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黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

【軍師黒田官兵衛百物語70話】宇都宮以外の2大有力地元勢力を粛清

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官兵衛が拝領した豊前六郡(大分県)は約13万石から18万石はあったとされていますが、そのうち城井谷を拠点に官兵衛に反抗を見せる宇都宮鎮房は石高にすると3万石程度を所領していたとされています。

黒田家譜には、100人を超える国人衆が豊前には存在したとする驚くべき数字を上げていますが、それら多くの国人衆を束ねる有力国人衆には鎮房の他に、周防灘に面した上毛郡を拠点とする山田元房と、豊後境の山の手に辺る下毛郡を拠点とする野仲鎮兼がいました。

官兵衛はこれら国人衆の個別掃討戦を開始します。

官兵衛百物語

山田元房掃討作戦

上毛郡の山田元房傘下の国人衆には八屋・緒方・如法寺などがありましたが、降伏、あるいは討ち果たしました。
元房については、官兵衛は直接手を下すことなく、その従兄弟の中間統種を内通させ討ち果たすという手を採りました。

具体的には、救援だと元房を騙し、統種の兵を元房の居城・櫛狩屋城(福岡県豊前市川内櫛狩屋)へ入れ討ち取ったのです。元房には、その後、官兵衛が築城する中津城近くの大村城を居城にする嫡子・親実がいましたが、櫛狩屋城が落城した一年後の天正十六年(1588)9月9日に官兵衛の家臣・小河(おごう)信章に中津城へと誘そわれ暗殺されています。この親実謀殺が豊前国人衆掃討の最後でした。

なお元房を騙し討ちにした統種は黒田姓を下され重臣に列せられることになります。

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野仲鎮兼掃討作戦

下毛郡国人衆の中心の野仲鎮兼は弟の重兼と長岩城(大分県中津市耶馬溪町)・雁股城(福岡県上毛町西友枝)に篭ります。
これに対して長政が兵を出すと鎮兼と助重は城を打ち出て、雁俣城のある雁俣ケ岳の山麓で応戦します。後藤又兵衛が危うく討ち取られそうになるという場面があったものの黒田軍は勝利し二人は城へと逃げ帰ります。

篭城の後、長岩城は内通によって黒田兵が城内に引き入れられて落城。鎮兼は一族とともに自刃します。雁股城の攻城は翌年の天正十六年4月4日までかかり城主の重兼は豊後に逃れた後に討ち取られます。

鎮兼の居城・長岩城には大砲を据える砲座だったとされる石組みが残り、官兵衛との戦いでは、そこからの砲弾が黒田軍を悩ませたという伝説的な話が伝えられています。

砲座跡と伝説されている野仲鎮兼の居城・長岩城跡の石組(市HPより)

砲座跡と伝説されている野仲鎮兼の居城・長岩城跡の石組(中津市HPより)

Frco Don・記

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