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『いだてん』感想あらすじ視聴率 第5回「雨ニモマケズ」

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【第5回の視聴率は10.2%でした】
いだてん全視聴率
いだてん感想あらすじ

高座でしゃべりだす古今亭志ん生(ビートたけしさん)。
「芝浜」かと思っていたら、そうではありません。

しかも酔っ払いながら。
大丈夫でしょうか。

 

【第5回の視聴率は10.2%でした】

 

審判をやっていたのに飛び入り参加!

舞台は羽田へ。
運動場で開催されたストックホルム五輪の予選会が行われています。

100メートル走の予選でした。
審判として参加してた三島弥彦生田斗真さん)は、我慢できずに飛び入り参加してしまいます。

「キャー三島様ぁー!」
「三島天狗ぅーーーー!!」

黄色い声の声援に続き、スタートの号砲が鳴り響くと共に走り出す弥彦。
圧倒的なパフォーマンスで勝利してしまいます。

タイムは12秒。
女学生たちが天狗倶楽部(TNG)の団扇を持っているあたりが、これまた現代と通じるものがありますね。

にしても、何なんでしょう、弥彦のリアルスポーツ漫画キャラは。
そりゃ人気も出るでしょうよ。

しかも、三島はスパイクを履いていたそうです。参加する気満々だな!

実際、彼はそのまま400メートル走、800メートル走でも勝利しました。

ストックホルム五輪の写真で国旗を持っているのは三島です。

初の日本代表として五輪の旗手を務める三島弥彦(1912年)/wikipediaより引用

カッコエエなぁ。

ちなみに三島が持つ旗で隠れている(腰から下だけ見える)選手が金栗四三ですね。

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「生きて帰ってこい!」は大袈裟ではなく

ナレーターを美濃部孝蔵が担当しているのは、高座で古今亭志ん生が眠りこけてしまったからです。

ものすごく面白いし、ニヤリとさせられる演出。
しかし、ついていけない層もいるかもしれません。

マラソンスタート前、
永井は「無理をしないように!生きて帰って来い!」
としつこく注意するのは、もちろん脅すためではありません。

決して、大げさではないのです。
なんせ本大会でも、金栗には、こんな悲劇があったぐらいですから(ネタバレ注意)。

マラソン競技中に失踪した金栗四三、ペトレ家に救助され都市伝説となる

金栗が参加するマラソンには、有望選手19名による激戦となりそうです。

しかも早稲田生に偽装した清もおりまして。
四三の足袋を見て同業者だと思っているようです。

「うん、清さん?」
運営本部に座っていた嘉納治五郎も、これにはビックリ。

スタートと同時に激しい雨が降ってきました。

ゼッケンに「早せ田」と書いている清は、スタート直後から3位の位置。
四三は最下位集団でスタジアムを出て行きます。

ここでコース紹介です。

羽田を出て、六郷橋を渡って川崎、鶴見を過ぎ、東神奈川で折り返し。
来た道を戻る全10里25マイルの距離になります。

箱根駅伝でも似たようなコースを通りますが、多摩川あたりの風景が今と全く違って面白いですね。

横殴りの雨、視界もままならねえ。
そんなふうに語り出した古今亭志ん生ですが、「芝浜」と混ざってなんだかよくわからないことになっております。

 

序盤はセーブ ロングスパートで勝負!

実は四三が遅れているのは戦略でした。
序盤はセーブして、あとからペースアップを狙うようです。

5キロ地点ともなると、いきなりリタイアも発生し始めました。

まるで地獄絵図じゃねえか、とナレーションで突っ込まれるほどで、この実況がなかなか面白いんですよね。そうか、この手があったか~!

四三は、遅れ始めた野口を引き離し始めます。

コース沿道は、マラソン見学者でごった返していて、邪魔をするなと言っても、無駄。
ひたすら走っているだけのようにも見えるのに、ちゃんとドラマとして面白いのがスゴイですね~。

嘉納は、いささか待ちくたびれてきました。
「西洋人もこうして待っているのか?」と聞かれ、永井はその通りだと答えています。

彼は留学経験者なんですよね。

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空腹に耐えかね途中でお店のパンに手を出し

折り返し地点で、リタイアは8名。
四三は4位まであがって来ました。

前を走る2位の井手がふらふらになり始めております。

四三はペースを順調にあげて、3位にペースアップ。

失敬しますと言いながら、強くなる雨風にも負けずに走ります。サブタイトルが生きていますね。それまで6里までしか走っていない四三にとって、そこから先は未知の世界です。

野口は空腹に耐えかね、途中の売店で蒸しパンを盗んで食ってしまいます。

実はこういう人は結構いたようです。
補給食がある時代に生まれてよかったなぁ。

パンを盗むような格好になってしまった野口。
「どこの学校の人なんだい?」と彼を追い回す女性がいい味を出していますね。

 

まるで出血したかのような形相で

ついに四三は、トップから50メートルまで距離を縮めました。

足袋が脱げそうになりながら、苦しみに耐えながら走り続けます。

帽子の赤い染料が顔に流れ落ち、あたかも出血絡みのケガをしたかの様子。
沿道を走るおじさんが、喧嘩と間違って助けに入るシュールな展開を迎えます。

佐々木、待て、佐々木!
走るぞ、四三が走る!

追い付きかけると、佐々木が振り向き、すごい目で睨んできます。
待てと言ったからって待つことないだろ、とナレーションがツッコミます。

そのにらみ合いが十秒間ほど続き、また走り出すのでした。

このあたり、映像班もすごく頑張っている! いい絵を撮っています。
伝令が報告したリタイアは13名。ほとんどじゃないか〜!

 

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韋駄天だ! 彼こそ韋駄天だ!

金栗がやってくると、エキサイトした観客もついてきます。

微笑ましいw
当時の牧歌的なスポーツ環境が、なかなかつらいっすね。
もちろんランナーは、観客をふり切って走るほかありません。

「これは羽田の悲劇ですよ!」

永井が選手を危険に追い込んだ怒りの余り、嘉納につっかかっていると、突如、嘉納は立ち上がります。

双眼鏡でとらえた選手は、なんと四三です。

「いたぞ〜。可児くん、永井くん! 韋駄天だ、彼こそ韋駄天だ!」

タイムは2時間32分45秒――当時、2時間59分45秒だった世界記録をも上回っておりました。
嘉納らも雨中で大喜びです!

世界記録です!
こうして四三は、念願の嘉納によるだっこを叶えたのです。よかったね!父・信彦の嘘からでたまことだね!

天狗らによる胴上げによる歓迎。

一方で、永井は無事に戻ったこと、水分補給を考えています。
普段は厳しい顔をしていても、根は優しい。

しかし四三は、世界記録が夢になってはいけないからと、水を断ります。

これはサゲ(オチ)だけが「芝浜」なのです。
すごく面白いけど、ちょっと難解かもしれない。いやいや、私は好きですけどね。

観客席にいる美津子は、あの落語はなんだと聞きます。古今亭志ん生曰く、清公に教えて貰ったんだよ、だそうで。

なるほどね、そういうことか!

 

円喬の話を聞きながら車を

実はその日、車夫をしていた孝蔵は、落語家の橘屋円喬を人力車に乗せるというトンデモナイことがありました。

人力車を引きながら、じっと聞き入ってしまう孝蔵。
あまりにうまいから、聞き入ってしまい立ち止まる孝蔵。

ちょっと動転したのか、雨が降っていないのに幌をかけると言い出してしまいます。

「鰍沢が見事過ぎて」雨が降ったと勘違いしたんだそうで。
これは実際に古今亭志ん生が語っていたことなのだそうです。

 

本作って、実は結構メロウというか、情感がしっとりしていると思います。

繊細なんですよね。
これは『あまちゃん』もそうでした。

コミカルなところばかり強調されるんですけれども、人間の感情のひだをすくいとってくる。そんな繊細さがあるんです。
この場面は、孝蔵の感動をものすごく詩的に描いています。

今週一番ぐっと来た名場面です。

 

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ボブカットの女性記者がいいね!

マラソンの完走者は6名のみでした。
しかしロンドン五輪を22分も縮めております。

女性記者の本庄は、これに疑いを持ち、本部へやってきます。

「不正があったのではないか?」と詰め寄るのです。

これは、当時の距離設定のルーズさもあったのです。
ある意味、彼女のリアクションが正しいのです。

金栗四三(かなくりしそう)いだてんモデル92年の生涯をスッキリ解説!

本庄の出番は少ないものの、活動的なボブカットが彼女の性格を見せていて、いいですね。

髪の毛を短くする――それはトンデモナイことです。

当時まだまだ【髪は女の命】という考えがある時代で、このスタイルをする女性は【先進性】と【挑戦する心】があったものです。

コレな……。
本作にも出演しているシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じている、竹鶴リタをモデルとしたエリーのことを思い出すんですよね。

本物のリタは、ボブスタイルでした。
それがドラマですと、前髪ぱっつんのロングブロンドにされておりまして。ああいうヘアスタイル、当時のイギリス人女性だと女児のものなんですよね。

日本人になじみやすいようにそうしたのだろうとは思うのですが、ヘアスタイルにだってその人の主張が織り込まれるというのに、こういう杜撰な変更はどうしたものかと思ったものです。

 

永井の描かれ方が好きです

さて、世界記録更新ですが。
結局、距離も時間も間違いなしということで、世界記録更新が号外になってしまいます。こりゃてえへんだ!

万歳三唱されて、大歓迎を受ける四三。
可児先生も大喜び。
徒歩部の仲間は、祝賀会を始めます。

永井が可児に「醜態をさらすな!」と叱りつけられると、可児は反撃します。しかも、
「肋木につかまれ〜」
とまで言ってしまうのでした。あ、こりゃ酔っ払いですね。

ちなみにこの永井VS可児は、のちになかなか大変なことになります。

永井道明(いだてん杉本哲太)とスウェーデン体操 日本の体育を創った男とは?

やっぱり永井の描かれ方が好きです。




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ただの堅物ではなくて、根底には学生への配慮がある。
彼の掲げるスポーツは、心身の健康を目指すものでした。

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