いだてん感想あらすじ 大河ドラマ・朝ドラ他

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第21回「櫻の園」

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【第21回の視聴率は8.5%でした】
いだてん全視聴率
いだてん感想あらすじ

はじめにお断り。
当レビューは厳しいものです。
本作を楽しんでおられる方には、お勧めできませんので他のレビューをご覧いただくことをオススメします。

今回は、番宣でピンクフォントの女子スポーツ指導というデザインを見た瞬間、地獄に落とされました。

【女子=ピンク】って、うわぁ……。

◆ピンクのダサ/イケが男性にわからないのは当たり前

はい、ここでちょっと見てほしいページがあります。

◆GIANT

◆SPECIALIZED

どちらも女性用スポーツ自転車の紹介です。
ここにピンクの自転車は何台ありますか?

女児向けはピンクがあるでしょう。
しかし、成人向けとなると、極めて少ない。あったとしても、バリエーションの一つという程度です。

理由は?
ピンクは人気がないからですね。

こうした海外メーカーは、女性スタッフの意見を取り入れ、女性上司がゴーサインを出して製品を作っています。
そこに男性の考えるあるべき女性像はありません。

ピンクが大好きな女性は、実在しないわけではありません。
しかし、男性が思いたいほど多くはない、これは極めて重要なことです。

本作スタッフの皆さんは、それをご存知でしょうか。

海外では【ピンクが好き=女児】なのです。
ディズニーアニメですら、ピンクがメインカラーのヒロインは減少しています。

そう考えてからあの番宣を見ると、ダサさに身悶えしてしまうのです。

 

そこにいた、女子アスリートたち

アントワープの失意のあと。
金栗は、ドイツでの女子選手たちを見て写真を撮り始めます。

学校でやり投げを教わったと聞く金栗。
オリンピックマラソンランナーと知った女子選手は、彼に近寄って歓迎するのです。

その中に、夫がベルリンオリンピックを目指していた女性選手がいました。
そして彼女の夫は、戦死していたのでした。

感動的な場面ではありますが、ちょっと金栗、気がつくのが遅くないですかね。

ストックホルムで再会を誓った中にも、戦死者がいてもおかしくないでしょう。
どうも、そうした辺りが雑に感じてしまいます……。

 

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「おなごの体育ば俺はやる!」って言われましても

大正9年(1920年)。
金栗は女子選手のことをシマに話します。

もう金栗が嫌だ。
いるんだよな、明治以降あるあるなんだよな。

国内女性がいくら声を上げても動かないのに、外国人女性が言うといきなり聞くパターン。

イヴァンカ・トランプが女性の権利を言い出すと、
「そうですね!」
ってなるやつ。
もう金栗をはっ倒したい。シマの言葉をろくに聞かないで、なんですかね。

「おなごの体育ば俺はやる!」

シマをオリンピックに出すと言い出す。
テキトーなこと抜かしてんじゃねえぞ感満載ですわ。

彼女を、どの競技で? ちゃんと才能を見極めたの?
さすがに、いきなりオリンピックってのは荒唐無稽ではないでしょうか。

するとここに、二階堂の代理で見合いをした増野という男性がやって来ます。
そしてシマはスヤに会ったかどうか聞いて来たのです。

それにしてもスヤか……。
綾瀬はるかさん出演が、こんなに嫌味になるとは予想外でした。

だって綾瀬さんと言えば、『八重の桜』ですからね。
会津藩の女子は、薙刀をこなしていたものです。どうしたって、そういう体を動かす日本の伝統も思い出すわけです。

そういう伝統を無視して、「女の体は動かすことに向いていない」と、金栗らは言い張っていたと。

 

大正の無責任男

金栗は、ようやく下宿先へ帰ります。
この体たらくで、夫婦愛とか言われてもな……薄ら寒いとしか言いようがないんですよね。

ハリマヤ製作所と商売繁盛の様子に驚く金栗。
ここでやっと謝罪し、播磨屋夫婦に励まされますが、そもそも金栗主導で開発していたハズなのに、これはどうしたことでしょうか。
無責任すぎてイライラしてしまいます。製造ラインに関与しておりましたよね。

部屋に戻り、スヤと向かい合う金栗。四年後のパリは後輩にゆずるとスヤに告げます。
さらに、スヤに金メダルを見せられなかったと謝ります。

無事に戻ったら何もいらん。
そう慰められ、今後のことを示されます。

この金メダルの誓いも、正直甘かったんじゃないかと思います。
アスリートならば、勝負は魔物が潜むと理解できているものではありませんか。

試験の合格不合格程度ならば、わかります。
しかし、金メダルに進退をかけるというのは、正直やりすぎだと思えてしまいます。

それと、先週のスヤ。
妻にとっては金メダルというあの決め台詞には、何か意味があったのでしょうか? 感動できるというメリット以外に。

妻という身内ど真ん中がかばうことに、意味があるのでしょうか。
そういうことは家庭内でやりましょう。公私混同を美談にされても、どうにも困ってしまいます。

 

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自転車はスポーツですか、っておい

金栗は女子スポーツ指導をしたいという考えをスヤに語り出します。

ここで、スヤが好きな自転車のことを持ち出します。いや、あれもスポーツだって。
このやりとりは、時代考証として0点。
もうダメ。

ツール・ド・フランスの始まりは、1903年です。
日本でも、明治20年代末からレースが開催されて、天狗倶楽部のようなスポーツ愛好学生が夢中になっていたものです。

三島天狗が自動車すら乗っていたのに、スヤの自転車知識が無茶苦茶でもう……。

そもそもスヤの自転車愛好だって、そういうスポーツ好きの要素を出すためだと思っておりました。
当時、彼女のように自転車に乗る女性って、かなり活発な部類、最先端流行に詳しかったものですよ。

スヤの人物設定がぶっ壊れていませんか?

自転車の歴史に対しても、極めて失礼です。
この部分の担当者、反省の意を込めてチャリダースタッフに鍛えられて来ましょうか。

◆NHKドラマ『チャリダー』

激坂大好き、『八重の桜』にも出ていた猪野学さんにでもしごいてもらおう!
西郷どん』? その話はもういいでしょう……。

 

最低の婿殿

金栗の話を聞いたスヤはようやく、熊本に帰れないのだと悟ります。
熊本ではできないのか?
と問い詰めます。

いやは……それにしても、どういう婿なのかな?
しかもスヤの指摘通り「4年」という約束も思いっきり破っています。たまには池部四三になれと言うスヤが、正論でしょう。

それなのに、キレて熊本にはいつか帰ると怒鳴り、子供を泣かせる金栗。

なんなんだよ、こいつはーーーーー!!

もう直視できんませんって。

逆ギレして子供に八つ当たりって、最低です。
スヤと夫婦生活をしようとして、赤ん坊を泣かせた時点で、こいつはクズではないかと思ったものですが。

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しかも、スヤが帰ろうと
「おってくれ! お母さんには俺から話すけん。お前はそばにおってくれ」
ですからね。

スヤさんは、こいつの脚あたりをスペンサーライフルで撃っていいと思います。
って、八重じゃないもんな。残念だわ。

新島八重86年の生涯をスッキリ解説!最強の女スナイパーが同志社&赤十字に身を捧ぐ

夫婦で抱きあって、BGMでごまかしていますが、うすら寒過ぎて……。

場面が代わり、古今亭志ん生がやっと「ラブストーリー仕立て」と突っ込んで助かりましたよ。

さすがにこの一連のシーンは、作る側も「辛い……」と引き攣った顔してませんか?

ほんとドラマを間違えたのかと思ったレベル。
金栗が、第99作朝ドラの、最低だったヒロイン夫みたいに見えました。なんだこの婿は。

近年大河のナイス婿ナンバーワン・真田信之を見習ってくれ。
誰かちょっと、ここに本多忠勝を呼んできてよ。蜻蛉切で、婿を指導してもらいたい。

と、そんな冗談はさておき、当時の婿描写として、甘ったるいにもほどがあります。

ここまで無責任で駄々っ子の婿。
幾江に蹴り出されないだけ、儲けものだと思ってくださいね。

戦前の家制度描写まで、もう破綻し切っとる……。

 

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田畑まーちゃんと美濃部に救われた

場面は浜松に変わり、美濃部孝蔵田畑政治が登場。
ホッとしました。

河童は、これからはクロールだと大騒ぎ。ここから先は、結構いいのです。
田畑パートに期待していなかったんですが、金栗パートよりもよくなっております。

帰還した選手は、日本泳法は捨てなければダメだ、このままでは笑いものだと訴えます。

まーちゃんは、ちくしょーと絶叫。

「何がクロールだ!」

ドクターストップを無視して、海に飛び込むまーちゃん。

美濃部は、
「大丈夫じゃねえか」
と去っていきます。

こいつに責任感を期待したらいけませんな。
しかも、財布を拾ってその金で東京に戻るという、クズっぷりを発揮します。

東京浅草の屋台街。
突き出しの黒豆をつつきつつ、酒を飲みます。

酒に黒豆って、どういうことだと突っ込みたくなる人もいるかもしれません。
こいつぁ甘党なんです。日本酒と砂糖という、歯をボロボロにする組み合わせが好きなんです。

古今亭志ん生(ここんていしんしょう/美濃部孝蔵)83年のパンクな生涯

ここで、出迎えたのが清と小梅。なんと清は小梅と結婚していました。

なんだそりゃ!
小梅なんなんだよぉ!

清が大穴すぎてもう何も言えねえ。苦労した美濃部はなんなんだろう。小梅がもう、ともかく最高です!
しかも美濃部は間男扱いされるわ。

この受難に爆笑していると、同じ店に美川が近づいてきて、これまた笑いが止まりません。
しかも、美川のことは忘れられている。小梅に包丁で追っ払われるとき口パクで「たっしゃでな」と気遣われていた辺り、何かあったのでしょうけど。

美濃部は、円菊として二つ目から再出発しました。

今日も森山未來さんの演技力が秀逸です!!

金栗よりも、こっちがじっくり見たかった。そんな本末転倒ぶりに苦笑いですね。
作る側も、こっちが楽しいと思っているのではないでしょうか。

このパート割り当て変更は、役者にとっちゃたまったものではありません。
自分の責任でもないのに、出番を削りに削られる。ひどい話ですね。

 

この無知が、全くわからん!!(絶叫)

そして大正10年(1921年)春。
金栗は竹早にある名門女学校・東京府立第二高等女学校に赴任します。

御茶ノ水を見習って、体育に注力するんだとかで、シマも同じ職場にいました。
同校では、人気取りのためたま〜にテニスをやる程度で、体育と呼べる指導はないとのことです。

おそらくや竹早では、チャラついた大学のサークルテニスのような扱いだと言いたいのですかね。
マジでやる人はいない、と。

女子テニスは、第2回ロンドンからオリンピック競技です。
不思議なのが、シマも、金栗も、その辺に触れたりしないことです。

別に一般人ならそれでいいでしょう。
しかし、体育指導をするという設定になっていれば、そういったところにさりげなく触れたりできませんかね。

金栗は、シマにどういう理由で陸上をすすめたのでしょう?
自己都合だけ?
テニスなら、現役でオリンピック選手になれる可能性が考えられるとか言わなかった理由は?

その辺のフォローがあっていい立場の人たちなのに、これではテニスに失礼ではないでしょうか。

ようやく世界でTOPになれる選手もでてきたのです。

 

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生徒に嫌われそうな教師を大河主人公にしないで

そんな疑念を抱えつつ、見るしかないのです。

金栗の授業を減らして、美川パートにしてくれないかな……。
もうこいつが、学生時代に大嫌いだった体育教師と被って見えて、だんだんと心が濁っていくんです。

彼の態度って、なんなんですかね。
シマの言うことを無視してきておいて、今さら女子体育が劣っていることを残念がるって。

これは脚本も演出も酷い。
指導者の力不足ではなくて、女子生徒の無知を責めるようにすら思える。

シマのいうことを無視。ストックホルムにいた女性アスリートも無視。
そんな金栗が言うと、説得力満載だって? 脱力です。

あと、欧米と日本女性の肉体的相違のところ。
セクハラめいた指導をユーモア演出するあたり、なんかもう嫌気がさして来ますよね。

どんだけ金栗って、無神経なんですかね。
可児も酷かったというのは、何の言い訳にもなりません。そりゃシマもキレますよ。

「ここで女は難しか〜、男は気にしないからいいよな〜」と愚痴るのも余計にムカつきます。

「日本の男は貧弱貧弱ゥ!」
そういうふうに散々言われて、どう思うのか?って話なんですよ。

自分もそのあたり、散々悩んでいたではないですか。

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ストックホルムの経験すら、活かせない指導者って何でしょう。

女子に対しても失礼ですが、男子に対しても失礼です。

男子は尻を蹴っても気にしないのに〜って。
しばき上げの邪悪な理屈ですよね。

スポーツ界の邪悪なしばき上げが問題化する今日、受信料でこんな悪の極みを流す無神経さに、ため息すら枯れ果てます。

◆社説:部活指導者の暴言 心に深い傷を残している - 毎日新聞




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ノリだけで生きて、心理的な苦痛を考えない。
ヘラヘラ笑ってごまかす。
そういう邪悪なスポーツ指導者を、じっくりコトコト煮込んだような金栗の舐め切った態度です。
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