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「疑心暗鬼です」(霜月けい・絵)

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黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

【軍師・黒田官兵衛百物語24話】有岡城幽閉の官兵衛を一番に疑ったのは…秀吉さん、あなたでしょ!

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前回「衝撃!黒田の家紋「藤巴」は有岡城幽閉と関係なしだった!」は←こちら

NHK大河の竹中直人・秀吉は、反逆者の砦と化した、荒木村重の有岡城へと乗り込んだまま、戻らない官兵衛のことを主・信長が疑うのに、必死の形相で、弁護するのでした。

「疑心暗鬼です」(霜月けい・絵)

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ところが、事実はというと、秀吉が一番に官兵衛を疑っていたのです。

官兵衛の消息が気遣われるなか、黒田一門は、隠居していた官兵衛父・職隆の元に結束し、揺らぐことなく信長・秀吉に仕えることを決します。

この間の、黒田一門の動きについて秀吉は「無二の御心底感じ入り申し候」と、官兵衛 の叔父・小寺休夢を介して感状を発しています。

感状が休夢を介して発されたのは、この時期、休夢が秀吉直臣だったからなのですが、この感状中に、秀吉は官兵衛への気遣いを一切見せていません。職隆を柱に一門が変らずに味方でいることについて、ただただ、感謝するのみの文面になっているのです。

官兵衛への疑いがなければ、「官兵衛に限って間違いはない」「とにかく助け出さねば」などの文言が素直にあって当たり前です。

このことについて静岡大学名誉教授の小和田哲男さんは、その評伝「黒田如水」の中で「秀吉は如水(官兵衛)」を疑っていたようだ、と語っています。

司馬遼太郎翁も小説「播磨灘物語」のなか で「たとえば、官兵衛が居なくなっても異心をもたぬというのは祝着、という意味のことを書いている。秀吉が、このようにあいまいである以上、信長が官兵衛を疑ったのも無理はないだろう」と述べています。

戦国史の泰斗たる学者さんと、歴史小説家の大御所お二人が揃って秀吉を断罪するところです。

ちょつと白々しい、竹中・秀吉でした。

Frco Don・記

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