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週刊武春 アメリカ

アメリカの銃絡みの死者数は150万人超! 建国以来の戦争で死んだ総数140万人を上回る

更新日:

アメリカで、生中継中のテレビクルーが元同僚に射殺された事件は、日本でも衝撃を与えました。女性レポーターの父は「余生の全てを銃器規制運動に捧げる」と宣言なさったそうです。そりゃあ、そういう気持ちにもなりますよね。

さて、ここからが本題。「気の毒な話ではあるが、この武将ジャパンは歴史サイトだし、取りあげる話題なのか」と思われる方々も多いでしょうが、実はあるのです。

こうした銃絡みで命を落としたアメリカ人の総数が、1968年以降の集計だけでも、今までの戦争でアメリカ人が死んだ数よりも多いのですって。つまり、独立戦争や南北戦争や米西戦争や第一次、第二次の両大戦や朝鮮戦争やベトナム戦争や湾岸戦争やイラク戦争やアフガン戦争(ようけ戦争してる国やなぁ)の総数よりも多いの。どれだけ多くの人が死んでるんでしょうって話でしょ。

ポリティファクト・コムというサイトが報じています(2015年8月27日付け)。

戦争よりもはるかに犠牲者が多くなり

海外では、こうしたデータで人の関心を惹きつける手法がジャーナリズムの世界では流行中。新聞業界で有名な、ニューヨーク・タイムズのコラムニスト、ニコラス・クリストフ氏が、このサイトの記事を紹介し、あっと言う間に世界に知られました。インパクトもありますしね。

クリストフ氏は、コラムに次のように書きました。「1968年以降、アメリカ国内で銃絡みの死者数は、アメリカの全歴史で関わった戦争の死者数よりも多いんだ」("More Americans have died from guns in the United States since 1968 than on battlefields of all the wars in American history.")。

これだけでも衝撃的かつトホホなのですが、引用されたポリティファクトでは、御礼を兼ねて?次のように返答しています。

「引用なさった数字は、2013年1月18日時点のものですよ」。

なお、このデータを作成したマーク・シールズ氏によると、1968年以降の集計としたのは、この年にロバート・ケネディが暗殺されているからだそうです。思い入れでもあったのでしょうか。

いずれにせよ、建国から1967年までの銃による死者数を追加したら、この集計以降の戦死者数を追加した合計を上回るでしょう。

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南北戦争の死者が増加した研究も判明

反響の大きさを重視したサイトでは、追加検証を行っています。依拠したのが、アメリカの議会調査サービス(Congressional Research Service=略称CRS)。2010年2月26日に、一旦こうした戦死者数を包括調査して公表していました。この数字にicasualties.orgというイラクやアフガンでの戦死者数をウォッチしているサイトの数字を足したそうです。なお、ポリティファクトでは「戦死」の定義について、特に戦場で死んだ場合のみとしないとしています。訓練中とか、後方での活動中に事故で亡くなられた人も含めての数字だそうです。

つまり、数字を絞れるし、そうなったらもっと差は開く訳です。ますますトホホな気持ちに。

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読者の指摘を受けて数字を訂正したけど、大筋で事実は変わらず

興味深いのは、2013年以降の展開。戦史を研究なさっている複数の読者から、南北戦争の死者について間違っているのではないかとの指摘があったのです。サイトではCRSの52万5000人という戦死者数に依拠したのですが、その後の新研究で実は約75万人だった事が明らかになっていました。もっとも、この研究を手がけた責任者によると、正確な数字は分からないとの事。当時の医療水準の低さによる病死などが含まれている可能性があるからだそうです。で、そうした病死の数が、この75万人の3分の2ぐらいになるのではと指摘する専門家もいます。

そうなると、数字こそ変わるものの、大筋の事実関係(つまり、戦争での死者数よりも銃によって亡くなられた人の数の方が多い)は変わりないとなります。むしろ、差が更に開く可能性すらあります。ともあれ、こうした経緯を公表するのは好ましいですね。

戦死者140万人:銃の犠牲者150万人

では細かい数字を見ましょう。
戦争名 死者数
独立戦争 4,435
米英戦争 2,260
米墨戦争 13,283
南北戦争(上記の経緯を踏まえ『推計』との断り書きあり) 750,000
米西戦争 2,446
第一次世界大戦 116,516
第二次世界大戦 405,399
朝鮮戦争 36,574
ベトナム戦争 58,220
湾岸戦争 383
アフガン戦争 2,363
イラク戦争 4,492
その他の戦争(レバノン、グレナダ、パナマ、ソマリア、ハイチなどでの戦争) 362
合計 1,396,733
約140万人となりましょうか。

一方の銃の犠牲者数ですが、こちらは1994年に発表されたアメリカ疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention=略称CDC)の数字に依拠しています。こちらの1968年から2013年までの数字に、2014年までの独自集計を足しています。なお、2014年から今年8月までの犠牲者数は、2011年から2013年までの犠牲者総数と同じぐらいになったそうです。

以下が、その要約。

年 銃関係での死者数
1968~1980 377,000
1981~1998 620,525
1999~2013 464,033
2014(2011-2013からの推計) 33,183
2015(2011-2013からの集計) 22,122
合計(1968-2015) 1,516,863
150万人を越しています。つまり10万人超(9%以上)も上回っているのですから、トホホを通り越してゲンナリしますね。

殺人はこのうち3分の1ほど

もっとも、CDCによると、こうした犠牲者には銃による自殺も含まれているそうです。一方の殺人は意外にも少ないそうです。2013年のCDC集計では、銃による落命件数の内、63%が自殺。殺人は33%。銃を触っている際の事故死などが1%だそうです。

衝撃的な数字ですが、これを以て大量殺人に銃が使われるという非難の根拠にするのは、上記のような自殺者の多さを踏まえれば危険だと、サイトでは釘を刺しています。

流石はニューヨーク・タイムズの名物コラムニストだけあって、クリストフ氏は慎重な言い回しをしていると、ポリティファクトでは評価しています。文中で自殺の多さという事実関係について3度触れていますし、「銃による暴力の無慈悲な数字の合計」は、銃器殺人だけを指すのではないと書いているからです。

銃規制をしたオーストラリアでは自殺も殺人も半減

その一方で、銃器の規制を法律で強化する事で自殺や殺人を減らせる効果があるとも書いています.実際、銃の乱射事件があったオーストラリアでは、1996年に規制を強化したところ、その後の7年間で自殺も他殺も半分まで減ったそうです。なお、この数字はジャーナル・オブ・パブリック・ヘルス・ポリシーから引用しているとの事です。

サイトでは、そうした数字を真摯に引用し、煽り系な記事にしていないクリストフ氏に敬意を表しています。

いずれにせよ、重た過ぎる数字ですね。レポーターのお父さんは、これを知っているのでしょうか。もし知らないのであれば、誰かが教えて上げて欲しいものです。

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