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直家の祖父宇喜多能家の像(Wikipediaより)

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黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

起死回生の一手 宇喜多直家を味方に引き入れる  軍師黒田官兵衛百物語17

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軍師官兵衛で陣内孝則演じる宇喜多直家とはいったいなにものか?どんな存在だったのか?まとめてみました。(直家が出てくる「軍師官兵衛」の感想マンガ「謀将宇喜多にイケメン右近 スター大集合~第11回「命がけの宴」はこちら

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毛利と織田の中間の備前・備中・備中(岡山県)を支配する大名・宇喜多直家の存在は、両勢力にとって重要だった。
毛利と連合し、織田方の中国平定に抗っていた宇喜多だが、黒田官兵衛による調略が行われていた。

宇喜多氏を寝返らせることができれば、戦わずして中国地方の半ばまで兵を進めることができ、毛利氏の本拠・安芸をすぐにみることができた。

 

調略は、宇喜多氏の家臣、明石氏を通じて進められた可能性がある。官兵衛の母方も別の地域とはいえ明石氏である。

幕末以降の軍記物語『武功夜話』では、上月城の攻防戦の前後で、秀吉が、竹中半兵衛と蜂須賀小五郎に宇喜多氏の調略を実行させた際に、官兵衛が案内役と なったある。歴史家の小和田哲男はこのことから、事前に、官兵衛が関わった結果として宇喜多氏内応の動きがあったとみている。

 

上月城はもともとは毛利方(宇喜多側)に付いていた播磨西端(美作との国境付近)にあり、天正5年(1577)12月5日には秀吉軍が陥し、逆に翌年の7月3日には毛利軍が奪還した要地だ。

 

この第二次上月城戦で、 攻城側の毛利軍に宇喜多直家も兵を出すが、病気と称して弟の忠家を代理している。もし、秀吉軍が勝利すれば誘いに乗ろうと直家は考えていたのだろう。

 

直家の祖父宇喜多能家の像(Wikipediaより)

直家の祖父宇喜多能家の像(Wikipediaより)

上月城を奪還すると毛利軍は、そそくさと兵を引く。黒田家譜は官兵衛が「毛利は上月城を陥とすのみで兵を引いたではないか、毛利には天下に 対する志はない」と直家を説いたとしている。上月城攻め後の毛利氏の行動は、直家にとっても不信だっただろうし、毛利を捨て秀吉へ寝返えるか、という気を強くさせただろう。

 

「備前軍記」(18世紀成立)によると天正6年(1578)の秋になり、宇喜多直家は魚屋九郎右衛門という若い商人を使者に立て秀吉軍へ味方を誓う。魚屋九郎右衛門とは後に、秀吉の下、有能な将として活躍することになる小西行長のことだ。

 

官兵衛の2年を越える調略によって備前・備中・美作三国に依る、1万5千ほどの兵力を戦わずして味方に引き入れた。

 

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