いだてん感想あらすじ 大河ドラマ・朝ドラ他

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第14回「新世界」

更新日:

【第14回の視聴率は9.6%でした】
いだてん全視聴率
いだてん感想あらすじ

第2章は、五りんと古今亭志ん生からスタート。

日本発のオリピックを、人々はどう体験したのか?
そう言いながら1960年より過去へ過去へと遡ります。

当時はニュース映画でした。
ストックホルム五輪から二週間後、その映画が公開されたのです。

このオリンピックニュース映画は大事な伏線でしょう。
まだ無声映画ですが、見たこともない競技に東京市民は大興奮しました。弁士もおります。

それにしても、東京高等師範学校学生よ!
マナーが悪い!

まぁ、明治時代だからといいますか。
時代を遡ればさかのぼるほどマナーは悪い。

お花見で斬り合って死ぬとか。そういうこともあったんですよ。
これも、暗い世相の反映っちゃそうです。

明治時代って実は過酷「通俗道徳」という自己責任論が広まり、安易なノスタルジーは危険です

ただ、さすがに騒ぎ過ぎで、永井舎監もキレますわ。

 

金栗、帰国

ここで回想シーンを入れて、第1章を振り返る。
凝った作りです。

金栗敗退。
死者まで出る。
それでも、四年後の開催は決定しています。

【途中棄権】という結果は、死んでしまったラザロよりも、もっと辛いかもしれない。
雪辱のため、国のため。
ベルリンを目指し走る金栗です。

時代は、明治から大正へ――。
その大正元年(1912年)9月、金栗は四ヶ月の滞在を終えて帰りました。

出発と比べて、出迎えは地味です。
まぁ、そのほうが救いだとナレーションも語ります。そりゃね……。

時代は、明治天皇の大喪の礼が済んだばかり。
町は自粛自重ムードです。

エドアルド・キヨッソーネが描いた明治天皇/wikipediaより引用

 

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何か失敗すると責任を感じて自殺

そんな中、乃木希典大将が後追い自決したことも金栗は新聞で読んだそうです。

そうなのよ……切腹は、そんな過去のものじゃない。
金栗の苦しみは、切実なのです。

明治のラストサムライ・乃木希典 大帝に殉死す

何か失敗すると責任を感じて自殺する。
これは……。

日本人が現代まで苦しめられているメンタリティともされており、まだまだ続いていると言えるかもしれませんね。

切腹が日本の歴史に定着したのはナゼ?現代人のメンタリティに影響も?

嘉納はヨーロッパから、アメリカ巡りで帰ると金栗は報告。

出迎える可児は足を怪我して、松葉杖をついています。
一体何があったのでしょうか。

金栗は、スポーツ道具を土産として戻って来ておりました。
これも伏線でしょう。

寄宿舎では、報告会が始まりました。

陛下はじめ皆さんに申し訳ないとアタマを下げる金栗。
これは辛いものがあります。

金栗の努力を受け止め、誰も責めない……と思ったら、一人の女性がりました。

「賄いのおばさんだろ」
と言い合う男子学生たち。

この国らしい。
女なんてそんなもんだという偏見ですね。

これ、本気で気をつけて欲しいのです。

海外からの来賓を、女性が下だろうという無意識での対応をしてしまい、国際的な恥辱を晒す。
実際そういう事例があるんですよね。

金栗は、ここで予算オーバーの話を始めます。大森監督のカッコいい、ドイツ人におごった話とか。
やっぱり彼は「半かじり」だねぇ、と可児や永井は苦笑しています。

スウェーデン語で、水はばってんだとか。
そこから話は北欧美人に。

これも、本気で反省するところです。
日本って、規律の緩みに厳しいのに、女性関係だと甘いという悪しき伝統がありますよね。

◆アジア大会中に買春したバスケ日本代表4人、1年間の公式試合出場権を剝奪

こういう恥さらしとしか思えない事件ですら、
「そのくらいやんちゃだろ」
という擁護があり、うんざりさせられたものです。

 

「たまたま男に生まれたぼんくらという意味だ!」

はい、ここで二階堂トクヨが挙手します。

敗因は何か。
盛り上げようとしているけれども、時間の無駄ァ!

羽田予選で新新記録だしておいて、このだらしない結果は何か。
そう突っ込んで来ます。

ここでOP。
彼女こそ、新章のキーパーソンなのでしょう。

https://twitter.com/nhk_td_idaten/status/1117306521971507200

そもそも予選タイムは疑わしい。距離測定に疑念がある。
三島はハイテンションになって浮かれて走っただけ。選手登録すらしていない。

この二名がオリンピックにふさわしかったのか。
国民が不満を抱いていると言い切ります。

「賄いの分際で!」と反発する学生を、永井は止めます。彼女は永井の弟子なのです。

「つまみだせ! 女のくせに生意気だぞ!」

ここで二階堂、教職に着くのに下劣だ、棚から落ちたぼた餅め!とぶっとばしにかかります。

「たまたま男に生まれたぼんくらという意味だ!」

 

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敗北から学ばなければ意味がない

一歩も引かないどころか畳み掛けてくる二階堂。

さすがに揉めそうになりますが、当の金栗が「複合的原因だ」と述べ始めます。
胸の奥に言い訳をしまっておくという決意です。

「それじゃだめなんだよ!」
と、ここで永井が声を張り上げてきました。

敗北から学ばなければ、意味がない。これは重要です。

我が国の体育は、10年、いや50年遅れている。
それこそが敗因だと。
欧米人と肩を並べる未来のために何をすべきか。それがきみらの使命である!

永井と二階堂はそう言い切ります。

しかし、金栗は四年しかないと言い切ります。
10年待てば31、50年は71。この50年、実は伏線ですよ〜。

四年後も出ると言い切る金栗。
ベルリンに日の丸をあげる、ストックホルムの悔しさを晴らすために粉骨砕身すると誓うのでした。

 

必勝ノートを作ってトレーニング再開

かくして4年後のために、いだてんはトレーニングを開始します。

舗装路対策として、悪路を踏んづける金栗。
これは結構大切なことです。播磨屋とともに、足元の改良を行うことになります。

金栗は、必勝ノートもまた作ります。

課題は、スタートダッシュです。

このころ、電話の普及により、電信柱が急激に増えていました。そこに目をつけます。
4~50メートル感覚で立っている。最初は流し、5本ダッシュ。それから流す。

電信柱練習法。

一方、野口源三郎は、砲丸投げに興味津々。槍投げも。
これが彼の運命の出会いですね。

野口源三郎の功績―大河いだてんで永山絢斗が演じる日本スポーツ界の指導者

新たなスポーツが始まる。
黎明の鐘は鳴ったのです。

 

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永井と全国行脚に出向く予定だったが英国へ

ここで二階堂の紹介に。
彼女は東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)の助教授でした。

『学校体操教授目録』
なるものが、永井らによって出来上がっていました。

永井は、スウェーデン体操を広めるため、全国に回る予定でした。
しかし、弟子である二階堂は文部省の要請により、三年英国留学することに。こうして金栗が、彼女の指名により二階堂の後任者となったのでした。

肋木にぶら下がる二階堂。
ホッホッホッ! 肺病にも効果があるんだとか。

ここで金栗は思わず口に出します。

「ばってん、嘉納先生は……」
「嘉納先生のやり方じゃダメなんだよーーーー!」

即座に否定してくる高圧的な永井。
あのやり方ではダメだ!と、証明したのが嘉納だった。それがオリンピックだ、無謀だと永井は言い切ります。

理想ばかりで、地に足がついていないと。
暴挙であると、永井と二階堂から言い切られるのです。

ハッハッハッ!

 

嘉納不在で借金対応に四苦八苦

しかし、可児に言わせれば永井ことこそ極端で暴挙そのもの。

ある小学校で教材を破壊したうえに、肋木を導入したそうです。
子供の怯える顔がリアルです。

指導要綱だって、体操ばっかり。
バスケットボールもフットボール(サッカー)バレーボールも「遊戯」でひとまとめ。

マラソンも遊戯。鬼ごっこといっしょ。

しかし、永井は正しいところもあるのだと。

嘉納がいない間、波乱含みとなりまして。
嘉納が把握していた借金は一部でしかなく、可児はその応対で四苦八苦になりました。それで【止めてもらえること】を期待して飛び降りるというものの、誰も止めず――骨折したのでした。

骨折の理由が切なすぎる!!
嘉納先生ぇ〜〜〜!!

そんな可児は、四ヶ月の間にいろいろ考えておりました。

 

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ドッジボールは可児の功績だった

可児の成果が説明されます。

それが「円形デッドボール」。
後のドッジボールです。

遊びじゃない、英国発祥の球技だ。可児も参加し、よけるだけだと言い切ります。
永井も可児も、余計なことしおって……そう、ボソリと言いたい視聴者の方も、おられるのでは。

まぁ、功績っちゃそうだけどさ。
日本の体育の授業が堅苦しくて面白くないのは、永井のせいじゃないか?という指摘もございます。

ドッジボールがトラウマレベルで大嫌い。
集中的にぶつけられた、可児のせいか、お前のせいか!
そう言いたい人もいますよね?

永井道明(いだてん杉本哲太)とスウェーデン体操 日本の体育を創った男とは?

そんな金栗に、実家の兄・実次から手紙が届いておりました。

兄は失望しています。
世間に対して申し訳ないと書いてあります。辛い。辛すぎる。

「あ〜〜〜〜!!!!」
って、そりゃ絶叫したくもなりますよね。

 

売れたいけどペコペコしたくはねえ

そのころ美濃部孝蔵は、噺家なのか、車夫なのか。
わっかんえな、って状況です。

円喬に「売れたいのか?」と聞かれました。

そりゃ売れたい。
売れたくないわけがない。
けれども、人にペコペコしたくはねえ。

そう言います。
まぁ、生意気なようで、空気が読めない、不器用な奴なんですよ。

円喬は旅に出ろと、ドサ回りを進めてきます。三遊亭小円朝についていけと。

師匠の言葉に対して破門か?と詰め寄る美濃部。
初高座をしくじったからか。湯のみ二個割ったからか。持ち物を質入れしたからかと迫ります。

しかし、円喬は弟子を認めている。
フラがある。そう褒めていたのです。

「芸はまだまだだが、お前さんにはフラがあるよ」

【フラ】の説明になりましたところ、列車の通過音で聞こえなくなってしまいまして。
こうして彼は旅にでるのです。

結局、フラって何だろう?

昭和の五りんどころか、今松すら、フラが何かわからないんだそうで。

 

新橋駅に向かう美濃部たち

小円朝の弟子の万朝と新橋駅に向かう美濃部。

一方、師匠の円喬は小梅の店からよろめき出て、「新橋駅まで送ってくれ」と清公に頼みます。

美濃部が旅立つと聞いて、清公と小梅も駅を目指します。
おぉーい!

小梅をのせて、師匠には市電に乗ってくれと言う清公。

かくして弟子の見送りに師匠が走る。これが本当の師走!
って、古今亭志ん生は語るわけですが、まだ9月なんだってば。

若き美濃部は、まずは浜松に行くそうです。
そこからはわからねえ。そうカッコつけています。

そこに三遊亭小円朝師匠もやってきて合流です。車掌がベルを鳴らして出発とあいなりました。

と、やっときてのが円喬。
師匠、弟子の出発に間に合った!

「美濃部くん!」
「師匠!」
「バカやろう、私は師匠じゃない。これからはこの方が師匠だ」

円喬は続けざまに、三遊亭小円朝に向かって声を張り上げます。

「大事な弟子貸すんだからな、倍にしてかえしてくれよな。フラにあんだよ、フラがあんだよ。立派に成長するんだからさ、ちゃんとし立ててくれないと、私ぁ承知しないよ!」

そして高級タバコの「敷島」三箱を、餞別に渡す。
遠慮する弟子と一悶着しつつ、持ってけんだよと押し付けるように渡すのでした。

すすり泣いてしまう、弟子。

「何するんだ、コンチクショー」
「泣くやつがあるかい。ちゃんと勉強するんだよ。じゃあな」
「師匠! 師匠……! 俺がフラならあんたフラフラじゃねえか」

このやり取り、笑いでしめているんですけど。
史実を知ると泣けるんです。

師匠が大勢いて、本人以外把握すらできなかった。
そんな彼が、唯一の師匠として語っていたのが、この円喬なのです。

芸だけじゃない。
何か、忘れがたい関係があったのでしょう。フラの秘密もそこにあるのかな。

 

「俺たちは天狗ではない、人間にもどるんだ」

大正元年(1912年)11月。
二階堂トクヨは英国へ旅立ちます。

その翌年1月、入れ替わるようにして三島が半年ぶりに帰国。
本庄に敗北の感想を聞かれて、すっきりしたと答える快男児・三島天狗です。

天狗倶楽部の会合で、三島は言います。

「僕はすっかり諦めて、銀行員になるよ」

楽しむために久しぶりに野球でもやるか、「てんぐてんぐ!」と暴れる三島。
しかし、吉岡天狗は暗い顔なのです。

「俺たちは天狗ではない、人間にもどるんだ」

押川天狗36歳、三十路の天狗はつらいと告白。
天狗倶楽部を解散しようと言い出すのでした。

明治も終わった。
天狗の時代じゃない。

重要な会話へと入っていきますね。
軍部の体育論。
野球害悪論。
これも時代の流れだ。

「野球は害悪……選手は不良」

弥彦はそんなものは偏見だ!と、上半身裸のまま怒ります。
スポーツ大国アメリカなのに、と憤るのです。

「それなら僕はアメリカに渡ろう」

兄・弥太郎に頼んで、横浜正金銀行サンフランシスコ視点にいくと言い出します。
ったく、このボンボンめ。

「さすが痛快男児だ!」

ただ純粋にスポーツを楽しむ!元気の権化〜〜〜〜〜!!

てんぐ〜〜〜〜〜〜!!!

奮え〜〜〜〜〜奮え〜〜〜〜〜てんぐ〜〜〜〜〜〜!!

ドンドンドンドン!

天狗倶楽部の時代はこうして終わるのです。

天狗倶楽部が大河いだてんを盛り上げる!日本初のスポーツ倶楽部とは?

野球害悪論って一体何よ?

という方。そういう論調があったのです。

押川春浪(おしかわしゅんろう) 小説と野球と共に駆け抜けた39才の短い生涯




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押川春浪。
彼はそのせいで寿命が縮むことになるのです。
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