いだてん感想あらすじ 大河ドラマ・朝ドラ他

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第33回「仁義なき戦い」

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今週はいきなり嘉納が倒れる――というか持病らしき腰痛となりました。

腰痛って、当の本人からすればシャレにならないんですよね。
それすら笑いのネタにする。本作って本当にどうしちゃったんでしょうか。

これぞ脚本家氏のワールドなのかな。
私の感覚では、ついていけそうで申し訳ありません。

このあとは、ムッソリーニにも会えることを【説明台詞】でまーちゃんが話してくれます。さすが見ていてわかりやすい、神ドラマ。

当時、満州がどうなっているのかとか、世界情勢のこととか、シャレにならない話は大量にワッサワサと出てくるわけです。
その辺の暗い話は不要ですよね。

『花燃ゆ』でも、会津藩のことなんてどうでもよかったですし。

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まーちゃんがグラッチェとボンジョルノを繰り返すだけで盛り上がる。
この辺が笑わせどころですかね?

そして一本調子演技な杉村の登場です。
まぁ、他に似たようなおっさんが多いから、こういう二枚目キャラがむしろ神なのでしょう。

はい、ここでニュース映像ではないムッソリーニが出てきました!

なんだかイタリアの首相官邸が、明治村ロケ感出ていますけど、気のせいかな。
明治村は楽しかったなぁ。
また行きたいです、ご近所の岐阜県は五平餅おいしいし。

はい、まーちゃんは今日も性格が悪いです。

イタリア語でしゃべっている医師にキレるわ、病院でも大声だわ。

絶対に来て欲しくない見舞客コントだと思えば、笑いが止まらないのでしょう。
一筋縄ではいかない、ああいう方ですから、主人公になれるんですよね。

 

サマラ〜〜〜イ!

このあとムッソリーニが「サマラ〜〜〜イ!」と絶叫。

う……うん……。
どうかイタリア人がこのドラマを見ませんように。そう願いたいところです。

逆にイタリアのドラマで田畑政治が描かれ、至るところで喚いていたら日本の方はどう思うのかな?

このあと東京では、東龍太郎が出てきます。
キーマンだということはわかった。スポーツ医学の権威ね。結構なことです。

本作って、ラザロの頃は頑張っていましたけど。

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その後、スポーツ医学観点からすると有害な描写になってませんか?
こういうレベルの理論。

◆ダルビッシュ、広岡達朗氏のコラムに「えぇぇ。。。」

「選手が試合中に水分を摂り過ぎる結果、スタミナがなくなってしまう」「星稜高の奥川恭伸投手はマウンドで笑い過ぎ」

未だに水分摂取を否定するような見解って怖すぎですね。

このままでは東もひどいことをされそうで、辛い気持ちになってきた。
松重豊さんは、『孤独のグルメ』に期待しましょう。

◆‪ドラマ「孤独のグルメ」Season8の放送決定!松重豊「一昨日妻から知らされた」(コメントあり) 

 

このあと、ムッソリーニがサムライと敬意を込めて日本人を扱うような、なんか既視感がある描写が続きます。

もう、辛い……。
冷静に考えて、武士階級の評価って、海外でそこまで高いとも言い切れないんですよ。

BBC版関ヶ原こと『ウォリアーズ』を見てみるとわかりやすいかもしれません。

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戊辰戦争を目撃した外国人は、
「捕虜すら殺す日本人、ガチでヤバイわ……」
とドン引きしておりますし。

『バルトの楽園』だの、なんだかんだで捕虜に優しい日本人像がやたらと持ち出されますが。

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あれは、西洋諸国のやり口を必死で取り入れた結果ですね。
松江豊寿は、敗軍の会津人として、辛い体験をしたことも考慮すべきケースでしょう。

会津・地獄の明治時代には、本作一部で出てきた三島弥彦の父上もガッツリ関わってました。

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日本人の捕虜待遇、その国際認識につきましては
『戦場のメリークリスマス』
『レイルウェイ』
『アンブロークン』
あたりも参考作品として良いかもしれません。

 

BBCにはこんなニュースもありますね。

 

今後はVODで、サムライ像がワールドワイドに広まるので、歴史と現実のおさらいは自然とできるかもしれません。

 

満州最高って?

はい、このあと、東京オリンピックで浮かれる、金栗だのなんだかんだが出てきます。

なんだろう。
日本スゴーイ系の番組と、見分けがつかない。

そして久々に美川が出てきました。金栗に対しての説明台詞で、日本一周ツアーが語られます。

もう、本作で地名が出てくるだけで脱力ですわ。

偶然が意図的かわからんですけど、旧に山形ぶっこんできたのはなんで?

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と、思ったら次の『歴史秘話ヒストリア』で、山形ごめんなさいテーマをやる予定だったんだ。
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んで、画面の中では大陸雄飛説明をカットしておりました。

『半分、青い。』、『なつぞら』、『エール』では、この満州について、フォローされています。

『エール』は未放映ですけどね。
モデルの経歴的に、触れずにいることはできないと思いますよ。

この点では『めんたいぴりり』もおススメ。

 

朝ドラに尻拭いをさせる大河ドラマって、『花燃ゆ』&『あさが来た』状態ですね。

そして満州……。

美川という面白くて痛い奴が、乗っかって遊び半分で行く土地扱い。
そういうファンアートも見ました。

戦争は遠くなったんですね。

満州引き上げ、それに続くシベリア抑留の過酷さ。

清朝皇族に日本が何をしたのか。

 

そこをお気楽に笑いのネタにしたら、体験者が生きている間は、ゲンコツが飛んできてもおかしくなかったわけですが。

おちゃらけ美川の姿勢を見る限り、戦争のことを知ろうともしない、近現代史に無関心な層が、満州の人々の苦闘すらネタにしてはしゃぎそうで怖いです。

バロン西すらろくに触れられないあたりで、どうにも気分が重くなっていたんですが。
あの戦争すらネタの背景にして、いい歳こいた大人同士がキャッキャウフフできる、そういう時代になったんですね。

関東大震災での甘粕事件。
その甘粕と満州。
そういう繋ぎ方もできるはずなんですが、私は本作に何を期待しているんですかね?

ははっ。
やるわけないよな。

当初は古今亭志ん生の満州をやると言い切っていたわけですから、もう脱力で失笑しか湧いてきません。

 

明治村はいいぞ

そういう世界史のお勉強要素を無残なまでにカットし、あのムッソリーニを
「サムラーイ」
「日本スゴーーーーイ!」
枠に押し込む。ロケは延々と明治村感が漂っている。

天鏡閣(福島県)辺りは使えん?
『夏目漱石の妻』ではロケしてなかった?

夏目鏡子『漱石の思い出』を読めば、文豪・夏目漱石が可愛く見えてくる

文 ...

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予算がないんでしょうかね。

◆大河ドラマ「麒麟がくる」に尾野真千子、向井理、風間俊介、伊吹吾郎が出演(コメントあり) - 映画ナタリー 

岐阜県プッシュされとる?
イタリアが舞台なのに、岐阜県に行きたくなる。

そう、明智光秀&織田信長ゆかりの地ですもんね。

『麒麟がきた』が楽しみですよ、切実に。
五平餅。牡丹鍋。飛騨牛。ハム。栗きんとん。鮎。明宝ハム。
名古屋では、世界の山ちゃんに行きたい。

そんなすごい妄想にふけることができますよ、まさに神。

あと五りん。
声優としては上手でも、落語家としての話し方にかすりもしなくて、ある意味スゴイです。

落語家としての矜持を演技面で見せているのって、森山未來さんだけですよね……。

落語&歴史ファンの脚本家さんに、苦痛の作業にならんのかな?

落語の歴史~起源は戦国時代の御伽衆で、元祖は江戸時代の安楽庵策伝

日 ...

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明治村ロケで、まーちゃんが叫ぶ。

んで、この先、何を楽しみに見れば良いのでしょうか?

オリンピックをテーマにしたドラマって、普通は、競技を期待しません?

招致をクリーンアップして、歴史説明をガン無視して、落語部員まがいの顔アップ、滑舌悪い台詞のコンボ。
暑苦しい男たちがやたらと怒鳴っています。

明治村。明治村のことばかり考えてしまう……何が起きているのか……。

天は我らを見放した!!

なんで私が『八甲田山』状態になってんだ!!

 

コスパは大事ですからね

あと、こういうこと言いたくないんですが。

英語指導の時間がなかったことは、理解しました。
一体どんだけ予算カットしてますかね。

八重の桜』の水原希子さん(山川捨松役)レベルを期待したらイカンですね。

大山捨松の激動人生~家老娘→帰国子女→社交ダンサー→敵(大山巌)の妻

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英語がペラペラの若い女なんて、嫌なコンプレックスを刺激するのかな。

まーちゃんみたいな、おっさんのわざとらしいブロークンイングリッシュを、本作は求めている?
んなこと言わせんなよ……。

MAGI』の日本人キャストは、その点すごく頑張っていたんですけどね。

萬福こと井之脇海さんなんて、ラテン語までしゃべりましたからね。
あれは見応えありました。

MAGI(マギ)感想あらすじエピソード1選ばれしものたち【長崎篇】

ヨ ...

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と思っていたら杉村がこう言っております。

「嘉納さんの英語なんてひでえもんだよ。でも、あのたどたどしさがいいのかもしれんなぁ」

すごいヒントでした。

この杉村が数カ国語ペラペラと言われても、どういう冗談なのかと思わずうふふと微笑んでしまいました。

暑苦しい無能(杉村)がうるさい無能(まーちゃん)を褒める。
合間におっさんが病室にいる。
なんかすごい無能ずラブがそこにはある。

でも、いいこともあるんだ。
猫ちゃあーーーーーん!

金栗もスヤもいらないし、美川もいらん。
猫ちゃんを映してくれ。

『西郷どん』でも、犬が癒しでした。
キャスト全員が猫か犬になる――そんなシステム導入が検討されないかな。

上野の西郷さんが連れている犬の正体は?死の直前まで愛犬家だった

西 ...

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と、思っているのに猫ではなく人の顔ばかり映る。
『おんな城主 直虎』が懐かしい。にゃんけいかわいかった。にゃんけい、大好きだった。

ここで、嘉納は接待をすると言い出します。

なんだろう。
この世間のニュースに一致する感。

◆‪フランス当局、電通の提携企業捜査を要請=東京五輪招致の不正疑惑で:時事ドットコム

‪◆仏検察が電通のパートナー企業に焦点、スポーツビジネス汚職捜査

接待は前回の東京五輪でもありまして。
そりゃあ胡散臭い話がたっぷりと出てくるもんですが。

オリンピック負の歴史~スポーツと戦争&政治は切っても切れない関係なん?

「 ...

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本作はそこをやる?
わけないですよね。

それにしても、この手の接待をプラスにして描く本作って勇気ありますね。

朝ドラで政治家接待を美談にした時も脳みそ吹っ飛びそうになりましたが、NHKは果敢なチャレンジ精神を忘れない、すさまじい局だと思います。

と思ったらその一方で、まーちゃんがこう断言する。

「オリンピックは運動会だよ、単なる!」

う、うーーーーーん。なんでしょうか、急に。アリバイくさいというか。

【五輪は運動会】という台詞を入れるクドカン氏の反骨精神?
さぁ、今週も盛り上がって参りました!

ホンモノの反骨精神があるなら、そもそもこのオファーを受けるのか?
なんて疑問は持ってはいけませんね。

◆‪ミュージシャンは東京五輪に無関心でいられない! - 花咲政之輔|論座 - 朝日新聞社の言論サイト 

 

運動会を受信料で宣伝

まーちゃんの台詞、視聴者の皆さんは本気で受け取るんですかね。
あまりにも白々しいものでは?

ファシズムとオリンピック。
金権主義とオリンピック。
政治とオリンピック。

こうしたところを必死に切り離し、五輪はただの娯楽だとアピールするための、広報ドラマに思えてきました。

幻の東京五輪(1940年東京オリンピック)はナゼ開催されなかった?

日 ...

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そして来週は二・二六事件です。
本作の五・一五事件をご覧になられた歴史ファンで、次の二・二六事件を期待されている方はおりますかね。

まーちゃん職場の新聞投稿欄に、本作大好きな小学生のおたよりがあったそうですが。

ドラマを機に歴史に興味を持ち、自身で調べるキッカケになるのは良いことだと思います。
怖いのは、本作だけでお勉強を終わらせてしまうことでしょう。

むろん大河全般にそう言えることではありますが。
大河とは、常にそういうポテンシャル・影響力をも含んできたというのは間違いないでしょう。
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