」が報じています(2014年1月7日付)。

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コロンブス到達以前には、都市まであったとの説が

さて、アマゾン川というと、人が到底住めないようなジャングルまたジャングルが続いている…って感じがしますが(何しろ総面積が600万平方メートル)、コロンブスが到達する以前には、幾つか村落があり、都市すらあったとのでは無いかという説が出ているのだそうです。実際、ここ10年は考古学者がそうした証拠探しの調査をしているぐらいなのですって。

もっとも、先にも書きましたが、途轍もない広さなので、どのぐらいの範囲に人が住んでいたかは、未だ研究に着手しかねている現状。ところがです。研究者はコロンブス以前の農業の痕跡を見出せそうなモデルを構築したので、進展を遂げそうなのだとか。

さて、アマゾンの土壌ですが、実は案外貧相なのだそうで、ここら当たりも今まで「文明など無かったに違いない」と思われる根拠だったようです。長年、全ての養分が直ちにジャングルの多様な植物に吸収されてしまうので、都市を支えるだけの大規模な農園など無理だろうと科学者は信じていました。

ところが、研究が進むにつれ、どうやらアマゾン西部には高度に発達した文明があったとする説(サイエンス)が出てきているのです。その上、11年前にはアマゾンのボリビア流域で魚堰や堤防(それも高度な技術での)、塚などが発見されていました。(同)

2500年前は「黒土」で豊作が可能な土壌だった

どうも、こうした文明を実現させる農作が可能だったようですね。と言うのも、当時はテラ・プレータ(黒土)と呼ばれる豊かな土壌だったのだそうです。この土壌、人の手もあって、周囲の貧弱な土壌の2〜3倍の栄養分を含んでいたと、フロリダ大学の研究センターで古生態学を担当するクリスタル・マクミッチェル氏は説明しています。

amazon文明1

テラ・プレータの定義ははっきりしていませんが、他のアマゾンの土よりも黒いものを指します。黒い理由ですが、これは炭を含んでいる為。こうした土を当時の住民が混ぜ込んで耕していたのだそうです。これが今から2500年前から500年前ぐらいまで続いていた痕跡があるのだとか。人が住んでいた地域に顕著なので、関連性があると思われるようになった模様ですね。

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残った土壌のパターンから文明を探し出せ!

さて、マクミッチェル氏は、そうした土壌の残っているパターンに注目しています。耕して出来た土壌である以上、そこに文明があったのではないかと推理が出来る訳です。なるほどねって感じ。

で、その場所なのですが、科学者によるとテラ・プレータはアマゾン中央部から東部にある大西洋に近い崖で見かけるそうです(恐らく、上流から流れてきたのでしょうね)。逆に、同じアマゾンでもアンデス山脈の麓などでは少ないそうです。どうも、そこから養分を徐々に自然に吸収していくようですね。また、コロンブス以前の時代から農作があったボリビアのリャノス・デ・モホスでも案外少ないのだそうです。

こうした環境を分析し、研究チームでは未発見のテラ・プレータを見つけ出せそうだとしています。ロイヤル・ソサイエティBというサイトによると、アマゾン全体では15万4063平方キロのテラ・プレータがあると推計されています。アマゾン全体の3.2%を占めるとされています。

こうした土壌の痕跡パターンから、アマゾンの入植状況が分かるとしています。今後は掘削などをして証拠固めしていきたいのだとか。もっとも「600万平方キロもある中で、サンプリングをどこでやるのか決めるのは難しい」(マクミッチェル氏)。

もっとも、最近では「レーザー画像検出と測距」(LiDAR) という新しいテクノロジーが出現し、ジャングルの下にあるテラ・プレータの検出が容易になっているのだそうです(ちなみに、このLiDARはカンボジアのアンコールワット周辺の遺跡発掘に威力を発揮しているそうです)。

懐疑的な意見も根強いが

もっとも、同じフロリダ大学の考古学者であるマイケル・ヘッケンバーガー氏は、些か懐疑的。今回の調査にも参加していません。

ヘッケンバーガー氏が疑問に思う根拠はサンプル収集の手法に相違が起きかねない事。テラ・プレータの出土を統計モデルに使っていた事は昔あったものの、それは「考古学者が調査を熱心に行っていた地域に、たまたまあった」可能性があるからだとしています。

と言うのも、そうした地域は、コロンブスが到達する以前にアマゾンに入植があったのではないか調査したり、テラ・プレータの有無を探したりしていた生態学者や地質学者らによって「無い地域だ」と分類されていたからです。

もっとも、ヘッケンバーガー氏は疑うものの、テラ・プレータが全く無いという事にもならないというのが、話のややこしい所。何分にも広い地域なので、考古学者が現地調査をしていない場合もあるからです。つまり、実地調査してからの話でしょという訳。

これについては、マクミッチェル氏も「自分達の知らないアマゾンの過去に留意する事」を念頭に置きながら地図作成をしているとしています。

また、テラ・プレータが出土しないからといって、その地域に入植が全く無かった事にはならないとマクミッチェル氏は考えています。例えば、先に挙げたリャノス・デ・モホスで殆ど出てこないのが証拠だとしています。ちゃんと農耕地があるではないか、他だったそうかもしれないって事のようですね。

「違った環境下では違った形で文化が適応していったのだろうと思う」と同氏。周囲の大人口を支えるだけの豊かな土壌が最初からあった場合などもありますし、貧弱でも他の方法で補った可能性も有るからです。

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複数の文明の痕跡が見つかれば…

ともあれ、こうした方法を使ってアマゾンが出合った複数の文明のインパクトの痕跡を見つける事が出来たらというのが同氏の悲願。

調査団では生物地理学ジャーナルと言う専門誌で、文明があったと思しき場所の予言をしています。調査団でも、地図を作成して、人の手が作り出した様々な生態学上のパターンを網羅したいとしています。

もし、コロンブス到達前の人間が特定地域で動植物の広がりに関わっていたとしたなら、それが現在のアマゾンの動植物の種の広がりに影響を与えていた可能性もあるそうです。科学者は、そう遠くない内に表土の下を探査して、アマゾンの歴史をジャングルそのものから学ぶ事となろうと記事は結ばれています。

ちなみに、こういう本が講談社から出ているのだそうです。

 2005年の出版だそうですが、どうかこのまま世界史を書き換えて欲しいモノですね。

実松克義・立教大教授のHP




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takosaburou・記

 




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