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さすが危ないデカ!(絵・霜月けい)

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黒田官兵衛百物語 黒田家 名脇役

スクープ!信長をうならせたのは官兵衛でなく柴田恭兵(父)だった?【黒田官兵衛百物語74話】

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これまで秀吉の九州征伐のお話をしてきましたが、スクープが入ってきましたので、話は突如、官兵衛30歳。天正三年(1575)に戻ります。織田信長が生きている時代です。

この年7月に官兵衛は、小寺家中で、毛利方へ味方すべしとする老臣達と主・小寺政職(まさもと、大河では片岡鶴太郎が演じた)を若い家老の立場で織田方に着く事を説き伏せます。そして家中を代表して岐阜城の信長を訪ねると、その毛利攻めの計略を説き信長を唸らせ、打ち刀「圧切(へしきり)」を下げ渡されます。この連載でももちろんふれましたが、この話は黒田家の公式記録と言える「黒田家譜」にあるところです。

参考【軍師黒田官兵衛百物語29】黒田家「官兵衛さまには信長もビックリ」 信長「誰だっけ?」

 

「名刀getだぜ!」(おとうちゃんありがとうございます)絵・霜月けい

「名刀getだぜ!」(おとうちゃんありがとうございます)絵・霜月けい

官兵衛の日本史への初めての登場の場面でもある一連のストーリーは、通説として疑われることなく、評伝で は古くは金子堅太郎翁、現代では小和田哲男氏。小説では吉川英治氏、司馬遼太郎氏がなどが官兵衛をテーマにしたそれぞれの著作に「黒田家譜」を根拠としてふれています。

ところが、この2014年3月に出版された福岡市史・特別編「福岡城」11ページ中程に「天正三年(一五七五)年頃職隆(*官兵衛の父)は剃髪して「宗圓」と号すが、織田家に帰属すべきことを小寺政職に説き、孝高(*官兵衛)を信長の居城岐阜に派遣している。」

との記述があります。これによると、隠居して「宗圓」と号した官兵衛父の職隆が主の小寺政職を織田方に着くように説き、孝高(官兵衛)に岐阜の信長を訪ねよと命じたことになっています。これでは官兵衛は単なる使いとして信長に会ったことになり、その軍略で信長 を唸らせて「圧切」を手にすることになるという話しも全く違ったものになったしまいます。

さすが危ないデカ!(絵・霜月けい)

さすが危ないデカ(右)!(絵・霜月けい)

大河ドラマも終盤に差しかかったここに来て、官兵衛日本史デビューの瞬間について、通説を覆す異論が官兵衛の地元福岡から提出されたと云うわけです。打ち刀「圧切」をなまくらにしてしまうのか、今後の議論に興味津々です。

Frco Don・記

前回73話秀吉の夢はねねの夢「大陸・朝鮮侵攻発動」はこちら

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名刀「圧切」のすごい伝説についてはこちら[切れすぎだろ!古今東西トンデモ名刀 伝説ベスト7!【画像あり】]

 





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