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あさが来たレビュー

あさが来た感想レビュー!第6週「妻の決心、夫の決意」さりげない大河美和ディスに留飲を下げる

更新日:

おはようございます。今週も絶好調の朝が来ました。

豪華出演として話題になった、山本耕史さんの土方歳三。その裏話がニュースになっておりました。

・朝ドラ「あさが来た」に大河ドラマ「新選組!」のテイストが持ち込まれたわけをプロデューサーに直撃した(木俣冬) - Y!ニュース

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimatafuyu/20151103-00051070/

土方歳三(霜月けい・絵)

土方歳三(霜月けい・絵)

そして山本さんらに続き、豪華出演者も!

・武田鉄矢 福澤諭吉役で「あさが来た」出演 起用理由は「うるさいぐらい語り続ける人」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000081-dal-ent

福澤諭吉も武田鉄矢さんも、どちらも豪華ですね!

11/2(月)苦しみ中にも花咲けお姉ちゃん

 激動の明治維新の時代を生き抜くあさとはつ。商人への道を邁進するあさと、落ちぶれた家をなんとか守ろうとするはつ。そんな中、はつのお腹には小さな命が宿りましたが、夫の惣兵衛は失踪してしまうという衝撃の展開となり、先週は幕を閉じました。

あさははつたちの住む納屋で、炊事のお手伝い中。借金取りに見つからないのか気になるところではありますが。栄達は妊娠したはつを気遣います。あさは姉の妊娠にびっくりぽん。

あさが来た(霜月けい・絵)

あさが来た(霜月けい・絵)

祝福ムードに水を差すのは、菊のいけずです。こんなタイミングで子どもが出来てもうれしくないと毒を吐きます。確かに働き手のはつの妊娠はちょっと厳しい気もします。確かに菊はいけずですが、パワーダウンしているようで、周囲は受け流すだけ。一方、妻のいいなりになっていた栄達はしっかり意見を言うようになって、明らかにパワーバランスが変わっていますね。問題は惣兵衛の不在です。タイミングが悪いですね……惣兵衛の心の闇が何で、どの程度なのかはわかりませんが、自分の子ができるとなれば失踪なんてしなかったかもしれません。

あさはと言いますと、新次郎の夜遊びが再会してしまいました。ふらり〜と遊びに出かけ、色っぽいお師匠さんの美和とイチャイチャ。「なもなもなもなも……」とふざけて言うところとか、軽薄な色男そのものです。夫としては困ったモンですが、婚礼すっぽかし紅葉狩りといい今回といい、もの凄く絵になるからこれまたなんとも言えません。お師匠さんがねえ、またいい女なんですよ。大人の夜の、粋な世界なんですよね。

そんな新次郎の行動を番頭コンビから聞き、正吉は頭を痛めます。そこへよのがやって来て、あさの態度が悪いから新次郎も家にいつかないのだとお小言。夫婦の寝室には商売の本がびっしり置かれ、よのお手製の犬張り子が埋もれるほどだとか。正吉はかわいい嫁と、これまたかわいい妻の板挟みになって弱ります。そこでよの、急に真顔になって「うちは、いけずな姑だすやろか?!」と言い出し、「うちはいけずな姑やあらへんはずや〜」と泣き出してしまいます。うんうん、よのさんも嫁を可愛がって、素敵なお姑さんになりたかったはずなんですよね。普通のお嫁さんならそうなっていたかもしれないんですよね。そして妻に泣かれるとしおしおと困るばかりの正吉。この夫婦、ずっとこんな感じなんでしょうね。

番頭コンビはここで無言なのですが、表情にくっきりと「あほらし。やってられへん……」と書いてあります。うんざりしながら去ろうとすると、よのはコンビを呼び止め、新次郎の浮気相手を調査しろというお達し。番頭コンビ、唖然。立ち聞きするうめも驚いた顔、正吉は無言で顔をしかめます。この場面は番頭コンビ、うめ、正吉の言葉に出さない顔の表情だけで見せる演技がとてもおもしろいです。

あさは新次郎へ不安を募らせますが、その気持ちを紛らわせるようにはつの元へ向かいます。はつは米や着物は断りますが、酸っぱいものはうれしいと果物を受け取ります。ここでのしっとりとしたはつの演技が相変わらず素晴らしいです。あさははつには素直に相談できるし、助言も聞きます。はつは新次郎と険悪なあさをたしなめ、惣兵衛捜索も手伝ってくれているよい人だと諭します。あさは反省し、夫と対話しようと思います。

はつに諭されたあさは朝帰りする新次郎を出迎えます。しかし新次郎は石炭のことはあかんと先に釘を刺します。あさはこれに煽られてしまい、石炭の重要性、ビジネスチャンスを語り始めます。抽象的な志とかそういうことではなく、値上がりぶりなどエビデンスをふまえてプレゼンしてしまうあさ。新次郎とあさはすっかり売り言葉に買い言葉。新次郎は「嫁さんやのうて男の衆と話しているみたいやわ」とうんざりして去って行きます。仲直り作戦失敗です。

その頃東京では、五代は官職を辞して大阪に戻ると大久保利通に断りを入れていました。土曜日に船場締めして月曜日にもう戻るのかと思いますが、史実でも二ヶ月で大阪に戻っているので仕方有りませんね。大久保はいかにも明治らしい立派な髭です。今年の大河はそういえば、髭ありの人がいませんね。史実ではとっくにないはずの髪の毛がフサフサの県令はいますが。

この場面での五代は薩摩弁ですが、ちゃんと目上の人に対する敬語になっています。方言では敬語の概念はないとばかりに「まんで!」、「まい!」、「やるさけね〜〜〜」とか師匠にため口叩きまくっていた前作は何だったのか。そしてたとえかつて同輩として接してきた相手でも、目上の立場になったらばわきまえて話す点もものすごく好印象です。何故って? どこぞの大河の県令殿ははるかに目上の木戸に威張り散らすからですよ。本作のあさや五代はぶっ飛んだ言動に過剰演出でもう少しでウザいキャラになるのですが、そうならずに踏みとどまっているのは人としての礼儀や常識を持ち、謝ることもできるからでしょう。

そして注目したいのが、五代の変化です。一週目に大久保と酒楼で呑んでいた時、大阪商人は薩摩武士とは別物と考えていたようで、何故商人の方が威張っているのか、見返してやるからな的なことを言っていました。それがこの時点では、官を辞して大阪に行かねばならないと決意を固めるほど大阪商人に親近感や同志愛を抱き、大久保とは距離を置いています。五代は変わったのです。

今日最後の場面、加野屋でぱちぱちとあさがそろばんを弾いています。「この大きいがに股の足音は……」とあさが顔を上げると、父・忠興が。大きいがに股と言えばあさの歩き方の特徴でもあります。なんだかんだで似ている父娘、久々の再会となりました。

 

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11/3(火)小さな幸せと大きな夢 姉妹の別れた道の行方は?

 久々に登場の忠興。東京移転の前に挨拶ということのようです。時代のビッグウェーブに乗った商人ナンバーワンです。なんと言ってもモデルはあの三井家ですからね。ちょっと本作で不思議なのが、今井家にせよ白岡家にせよ、モデルとなった家は長州と関わりが深いのに出てこないところです。むしろ大久保、五代といった薩摩と親しい設定ぽいですね。これも創作範囲内とは思いますが、結果的に大河は長州、朝ドラは薩摩とくっきり別れております。

ここであさは、忠興に九州まで炭鉱を見に行こうと思っていると口を滑らせ、「アホ娘が!」おいど叩きの折檻を受けることになります。

「あさちゃん、おいどはご無事だすか?」

ここで新次郎、初対面の時と同じ台詞。そうそう、あの女の子が成長したのだなとちょっと微笑ましくなります。

縁側で忠興は、正吉にあんな娘で申し訳ないと謝りますが、正吉はあさが嫁に来てよかったと大絶賛。これをそっと聞いているのが新次郎です。正吉が長い台詞を喋る一方で、新次郎は顔だけの演技です。この無言の演技が面白いドラマなんですよね。正吉はあさを大絶賛しておりますが、あさは行動も伴っているし、忠興が駄目出しをするのでそこまで大げさには感じられません。

あさがよい家に嫁いだと忠興と正吉がしみじみと思う一方、はつは農業に励んでいます。妊娠したはつは栄達に気遣われ、それなりに幸せそうです。栄達ははつとふゆに「お父ちゃん」と呼んで欲しいと言います。栄達もなかなかこの生活が合っているようですね。ここで視聴者が気にしていたふゆが再登場っ! ここまで落ちぶれた奉公先を辞めないということは、ふゆも訳ありなのでしょうか。

その様子をあさ、忠興、うめは遠くからじっと見つめます。その三人に栄達が気づき、互いに一礼します。この時の忠興と栄達の顔、万感の思いが詰まっています。栄達も新次郎に会った時は面目なさから逃げ出しましたが、今回はそんなことはありません。この場面、BGMがはつが船に乗って嫁いだ時と同じなのですが、嫁いだ時と現在の差を思い出すとまたなかなかぐっと来ます。

あさは帰り道、菊に言われたいけずを思い出しつつ、姉妹で道が分かれたけれど何が幸せかわからないと言います。これは視聴者にとってもそうです。はつは本当に苦労続きです。綺麗な着物を着てお姫様みたいな暮らしをしていたの頃と比べたら、今は畑仕事をするほど落ちぶれています。しかし微笑む顔は穏やかです。菊のように昔の暮らしを忘れられないとか、少し前の栄達のように落魄を恥じるとか、そういう気持ちだと辛いのかもしれません。はつはいろいろと吹っ切れたのでしょう。

ここで忠興、炭鉱の将来性をぽつりとあさに言います。炭鉱について言い出したあさをアホ娘呼ばわりしていましたが、本心では「こいつ鋭い」と感じていたのでしょうか。正吉が見抜いたあさの商才を、忠興もわかっているのでしょう。とはいえ、炭鉱は荒くれ男だらけです。しっかりした男でなければ、炭鉱の棟梁にはなれないと忠興は言います。『花子とアン』の炭鉱王・嘉納伝助を思い出してください。あれが炭鉱を束ねる男の典型例です。そして最後には「それでもできると思うなら勝手に頑張れ」と、あさに背中を向けたまま突き放します。これぞ頑固親父系極上ツンデレ。NHK大阪はツンデレを理解しています。

ここで「東京」と出て、ヒヒーンと馬の嘶きのSEと鮮やかな錦絵のアニメーションが入ります。これは面白い。予算をかけずに、うまく明治らしさが出ています。本作は予算圧縮を頑張っているようです。

・『あさが来た』大河級と呼び声高い“セットの秘策” 実は過去作の物を使い回し - ZAKZAK

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20151102/enn1511021534018-n1.htm

今日の五代パートですね。今日の部分はあまり重要ではなく、昨日の場面だけで十分な気がしますが、ますます高まる五代人気を考慮すればよいことでしょう。

・「五代さま」ディーン・フジオカ、双子の父だった

http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1560492.html

明治三年(1870)、あさは炭鉱に行こうと頭を悩ませています。その資金のために、嫁入り道具を売ろうと決意するあさ。流石お嬢様、ものすごい量です。うめは流石に叱りますが、あさは気にしません。あさは一瞬琴に触れ、姉妹での合奏を思い出します。ここでの気持ちはわかりませんが、考えてみればはつは嫁入り道具なんてもう全部手放したのでしょう。あれほど得意だった琴も弾けないでしょう。あさは姉を思い出し、しみじみするどころかかえって吹っ切れて、父母に謝りながら売却価格を計算し出します。その一部始終を、新次郎は突っ立って見ています。

そんな新次郎は、夜になると色っぽい師匠、美和の家で月を眺めつつ一人酒。その寂しそうな新次郎にスススと近寄るのが美和です。美和は親しげに新次郎に語りかけると、酒はこれくらいにしてと新次郎の手に自分の手を重ねます。じっと美和の顔を見つめる新次郎。朝ドラで表現してよい色気の限界ではないでしょうか。ええーっ、ここで終わるなんて堪忍してや〜という悲鳴が聞こえそうなタイミングで、今日は終わります。

 

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11/5(水)朝ドラでも美和(大河の主人公と同名)が不倫というシュールな展開w

 新次郎と美和は何やらいい雰囲気に。あわやこのまま一線を越えるのかと思ったそのとき、新次郎の着物が破けます。粗い縫い目を繕ったのはあさ。新次郎はあさの顔を思い出し、帰ることにしました。美和はその背中を見送り、「もう、いけずな方……」とこぼします。その一部始終を監視していたのは、亀助。美和にへたくそな監視がバレてしまいます。新次郎は帰宅し、眠るあさの頰を愛おしげにつつきます。ふらりとしかけましたが、あさが愛おしくはあるのでしょう。

それにしても大河も朝ドラも美和が不倫するというのは、もしかしてBKのあてつけでしょうか。

眉山家では、はつもふゆもすっかりお百姓の生活に馴染んでいましたが、惣兵衛の行方は一向にわかりません。大河でもしつこく収穫時期について嫌味を言いましたので、ここでもいつでも蕪が収穫できる不思議な畑……と突っ込んでおきます。

名前を才助から友厚に改めた五代は、官職を辞し大阪に戻るとフルスロットルで大活躍。具体的な内容は「大阪商工会議所 五代友厚(初代会頭)について」もどうぞ。

大阪商工会議所 人材開発部 大阪企業家ミュージアムでは「没後130年企画「大阪の恩人・五代友厚」を開催中だそうです。

五代才助

五代のものすごい働きぶりが現時点でナレーション処理なのは惜しまれるところですが、そこを詳しくやるとあさを扱う時間がなくなるので仕方のないところでしょう。五代はあさが嫁入り道具を売りに出したこと、炭鉱に手を出すという話を商人たちから耳にします。

加野屋では新次郎が猫に鰹節を与え、可愛がっています。一週間でも新次郎は猫を可愛がっていましたが、番頭に頼んで面倒を見させ、情が移るから鰹節はやらないように釘を刺していました。それが今は自ら鰹節を与えています。『源氏物語』には、柏木が片思い相手の女三宮を慕うあまり、彼女の猫をなんとかもらいうけ、彼女のかわりに愛撫して慰めを得る場面があります。新次郎の猫への態度の変化も、柏木のように寂しさを慰めるためにそうなってしまったような、独り寝の寂しさを猫で埋めているような切なさがちょっと感じられます。

そこへよのがやって来て、あさとの夫婦仲を聞きだそうとします。結婚から四年目なのに子ができないからには妾を持て、とここでよのが爆弾発言! 亀助に身辺調査させていたよのは、美和を囲ってはどうかと話を強引に進めます。新次郎は分家だしそこまで子どもを作らなくても、と抵抗します。よのは家の維持も考えていないわけではないでしょうが、この人はかわいいお孫ちゃんの顔を見て早くわくわくしたい、そんな自分の楽しみ目当てに妾を勧めている気もするんですよね。

ここでよのが妾に働かれたら外聞が悪いと言います。それもあるのでしょうが、三味線の師匠はこの時代かなりモテる職業です。美人と仲良くなりたいという不純な動機で習う男も結構おりました。しかも美和みたいに色っぽくて美人となれば、モテモテでしょう。この場合、三味線の師匠を続けたらそういう男関係が緩くなってしまう。せっかく妾にしたのに、生まれてくる子が誰の子かわからないとなったら困る、だから仕事を辞めさせようという意味があると思います。

新次郎はこのご時世にそんなことで浪費しては駄目だと再度抵抗。感情面ではなく経済面で訴えます。あさが先週よのは浮き世離れして金遣いが荒いとはつに愚痴っていましたが、確かにこの態度を見るとそうとしか言いようがありません。よのは今日か明日にでも美和に会いに行くとまで言い出し、新次郎は断り切れません。あさは一部始終をじっと見て落ち込んでしまいます。

ここでナレーションがフォロー。よのが意地悪なように思えますが、当時は地位のある男性が妾を囲うのはよくあることと解説します。ナイスフォロー。ナレーションは水のようなもので、無色透明であればあるほど、良い気がします。声優がキンキンとした裏声を使う、謎の人形が喋る設定であったりすると、それだけで鬱陶しいノイズとなってしまうのです。その点本作は、気になるところをそっと穏やかな声でフォローする親切仕様です。

それにしても「妾」とは際どいところに踏み切りました。史実でのあさとはつは、正妻以外の女性から生まれており、しかも異母姉妹です。生母の素性ははっきりしていません。ネタバレになるのでこれ以上は現時点で書きませんが、妾問題は本作で避けては通れない部分です。さて、どう料理するのでしょうか。

あさは部屋に戻り、呆然としてしまいます。一瞬あさの目線で、新次郎が贈ったそろばんが映ることにより、あさの新次郎への愛情がわかります。あさと新次郎、相思相愛なのになぜかすれちがうのですね。

そこへお腹の大きな青物売りがあさに会いに来たとの知らせが。はつだとわかったあさは大急ぎで中に招き入れます。はつはあさに頼み事があるそうです。頼み事はふゆのことで、彼女の将来のためにも加野屋に雇ってはくれないかとのこと。あさは姉の頼みを快諾します。

ふゆの去就は視聴者も気になっていたらしく、ほっとする声や亀助さんとうまくいくとよい、はたまたそれを言うならうめはどうなるのかなどなど、様々な反響がありました。脇役の去就まで気になるのは、本作が見るものの心を掴んでいる証拠だと思います。ふゆはさておきうめですが、高い身分の女性に仕える女中が一生独身であるのはままあることでした。ふゆももし、はつが落魄しなければ、うめやよの付きのかののように、そうなっていたかもしれません。しかし今のはつに付いていたところで、先行きは保証できないわけです。

はつはあさのおかしな様子に気づき、何があったか尋ねます。あさは妾について話そうとしますが、はつがまぶしくて話せないとごまかします。野良着姿のはつがまぶしく見えるほど、あさは精神的に弱っているのです。

現時点では妾問題、夫婦不仲に悩むあさをうまく描いています。「妾問題」は現代の視聴者、特に女性に避けられるからとカットやごまかしをしないところが好感を持てます。反発を恐れて描写まるごとすっとばすのではなく、悩むヒロインを描いてドラマに仕上げているところに、作り手の誠意を感じます。

はつの姿を見たよのは、あさより上品で見覚えがあると感心します。はつは突然、産気づいて倒れてしまいます。産気づいたところで終わりってこれまた堪忍してや! そんな今日のラスト「がんばる女性たち」は助産婦さんなのでした。

 

11/6(木)お姉さんの出産とマタハラ炸裂

 産気づいたはつをてんやわんやで助ける加野屋の面々。お産が穢れとされた時代なら家から放り出されたことでしょうが、迷惑どころか加野屋はハッピーモードで畳を剥がしています(昔のお産の風習です)。あさと新次郎は「かわいらしいやろなあ!」と言い合いはしゃぎますが、そういうあんたらもかわいらしいわ! 正吉とよのも喜んでいます。

出産を終えたはつを見送りに、あさが出ていきます。するとよのははぁ〜っと大きなため息をついて、あれがうちの孫だったらば、やっぱりあさではなくはつが嫁ならばよかった、と言い出します。あ〜あ……しかもそれをあさが聞いてしまいます。流石によのは焦っていけずを言ったわけではない、本音が出ただけと弁解。ああ〜……でも、それが問題なんですよ。

菊のように狙い澄まして狙ってくるパワハラよりも、ある意味こういう天然系本音が刺さるというのはよくあることです。明治のお話ですが、この関係は平成の今にも通じます。

「お嫁ちゃんはどうして外で働くの? 働くより早くお孫ちゃんの顔を見せてよ」

「お嫁ちゃん、仕事をやめたらどうなの? お孫ちゃんがかわいそうじゃない〜」

と、共稼ぎではないと回らないなんてことわからずに、自分の若い頃基準で嫁が働くことを「本音で」「お孫ちゃんがかわいそうなの〜」とかそんな理由で反対するお姑さん、あるあるでしょうね。よのにはあさがいなければ加野屋が潰れたかもしれないとか、あさが現在だって加野屋の立て直しに頭を痛めているとか、そんなことを理解しようとは思わないのです。

待望の初孫が生まれた栄達は生き生きしています。一方で菊は孫の顔を見ようともしないで突っ張っています。ここまでひねくれていると気の毒になるほどです。それにしてもこんなかわいい子が産まれたのに、惣兵衛はどこにいるのでしょうか。

歳が明け、明治4年(1871)になりました。明治政府は廃藩置県を実施。大名家の借金は新政府が返済することになりました。これがまた無茶苦茶な話で、金額ではなく年代で区切り、古いものは帳消し、新しいものは五十年掛けて無利子で変換するというもの。

大河の廃藩置県では「勝ったのにどうして奥御殿を閉めるのじゃ?」とか能天気なことを銀姫が言い、しかもそれを制作側は「こういうのが女性の感性でしょ!」とかドヤ顔しておりましたが。また奥御殿が閉じる時、ヒロインが上から目線で「せわぁない」とかスピーチし、暢気そのものでしたが……あさは眉間に皺を寄せ、そろばんを弾いて損害額を計算しております。こうして比較すると大河は「女性視点だから能天気」ではなく、「下々の苦しみなんてわからない、おにぎりがなければスイーツを食べればいいじゃない鈍感女視点」であったのがよくわかりますね。敏感なあさは廃藩置県ショックをきっちりと味わっています。

あさや雁助は苦い顔でそろばんをバチバチ弾いております。あまりの形相に、お調子者の弥七が二人の顔を東大寺の仁王像に譬え、亀助は凛々しい男が二人と言うほどです。その話を聞いてクスクス笑うのはふゆ。無事加野屋に雇われたようでほっとしました。

そこへ山屋が来訪。手にしているのは石炭でした。あさは興味津々で石炭を眺めますが、うめにとっては石にしか見えないようで片付けようとしてしまいます。ここで山屋はあさを「加野屋の四男坊!」と褒めます。嫁ではなく、息子を増やしたようだと言われているとか。鉱山の持ち主は櫛田と言い、先ほど亡くなったそうです。その未亡人が鉱山を売ろうとしているとか。正吉は乗り気になってきたようですが、まだまだお金は足りません。あさは櫛田夫人と直々に会い、分割払い案でいけるかどうか交渉したいと正吉に提案します。正吉は交渉のために家を空けることも含めて、覚悟はあるのかとあさに問いかけます。覚悟があるならば止めないと微笑む正吉。この父娘も、かなり腹を割って話せるようになりましたね。

次の場面、寝室で寝間着姿のあさが髪をおろし鏡をじっと見ています。寝室に入ってきた新次郎に、あさは九州での交渉は最低でも半月、場合によっては一ヶ月かかる、その間旦那様のお世話ができないと言います。新次郎は「何が言いたいんや?」と優しく微笑みながらあさの隣に座ります。多分ですけれども、新次郎はあさが「うちは寂しい」と言うことを期待していると思います。視聴者も、そうだと思うのですが。

ところが深々と手をつき頭を下げたあさが言ったのは、

「どうかお家のために、お妾さん、囲っておくれやす!」

でした。

衝撃的なラストです。実は史実の浅子もなかなか子に恵まれず、かつ難産であるため一女しか産んでいません。原案でも妾を夫に勧めています。しかしドラマではカップル萌えも納得のラブラブっぷりでしたからね。こうくるとは予想外でした。

しかし、では唐突かというとそうではありません。よのが妾計画を進めていること。それにはつの出産でわかった、夫も自分も赤ちゃんが好きなこと、よのが孫の顔を見たがっていること。周囲から男のようだと思われていること。図太いあさでも、こうしたことを見聞きした際にショックを受けた反応をしています。彼女の中で積もり積もって、その上での決断だと思います。あさと新次郎は相思相愛です。お互いわかっているでしょう。それでもあさは、加野屋のためにはどうしても九州に自ら赴かなければならない。それもわかっているでしょう。

家のためならば自分の気持ちよりも優先しなければいけないことがある。当時はそれが当たり前だったとしても、そこには葛藤があります。その葛藤を「女性はこういうの嫌だろう」と安直にカットするのではなく、敢えてそこを丁寧に描く本作に、誠意を感じます。どこぞの至誠を連呼する作品より、よほど視聴者にも時代にも誠実に向き合っています。

大河ドラマでも、跡継ぎや側室問題で悩み苦しむ女性が描かれてきました。ところがいつの間にか、戦国武将でも例外的な側室のない武将ばかりが主役に選ばれるようになり、そうした描写は消えていきました。今、それを朝ドラが取り戻したのは勇気あることだと思います。

本作はまるで実力あるフィギュアスケーターが、敢えて難易度の高い技をたくさん入れたプログラムを滑っているような、そんな感覚があります。安全なポイント稼ぎで仕上げてもよいところを、敢えてハイリスクハイリターンで跳ぶ。そんなチャレンジ精神が感じられます。この熱く誠意ある挑戦、どこまで跳びきれるか見守ってゆきましょう!

 

11/6(金)ドMの五代のわなにはまって激高?

 妾を囲って欲しいと、衝撃のあさの懇願! 新次郎は驚き聞き返しますが、あさはさらに辛いことを言います。家を保つために大事な仕事(=出産)ができなかった、家のために妾を囲って欲しいと続けます。

「本気で言うてますのんか?」

ここで一瞬だけ新次郎はこわばった声を出し、そのあとすぐいつものおちゃらけた口調になって、それなら妾を囲いましょう、と言ってしまいます。そう言い残すとさっさとあさを残して去る新次郎。よののお付きのかのは、これを盗み聞き、早速知らせねばと喜びます。

ここは一瞬、むっとした顔になる新次郎が深いと思いました。あさよりずっと内面描写が少ないのですが、苦い気持ちが伝わってきます。家のために妾を持つ男の感情というのは、あまり語られない部分です。男なら妾は持つのがうれしいものだから、いちいち描く必要がないと思われてきたのかもしれません。ところが新次郎は、それだけではない複雑さを持つように思えます。

夫婦の寝室で、残されたあさは自分を奮い立たせるように、石炭の重要性を語りながら旅の準備をします。男物のように見える笠を手にし、自嘲をこめて「うちにぴったりやわ!」と涙声で叫ぶあさ。そこへうめが入ってきて泣いていると指摘します。「泣いてへん!」と気丈に返すあさ。あさは赤いそろばんを手にし、そのままたまらず大声で泣いてしまいます。

「アホッ! 旦那さんのアホ……ちがう、アホはうちや!」

このアホの情感、関西弁の情緒たるや。

朝ドラではよくあることですが、本作も主演にフレッシュな若手を据えて周囲を演技ができる人で囲むというパターンです。波瑠さんは出演者の中で最も演技が安定しておりませんが、伸びしろや勢いを感じます。今回のこの妾をすすめてから泣き崩れるまでは、その本来のフレッシュな魅力がよく出た名場面に仕上がりました。

よのは廃藩置県の衝撃なんてなんのその。美和を囲う話をすすめています。渋っていた正吉も、美和を目にしたらなかなか悪くないと感心……気持ちはわかる! 親父キラーですよ、こちらの美和さんは。おにぎりでキリングの別の美和さんと違って。

その頃、すっかり青物売りが身についたはつは、息子に藍之助と名付けていました。この藍之助が急に大きくなったとツッコまれていました。しかし、大河で赤子が数週間で、袴着用畑仕事できるところまで成長したのを見届けた私は、こんなことでは動揺しませんよ! ありがとう『花燃ゆ』、ツッコミへのハードルを大幅に下げてくれてありがとう!

あさとはつは姉妹で愚痴タイム。はつは妾問題で落ち込むあさに、鉱山に行けばマッチョイケメンがいると慰めます。あさもまだはつは若いし美人なんだから、新しい夫を見つけてしまえばいいと言います。ふざけあっていても現実に戻った姉妹は、手を重ね合い無言になります。お互い自分の夫しか男がいないんですよね。切ないですね……。

あさの落ち込みになぜかわくわくしているのは五代です。寄合所でうめに慰められるあさの元に、「興味深い話ですね!」と近づいて来て、ラブの話をしようとか言います。

「あささんは、新次郎さんを愛していますか?」

何を言っているんだコイツ。愛しているという言葉がわからず、惚れていると言い直すのが明治初期って感じですね。

「あんな優男、おまえにはもったいない。俺の方がおまえにふさわしいだろ」(意訳)

どこの乙女ゲーのキザ男だ、みたいなことを言います。五代さん、おいどんは薩摩示現流使えるから文武両道アピールですか? 大河の美和ならここで「イケメンに言い寄られる私♪」とニタニタしかねませんが、あさはここでガチ切れ。あれだけ普段愚痴っていた新次郎の芸事を、大阪商人の粋だと言い返します。五代はため息をついてやれやれポーズですが、奴はドMなのでこれはご褒美ですね。五代さん、今日も何やってるんですか。

ちなみに五代さんの女性関係は、明治維新立役者あるあるですが、なかなか派手です。劇中でも既婚であり、この状態で人妻を口説くなんて、ちょっと手癖が悪いですぞ。

ぷんぷんしながら家に戻ったあさは、義両親が妾を迎えるべく留守にしていると聞かされます。ここでまた弥七と亀助らがちょっとしたコント。脇役もキャラが立っています。それを聞いたあさは外の風に当たるとまた戻ってしまいます。そのあさの顔に雨の滴が。

「知っている? 旦那さんは雨男なんやで。うれしい時に、雨が降りますのや」

この台詞はOPの歌詞ともリンクしています。あさの人生に辛い雨が降る日が、今まさに訪れています。

あさは泣きながら走り去り、そのあとを新次郎が気づいて追いかけます。ピアノの調べに乗せて、なんとまあ少女漫画全開!! 寂しくお堂に座り静かに涙を流すあさに、新次郎は妾なんか囲わないと宣言。あさはそれでも囲って欲しいと言いますが、途中で俯き言葉に詰まります。

「やっぱり嫌や! うち、旦那様が他の人と一緒になるなんて、やっぱり嫌だす!」

ついにあさ、心の叫びが。

「ほんまアホやな、あんたは。あんたの代わりになるおなごがいますかいな」

新次郎はあさの肩を抱き寄せ、優しく語りかけます。新次郎が一番いい着物を濡らしてしまったと言うと、少しでも女らしく見せるために着ていたとあさが言います。そこで新次郎、

「あさほど心の中が、女らしいおなご、わては知らん」

そう言うとじっとあさを見つめます。な、なんちゅうことや……なんちゅう少女漫画王道をぶちこみはりますのや! こういう王道少女漫画路線は実写化すると陳腐になりがちですが、うまくきゅんきゅんっとまとめてきました。お見事! 新次郎は傘を差し、相合い傘で夫妻は家に戻ります。

でも意地悪なことをツッコミますと、結局のところ子どもができないという問題は解決していません。史実を踏まえますと、新次郎は妾を囲う可能性が高いです。そうなったとき、「でもこの二人は心と心が通じ合っていますよ」と言い逃れする、アリバイ作りのようにも思えます。が、そんなことはこのキュンキュンぶりからするとどうでもいいでしょう。本作は一週間に一度、盛り上がる木曜金曜には必ず名場面が入りますね。

もうひとつ注目したいのが、新次郎のことです。彼はロマンチストであるがゆえに、本当に好きな人以外との性的接触はどうでもいいタイプとみました。だからイマイチ気の乗らない、まだ子どもだったあさとの関係を拒んだり(第三週)、ロマンチックな気持ちが盛り上がらないとあさと疎遠になったりするわけです(今週、第六週)。ともかく女を囲えたらいいという、そういう単純なスケベ心とはちがう、風流や色を好む感情があるようです。であればこそ、種馬のように世継ぎのために妾を囲ってつがえとなると、反発するわけです。こういう男の複雑な感情を描くというのは、なかなかおもしろいことだと思います。新次郎にとって女とは獲得景品ではなく、真剣に恋愛する尊い対象なのです。種付けのためにあてがわれる女なんて、新次郎にとっては迷惑なだけなのでしょう。

二人の留守に、とある人物が訪れていました。上品なその美女は、炭鉱の持ち主の櫛田そえでした。

 

11/7(土)津田梅子と大山捨松

櫛田そえは大阪に来る用事があり、そのついでに加野屋に寄ったのでした。雨に濡れ着替えに走るあさの大股に、くすりと笑うそえ。正吉は鉱山のために米倉も売ると説明。正吉はあさを信じて、そこまですると決めていたわけです。そえは鉱山の分割払いの件も快諾し、喜んだ正吉はそそくさと証文作りに席を立ちます。そこで残されたのは、女同士のあさとそえでした。ここまで信頼されるあさは恵まれている、とそえ。あさは確かに度胸も才能もありますが、環境にも確かに恵まれていますね。そえはここで日本初の米国への女子留学生の話を出して、これからは女の時代と語ります。

この留学生の中にいたのが津田梅子、山川捨松です。『八重の桜』ではそんな期待を背負った彼女らが帰国後、「女に仕事はない」と冷たくあしらわれ、結婚適齢期過ぎの売れ残り扱いされてしまう様子が描かれておりました。『ヒストリア』でも二人のエピソードがあります。

・結婚の話なんてしないで! 津田梅子 明治“アラウンド20”の悩み

http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/79.html

・わたし、やっぱり結婚する!~明治のトップレディー・大山捨松の悩み~

http://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/138.html 

この二人は女子教育のため尽力します。梅子は津田塾大学創設のため奔走、捨松はそんな親友梅子を支えます。日本初の女子大学創設者であるあさとも関わりがありますので、そえの発言は今後この二人が出る伏線となるのではないでしょうか。

そえは商談のあと、新次郎にあさのように自分も大股で歩いていた、と振り返ります。新次郎はあさもいつか淑女になれるかもと言いますが、さてどうでしょう。そえのニュアンスからは、女が大股で歩くことが活躍を意味しているようにも思えました。あさはドレスに着替えて裾を気にせず、ますます大股で歩くことでしょう。

これで出発できるとあさは新次郎に改めて別れの挨拶をします。新次郎は寂しがり、はつにあさを泣かせるなと言われたと明かします。そこで「泣かされてんのはわての方や言うてんのに」と漏らします。やわらかに新次郎が頑としてあさを九州行かせたくなかったのは、寂しいからなんですね。新次郎は留守の間はつのことは任せてくれと言います。紆余曲折はありましたが、夫婦の仲はすっかり通じ合うようになっています。「わてを泣かしたらあかんで」と言う新次郎と、見送る夫に感謝するあさ。ありがちなカップルから男女逆転しているようにも見えます。

ちょっとドタキャンされて気の毒だった美和ですが、三味線の師匠を辞めるのは嫌だと言ったそうです。よののお妾選びは振り出しに戻ったようですが、ここでガツンと暴走する妻を止められないのが正吉なのでした。

加野屋から旅立つあさを見送る一行。その中で一人どんより落ち込んでいるのは、お供する羽目になった亀助です。時代劇ではかつでよく見た火打ち石で見送る仕草が懐かしく思えます(ま、その懐かしさも私の場合テレビ由来で、実際は見たことありませんが)。榮三郎は成長して別子役になりました。ここでも無言の演技が光っていて、優しく声を掛ける正吉の後ろで、よのはむすっとしているんですよね。

そしてそこへ駆けつけたのが五代友厚。なんと護身用にピストルを渡します。それだけ危険な場所に行くと説得する五代。第一週で強引にピストルをきっかけに追いかけっこした伏線消化に来ました。ピストルで結ばれた縁みたいなことをうっとり言う五代はやっぱりおかしい。五代さん、今日も何してはるんですか。

「あささんだったら、きっとやれる!」

ここでは要するにあさなら炭鉱経営をやれると言いたいのでしょうが、それがピストルを渡しながらなので「あささんだったら、きっと殺れる!」にも見えてしまうのがシュールでした。五代さん、ネットの感想では気持ち悪いだのストーカーだの言われておりましたが、だんだんと「キモカッコイイ」という独特の個性を気づきつつあります。

ここであさの船旅ルート表示。大河では玄関開けたらすぐ萩群馬間を往復できるので新鮮に感じます。船旅ルートとか、アドビフォントを使わない証文とか、基本的なことでも出来ているだけでテンションが上がるのは、それすらできない大河のおかげでしょうか……。

徒歩で炭鉱に向かう長旅をこぼす亀助と、元気いっぱい歩くあさ。くせのありそうな案内人とともに、珍道中が続くようです。野宿してもまた朝は来ると本作のテーマで、今週は終わり。

木曜から金曜で問題を解決し、土曜は翌週への布石というパターンも確立してきましたね。金曜までガチャガチャしょうもないことを繰り返し、土曜になんとなく解決したごまかしをする前作の呪縛からきっぱり決別できているようです。

 

総評: 姉妹の絆を描いた先週に続き、今週は夫婦の仲をテーマにしました。次のビジネスということならば炭鉱にすっと移行してもよいところを、姉妹と夫婦で二週間立ち止まりながらの進行です。それでも足踏み感はあまりなく、極上の人間関係を描くことに成功しています。女性実業家としてだけではなく、妹として、妻として、どう生きるか悩み成長するあさの姿がまぶしいですね。

今週勇気を持って敢えて踏み込んだ妾問題は、史実を見るとここでハッピーエンドになるとはちょっと思えません。今週は乗り切りましたが、一番の難所であるこの問題は今後も続きます。あさという女性のビジネスにおける成功も大事ですが、愛情問題も要注目です。勇気あるBKのチャレンジをこれからも見守りたいと思います!

武者震之助・記

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