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イラスト・富永商太

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週刊武春 織田家

私は、和をもって尊しとなすリーダー! 織田信長はワンマンなんかじゃございません

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現代では魔王と恐れられる織田信長

しかしそれはマンガやドラマ、映画の世界だけの話で、本人は意外にも心がきめ細やか、かつ和を重んじるところがあると当サイトでは幾度か報じてきた。

たとえば、戦争への参加の仕方や、築城についてのポリシーは「俺が決める!」ではない。なんと「みんなで相談しながら決めることが大事だ」などと、イメージとは真逆なことを言っていた。

 

大河でガクブルしていた荒木村重さんも実際は・・・ 

実際、大河ドラマ『軍師官兵衛』で信長に震えまくってい荒木村重も、史実では、信長に「こっちの方面へ行け」と命令されたのに、「いやいや、おれは、こっち側を攻めたい」と拒否したりしている。それでもこのときには処罰されず。

後に村重が謀反を起こすのは、この一件でナメきったせいかもしれない。

本願寺一向宗との戦いについても同じだ。4年間、包囲したため、敵は虫の息。あと一押しで陥落!というところで、なんと信長のほうから「おれの息子を人質に出してもいいよ。開城してくれない?」と譲歩しているのだ。

こういう優しさを知っていたから、意気に感じた秀吉も家康も必死に戦った。一方で荒木村重や明智光秀にはそれを逆手に取られてしまうわけだが、本能寺の変でも興味深いエピソードが残っている。

 

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死ぬ間際に「まぁ、しょうがないよね 」って・・・

本能寺の変が起きたのは、1582年(天正10年)のこと。信長は京都の本能寺に軍勢を率いずに宿泊していた。

そこへ、中国地方で毛利と戦っている秀吉を救援するために出陣した明智光秀が軍勢を率いて信長を襲撃し、自害させた超有名な歴史的な事件だ。
絶体絶命のピンチに直面して、信長が発したとされる有名な一節がある。彼はかくのごとき呟いた。

『是非もなし』

一番信頼していた部下に裏切られたのだから、普通は「あの裏切りもの!」とでも悪態をつくところだろう。が、この語句の真意は違う。もっとも自然に現代語訳すると、「しょうがないね」となってしまうのだ。
随分と諦めの早い、おおよそ恐怖の天下人には考えられない言葉であろう。むろん、その一言だけで片付けられるもんじゃなかろうが、こういうジェントルマンな人なのよという記録が残っているのも事実なのである。

現在の本能寺は移転したもので、信長が死んだ場所ではない。本物の石垣は2007年に発掘。筆者はそのニュースを聞いてあわてて現地へ行ったが、すでに埋められていた。

 

illstration:富永商太

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文:川和二十六

 

 





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