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ナチスの埋蔵金伝説がポーランドで政府公認で現実化?しかし財宝の所有権をめぐり…

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ポーランド南部では、「第二次世界大戦末期にナチスの財宝をのせた列車がオウル山脈の地下トンネルにある」との噂がたえませんでした。木こりが見たとのおひれまで付いていたそうです。

こういう噂話って、実際には根拠が無かったり、あったにせよ蓋を開けてみたら大した事がなかったりするのが相場なのですが、本当に見つかり、しかもほぼ裏書きするような中身だった為、政府をも巻き込んだ騒ぎになっているのですって。

ロサンゼルス・タイムズが報じています(2015年8月28日付け)。

冷戦時代には見つからなかったが政府が実在性を宣言

噂は次のようなものだったそうです。ポーランドのユダヤ人を見つけだし、強制収容所に送り込む際に略奪した貴重品を大急ぎで武装した軍用列車に積み込み、ドイツ東部(現在はポーランド領)のブラスラウから運び出された。ソ連軍の手に落ちない為だった...。

歴史家の間では都市伝説だとして否定されていました。ただ、共産主義国家時代のポーランド政府は「本当にあるかもしれない」と思ったらしく、バウブジフ地方に残るトンネルや防空壕を調査させていたそうです。この地方では、軍用列車が目撃され、城塞のある場所の地下に運び込まれたとの情報があったからです。

しかし、結局これを裏付ける証拠は出てきませんでした。

で、このまま伝説として終わってしまいそうだったのが、急展開したのが今年8月。2人のトレジャー・ハンターが、地中レーダーを使って軍用列車のある場所を特定したと言い出したからです。更には、ポーランドの文化省までが、実際に存在したと公式に宣言し、協力したいと申し出るまでになっていました。

サイトより映像を引用させていただきます。

「全く前代未聞の状況だ。99%以上の確率で、軍用列車は存在する!」とピオドゥル・ズコウスキ文化省副大臣は興奮した様子。具体的な場所を教えてもらうのと引き換えに、財宝の1割をハンターに渡す約束をしたそうです。地中レーダーには、長さ300フィートの列車の外郭だけでなく、大砲らしきものの影まで写っていたからです。

見つかった財宝はポーランド政府に帰属し、警察や、当時の軍需品に詳しい専門家を現地に派遣するとしています。

なお、この2人は直接政府に連絡した訳では無く、ワルシャワの弁護士を通じて申し出ていたそうです。名前が出る事でトラブルになるのを恐れたようです。

名前も男女かも分かっていませんが、1人はポーランド人で、もう1人はドイツ人なおだそうです。

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「元の持ち主に返すのが筋だろうが」と、ユダヤ系団体は怒りの声

賢明な武将ジャパンの読者の皆様は、こう思っておられるでしょう。「人様から奪い取ったのだから、本人か、せめて御遺族に返すべきなのでは」。

実際、世界ユダヤ人会議の指導者であるロバート・シンガー氏は8月28日付けで、次のような声明を発表しています。

「当時のポーランドのユダヤ人から略奪された品々の全てはホロコーストの子孫の利益に供されるべきだ。殺されたり、強制収容所に送られる直前に奪われた品々は、元の持ち主か子孫に返されて陶然である。仮に生存者や子孫が誰もいないのであれば、金塊その他の財宝は、あの戦争で酷い目に遭いながら十分な賠償金を得られずに困窮しているポーランドのユダヤ人の生存者に与えられるのが筋だ」

鉄板の正論ですな。

戦時中にポーランドで奪われた財宝は、最低でも8万点

歴史家にしたら、今回の発見は大恥をかいた事になりますが、そうした歴史家の推計では、第二次世界大戦が勃発した1939年9月1日からポーランド国内で略奪された財宝は、少なくとも8万点に昇るそうです。

そうした財宝の内のどれぐらいが、バウブジフの地下列車に眠っているかは不明です。ただ、こうなると地元の人達の欲に火がつくのは自然の成りゆき。この為、地元の警察や治安部隊は、山に近付かないように釘をさしています。見つかったとしても、当時のナチスがブービートラップを仕掛けている可能性があるからだそうです。「わーい、財宝だ」と触った瞬間にドッカーンという危険性があると言うのですね。ナチスならやりそうですし。

ちなみに、スターリングラードの敗北後からナチスでは巨大なトンネル網や地下壕をオウル山脈からチェコの国境にかけて作っていたのは確かだそうです。ナチス側では「リ−ズ計画」と名付けていたのだとか。その事は解禁された当時の文書からも明らかになっています。ただ、その中に何を隠したかまでは不明でした。また、戦後の復興開発などで現地の目印になるようなものが無くなっていた事も大きかったそうです。

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地元では「観光客増加の起爆剤に」と目の色を変え

てな訳で、肝腎の山には近付けないものの、脚光を浴びる結果にはなったのですから、目ざとく活用しようとしているのが地元の観光業者。バウブジフには13世紀に作られたクシアズ城塞が崖の上にあります。で、この近くの地下にナチスのトンネルがあるとされている事から、早くも「学習ツアー」が組まれているのだそうです。話題性は十分ですね(苦笑)。

その城塞のそばに、近くポーランド軍や治安専門家が派遣され、数週間の調査に当たるそうです。

気になる中身ですが、副大臣がほのめかすところによれば、トンネル内に重火器があるのは確認済み。つまり、特別列車という訳です。

「軍用列車の可能性が高く、宝石や美術品や今までに知られていない公文書などがあるのではないか。全容が明らかになるのは見つかってからだ」

と、言うてはりますが...。やっぱりユダヤ人団体の言うように、遺族に返すのが筋だと思うし、国庫に入れるのってどうよ?




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