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吉田松陰と松下村塾

【吉田松陰と松下村塾百物語第3話】幕末維新史の申し子松陰が生まれた「天保」という時代

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吉田松陰の生年は天保元年(1830)で、先回もふれていますが明治元年(1868)年まで三十八年を数える年に生まれています。

天保元年生まれというのは象徴的なコトで、松陰は日本史が幕末維新へと急展開していく転換点に運命づけられたかのように生をうけたとも例えられます。

「天保」という年号を耳にすると中学の日本史教科書に必ず出てくる、享保の改革・寛政の改革と並んで江戸三大改革の一つで、最後におこなわれた天保の改革を思い出すかと思います。

松陰誕生の元年には越後で大規模な一揆が引き起こされ、その 後、甲斐の郡内一揆、三河では加茂一揆と大規模な農村における一揆が全国を舞台に立て続けに起こります。天保八年(1837)に至っては、元大坂町奉行所与力で私塾を開いていた大塩平八郎が門弟三百名を率いて蜂起した「大塩平八郎の乱」が勃発します。

前年の天保七年(1836)には、いわゆる天保の大飢饉が全国を襲い、庶民の生活が貧窮の極みに追いこまれる状況にあったにもかかわらず、大坂では利を求めて商人らが米の買い占めに走るというような状況がありました。平八郎の乱は、そうした現実に対して無策のままでいた幕府の司政へぶつけられた怒りでした。また身内からの反乱に幕政は大きく動揺します。

天保期初頭のこれら内憂は、貧窮した農村か ら大量の人口が都市部に流入し、社会構造が大きく変わったにもかかかわらず、なんら対応策が採られなかったことに、その原因があると考えられるのですが、一方で外患も列島を脅かします。

欧米列強が差し向ける艦船の日本接近がこの時期から著しく増えるのです。
天保八年には英国商船を装い通商関係を求めて浦賀へと寄港しようとした米国船・モリソン号を幕府は砲撃します。いわゆるモリソン号事件です。

隣国清ではアヘンの取引を巡って英国とのあいだで戦争となり領土の一部を掠めとられるといった情報も国内に入ってくることになります。

この時期、水戸藩主徳川斉昭は幕府への建白書に「内憂外患の危機」と記していますが、こう した状況に対応するべく老中・水野忠邦は綱紀粛正・質素倹約・風俗是正を主眼とした改革を断行します。「天保の改革」です。ところが、国内向けの改革諸策はことごとく失敗。かえって幕府財政を圧迫し、諸藩の台所も困窮していきます。

外患への対応としては、それまでの外国船打ち払い政策が取り下げられ、航行のために必要なマキや水の提供を許す「薪水給与令」が施行されます。

国内向け施策の失敗と対外政策の改変は幕政がそれまで維持してきた鉄の制度を状況的なものへと変質させてしまい、世の中は一挙に幕末維新史を刻んでいくことになります。

松陰後には、近世から近代、江戸幕藩体制から明治新政府樹立へと世の中を代えて行く幾多 の人材が歯車となって回り出します。松陰の生涯は変転する状況的な社会を捉え、応じて行動していくための論理を歴史的な衝撃、あるいは力として構成し、それら星を数えるほど存在したともいえる膨大な数の歯車の連なりに最初の動きを伝えるものでした。

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