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黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

【軍師黒田官兵衛百物語68話】宇都宮鎮房(しげふさ) 蜂起の背景は?

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天正十五年(1586)七月、豊前十二万三千石を秀吉から拝領し、官兵衛は初めて充分に大名と呼ばれる大身となりました。ところが新領地豊前への入府は豊前国人衆との戦いで始まります。

官兵衛への知行充て状が発行された翌日の七月四日に、早くから官兵衛に協力していた国人衆広津鎮種を、反官兵衛派の国人衆が襲うということがあり、多難な領国経営の始まりを予感させます。

 

鎌倉時代初期に豊前へ 国人衆の中心的存在だった

豊前六郡は広津鎮種のような中小の国人衆が割拠し、時に反目し、また時には緩やかに連携しながら存在していました。

そんな豊前国人衆のうち、特に中心的な存在が鎌倉時代初頭に下野国宇都宮から九州へと下って以来の谷全体が城塞をなす城井谷に血筋を繋いで来た宇都宮十八代当主鎮房でした。

鎮房は長く島津方の秋月・高橋氏と協力関係にありました。嫡子朝房の正室は秋月種実の娘です。天正十四年(1586)七月には筑前岩屋城を囲む島津陣中を朝房が訪ねたことが「覚兼日記」中に記録されています。

そのことから官兵衛が門司へと渡海する時点では、朝房には官兵衛に味方する考えはなかった事が確かめられます。

軍師黒田官兵衛百物語宇都宮一族の碑

宇都宮鎮房が代々守ってきた城井谷に建つ宇都宮一族の碑

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味方はせずとも戦わない どこか煮え切らない態度

それでは、島津方に立ち縁戚である秋月・高橋両家と伴に、官兵衛指揮の秀吉先遣軍を相手に戦うかというと、そうでもなく嫁の兄である高橋元種が、 先遣軍に包囲され香春岳城で敗北するのを静観して見ていました。

香春岳城が落城し高橋元種が降伏すると、一転、鎮房はにわかに先遣軍へ味方することを決めます。ところが自身は参陣することなく朝房を従わさせたました。どこか煮え切れません。

九州平定戦後の国割りでは伊予十二万石への加増転封説と、上筑後のわずか二百町が充てられたとの二説がありますが、香春岳落城後の参陣という去就を考えると前者の結果は考えがたく、後者が事実であったと推測されます。

城井谷は深い。この深い谷間を要害に煮え切らない態度で鎮房は篭っていた

城井谷は深い。この深い谷間を要害に煮え切らない態度で鎮房は篭っていた

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知行充状を突き返すもやはり態度はハッキリとせず

いずれにしても、移封を不満とした鎮房は、秀吉発行の知行充状を突き返すということを行います。

知行充状を突き返すとは秀吉への反抗の意思表示に他ならず宣戦布告に値しますが、鎮房は戦うことをせずに豊前の北側二郡の企救・田川に封じられていた森勝信に田川郡赤郷の白土・柿原・成光の三村を提供するのでひとまず引き移ってどうかという誘いに乗ります。

ここでも鎮房の行動には潔さが見られずはっきりしません。

 

Frco Don・記

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つづく

 





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