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花燃ゆレビュー

【花燃ゆ感想マンガ】第14話「さらば青春」さらばおにぎりこんにちは愛国無罪のテ口

更新日:

こんばんは、武者震之助です。

こんなニュースが。

他人の作ったおにぎり食べられない…小学生の25%が「いや」、人間関係に水を差すことも(産経新聞)

だそうです。まあ確かに、私もこれは時と場合によると思いますね。ましてや台所から数メートル、炊きたてご飯の甘い香りが漂い、熱々のどんぶり飯に思いを馳せていたところ、わざわざ冷まして盛ってくるドヤ顔の女がいたら、ひっくり返したくなるかもしれませんね。おにぎりはそこまで万能じゃないんですよね。

激動のおにぎり!(絵・霜月けい)

今週の流れを1枚絵で!(絵・霜月けい)

マイルドヤンキーようやく政治に目覚める? 

いよいよ前回爆弾を作りきな臭くなってきたイケメン大河ですが、今週のサブタイトルはなんと「さらば青春」。やっと政治的に緊迫してくるようです。

アバンではついに孝明天皇の名が出、井伊・間部コンビが大河の重厚さを発揮し気を吐きます。

それにしてもやっと孝明天皇が出たのはよいとして、松陰の天皇への思いもへったくれも描いて来なかったからどうなのかという。好きなアイドルを批判した評論家をコロしたがっている危険なファンのように見えるのがなんとも。

そんな中、暗い室内で松陰の友達なんかが幕府上層部をぶっ殺そうぜ〜みたいなことを喋っているわけですね。で、案の定、捕まると。

ヒロインの夫である久坂が捕まるわけで、幕府が悪いと描きたいんでしょうが、セキュリティ意識ゼロで要人暗殺を喋っていて捕まるのは残念ながら当然かと。しかもここで松陰が「ビッグウェーブきたぜ!」とか言い出すから、どこからどう見てもテロ組織です……。

テロの予感を漂わせ、アバン終了。

久坂逮捕に動揺する妹を後目に、松陰は「自らのバカな政治を省みず、反対者の口を塞ごうとするなんて!」と怒るわけですが、それ、完全にブーメランでしょう。へらへらとおにぎりを食べて遊んでいたくせに、俺の意見を聞かないなら爆弾しかねえとか言い出して、武器を密造しているくせに。真面目に仕事をしている井伊直弼の方が百万倍マシに見えますよ。実際のところ、開国はやむなしだったわけですし。長州藩ものちに攘夷は過ちと悟るわけだし。

こんな中、小田村がいつものようにうろうろして、城で何か意見を述べたりするわけです。小田村の場面も正直退屈で、退屈で。文だと政治に関われないからの小田村ピックアップということはわかります。『篤姫』の小松帯刀、『八重の桜』の山本覚馬と同じ役割ですよね。ところがこれが本作ではうまく機能していないのです。それというのも、本作における小田村の活躍は創作ベースだからです。文と小田村、二人分の活躍を無理矢理させるせいで、このドラマはより強引で、よりしょうもなく、白々しい主人公格持ち上げが繰り広げられているわけです。大河名物強引な主人公持ち上げが例年より倍増、それが今年なのです。

久坂は結局無事で、江戸に向かっておりました。ここで桂小五郎、高杉晋作らと語り合います。桂一人が重々しい演技をしていますが、残りの久坂と高杉からは、おにぎりを食っているだけの精神年齢三歳オーラが抜けきらずなんともつらいものが。

このあとは小田村と松陰の語り合いになります。幕末って激動の時代なのに、本作はおにぎりか男どもがグダグダ怒鳴るシーンの二択ばかりで動きが驚くほどないんですよね。なんなんだ、このいつまで経っても本題に入らない感じは。

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「おにぎりうめー!」の幼稚さから「天誅!」の落差の激しさよ

さらに画面が切り替わると、男たちが「井伊直弼ぶっ殺そうぜ」会議(文の盗み聞き付き)。この間までおにぎり食べてだべっていただけの男たちが、自分たちの意見と違うことをするからむかつく、ともかく重要人物を殺そうと言い出す、この感じ……イケメン青春ドラマ目当てで見ている人を振り落としに来た感じがします。
まあ、おにぎりだけで押し切るのには無理があると思っていましたが。イケメンがおにぎり食べて武器を密造し、重要人物を殺そうと血判状を作るドラマかあ。ものすごいものを見せられている気はします! ただ、なぜこんなものを見なくてはいけないのかという気分は、その三十倍くらいあります! 吉田稔麿の家族は息子を心配しているようですが、至極もっともだと思います。

こうしたやりとりを見ていて思い出すのは、サミュエル・ジョンソンの「愛国心とは、ならず者達の最後の避難所である」という言葉です。国を思えばこその蛮行だとイケメンたちは叫びます。それがなんとも空回りしていて、不気味です。愛国愛国愛国と威勢がよいことではありますが、外国相手にヘイトを募らせ、おにぎりを食べ、遊郭に入り浸り、遊んでいるようにしか見えなかった連中がそんなことを言ったところで、乾いた笑いしか出てきません。

こうしたイケメンの行動に不安を感じる家族たちに、文は「やさしいお兄ちゃんのすることだから正しいよ!」と説得力のないことを言い出します。本心とは思えないほど、困り顔で、ですが。

困惑する周囲に対し、吉田稔麿は「松陰先生のおかげで目覚めました! 先生がいなければ今の自分はない! 松陰先生は裏切れない!」と言い出すわけです。これがどう見ても不思議なパワーを持つ何かに洗脳されたようにしか見えないわけです。制作側は理不尽な目に遭うイケメンたちに同情させたいのですが、洗脳された危ない人に見えるせいもあってか、厳しい処断をする側に感情移入をしてしまうんですよねえ。松下村塾がテロ組織ぽかったり、松陰の教えが洗脳のように見えたり、このドラマは神経をざわざわさせる何かに満ちています。ゆるくイケメン青春ドラマとして作ったはずが、どうしてこうなった。

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松下村塾閉鎖!またも松陰入獄!でも前回は美女とウハウハの極楽だったような

そんな中で文は重大決心をし、松陰が老中暗殺計画を練っていると家族に証言してしまいます。まあ、文が言わずともあんな杜撰な計画だったら、どこからか発覚した気がしますけれども。怒った父は、松陰を鉄拳制裁。計画を実行するなら父を殺せと迫り、兄・梅太郎が必死で止めに入ります。ここまでの流れは無茶苦茶ですが、役者さんのがんばりもあってかなかなか場面としては見応えがありました。

文は流石に兄の行動に困惑し「おにぎりを握るとイケメンがチヤホヤしてくれる私のパラダイスが、いつの間にかテロサークルになっていたんですけど!?(意訳)」と怒ります。いや、文、おまえも攘夷思想とかはたから見ていて気づかなかったのかい! ヒロインは一応聡明設定のはずが、ものすごく鈍感に見えてきます。

さらに小田村が安定のドヤ顔説教ターン。小田村は他人の功績吸収か、ドヤ顔上から目線説教でしか活躍させられないんですね。だからウザキャラなんだ。ちょっとよい場面になったと思ったら、文と小田村が出しゃばって台無しにするいつものパターンです。

結局、松下村塾は閉鎖。松陰は再度野山獄に入ることに。入牢を提案したのは小田村だそうです。へー。野山獄って、日差しがさんさんと差し込む、セキュリティが甘いあの快適グループホームでしょ? いいんじゃないの。

牢屋に行く途中、松陰は吉田家に立ち寄ります。稔麿は松陰に対して涙ながらに「先生にはもうついて行けません!」と語りますが、洗脳がとけてよかったねと思えてしまいました。

ここで次回予告。松陰の行為にドン引きして空中分解しそうな塾。そこまではまあよしとしましょう。問題は塾を守ると文が立ち上がることです。女子高生が立ち上がらないと分解する塾なんて、なくても別にいいんじゃないですかね、はい。

 早くも打ち切り論!!??

「花燃ゆ」低迷で“大河ドラマ打ち切り論”浮上

こんなニュースが東スポに。

毎年大河にはいろいろな報道が出てくるわけですが、流石に打ち切りまではなかなか出ませんね。確かに松陰の死あたりで終わらせて予算をすべて来年に回したほうがよいのではとか。あるいはこれからの展開を考えるに、「松下村塾の戦いはまだまだ続く!」と途中で終わらせたほうがよいかもなんて思わなくもありません。まあ、ここでやめるにせよ、続けるにせよ、大河ドラマ史上に残る不名誉は不可避でしょう。

個人的には打ち切りでも構わない気がしてしまうのもまた、事実なんですよね。視聴率低迷といえば『平清盛』もそうでしたが、あの年に打ち切り論が出たら、私は反対だったと思います。『清盛』には物語もあれば、チャレンジもありました。

ところが今年にはそれがない。

『清盛』が途中で終わったら、この物語はどうなったんだと気になったと思うのです。ところが本作は、毎週毎週文がおにぎり持ってうろうろしているだけです。物語が川のように流れている気がしない。途中でぶった切って「イケメンたちの活躍は史実をご参照ください!」と投げられても、別にそれはそれでいいと思えてしまうのです。

そして先ほど『清盛』にはチャレンジがあったと書きました。結果的に大失敗に終わったとはいえ、あの作品には「新しい何かを作ろう!」という気概がありました。チャレンジして成功することは最高です。チャレンジしても失敗するのは、その次によいことです。

少なくとも、今年のように、チャレンジ精神も何もなく、打算丸出しで作られるよりは。

先ほど「小田村の活躍も無理矢理ねじ込むからつらい」と書きました。なぜこの人物を持ちあげるのかと言いますと、ちょっとグーグル先生に聞くだけでおぼろげにその像が見えてきます。そのあたりは個人的な推察も入りますので省きます。

それはさておき、とある地方議員がご丁寧にも、ご自身のSNSアカウントで小田村の出番が増えるだの、地元がガイドブックに取り上げられるなど、嬉々として書いておりまして。なんだかなあ、政治家が自分のポイント加算するために大河に取り入っているのかな、とげんなりしました。

どんなに視聴率が低くなっても、大河と朝ドラは舞台になるだけでお金が動き観光業が潤うという、特別な存在の枠です。その力があればこそ復興支援の一助にもなりえるわけです。そのうまみが大きくなりすぎて、誘致活動の激化、地元要望を重視し過ぎた主人公過度の美化など、ちょっとどうかと思う様な部分も出てきているわけです。

その力を地元観光業が利用しようとするならばともかく、政治家がポイント稼ぎに使うとなると、これはもう誰のためのドラマなのか、どこを向いたものなのか。大いに疑問が湧いてきます。それでおもしろければまだしも、今年のような箸にも棒にもかからない駄作ができあがるとなれば、まったくどういうことなのだと言わざるを得ません。

 

こんなものがあります。

NHK海外情報発信強化に関する検討会(総務省)

アイディアとしては悪くないと思います。

現に『あまちゃん』は海外でも人気で、日本のイメージアップに貢献しているとか。

「あまちゃん」がアジアで大ブレイク! NHK BSプレミアムで「アジアじぇじぇじぇ紀行」3月22日放送 - ねとらぼ

秀逸なドラマは、外交にすら使えるという例もあります。

【万華鏡日誌】中国人の心をとりこにした「SHERLOCK」(140121)(ふるまいよしこ) - Y!ニュース 

 

「シャーロック」はさらに、イギリスの対中外交の文化大使となっている。イギリスのキャメロン首相が昨年中国を訪れた際、「シャーロック」のファンたちが 微博のアカウントを開いた彼に、「BBCに早く新シーズンを放送するように言ってくれないか」と尋ねたのだ。今日では多くのネットユーザーが、「シャー ロックを連れてきてくれてありがとう」とキャメロンに伝言を残している。

 

要するに、傑作ドラマが海外で放映されると、その国のイメージアップにすらつながるということですね。

どうして偉い人々はここまで考えて、最高のスタッフを結集した大河ドラマを作って海外に大々的に売り込み、クールジャパンを知らしめようとは思えないのでしょうか? お膝元の観光業者に媚を売ることをチマチマと考えて手を回し、その結果として地元民すら眉をしかめつつ見るしかないような駄作を生み出すより、その方が賢明だとは思いませんか?

我ながらきついことを書いていると思います。ひどいですね、ここまで言っていいのかと自分でも思います。でも反省なんてしませんよ、私は!

こんな過激なことをするのも、大河を愛するがゆえ! この国の宝である大河を愛するがこそ過激なのは、この武者の愛国心です! 愛国心があるなら何をしてもしょうがないって大河ドラマも教えてくれましたからね。すべては仕方ないんですよ! さあ諸君、来週も狂ってレビューを書くぞ!

武者震之助・記

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霜月けい・絵





1位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


2位 わろてんか主人公
吉本せい波乱の一生


3位 西郷隆盛49年の生涯!


4位 史実の真田幸村とは?


5位 最上義光 名将の証明


6位 ホントは熱い!徳川家康


7位 意外と優しい!? 織田信長さん


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?


注目 わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


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