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花燃ゆレビュー

脚本もキツいがアナタが言うかい!? NHK籾井会長が大河批判【花燃ゆ感想マンガ】第20回「松陰、復活!」

更新日:

 

こんばんわ、武者震之助です。YouTubeで本作公式動画を発見しました。そこにあった、

明治維新で活躍した志士を育てた吉田松陰。その松陰を育てたのが、杉家の家族たち。杉­家の四女の文(ふみ)を中心に、ともに困難を乗り越えていった杉家の強い絆と、松陰の­志を継いでいった若者たちの青春群像をダイナミックなスケールで描く!

https://youtu.be/9BSZsfAWHIY

……という紹介に首をひねっております。ダイナミック……?

それはさておき、今週のサブタイトルは「松陰、復活!」です。釣りタイトルぽいですね。もういっそ松陰が赤いマフラーをして生きていたことにしたらどうでしょうかね。どのみちひどい捏造ファンタジードラマなんですし、松陰が実は生きていたくらい、どうということもないでしょう。

 

久坂玄瑞は謹慎を解かれ、高杉晋作は上海から戻ったが……

今週はいきなり長井雅楽らのいわゆる俗論派が退けられ、周布政之助の働きかけにより公武合体から「破約攘夷(井伊直弼の開国案や不平等条約を破棄する方針)」へ、長州藩が舵を切るところから始まります。その過程をすっとばしたせいで、わけがわかりませんが。

ちなみに天皇の妹にあたる和宮が大きな役割を果たした公武合体は、当然のことながら孝明天皇の意志もあったわけで、それを否定するということは今後重要な点になってくるかと思います。このあたりから孝明天皇の意志と、長州藩の動きがずれてきます。

話を戻しますと、これをきっかけに久坂玄瑞は謹慎を解かれます。高杉晋作は上海から戻りました。ところがこの、彼の考えを大きく変えた上海行きは旅行土産を中心に描かれます。

なぜか高杉家にいる文。ここで文が、

「私、このお屋敷に来るなと言われていて……」

と言い出します。そうだしたね、てっきり脚本家は忘れていたと思いましたよ。

「いいんです、私が呼んだんだから」

と、ここで雅が言うわけですが。文を出禁にしたのは高杉の父・小忠太。その舅の言いつけをガン無視するわけですか。

おまえのような上級武士の妻がいるか!(あと何度これを言えばいいのだろう)

ちなみに史実の雅は、「夫は夭折したし、七年の結婚生活も実質的に一緒に暮らしたのは二年程度。語れることはあまりない」と晩年述懐しております。 高杉には有名なおうの、それと小三などの愛人がいたそうです。また藩の公金を使い込んで豪遊するなど、派手な女遊びもしたそうですから、雅がそう回想するのも納得できます。史実の雅は本作とは逆で、控えめでおとなしい女性だったようです。二年前のヒロインのように破天荒な逸話がある人ならばともかく、どうして上品で清楚な武家女性を、いちいち下劣なキャラクターにしてしまうんですかね。

晋作もだらしなくでろっと立て膝で、本当に下品です。晋作のキャラとして豪放磊落は定番ですが、下劣でだらしないとそれは違うでしょうに。凛とした部分がないぐにゃぐにゃとしたキャラクター造形がいちいち不愉快です。反射的にチャンネルを変えてしまう人も多いでしょうね。

お土産トークにまぎれて、高杉が軍艦を無断で購入したことが、小忠太によりバラされます。息子も嫁もあんなだなんて、彼には同情を禁じ得ません。

高杉はこれから、荷物も持たずに京都に向かうとのこと。久坂に伝言はないかと文に聞き、雅を頼むとのこと。雅に「義父に孝養を尽くせ」と言う方がまともな気がしますが。

hanamoyu20150517

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書物のフォントは手書き風で記されておりました

ここでOPを挟みます。

文は何か書物を探しております。今回のタイトルフォントはちゃんと手書きを使っているようです。流石にAdobeのものを使う痛恨のミスは繰り返さないんですね(NHK大河ドラマ『花燃ゆ』に日本語学者がツッコミ「幕末の書物にパソコンの明朝体フォント?」 - AOLニュース http://news.aol.jp/2015/01/14/nhkhanamoyu/ )。

ここで吉田稔麿の妹が杉家に来て、いつもの女子トークが始まります。今回のお題は、上海土産のハンカチーフのようです。しかもなぜか雅がここにいて、内職の手伝いをしています。

しかもここで雅、

「どうせ旦那は家にいないし、家にいても舅うるさいから」

的なことを言うわけです。ひどい、ひどすぎる。幕末に武家女性がこんなことを言ったら、とんでもない親不孝者後ろ指指されてヒソヒソされても無理のないところですよ。内心思っていても黙っていろと。

そこへ寿がギスギスした顔で、息子の篤太郎を探しにやって来ます。なんと亡き松陰の書物に感化されている様子。松下村塾の塾生がどんどん危ない方向に向かっているのを見ていると、こんないたいけな子に危険思想を植え漬けちゃ駄目、と正直止めに入りたい。

 

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これが初心者にもわかりやすい幕末なのかしらん?

次の場面、藩主の御前で高杉が列強に食い物にされた上海の現状と訴えます。

もうこの人のキャラクター、ぶつ切りで整合性が取れていませんよ。こんな深刻な描写をするなら、だらしない格好で嫁や文の前で上海土産を得意げに見せびらかす場面はいらないでしょう。

入れるとしても、嫁に話しかけられてもどこか上の空であるとか、舶来品に浮かれる嫁によい顔をしないとか、何とか描きようがあったのでは? 肝心の上海の場面もありませんでしたし。これ、完全に視聴者が、高杉が上海で何を経験したのか知っている前提で作っていますよね。

時系列もわかりにくく、京都に向かうと文に言ってから長州藩主の前にいるわけなんですよね。本作には初心者にわかりやすいという擁護意見もあるようですが、季節感もなく時系列もおかしく大事な部分をカットし、視聴者が幕末史をある程度知っていることを前提としている作りで、個人的にはまったくそうは思えません。「心の臓がキュッとして、ドキドキが止まらんくなるような」みたいな薄ら寒い少女漫画をパクったようなフレーズだの、壁ドンだの入れたところで、幕末を描く難易度は下がらないんですよ。

 

マブダチに否定されたら器物損壊未遂って、中二病かいな

やっと京都にのぼった高杉は、自らの意見を久坂とぶつけあいます。ところがここでの二人がひどい。高杉は何でも「おまえの意見はおもしろくねえ」と駄目出し。お笑いネタ披露かよ。しかも「おまえの考えがおもしろくねえから仲間が死んだんだ」と、意味不明な全否定をします。

このおもしろいかおもしろくないかを連発するのは高杉辞世が元ネタなんでしょうが、やりすぎてノリで全てを決める頭のおかしい男になっていますよ。

玄瑞もひどい。マブダチの高杉に全否定されたら、

「うがああああああ!」

と叫んで器物損壊未遂。中二病か。これを言うのは酷と承知しつつ敢えて書きますが、美声で有名な久坂玄瑞にこの配役はどうなのかと。今からでも声優さんの吹き替えを当てて欲しいくらいです。この器物損壊現場に立ち会ったのは、辰路という芸妓なのでした。

長州ではノルマの伊之助無双がはっじまるよー!(脱力)

なぜか藩主と差し合いで茶室におり、相談を受けているわけですが、おまえは一体いつどんな手を使ってそんな大物になったんだ、と問い詰めたい。しかもよほど凄いことを言うのかと思ったら、

「破約攘夷をしてよいのだろうか」

「ノープロブレム。きっと天皇もそう望むはず」

とか何とか決めつけていますよ。この、天皇の意志なんてまったく確認していないのに、自分=天皇、自分たちのすることはきっと天皇も喜ぶはず!という痛い勘違い、今後重要なので覚えておいてください。

 

吉田家復活作戦の背景が薄すぎませんか

このように特に役に立たない見通しを述べたに過ぎないのに、殿はなぜか目を輝かせ伊之助に側近にならないか持ちかけます。

茶に催眠薬でもしこんだとしか思えませんよ。ここで殿は、伊之助の提案で「支藩にも破約攘夷を徹底させろ」というミッションを出します。さらになぜか殿は松陰を最近思い出すとか何とか。

このニュースに文と杉家に入り浸っている雅は喜びます。雅……旦那の留守中に出歩き他家に入り浸る嫁とか、本当にもう(脱力)。この雅が文に、殿に松陰の書籍を献上したらどうかと提案します。殿のお墨付きを得て、吉田家復活作戦が始まるようです。

あーあー……本当にこの大河、どうしようもないですね。松陰復権、吉田家再興の流れというのは、ドラマのように松陰の思想が素晴らしかったと素朴に広まったわけではなく、久坂玄瑞ら松下村塾製が意図的に持ち上げて実現したものなのですよ。

厳しい言い方をすれば、死者の政治利用ですよね。

 

普通、テロリストは神話利用できぬよう扱われることもあるが

テロリストは殺害より困難な捕縛を敢えて選ばれることがあります。あるいは軍事作戦で殺害するのではなく、裁判に引きずり出してから死刑判決を下すこともあります。

何故か?

死者はカリスマとしてフォロワーに利用されやすいからです。神話として利用できないよう、敢えて生かしておいて失墜させることで、思想の伝播を防ぐわけです。

死者というのは、カリスマとして利用されやすいもの。あの人が生きていたらきっとこう言ったはずだ、というのは完全に生きていて死者を政治利用したい人間の思いに他ならないのですが、死者の名前が神聖すぎて否定できないことはありますよね(靖国の英霊が今の日本を見たら怒るはずだ、とか)。

明治維新は日本の近代化とされる一方で、死者の霊魂を祀り神格化する性格も持っていました。その流れは、松下村塾生による松陰神格化が嚆矢でしょう。それをそのまま描くことを避け、安っぽいお涙頂戴のロンダリングをしているわけです。

 

今回は三条実美が食べ物に釣られて……はぁ……

京都の久坂は、三条実美相手に朝廷工作に入りますが不調の様子。悩む久坂の前に現れたのは辰路です。初めて目にしたのが中二病丸出し絶叫でも彼女は気にならなかった様子です。

この久坂の朝廷工作が、本当にばかばかしい。初会見では料理が気に入らなかったらしいので、芸妓のアドバイスで食欲改善ができる料理を出したところ、三条実美は顔をゆがめ下品な様子で食らいつきます。

公家って雅なものではなかったんですか? 三条実美も、自分の胃腸の調子で重大事を決定するんですか。本作に出た人は皆バカになるか、食べ物につられないとならないんですか。この背後で、辰路が思わせぶりな目線でモーションをかけます。

このあとまたも伊之助無双。支藩を説得するクエストです。こういう場面こそナレーションとアバンで飛ばしてよいのでは? 椋梨まで持ち出して伊之助クエストをやらんでも。伊之助の登場はトイレに行けという合図ですか。

 

文と伊之助のイチャイチャノルマは今週も

伊之助無双がやっと終わると、子供たちが松陰の言葉を学ぶ場面になります。そしてついに文のおにぎり復活! さらに文は雅に手伝いを依頼するのですが、

「無理。だって私晋様について江戸に行くもん。これ以上の置いてけぼりは嫌、退屈はもっと嫌」

だそうです。雅の台詞がほぼ全てイラつくのはもう見事です。それを文が正論でたしなめると、相対的に文がまともに見えるんですよ。本作のヒロインは、そうやって他を貶め持ち上げていないといけない存在なんですね。

この次はまたノルマの、文と伊之助のイチャイチャタイム。毎週本当に無理矢理入れて来ますよね。既婚者同士で不謹慎なイチャつき。なぜこのドラマは、神経を逆撫でする場面に満ちているのでしょう……と嘆いていたら、またも伊之助無双。しかも礼儀作法無視で相手を怒鳴りつけています。

これで「説得をやめて話し合うことにした」とナレーションが入るのだからもうついていけません。恫喝にしか見えないんですが。

 

文がブリッコ声で「寅兄♪」 松陰の肖像画に話しかける

そして、京都の久坂と辰路の逢い引きが入ります。

辰路のおかげで助かったと御礼を言う久坂に、辰路が積極的にモーションを掛けます。動機は勤王志士になって知名度アップを狙ってのこと。こうやって辰路を打算的な女に描くことで、清楚で素朴な文を際立たせたいのでしょう。

でも文もかなり打算的で腹黒さを感じさせる性格ですからねえ。まだドライに割り切っていて賢そうな分、もはや辰路が負ける気がしません。

この直後、辰路が別の男に長州の動きを聞き出すように言われていたとばらされます。これでもかと辰路の計算高さを強調しますが、天然で神経をざりざりと逆撫でする雅や文と比較したら随分マシなんですよね。少なくとも現時点の辰路は、雅のようなアッパラパーではないわけです。

伊之助無双により、支藩説得クエストは成功しました。伊之助はクエスト報酬に、松陰復権と吉田家再興をお願いします。あーあ、久坂の功を盗みましたよ、今週の伊之助。

ここで喜ぶ杉家の面々を見ていると、ほのぼのとするどころか、首を飛ばしたゾンビが甦ってくるような不気味さがあるのは何故でしょう。文がブリッコ声で「寅兄♪」と松陰の肖像画に話しかけるところとか、ぞっと寒気がしました。もう三十近い女優に、なんでこんなゆるふわメルヘン少女みたいなことをしつこくやらせるんですかね。

 

派手な攘夷やろうぜ! 外国公使館を焼き討ちしよう! 

その頃、松下村塾の面々は江戸でくすぶっていました。

井上聞多(のちの馨)という結構な重要人物がさらっと紹介されており、またもこのドラマが一体何をしたいのかわかりません。吉田稔麿あたりよりのちのち出世しますが。

ここで高杉が「派手な攘夷やろうぜ!」と言い出します。一応異人を斬るのはやめておけと早速テロを否定したようで、

「外国公使館を焼き討ちしよう! まだ建設中だから人も殺さないで住むよ!」

「おー、ナイスアイディア! でかした!」

「長州の攘夷ここにありと狼煙をあげよう!」

「いいぞ! やるぞ!!」

という流れ。わー、花どころか公使館燃ゆだぞー(のちに京燃ゆ、会津燃ゆにレベルアップします)。

萩では雅が文に「江戸に行くのは、やめた。子供がいれば退屈しないし」とスイーツをパクつきながら言い出します。そもそも武家の妻がホイホイ勝手に藩を出るとかないわけで、何を前提にこいつは話しているんでしょう。この二人、久坂と高杉の妻が組めば無敵とやたらと繰り返しますが、0に0を足しても0にしかなりませんよ。

江戸ではいよいよテロ決行。放火魔になるためのミッションが始まります。ここで川井サウンドが雄々しく流れ、感激。これまでもこれからも、暴走したはた迷惑な若者による放火という犯罪に、こんな素晴らしいBGMがつくことはきっとないでしょう。なんというスタイリッシュ放火!

ちなみにこの英国公使館焼き討ち。実は幕府は英国以外の国からも公使館を建てろと迫られて頭を抱えておりました。ところがこの焼き討ちのおかげで、危険だから建設をキャンセルされて、幕府は胸をなでおろしたのですね。あまりによいタイミング過ぎて、当時は幕府による自作自演説もあったとか。いわば高杉たちは命懸けで幕府の危難を救ったことになるわけです。なんともトホホな真相であります。

次週予告で文は「攘夷とは何かどげんしても知りたいんです!」と言っていますね。松陰の思想を理解したようで何も理解していないんですね。要するにテロですよ。来週はますますテロが活発化しますよ!

 

長州は主役じゃないのか? 各方面から批判も

・『八重の桜』の長州藩描写 山口県民は受け入れ難いの意見多し│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20130331_178740.html

・『八重の桜』描写 山口・福島県民の怒り温度差にNHKが配慮│NEWSポストセブン http://www.news-postseven.com/archives/20130331_178752.html

・NHK大河ドラマ「花燃ゆ」に群馬県民が激怒する理由 #ldnews http://news.livedoor.com/article/detail/9775563/

会津藩からの視点で描かれた前々回のNHK大河ドラマ『八重の桜』では、長州藩がテロリスト然と描かれて賛否両論を巻き起こした。今回の大河『花燃ゆ』は一転して長州が主役。

さて。二年前のニュースまで引っ張り出してきましたけど、『八重の桜』で「これじゃ長州藩士がまるでテロリストだ!」とお怒りの皆様の心中を想像すると、同情を禁じ得ません。会津が主役ならともかく、今年は長州が主役ですものねえ。

『八重の桜』の長州描写→うがった見方をする、あるいは長州贔屓から見たらテロリストに見えるかもしれない

『花燃ゆ』の長州描写→どこからどう見てもテロリスト集団です……

長州藩をありのままに描くとスイーツ逃げるからね、と少女漫画の出来損ないみたいなドラマにしてこの有様。幕末を描くならば個々人の思想や使命感といった、スイーツではないシリアスな部分もちゃんとセットにしないと、ただの無軌道なテロ集団になるのだと、本作は見事に証明してしまいました。本当にどうするんだ、この大惨事。

幕末長州藩士やのちの長州閥明治元勲には、彼のようにぱーっと派手な女遊びをする人が多かったようです。以前はこうした部分も「英雄色を好む」的豪放磊落さとしてもてはやされましたが、今はどうでしょう。少なくとも女性向けに「イケメン揃い!」とするにはどうかと思います。そういうところまで考えていないところが、底抜けの本作らしさと言えるわけですが。

 

LINEスタンプで猛アピールするも有料という・・・

今週も本作関連のニュースは燃えています!

・[花燃ゆ]「みてみて!」 LINEスタンプで猛烈アピール | マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2015/05/11/599/

うわ、いらんわ! 無料でもいらんのに有料とは。本作は広報戦略も失敗していますね。こういうことをして盛り上がるのは人気作だけ。しかも「みてみて!」とか痛すぎます。使いどころに困るわ!

・日本が一番熱かった時代の青春群像劇──「花燃ゆ」が早くもBD&DVD化決定 | PONYCANYON NEWS http://news.ponycanyon.co.jp/2015/05/8019

日本が一番熱かった時代を、大河史上最低のクオリティで描いた本作なんだなあ。

新聞にも大々的にブルーレイ・DVD広告を出しているようですね。中身がスカスカと批判されているのに、そこを何とかしないで宣伝さえ力を入れたら何とかなると思っているんでしょうか。逆効果なのに。

・大河「花燃ゆ」カフェ「前橋茶房あんきな」視聴率アップに貢献か http://takasaki.keizai.biz/headline/2457/

これもなあ。本作って、山口・萩よりも終盤少し出るだけの群馬・前橋の方がプッシュに熱心ですよね。しかもそのプッシュがことごとくズレているのもまた特徴。メニューの「維新焼きまんじゅうセット」も、もうちょっと何とかならなかったんですかね。確かに幕末の京都でも、毛利家家紋を模したまんじゅうが流行ったそうです。そうはいえども、これはうーん……。

今週もバッシングは止まりません。例年ですと大河バッシングも、しまいにはあきられて一旦収まったりすることもあるのですが、今年は……。

・井上真央 低迷「花燃ゆ」起死回生で一肌脱ぐ裸萌えシーン - リアルライブ http://npn.co.jp/article/detail/76866022/

・井上真央が「主演大河ドラマ」の低視聴率を謝罪した泣ける理由 | アサ芸プラス http://www.asagei.com/36269

・惨敗は覚悟の上だった!?井上真央が大河出演を決めた知られざる決意とは? | アサ芸プラス http://www.asagei.com/36356

・井上真央の「公開謝罪」でNHKがマスコミに八つ当たり!? - BIGLOBEニュース http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0511/asg_150511_1994413523.html

・井上真央 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」視聴率低迷で“腫れ物扱い”?(2)グルメ話で話題を逸らす | アサ芸プラス http://www.asagei.com/36491

でもまあ、井上さんは悪くありません。責任を感じる必要はありませんし、脱ぐ必要なんてましてやあるはずがありません。

 

NHK籾井会長の歴史トンチンカンが痛すぎる……

責任を感じるべきは、こいつです。

・NHK籾井会長 「花燃ゆ」低すぎる 前半は話がばらけた(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150514-00000063-dal-ent

低すぎるのは視聴率じゃなくて、あなたが視聴者に対して見積もった知性ではないですかねえ? 以前何かの記事で「どうせ日本人なんて信長・秀吉・家康しか知らないんだから」というのを見てカチンときたものですが、どうやらこの会長殿もその程度の想定をしていらっしゃるようで。

もうこの分析、

配役も、俳優もいっぱいそろえてますし、幕末の面白い時代でもある。ただ若干、前半は話がばらけたかなという気がする。吉田松陰が中心だけど、いっぱい長州の人たちが出てくる。だから話が散漫だったかなという気がしています。ただ、これから上がっていくと期待している

の時点で、この人は歴史知識もなければ、過去大河もろくに見ていないことがわかりました。俳優を揃えれば視聴率があがると思っている。幕末の面白い時代なら見ると思っている……たとえ幕末がおもしろくても、おにぎりやかまぼこで台無しにされたら意味がないとは気づいていないんですね。

・NHK会長「なにが問題か」 経営委でハイヤー巡り発言 - 朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASH5F4FKSH5FUCVL009.html

こういう人ですので、何がよくて悪いか、そもそも判断できないんでしょうけど。

いっぱい長州の人たちが出てくる。だから話が散漫だった? 歴史ドラマは人物が多くて当然ですよ。話が散漫なのはおにぎりやかまぼこのせいであって、人物の多さのせいではありません。それにしても人が多いとわかりにくいよね、って視聴者をバカにしていますよね、この人は。

どうしようもない歴史オンチが、本作に一枚噛んでいるのはわかっていました。そうでなければ「会津の無名女でも主役ができたんだ。吉田松陰の妹でもいいだろう」と言わんばかりの企画なんてありえませんからね。

籾井会長の不注意な発言から、どのあたりにその原因があるか簡単にわかってしまうではありませんか。内容がくだらないうえに胡散臭い成立過程。これじゃそりゃ、嫌われて当然ですよ。

 

脚本家ではなくトップの問題でしょう

それにしても、視聴率がこれから上がっていくと期待しているって? 毎年大河はメインキャストが抜ける夏から厳しくなるのに? またもまったくの大河オンチであると白状していますねえ。

主演の井上さんはじめキャストが申し訳なさそうにしているのに、トップのこの傲岸さは一体何でしょう。出演者を盾にして責任者がふんぞり返っている状態じゃ、そろそろ誰も大河主演なんてやらなくなりますよ。割に合いませんもの。せめて出演者は悪くないと庇ったらどうですか?

そして皆様、もうおわかりですね。

私はずっとこの連載で、どうすれば大河がよくなるか言い続けて来ました。答えはもはやわかりきっています。

籾井会長を辞めさせる、それができなければ、そうせい候に徹してもらい、大河にはタッチさせない。

これでしょう。いくら脚本家を増やそうが、芸人を投入しようが、トップがこんな間違ったことをして、それをかつヘラヘラと釈明するようでは、どうしようもないのです。

そうそう。

編成の担当部長も「これから幕末の面白い時代に入ってくる。編成局としてもプロモーションに務めていきたい。数字が高くないですが、中身は自信を持ってご覧いただける」

担当部長氏には心より同情申し上げます。そう言わないとまずいんでしょう?

「数字は高くないですが、中身は自信を持ってご覧いただける」

とかね。もう言っていて情け無くて泣けてきませんか? おにぎり大河なのに? そういう言葉は国際エミー賞最終ノミネート作品『坂の上の雲』や『八重の桜』にふさわしいですよね。数字も中身も底抜けの駄作だからこそ、本作は執拗に叩かれているんです。

・中村昌也・賀来賢人・どぶろっく…「花燃ゆ」の的外れなテコ入れ http://news.livedoor.com/article/detail/10118837/

NHKはドラマが失敗しても、脚本や演出が悪かったとは認めない。直接的には言及しないも のの、いつも結局は主演に責任を押し付けるような格好になる。放送開始直後は井上をベタ褒めしていたNHK上層部も今は知らん顔。『大恥をかく前に打ち切 りにしたい』と言いだす幹部がいる始末です」

このニュースの通り、自らの非は認めない気ですか? どこまでも自浄作用のない組織なのですか?

・井上真央が「花燃ゆ」低迷でノイローゼ?籾井勝人会長が追い討ちか http://news.livedoor.com/article/detail/10118675/

こんなふうにあまりにひどいと思われているんですよ。

史実と現実からの逃避はそろそろやめましょうね、NHKさん。

武者震之助・記

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霜月けい・絵

 





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徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正
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