いだてん感想あらすじ 大河ドラマ・朝ドラ他

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第26回「明日なき暴走」

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本日は第二部2回目。
アムステルダムオリンピックの派遣費用が足りないそうです。

ここでちょっと振り返ってみます。
本作登場人物の記憶力です。

・ストックホルムで見たはずの女子テニス選手のことを、忘れているような金栗四三

・ラザロの死を踏まえても、競技安全性の確認がザルとしか思えない金栗

・元女中シマの死を悼むよりも、天狗で騒ぎたい三島弥彦

・出場資金繰りで苦しんだ金栗のことを忘れたように、原点回帰と言い出す嘉納治五郎

 

よくわからんが、金は出た

嘉納が資金集めで何も学んでいないことも、田畑チートの前振りです。

いや、健忘症は失礼ですよね。
ラザロの死なんて悲惨ですし、明るい未来を生きるのであれば、忘れて前進してこそ。健忘症こそ楽しく生きるコツだと、教えてくれる本作って前向きで素晴らしい!……ってか。

田畑政治は、とにかく高橋是清の前でもハイテンションです。

これを言ったらおしまいだとは思いますが。
阿部サダヲさんは『おんな城主 直虎』の徳川家康の方がよかったな……。

高橋は、
「スポーツと政治は無関係」
と、突っぱねます。

田畑は金も口も出せと言い出します。
脚本はスカスカで、ハイテンションと回想シーンでなんとかしてる印象。

この濃いシャウトをワンパターンと呼ぶか、キャラクター付けが濃厚と見るか。
受け取り方は人それぞれなんでしょう。私は手抜きだと思います。

この演出、演技指導、きっちりとした考えに基づいております?
西郷どん』でも気になっていましたが、ハイテンション演技、早口、怒鳴る――これで勢いをつけて誤魔化そうとしていると感じるのです。

ボタンタップのような効果で、ともかく資金はなんとかなるって……意味がわからん。
高橋是清がまるでATMのようだ。

見どころになるのは【どういう理屈で説得できた?】ではありませんか?
今回は全然わかりませんでした。

『真田丸』にせよ、『おんな城主 直虎』にせよ、論点と結論がきっちり把握できました。
本作はそこが雑。
粗すぎます。

 

裸体美を楽しんでください

そのあと、プールの場面では若い男の裸体を映しまくるわけですよ。

『西郷どん』の相撲で学んだんですかね?
SNSで肉体美に酔う投稿を集めたい?

来週は女子の水着も出ますから、パワーアップするんでしょう。よかったですね。

◆肉感的な水着を披露!?「いだてん」復活の鍵は上白石萌歌の水泳シーンにあり!(2019年5月28日)|BIGLOBEニュース

 

はい、プール裸体が終わって、朝日新聞へ。

ずーっとハイテンション、早口。
前述の通り、これをテンポのよさ、キャラ付けと賞賛する意見もあるようですが、ワンパターンでネタが尽きているようにも見えてきます。

兄が危篤だからとバタバタ走るところなんて、これが身内を心配する弟でしょうか。

ここで、古今亭志ん生の語りとOPを挟んで、人見絹枝にジャンプします。

 

女子を応援するにしても……

人見絹枝パートです。

女神シマがスカウトした人ですね。
シマの孫・五りんがここでシマのことを語り、ざざっと人見絹枝のことを説明します。

ローコストだなぁ。
真っ黒い背景で、走るだけ。からかう男が出てくる……って、舞台劇かっ!

彼女は二階堂トクヨに、笑われるコンプレックスを打ち明けます。
子供を産めプレッシャーに悩んでいるとも。

それをトクヨが励まします。

ジェンダー描写として、かなり薄っぺらいと思いますが……それでも、このあたりがネットニュースで「斬新だ!」、「わかる!」と話題になりそうではあります。

2013年『八重の桜会津戦争、2017年『おんな城主 直虎』と比較しても、面白くないし雑。
今期の朝ドラ『なつぞら』にジェンダー担当者を連れていかれた感が漂っています。

このあと、当時の映像が挟まれ、また予算をミニマムに抑えた映像が入るのです。
そしてIOCが女子陸上を採用したとなります。

シマの遺児・リクも大きくなっておりました。
女神シマのことを定期的に思い出す流れにするようですね。

BGMも、増野のすすり泣く演技もベタだなぁと……。

 

会議は絶叫する なんとなく解決する

しかし、体育協会では野口が反対意見を出しています。

なんだか最近、実在のモデルにもうっすら失礼になりつつあって、どうしたのでしょう。

金栗が無能ってことにもなりませんか?
言動がおかしい。

結局金栗は、女子体育を応援したいのか、反対なのか?
河野が暑苦しく推してくるところが引っかかるのですが、それは後述しましょう。

このあと、絶叫会議になります。

ブレーンストリーミング?
いや、ブレーンがなければそもそもそんな現象起きないんだな。『ゲーム・オブ・スローンズ』8ー6ラストの会議と比較すると……うーん。

かくして会議の場で絶叫しているうちに人見絹枝の派遣が決定。
田畑はここで人見絹枝にセクハラめいたことを言います。

人見絹枝/wikipediaより引用

史実ベースかどうかというより、セクハラめいた発言を面白いと考えているようなセンスが絶望的。

二階堂の励ましもなんなんですかね。

「精一杯、あくまで女性らしく戦ってきなさい」

陸上競技における女性らしくって?
どういう意味?
なんだか雰囲気で安易に作られたような曖昧なセリフで、ざっくりし過ぎでしょう。

このあと、予算削減が露骨な、列車での移動シーンへ。
ここでも男子の裸体が映ります。

本当にどうしたんだ……序盤は無意味にこういうサービスをしていなかったでしょ。

人見絹枝が縫い物と洗濯させられたことを、古今亭志ん生が突っ込むところだけはよいのかな?
いいや、問題提起のフックとして脆弱で、取って付けたようなアリバイめいています。

 

ハードウェアが退化した

そしてアムステルダムオリンピックへ。

田畑は日本で待っています。
モールス信号はじめ、仕事描写は頑張っている。

しかし、ハイテンション演技のせいで文化祭じみて見えてしまいます。

人見絹枝を面白がってしつこく「バケモノ」と呼ばわりしている田畑は、もうバドナイトに代わってこのCMに乱入して、成敗されてもらいたい。
ヒロインはじめ、女優をしつこくブス呼ばわり連呼していた某朝ドラを連想してしまいました。

 

そんなうるさい新聞社と交代で、人見絹枝が映されるのですが。

アップと貧弱な合成ばっかりで予算削減しているんだろか……という気分に。

第1部序盤ではPS4レベル(※2013年発売)だったVFX技術が、現在のVFXはPS3レベル(※2006年発売)、そんな現象もあります。

2013年といえば『八重の桜』ですね。
その時から6年経過し、それ以下ということは、やっぱりハードウェア退行のようです。

いだてんクエストⅠ:PS4で発売
いだてんクエストⅡ:PS3で発売

なにが起きたのだろう……ゴゴゴゴゴゴ……。

ペットボトル飲料がパッケージリニューアルついでに、内容量が500mlから450mlに減らされる現象を連想しなくもありません。

 

アップ、絶叫、アップ

アップで泣かされる人見絹枝を見たところで、どうしたらいいのかわからない。
背景がもう、もう……。

カメラワークも単調になっているし、演技も絶叫ばっかりです。

そして出た。
微笑むシマ。
ついに女神になりおったーーーー!!

人見絹枝が死ぬ死ぬ連呼するのも、雑な伏線過ぎてどうしたらいいんですかね。
もう、顔面アップと絶叫の繰り返しですよ。

アムステルダム、東京。
どのみち絶叫と顔面アップの世界です。

BGMは頑張っています。大友良英さんの音楽はいいですよね。
MAGI』でも最高でした。

大友サウンド、『戦国自衛隊』脚本家・鎌田敏夫氏、吉川晃司さんの織田信長、緒方直人さんの豊臣秀吉
夢のような大河もあったもんだなぁ、と思っていたらVODでしたというオチですね。

 

このあと800メートル走。
今日はもう、予算削減が気になって気になって直視できない回になりました。

何もかもローコスト。
露骨すぎやしませんか。

大河の売りって、豪華な作りだったそうですが、もう今作は、高級レストランでコンビニ弁当を出されたような虚しさばかりが募ります。

そして、こちらとは裏腹に、朝日新聞社はハイテンションで大騒ぎ。
五りんの落語パートも、どうにも辛いものがあります。

森山未來さんと比較したら誰でも厳しいとは思います。
北村有起哉さんを昨年ではなくて、今年の持ってきた方がよかったんじゃないかな。『わろてんか』での落語家役はお上手でした。

いや、そもそも本職を起用すればよいではないですか。
『なつぞら』では、ゲストにも本職の落語家が出ておりました。

 

ホンモノ占い師に行かない謎

人見絹枝のあと、陸上の結果がざざっと流され、まーちゃんの飲む場面を挟んで水泳になります。

やはりダイジェスト感が半端ない。
ともかく水も滴る美男俳優を撮影する情熱だけは感じます。

このあと、まーちゃんは、酒を飲みながら兄が死んだ話をします。
酒蔵の七代目で33才で亡くなったそうです。悲しむ兄嫁を見て、独身を貫くと決めました。

そんな田畑に、母は、酒蔵を継がずにビッグな生き方をしろと言い出します。
で、田畑は30才で死ぬ予言を真に受けている……と。

マダムが手相を見ると言い出します。
はいはい、撤回ですね。わかります。

田畑よ……。
占いがそんなに気になるなら、なぜ本職の占い師のもとへ行かぬ? 刃物でどうこうしようとするマダムを真に受けているのか?

そしてアムステルダム選手団は、サクッと帰国します。
この歓迎も、予算削減感が満ち溢れていて、辛いですね。

そして田畑は再び人見絹枝をバケモノ呼ばわりです。
人のコンプレックスをしつこく刺激する。いじめっ子じみた性格がにじみ出てしまっている。

第一部後半の金栗は見ているだけで辛くて、交代して欲しかった。
それで、第二部ですが……。
晩年の暴君化した孫権のあとに、孫皓がやってきちゃった感がある……そんな『三国志』感はいらんです。

人見絹枝は女神シマへの感謝を語ります。

ここで確認しますが、シマはオリジナルキャラです。
それでこの扱い、ありですか?
史実で師匠だった二階堂の立場がないでしょうよ……まぁ、このあとメダルを見せたからいいのか。

大和魂を持つ日本の女性を褒め称えるスピーチもなんだかなぁ。
そういう精神論って、スポーツで一番危ない要素じゃないですか?
このあとの彼女の人生を思うと、不気味ですらあります。

今はもう、序盤にあった理詰めの競技論など消え去り、笑顔と感謝と根性論ばかりになった。

二階堂は「メダルの次は結婚」と弟子に言います。
それでも人見絹枝は走ると言うわけですが、これを美談にしてよいものかどうか。

それと、しつこいシベリア推しは一体なんなんでしょう?
他に、当時の食文化を扱う余裕がなくなりましたかね。

今週はともかくしつこい。

・シベリア
・バケモノ
・絶叫

なんなんだ!

「もうバケモノなんて、呼ばせないわ」

二階堂はそう言って彼女を見ます。
そして人見絹枝の夭折がさくっとまとまっております。SNSでは、彼女の夭折を示すハッシュタグまで登場しました。

何度でも指摘します。
人が夭折することとは、感動ネタを提供したいからではありません。

彼女の真相を知ると、このあたりはますます辛いものがあります。

ラザロの死から何を学んだのか、って話でもあります。
他国の事例ですし、それは仕方ないとは思いますが、ならば一部のあの描写は一体どう言うことだったのか……という話なんです。

紀行でさらりとは流されましたが、彼女の夭折の背景には、状況的に過労があります。

そういう状況をさらりと流し、美談にするのはおかしいでしょう。
先週、シマが「冷蔵庫の女」のようだと突っ込みました。

二週連続でそうなっているようで、もう、もう、もう、絶句です……。
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