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『いだてん』感想あらすじ視聴率 第10回「真夏の夜の夢」

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【第10回の視聴率は8.7%でした】

団長の嘉納治五郎は、まだ現地に着いていなかった――。

金栗四三は、そんな中、白夜のストックホルムへ。マラソンコースを下見しております。

子供が歩き回る風光明媚名ストックホルムを、走る金栗
ロケに金かかっておりますなぁ~!

現地の新聞記者からは取材も舞い込みます。
日露戦争の勝利後であり、日本には何か凄いものがあるんじゃないの?
と思われていたようです。

日露戦争をスッキリ解説!陸海軍の勝敗マトメ(日本海海戦・奉天会戦など)

触れられるかどうか不明ですが。
天狗倶楽部にとっては宿敵にあたる、新渡戸稲造の『武士道』も、元は外国からのニーズに応えようとしたものでした。

新渡戸稲造72年の生涯をスッキリ解説!『武士道』以外の功績は?(実は国際結婚)

これが危険っちゃ危険な兆候です。

当時の日本の頑張りを否定する気はありませんが、ロシアの政治情勢がガタガタだった。
そこを誤解した部分がありますわな。

帝政ロシア・ロマノフ朝が滅亡しロシア革命が起きるまで! 漫画ゴールデンカムイのお供に

ちなみに『クィーン』でエリザベス2世を好演したイギリスの名女優ヘレン・ミレンは、革命で亡命したロシア貴族の末裔にあたります。

 

そのあたりも、ちゃんとやるかな?

 

口髭のラザロ選手 ネタバレ知っていると……

そしてここで選手同士の交流。
口髭のラザロ選手が登場します。

うわあーーーっ!
ラ、ラ、ラザロ選手がここで出るんだ!

ポルトガル代表のフランシスコ・ラザロ選手/wikipediaより引用

ひぃん、先のことを考えるとちょっと泣きそうだ!

ネタバレしてもよろしいお方は、こちらの記事を読んで泣こうじゃないか。

くーっ!

マラソン競技中に失踪した金栗四三、ペトレ家に救助され都市伝説となる

さて、ここで書いている金栗の手紙ですが、今から出しても嘉納に届くまで、ざっと二週間がかかります。
行きちがいになりそうです。

一方、未だ東京にいる嘉納はイライラしながら、やっと出国できそうな状況になりました。
メダル確実だとか、本庄記者は言っております。

世界記録を考えますと、それも仕方ないですかね。
うーん。ただ当時は、計測に問題あったんですよね。まぁ、結果はいろいろな意味で予想外ですが。

 

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異国で錯乱する選手団たち

そのころ、金栗はじめ日本選手団はそれどころじゃない。
異国でむちゃくちゃ錯乱しております。

おいおいおーい!

快眠でもない。快便でもない。白夜がともかく辛い。

ちなみに、これはサマータイムにも関係のある話なのです。
ヨーロッパとアメリカは地理的に日本より北。そのため、サマータイムに意義があるといえばそうです。

ただ、日本ではあまり意味がない。
一時期、導入された際は、あまりの非効率ぶりに結局中止されました。

そんな欧米でも、サマータイムは見直し論が盛んです。日本で導入したら、混沌再びなので危険です。

金栗は新聞記事を見ております。『小さな日本人選手』扱いをされております。
まぁ、そんな日本人選手が都市伝説になるのかと思うと、ワクワク感が止まらないんですけどね。

ちなみに、昭和パートでちらっと出てきたアベベも、はじめはよくわからない黒人選手扱い。
欧米中心であったオリンピックは、そういうものでした。

しかし、ここまで体格差がついたのは、実は江戸時代を挟んでからなのです。

 

戦国期「日本人は中肉中背」だった

「体の作りが違う」
そう戸惑うのは金栗だけでなく三島弥彦もそうでした。

MAGI』で描かれている天正遣欧少年使節含め、宣教師や商人の証言では、
「日本人は中肉中背」
と表現されています。

戦国時代の人物の体格は、現代人からすれば小柄に思えるものです。
しかし、当時は世界的にそんなものだったということで日本人が特に小さかったワケじゃないんですね。

トイレの場面が少しありましたが、無意味じゃないんですね。

男性用の小便器はなかなか問題がありまして。そのあたりの事情は、ご想像にお任せします。

そんな中、エントリーシートを書くことになる選手たち。
三島は複数の競技ににエントリするつもりです。金栗はどうするのかな?

 

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病状悪化で大森コーチは指導ができない

大森兵蔵の肺結核は悪化する一方でした。
練習を指導できない大森に代わり、安仁子がトレーニングメニューを渡します。

しかもメニューは三島だけ。
兵蔵の専門は短距離走でして、マラソンについては助言すらない。そんなことが続きます。

おそらくや五輪でのこうした苦労が、後に金栗を指導者の道へと歩ませたんでしょうね。
パイオニアは辛いものです。

初めての五輪、初めてのヨーロッパで金栗はまさに孤軍奮闘、走ることしかできません。
なんだか幕末に留学へ出向いた日本人留学生たちよりも、ある意味、状況は悪化しているような気がしないでもありません。

「長州ファイブ」だって五人いたのになぁ。

伊藤博文69年の生涯をスッキリ解説!足軽の子が日本初の総理大臣になるまで

あ、いたいた。
こういう孤独のせいでノイローゼになった日本人、いたいた。

この人です。

『吾輩は猫である』ができるまで…… 夏目漱石の人生を変えたあの名著

本作にも作品が出て来ましたよね。

美川くんの好きな作家さんですね。

ちなみに当時の人気を比較すると、実は夏目漱石よりも「天狗倶楽部」の押川春浪の方が上だったそうです。

ててんのぐー!
と暴れながら、漱石より大人気ってすごいなっ!

【関連記事】
押川春浪
天狗倶楽部

 

不器用ながら一生懸命な英会話で語り合う

現地入りする国が増える中、ますます不安な気持ちになる金栗と三島。
そんな中、ラザロがすごく親切にしてくれます。

アドバイスをくれるし、足袋にも興味津々なのです。
馬の蹄みたい、だってさ。

金栗の不器用ながら一生懸命な英会話も、すごく共感が抱けます。
スクリプトをそのまま暗記してガーッと読み上げる――本当にお粗末な英会話を朝ドラで見たばっかりだと特に。

英語のネイティブじゃない同士が、身振り手振りを交えながら、一生懸命話す。
こういうコミニケーション大好きだな。完全な英語ができないのもお互い様。わかりあいたいから、一生懸命話す。

足袋を贈る金栗。受け取って喜ぶ選手たち。

やめてくれ、もう涙で前が見えなくなってくるよ!
こういう人間味あふれる交流が見たかった!

「日本スゴーイですね!」
と白人が褒めまくるものとは違うのだ。

あとラザロはちゃんとラテン系に見える役者さんですね。他の選手団も、いろいろなルーツが混ざっていると伝わって来ます。これがやるべきことなんです。知名度のある外国人タレントを適当に使って話題性稼ぎするのは見ちゃいられない。

三島と金栗が記者から混同されるのも、わかること。
東洋人と見れば、見分けがつかない、個人差がわからないなんてよくあることですね。

でも、セレブだった三島からすればショックだろうなぁ。

 

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江戸っ子が描かれている

播磨屋は、金栗から足袋を送れと言われて江戸っ子らしい態度を見せています。
嬉しくても、認めないのが江戸っ子です。

車夫の清さんも、ここにやって来ています。知り合い(美濃部孝蔵)が落語家に弟子入りしたから、着物が欲しいんだって。

芸名の変遷なんですが、葛飾北斎の引越し並に激しいので、このレビューでは森山未來さん時代は美濃部孝蔵。
ビートたけしさんは古今亭志ん生で通しますね。

古今亭志ん生は、身なりがお粗末な落語家として有名でした。

落語家は粋な格好で、ぞろっと歩いてこそクール。それなのに、汚い服で浮いていたのが、彼なのです。

古今亭志ん生(ここんていしんしょう/美濃部孝蔵)83年のパンクな生涯

ファッションじゃねえ、芸だけで勝負したい。そういう信念でしょうね。
まぁ、酒を呑んだくれて博打うって、金がないという事情もありますが。

円喬の芸を学びたい!
そうかじりついた若き日を、古今亭志ん生が回想を交えて語ります。

江戸っ子だから風呂も熱い。五りんは入れないんです。江戸っ子あるあるだな!

本作は、江戸の風情をすごく大切にしている。
皮肉にも、東京五輪の開発でそういう江戸の風情が薄れたということもあるんですけどね。関東大震災や東京大空襲だけではない。そういうところまで描けるかな。

このあたり、本当にドグマがすごいな!

クドカン先生が、自分の脚本への向き合い方を重ねて、熱いものをぶつけているって伝わってきて、本当に好きなんです。

芸ってなんだ?
心を動かすって、なんだ?
そういう熱がそこにはある。

一方金栗は、冷水浴のやりすぎて水道を止めらておりました。おい、おい! なんだこの温度差は!

 

メンタル崩壊が始まった

練習12日目、ついに誰も部屋から出てこなくなりました。

ホテルの中で呆然とする金栗。

三島は燃え尽きていました。金栗が部屋を訪れると、耐え難いと弱音を吐いております。雲をつくような西洋人に混じって走る――辛いことでした。

三島は当時の日本人としてはかなり大柄な部類です。しかし、それでも西洋人と比較すると小柄。それは、スポーツのタイムでも同じことなのです。

【関連記事】三島弥彦

「義和団事件」の各国兵士写真を見ますと、なかなかきびしいものがあります。

義和団の乱における連合軍の兵士(一番右が日本人)/wikipediaより引用

それだけじゃない。
記事も金栗ばっかりが注目を浴びていて、これも辛い。
計測ミスがあったとはいえ、金栗は世界記録保持者扱いですからね。三島より注目されてしまうのです。

貴公子はじめての挫折というやつです。
弥彦は思わず泣いてしまうほど落ち込んでいます。

ジェネレーションギャップもあるかもしれません。薩摩隼人もガラスハートの持ち主になったもんですね。

川路利良「情けなかっ! フランス列車内脱糞および大便投下事件が記事になってん動じんオイを見習いやんせ」

大久保利通の畳回し(畳踊り)だけじゃない!従道の裸踊り!川路の大便投下!薩摩隼人は規格外!

……川路は、この事件でもめんどくさいそうな態度で無反省だったそうです。
まぁ、そんな図太さは見習わなくてもいいかもしれませんけど、うん、まぁ、うん。

 

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三島は自殺未遂騒動まで

一方、大森夫妻は兵蔵の病状悪化が深刻です。
咳き込む夫、支える妻。

おいっ、どうすんのよ、これ!

最初で最後のオリンピックになるとまで、金栗は絶望するしかありません。

しまいには
「黎明の鐘は鳴りません」
とまで言いたくなる、そんな気持ちがわかりすぎて辛い。

三島はついに、窓から飛び降りようとするほどまで錯乱してしまいました。

天狗がぁーーー!
どうしてこうなったーーー!

これもプレッシャーのせいでしょうね。
母・三島和歌子や、兄・三島弥太郎の反対を押し切り、そしてあれだけ期待されて送り出されたことが逆境になっている。




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「最初の一歩には意味があるったい!」
そう励ますしかない金栗は感動的でしたが、練習どうなった。
と思ったら金栗は、三島と一緒に短距離の練習をするのでした。
いいやつだな~~!
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