日本初の歴史・戦国ポータルサイト

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

スポンサーリンク

黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

【軍師黒田官兵衛百物語62話】九州攻めでも繰り返された官兵衛の残忍な作戦とは!

更新日:

天正十四年(1586)8月に関門海峡を越えて九州に入った官兵衛が軍監をつとめる先遣秀吉軍は一度は島津方に撃退されますが、島津方の後ろで立花宗茂が奮闘したことで局面が変わったことは前回お伝えしたとおりです。
そして先遣秀吉軍は、十月四日に島津方の小倉城へ総攻撃をかけます。

島津方と言っても、現在の福岡県東部の「筑前」と「豊前の一部」の島津方は薩摩出身者ではありません。もともとこの地域にいて、主に豊前の大友氏と戦っていた戦国武将たちです。大友氏憎しで島津方に付いたために、秀吉軍と戦うことになったのです。

この方面での島津方の有力武将は、筑前の古処山城(秋月城、福岡県朝倉市<旧甘木市>)の秋月種実。
そして、豊前・香春岳城(福岡県香春町香春)を本城にする高橋元種の兄弟です。

彼らは、小倉城(北九州市小倉北区城内)・宇留津城(築上町宇留津)・障子岳城(みやこ町勝山松田)の3城で先遣秀吉軍と対峙します。
官兵衛秀吉先遣隊と島津方の戦

わざと城内の兵を助命した官兵衛の冷酷さ~小倉城の戦い

先遣秀吉軍の攻城戦の手始めとなった小倉城戦では、力攻めで攻め落とす作戦が実行されました。
「吉川駿河守元春・小早川左衛門尉隆景・小寺官兵衛孝高、小倉に寄せ来り攻めること甚急なり」と倉城大略誌にあり、一日の力攻めで落城させています。

黒田家譜によると、官兵衛は、城番含めて降兵はことごとく助命し、本城・香春岳城へと転退をさせています。さすが官兵衛、大河ドラマと同様に敵の命を大切にしていた、というわけではありません。香春岳城へ篭城の人数を増やし、鳥取城攻め同様に飢えを急がせようというわけです。

幻となった鳥取城のかつえさん

幻となった鳥取城のかつ江さん(関連記事

小倉城攻撃にともなって、劔岳城(福岡県鞍手町中山)・古賀城(同遠水巻町古賀)・浅川城(北九州市八幡西区浅川)・帆柱山城(同八幡西区帆柱)の豊前・筑前境に並ぶ島津方4城も攻略しました。
これは官兵衛らの九州渡海の3ヶ月前に、80代当主・宗像氏貞が子を遺さずに逝去したために主不在の状況で参戦している宗像氏一門(厳島神社や住吉神社がまつる宗像三女神の故郷)と、遠賀郡に勢力を持つ麻生一門(麻生元総理の一族)との連携によるものです。

スポンサーリンク

女も全員磔の刑 ~宇留津城

小倉落城1か月後の十一月七日。周防灘に面した宇留津城へと秀吉先遣軍は馬を進めます。
城将・加来与次郎が徹底抗戦を選んだことから、宇留津城では攻めとした後に官兵衛は、城兵千の首を刎ね、その他男女残らず、はた物(はりつけの刑)に処します。
また、官兵衛は宇留津の陣中に銀子を準備し、兵卒が討ち取った敵の首級の価値相応の量をその場で与えていたとの宣教師の報告もあります。
宇留津城攻略を終えると、香春岳城の前衛を守るという位置にある障子岳城へ、十五日になって攻撃を仕掛けますが、翌十六日朝には、夜の内に城兵全員が逃走したものか城内はもぬけの空となっていたといいます。

スポンサーリンク

飢餓作戦前におじけずいた? 香春岳城の開城

3つの前線の城を抜いた先遣軍は、いよいよ、高橋元種がこもる香春岳城へ迫ります。
香春岳城は筑豊の野に南から一の岳・二の岳・三の岳と嶺を連ねる香春岳山中の十数ヶ所に堡塁が築かれた要害であるため官兵衛は20ほどの付城で囲み牽制していました。

十一月二十日。夜陰にまぎれて、吉川軍が峰伝いに三の岳の砦を襲うと、麓から官兵衛・小早川軍が攻め上げ、二の岳の西側を流れるに谷川付近を占拠。城内への水脈を断っことに成功しました。
十二月十一日。圧倒的な火力をもって総攻撃を仕掛けると、支えることができずに元種は降伏しました。元種は九州平定戦後に日向・縣、現在の宮崎県延岡市へ転封となります。

Frco Don・記

スポンサーリンク

つづく





1位長篠の戦い 注目すべきは…


わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?


2位 西郷隆盛49年の生涯!


3位 史実の真田幸村とは?


4位 最上義光 名将の証明


5位 ホントは熱い!徳川家康


6位 意外と優しい!? 織田信長さん


7位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


わろてんか あらすじ&感想レビュー

-黒田官兵衛百物語, 黒田家, 名脇役
-, ,

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2017 AllRights Reserved.