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週刊武春

漫画家の富永商太さんに「歴史復元画家」の仕事について聞いてきました!

更新日:

武将JAPANでは、トップ画などでおなじみの漫画家であり、歴史復元画家の富永商太さん。読売新聞中部版での歴史連載「図解信長の城」では、奈良大学長で城郭考古学者の千田嘉博先生監修の元、幻の安土城、犬山城などの名だたる城を絵で復元。ついには小牧山城が名古屋市博物館の「三英傑と名古屋展」(11月30日まで開催)でも使用されるまでに。

 

めっちゃ男前なのです

めっちゃ男前なのです

歴史復元画家は現存しないものを史実に忠実に、絵として復元することが使命。

しかもその作業は「研究者並に情報を収集し、正確に絵にする」という、気が遠くなりそうな工程です。

詳しくその作業工程を聞いてきましたが、とにかくすごかったです!

あっ、自己紹介を忘れていました。武将ジャパンでは初登場になります北村美桂です。

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岐阜県出身で、現在「カツイエ.com」という「戦国切り口」で遊ぶブログメディアを運営しているフリーのWeb編集・ライターです。岐阜・名 古屋エリアを中心に長浜あたりまで史跡・城跡・合戦跡を歩いています。新聞紙カブトを被って、1回1合戦を取り上げる「名古屋歴史ナイト」も主宰しています。(12月7日に【第4回名古屋歴史ナイト】清州会議→賤ヶ岳ナイトを名古屋市内で開催します。名古屋近郊の方はぜひ参加しませんか!)

 

研究者並みの資料熟読。そして検証とラフの千本ノック

さて、本題に戻りまして。。。

読売新聞「図説信長の城」で連載され、名古屋市博物館の図録にも掲載された前出の「小牧山城主郭部」復元を例に教えていただきました。

 

富永商太さん絵、千田嘉博教授監修(図録「三英傑と名古屋」展より)

富永商太さん絵、千田嘉博教授監修(図録「三英傑と名古屋」展より)

書き始める前に、まず主郭部の地形を正確に捉え絵におこす「土台作り」から行なうようです。

「その時代の山の形がどうであったか?」を正確に捉えることを目的に資料集めをします。

「監修者がご自身で調査された資料の提供を受けたり、自分でその城の等高線地図などの資料を探します。とにかく資料を見つけられるだけかき集めていますね」(富永さん)

ただ集めるだけではなく、集めた資料の情報精査も重要な過程。

資料の誤差をさらに検証し、より正確な情報を掴んで土台を作成した後は、ようやく監修者からの本格的なレクチャー。

『この場所から瓦の出土は全くなかった』など考古学的に検証されている石垣や礎石、出土品の情報を教えてもらうのだそう。

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描いてみて初めて分かる発見がある 

「ちなみに小牧山城の主郭部の場合、天端(*石垣の上の面)の礎石がほとんど残っていない状態。上にどの様な建物があったかはかなりわからない状態でした」

このように、専門家でも不明な点が多い場合は、2人で「本丸に最低限必要であった機能から」検証をすすめるのだそう。監修者に一方的に教えてもらうだけでなく、ついていけるだけの知識が必要というわけですね。その検証を元に、出来上がったラフ画をたたき台に何度も何度も調整を重ねる作業に。

 

仕上がるまでにこんなにたくさんのラフ画を描いているのです!

仕上がるまでにこんなにたくさんのラフ画を描いているのです!

「ラフ画を描いてみて初めて矛盾に気付いたり、発見がまたあるんですよ。やはり頭の中のイメージで終わらずしっかり描いて形にしてみるのは大切な事ですね。この段階でもうやり切った感が出てヘロヘロだったりします(笑)」

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スムーズに進んでも清書の段階で大幅やり直しも発生することも(汗)

長い情報収集、検証が終わり、ようやく清書にたどり着きます。

「復元図の場合は建築パースなどの製図に近い作業となりますが、当時を想いながら愛情も忘れず注いでいきます」

思いを込めて線画が完成、監修者への確認、そして彩色と完成への道のりを着々と経ていくこともあるが、思い切り大きく修正が入ることも。

ほぼ完成を目の前にして一晩でやり直しをしたこともあるのだとか。こうしたたくさんのラフ画を見ていただくと、そのやり直しがどれだけのものか、想像がつくのではないでしょうか。

新聞連載の時は毎週この作業を繰り返したのだそう。毎週・・・

信じられないハードさです。

スムーズに進行しても過酷な作業であるのは間違いない。それでも続けられるのは

「やはり「好き」だから乗り越えられる、という人がそろっているから成し得ているのだと思います」

とのこと。

 

もうやすやすと1枚の絵と素通りすることはできませんね。

専門家たちの情熱の結晶として、じっくり味わいたいと思います。

 

「三英傑と名古屋展」に出展されている絵の取材に名古屋市博物館を訪れた機会にお話を聞きました(左は博物館の鳥居学芸課長さん)

「三英傑と名古屋展」に出展されている絵の取材に名古屋市博物館を訪れた機会にお話を聞きました(左は博物館の鳥居学芸課長さん)

 

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北村美桂(カツイエ.com運営)・記

 





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