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花燃ゆレビュー

花燃ゆ感想マンガ34回「薩長同盟!」なぜ同盟結ぶのに主人公の美和の同意が必要ってことになるんだ?!

更新日:

こんにちは、武者震之助です。

最近なんで自分はNHKに入社しなかったのかなと思うんですね。

・NHKの新番組「むちむち!」 放送前から「性差別的」との批判 #ldnews http://news.livedoor.com/article/detail/10492378/

・「無知な女子高生」に「愛のムチ」を打つNHK番組「むちむち!」に女性蔑視批判 http://huff.to/1J9Z00b

こんなむちむちのJKに説教して鞭打つというフェティシズムを、教育番組という名目でできるなんて最高じゃないですか!

以前このレビューで「NHKのスタッフは受信料使って大河で理想の妹萌え〜」とかやっていないで自腹切ってキャバクラにでも行け、と書いたことがあります。やっぱり番組作りに担当者の性癖が出ているんですね。すごいなあ。日本の公共放送すげえなあ〜〜。せっかくだから本作も、民放を真似して視聴率アップのために「セクシー幕末ガールズ」なんてタイトルで、ビキニの女性出演者が出てくる解説動画でも作ったらどうですかね。

さて、JKはさておき、NHK職員渾身のおにぎりマネージャー妹萌え大河ですが。

なんとまさかの視聴率連続回復! 12.6%おめでとうございます! お盆休みの中、あの内容でよくこの高水準を保ちましたね。

さらに今週は幕末重要イベント「薩長同盟!」。イベントそのものの名前をサブタイトルに入れて来たのはほぼ初。そして何より本作で猛プッシュされている小田村伊之助の、数少ない幕末での功績のひとつです。

「そうか、今回薩長同盟か。今年の大河は見ていなかったけど、龍馬の見せ場だし今日は見るか」

と、イベント目当てでチャンネルを合わせる龍馬ファンを地獄に突き落とす非情の罠が開幕します! 五輪ロゴでも発揮されるパクリに厳しい日本国民ですが、伊之助はそんな目線をものともせずに、今週もきっと功績を他人からパクリまくることでしょう!! いつもの伊之助功績パクリ検証班の皆さん、今週もお疲れ様です! 自称藩上層部所属だけどさっぱり何をしているかわからない伊之助さんの晴れ舞台です。

え、そんなの誰得かですって? そんなの子孫とその太鼓持ちに決まっているじゃないですか、やだー。

さあ捏造まみれの不快感、伊之助無双妄想伝! いざ開幕!(ジャーンジャーン)

hanamoyu20150823

今週のアバンでは、高杉挙兵から椋梨失脚までのおさらいです。美和と伊之助の妨害を除去すると、まあまあ見られるドラマになりますね。

ここで興丸を抱きあやす美和。朝ドラでも無計画出産をやるそうですが、NHKからのありがたい「オラ! 赤ん坊かわいいだろ、女ども産む気になったか」というステマですかね。美和に実子はいませんが、養子を通してこれでもかと母性を発揮する場面を入れてくるんですね、わかります。明治時代も皇女を養育するらしいので、またこういうのを繰り返すつもりでしょうね。興丸と接することで、久坂玄瑞との短い家族としての生活が思い出される美和。あれだけ高杉と差し向かいで話し、伊之助にベタベタしておきながら、こういうときは「旦那様♪」と思い出すわけですね。

そこに元徳、都美姫、さらにそうせい候まで来ます。なんでそんなVIPどもが美和に話があってわざわざ来るのでしょうか。主人公補正ですね、わかります。

ここでOP。

なんでも興丸の小姓を決める人事の話だそうです。それにしても首も据わらないようなお世継ぎを、人が盛んに出入りする場所に連れ出してそんなことを話すのもなんだかなあ、という気がします。なぜ早く小姓をつけるかと言いますと、どうやら藩の重大事が迫っているからだそうです。いやだから、その重大事を描こうよ! その重大事の裏で赤ん坊の小姓をどうするかなんて、どうでもいいってば。女たちの会話で藩政一新が進んでいるとわざとらしい説明が入ります。できれば干城隊の方をここでピックアップして欲しかったのですが。

次の場面、ドヤ顔アップで伊之助が五人の公家(五卿)を太宰府で説得する場面に。そして太宰府には坂本龍馬も来ておりました。ここで坂本が名乗る場面がやたらと番宣で使われていましたので、今週は騙される人もいたことでしょう。坂本で釣っておいて、喰わせるのは伊之助なんですけどね。マク○ナルドの商品写真と実物の差以上にひどいぜ!

ここで奥御殿に場面シフトして、高杉が奥御殿にやって来てそのまま興丸を抱いている美和と対面します。高杉は、美和が雅を匿った御礼を言いに来たようです。そしてここで美和は、文と呼ぶ高杉に対して口をとがらせながら「美和です!」と何度も言うわけですが、ブスっとした顔で好感度下がりますね。ツンデレ気取りのつもりかもしれませんが、人前でそういう態度取るなよと。

興丸はまだ幼いわけで、美和は抱っこしてあやしていないで、どこかで寝かせるべきではありませんか。高杉と元徳が重大事を話している席に、なんで赤ん坊とその守り役が同席するんでしょうか。NHK局内では、会議に赤ん坊を同席させているんでしょうか? 現実的に考えて赤ん坊同席でこんなこと無理だと思いますよ。興丸はなにか薬でも飲ませているのかと思うくらいおとなしくしていますが、実際にあんなことしたら、赤ん坊がギャン泣きしたり、暴れたり、おむつからぷーんと異臭が漂ったり、話すどころじゃないでしょう。

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イケメンドラマのはずなのになぜ龍馬があの人?との謎がわかった

高杉が薩摩との同盟を出したあとで、太宰府に場面転換して龍馬と伊之助が語り合っています。この構図を見ていて、なぜ坂本龍馬が噂された若いイケメンではなく、このキャスティングなのか納得できた気がします。伊之助様より若くて目立つイケメンなんて、差し向かいで話し合う役で出してはいけないんですよ! ……それにしても坂本がグネグネと立て膝していて、汚いです。このドラマの演出は、豪快なイメージのある高杉や坂本の行儀をやたらと悪くしていますね。豪快さの表現なのでしょうが、見苦しいだけです。

また場面が変わると、高杉と元徳が話し合う場面。高杉が薩長同盟の話をしたところ、美和はむすっとしています。それに気づいた高杉が「何か言いたいことあるの?」と話を振ると(藩政の話に守り役の女ごときの意見なんて聞く必要はまったくありませんが)、美和はガンつけながら、

「あんたさあ、調子いいこと言っているけどぉ、薩摩が私のダーリンぶっ殺したの忘れたわけぇ〜〜?」

とかなんとか言い、ネチネチといやらしく責めます。この顔を歪めて話す美和、本当に性悪に見えるので、やめた方がいいと思います。ここまで人間性に問題のある人物をヒロインにしなくてもいいのに。確か美和は、松下村塾生が攘夷をやめた高杉に怒っていた時は、「高杉さんは常に前を見て考えを変えているの! どうしてわからないのっ!」みたいな態度だった気がしますけどね。態度がコロコロ変わるのは、高杉よりむしろ美和の方では。

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まだ名優を花燃ゆで消耗しているの?

ここで杉家団らんタイム。百合之助さんがまだ生きているんですね。先週の演出からしてもう先は長くないし、美和の実家帰りのタイミングで退場してもよかったのではないでしょうか。長塚さんの無駄使いはもう見ていたくないんですよ。

次の場面は桂小五郎、藩政復帰。この復帰のタイミングも、すぐ伊之助と坂本と同席している場面になるから、伊之助無双の噛ませ犬みたいに思えるんですよね。

それにしても東山さんは罪作りな方です。どの役者も本作の駄作オーラに汚染されて今ひとつ力を発揮しえていないのに、東山さんの桂はものすごく格好よくて、ものすごくハマっているんです。その結果、久坂に続いて今週の同席者もむしゃむしゃと喰われて霞んでしまいます。なぜ本作に桂の出番が少ないのか? 伊之助に出番をぶんどられていることも大きいのですが、東山さんが素晴らしすぎて浮いてしまうからではないでしょうか。

次の場面は、なぜか伊之助が奥御殿で美和を説得しています。なぜ高杉もこいつも、美和の同意がないと同盟結べないみたいなことを言い出すんだ……。これ、もうやりすぎて「無知な美和のせいで同盟が遅れている。邪魔」になっています。そしてここで美和は久坂の死を思い出ししんみりとしていますが、伊之助にあんな大胆告白しておいて今更何を言うんでしょうか? 久坂の亡妻、伊之助を愛する女、高杉とまんざらでもなく思い合う女。都合よく自分の立場をころころ使い分ける、とんでもない女ですね。

ここで椋梨さんファイナル公演です。本当に退場が惜しまれる、本作初のキャラでした。ちなみに椋梨が斬首を願い出ていますが、切腹がほぼ実質最高刑の武士に斬首は本当に重い罰です。仲間をかばって不名誉な死を選んだ椋梨さんの扱いがちょっといい話になっていますが、椋梨をダシにして許しだのどうこう美和に語るってちょっと無神経すぎやしませんか。ちなみにここで死んだのは椋梨一人ではなく彼の息子も連座しましたし、嘆願むなしく他にも切腹や自決による死者が出たそうです。

椋梨の直後に百合之助死亡。うーん。今週はスカスカの先週とちがって詰め込みすぎではありませんか。先週でこの場面はよかったのでは。そしてこの訃報は野辺送りまで終わってから美和に届くんですよね。先週体調悪化しただけで呼び出したのに、死はともかくとして野辺送りまで美和に知らせないのは不自然ではありませんか。ちなみに史実では、美和は父の死を見届けてから初の奥御殿入りをしております。何度か書いていますが、リストラだの精力増強羊羹だの、そのあたりの頃は奥御殿にはいないわけです。

ああ、ここでまた同盟話になります。美和の妨害でなかなか進みませんでしたね。東山さんの桂が素晴らしいのでそれなりに見られるぞ、これはちょっと見直したぞ、と思っていたその瞬間!

「おそれながら!」by 伊之助

美和ちゃんも大好きこのフレーズ。聞くだけで血圧上がります。だってこの切り出し、「ここから美和ちゃん伊之助ちゃんの無双が始まるよ〜」の合図なんですよ。しかもこの場面、完全に伊之助が桂の上に立っている描写。辛いです、桂が好きだから……。

……ええとですね。先日首相が発言した通り、70年前に祖先が犯した悪行について子孫が謝る必要はないというのは、本当にその通りだと思います。そしてそれを言うなら、150年前に先祖が行った功績をダシに「俺はサラブレッドだぞ、偉いんだ」をふんぞり返るのもやめましょうよ。ましてや小田村伊之助なんてその功績のほとんどが捏造か横取りですからね。

先祖の功績を、現在の自分の権力強化に使おうとする者がいて、制作者がその者の意向を取り入れたら、それはもう歴史を描く作品にはなりません。プロパガンダです。

・「恥知らず」ネット大荒れ “毛沢東主役”中国の歪曲映画に非難と嘲笑 - 産経ニュース http://www.sankei.com/world/news/150819/wor1508190019-n1.html

こういうことをしている隣国を、今年の大河は笑えないんじゃないですかね。なんでこいつに桂の出番を浸食されるんだよ!

しかもこの場面のあと、桂と伊之助がまた美和と興丸の前に報告しに来るんですよ。長州藩は守り役に進捗をいちいち報告しないと進まないわけですか。美和は同盟の話が出るたびに、「私の反応を見て〜」みたいな顔芸すんのやめろ。顔芸に反応し、元徳までもが美和に同盟への意見を聞きます。はぁ〜……『真田丸』楽しみだなあ。現実逃避から戻ってくると美和が自分語り中。今週のテーマは「許し」だそうです。夫を殺した椋梨(えっ)をどう許すのか。最悪の敵・薩摩(ラテ欄より)をどう許すのか。

 どうでもいい。貴様が誰を許そうと、私は『花燃ゆ』は絶対にゆるさん。愛のムチでシバキ倒すからな!

と、決意を新にする武者でした。

明治維新150周年にはもっと著名な長州藩士の子孫が某政治団体幹部になっておりますように(棒

美和の許しコントのあと、同盟コントにまた移ります。同盟の水面下の動きも何もなく、やたらと部屋の中で喋っているだけですよね。しかもこの場面では坂本が西郷を怒鳴り飛ばすんですよ……本作、長州が薩摩と「手を組んであげる」という感じですが、実際は逆ですよね。追い詰められている長州を、薩摩が救済する方が近いですよね。ここで薩摩が長州に手をさしのべなければ、藩内闘争で殺し合って疲弊し、自滅に近い形になった水戸藩と同じ道をたどったかもしれません。なのに、なんでこんなに本作の長州は偉そうなんでしょうね。この大河、同盟相手の薩摩まで雑魚にするなんてターゲット絞りすぎですよ。薩摩ファンも坂本ファンもがっかりする作りです……まあうん、一番がっかりしているのは長州ファンなんでしょうけど。予想より伊之助がでしゃばらないうちに薩長同盟が成立したのはよかったと思います。どういう経緯かわけわかりませんでしたけど。なんか廊下で騒いでいたと思ったら同盟成立、重ねた手、という感じで。一体何だったのでしょうか。

なぜ待望の長州大河がこんなことに、とお嘆きの方もおられるでしょう。長州目線の薩長同盟って貴重なんですけどね。

しかしあきらめるのはまだ早い! 明治維新150周年も控えております。そう間を置かずに見られるかもしれません。

明治維新節目の年は、50周年、100周年も山口出身の首相でした。現在の首相も150年目まで続投したいそうです。そうなればチャンスがあるでしょう。首相はそんな地縁でなくて実力で決めるべきかもしれませんが、そこは大河のためですから忘れましょうね。

その時には、楫取素彦よりもっと活躍した長州藩士の子孫が、政治団体幹部になっているかもしれません。そうなれば少なくとも今年よりはマシなのではないでしょうか。政治情勢とNHKの空気を読む力が希望になるかもしれませんね。

ここで場がかわり、興丸の小姓人事決定です。ここでのポイントは椋梨家の親戚筋が入っていること。処刑した相手の親戚を取り立てて「私たち許したわ〜、いいことしたわ〜」って安い満足感ですね……ドン引きです。椋梨本人と息子は殺しました、けど親戚は拾ってやるよ、ねえ。きっと明治になってからも、佐幕派武家出身の、娘路頭に迷って狼みたいな目つきになった少女を拾ってきて、富岡製糸場の女工にでもしてやるんでしょうね。コーラス入りBGMを流しながら、「敵の娘にも優しくできる美和様素敵!」ってやるんでしょうね。やれやれ。

次は高杉と伊藤の場面。「うの」とあっさりテロップが出てきましたが、愛人ですね。ここで高杉はわざとらしく咳き込み喀血。喀血するとなるとかなり病状が進んでいますね。興丸の前で話した時には既に結核菌を空気中にふりまいていたのでしょうね。コレラ流行の回でもそうでしたし、そもそも不必要なまでにおにぎりにを作る時点でアレなのですが、正直いろいろと保健衛生的に気になるドラマだと改めて思いました。

あ、そういえば大村益次郎が名前だけチラっと出てきましたね。ここまでのビッグネームを名前だけですませそうとか、本作って流石だなと思いました(黒歴史的な意味で)。

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武者震之助・記
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◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


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