いだてん感想あらすじ

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第1回「夜明け前」

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日本橋を走る一人のランナー。
舞台は昭和。
「1964年の東京五輪招致なるか」というニュースが流れます。

一台のタクシーが渋滞につかまっています。
乗客は、古今亭志ん生(ビートたけし)とその娘・美津子(小泉今日子)。

その横を、ランナーが通り過ぎてゆきます。しかも足元は足袋なのです。

2019大河ドラマ『いだてん』の始まり――。

えぇと、始めから厳しいことを言いたくないのですが。
落語家の役は、本職の落語家さんがよかったんじゃないですかね……。

井伊直虎のときには春風亭昇太さんが今川義元を演じておりましたしね。落語家が本職を演じず、盛大にコケた朝ドラ『わろてんか』の悪夢がどうしても頭をよぎってしまうんですね。

お笑いを大事にするなら、芸能を大事にするなら、やっぱり本職が最適では?と思うのです。

それ以上に、ビートたけしさんは己の芸風を確立した一芸人です。
当たり前ではあるんですが、古今亭志ん生本人とはどうしても違う。その違いを意識してしまう。

それと、オリンピック大河の語り手としてやってはいけないことをしました。これについては後述するとして……本編へ!

【いだてん第1話の視聴率は15.5%でした】

 

田畑は東京招致に右往左往する

場面変わって、もう一人の主役・田畑政治阿部サダヲ)も出てきて、東京招致に右往左往する姿が見えます。

このせかせかしたテンポのよい流れ、好きです。好き嫌いは分かれそうですが。

五輪の招致をめざす一同は、固唾を飲んでテレビを見守ります。

ミュンヘンでは、平松和重(星野源)が演説。
嘉納治五郎(役所広司)の最期を看取った人物だそうです。

ここでナレーションです。
美濃部孝蔵が出てきまして、嘉納治五郎について語られ始めます。

それを挟んで、またもミュンヘンに戻ります。小学校六年の教科書に、五輪について掲載されているという紹介です。

決選投票が行われ、東京に決定!
ただし、この東京決定にはいささか生臭い背景があり、そこをどうするのか気になります。

ここでオープニングへ。

 

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西郷どん最初の妻役から連続で登場、橋本さん

音楽は爽快感があって、明るい。
映像は、レトロな東京の上で躍動するアスリートの姿が重なります。金栗や田畑も姿も見えます。

そして場面は、昭和35年(1960年)。
東京・浅草。古今亭志ん生のオリンピック落語が始まります。

同じく浅草にいた嘉納治五郎が、小梅(橋本愛)に話しかけられております。
橋本さんは、昨年の大河での無念を晴らすときですね!

ただ、当時のこの職業を描くことは、なかなか大変だと思います。
この時代の遊女というのは、大変なものですから(以下、関連記事)。

明治時代って実は過酷「通俗道徳」という自己責任論が広まり、安易なノスタルジーは危険です

森山未來さん演じる美濃部孝蔵も登場。若かりし頃の古今亭志ん生で、すっかりダラけきっております。

ただし、若い彼にナレーションが交替するとグッと聞き取りやすくなり、嘉納治五郎の紹介がサッと入ります。

柔道家として有名な嘉納治五郎ですが、実はスポーツ指導者としても有名なのです。
ここで嘉納は、フランス大使館でオリンピック参加を打診されたのでした。

【関連記事】嘉納治五郎

ここで軽〜く、日清戦争日露戦争が終わった後――との説明が入ります。
実は、この両戦争については、なかなかキナ臭いところです。

1940年幻の東京五輪を描くのであれば重要なポイントにもなってきます。

日露戦争は勝利に非ず!? ゴールデンカムイの帰還兵たちが翳を背負っているのはナゼなのか

幻の東京五輪(1940年東京オリンピック)はナゼ開催されなかった?広がる戦火と万博&冬季五輪

嘉納が柔道を作ったから五輪参加を呼びかけられるということには、疑問がないわけでもありません。
それもあるでしょうけれども、スポーツを含めた教育者としても実績がありますから。

ちなみに、
「あの講道館の嘉納治五郎!」
と反応しているのは、無茶苦茶強い柔道家がゾロゾロ出ていたからなのです。

「姿三四郎」のモデル・西郷四郎もその一人。
以下に関連記事を掲載しておきますね。

西郷四郎と伝説の山嵐!姿三四郎のモデルとなった柔道家は会津藩士だった

 

五輪なのに国から予算が出ない!?

人力車に乗り、東京高等師範学校前で降りた嘉納。
ウキウキワクワクとオリンピックの参加を考え始めます。

しかし、可児徳(古舘寛治)という教授は【予算が出ない】と聞いてちょっと不安そう。

次のオリンピックは、ストックホルムです。
周囲の者たちは、日本人の体格は欧米人に及ばないからダメだと理解を示しません。

スェーデン体操指導者・永井道明(杉本哲太)は全否定。
彼はロンドン大会観戦経験があり、そこで見てきた【ドランドの悲劇】を語り始めます。

ドランドという選手が、熱中症でふらつきながら、引きずり回してゴールさせたというものでした。

実は永井のように、【西洋流の勝ち負けにこだわるスポーツは下劣だ】という反対論は、明治時代に蔓延しておりました。
野球害悪論なんて驚嘆なものもあったほどです。

嘉納は文部省に協力を願います。が、これまた断固拒否されます。
結局、小柄だから勝てないのだと言われ、スポーツを楽しみたい嘉納と、勝ち負けにこだわるそれ以外の人々との軋轢が描かれるんですね。

このへん期待できそうですよ。
こういう日本人のダメなスポーツ論は、嘉納の時代からそれに反駁する人がいたと描くのであれば、よいことです。

 

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会うやいなや借金返済迫られて

このあと嘉納は、銃を構える子供たちを眺めます。
ところどころに入る当時の映像もいい。

パーティ会場に出向いた嘉納は大隈重信(平泉成)と語り合うことになりました。

って、大隈さ〜ん!
実は昨年大河からの続投枠なんですよね。

三島弥彦生田斗真)・三島弥太郎(小澤征悦)兄弟の父である三島通庸も薩摩藩士です。

もったいないなぁ。
このへんのツナギ方、今更言ってもしょうがないけど本当に下手くそ。西郷どんからはバトンも何もなかった!

2016年『真田丸』から2017年『おんな城主 直虎』のバトン渡し方はよかったんですけどね。
もう今更仕方ありませんね。
チェストーーーー!!(桜島の如く怒り再燃中)

現れた三島弥太郎は、嘉納に対して借金を返してくれとズバリ切りだします。
弥太郎は、スポーツのために金を出して欲しいと迫る嘉納に、スポーツは大嫌いだと吐き捨てます。

と、ここで、野球ユニフォーム姿の青年たちが乱入。
弥太郎の弟・三島弥彦です。

おぉー、これがカッコイイ薩摩隼人だー!! 昨年のことはもう忘れよう。

 

び・い・る!び・い・る!てんぐ!ててんのぐ!

弥彦に続き、天狗倶楽部のメンツもゾロゾロとやって来ます。
そして……。

び・い・る!
び・い・る!

大騒ぎしながらビールを飲み干す天狗倶楽部。挙句の果てに相撲まで取り始めてしまいます。

相撲……って、昨年大河のことは忘れようって言ったでしょ!!

無礼な振る舞いをする弟の弥彦に対し、叱りつける弥太郎。すると天狗倶楽部の吉岡信敬が嘉納を見つけて盛り上がり、柔道やってくれよぉ〜と盛り上がり始めます。

天狗倶楽部の説明が始まりました。

今はスポーツマンといえば爽やかな印象すらありますが、当時はそういうものでもない。
「てんぐ! ててんのぐ!」

これを再現するのはいいな~。当時の雰囲気が出ていますねえ。

ちなみにすぐ脱衣するのも史実準拠。
意味不明な相撲露出サービスしていた昨年と、一緒にしないでくださいよ。

ここで大隈重信が、嘉納のオリンピック計画を発表し、皆盛り上がりだします。

【関連記事】大隈重信

胴上げしてやたらと盛り上がる天狗倶楽部。ノリノリです。
というのも当時のスポーツって、ちょっと突っ張ったお兄ちゃんの娯楽だったんですね。

 

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NOと言えずに受諾&ICO委員

大学に戻り、さすがに疲れ切った様子の嘉納。しかも弥太郎は、正式に融資を断って来てダブルショックです。

嘉納は天狗倶楽部にウンザリ。
確かに弟の三島弥彦は短距離走で速いようですが、あんなにビールをグイグイ飲みまくってスポーツを楽しむというのはなんか違うだろ、と呆れ返っております。まぁ、そりゃそうですね。

薩摩隼人は酒が好きなことに定評が……というか、弥彦すらおとなしく見えるのが明治の薩摩隼人なんですな。

まあ、そこはね。どんだけ強いんだ薩摩隼人。
焼酎でないだけマシ、セーフセーフ!

大久保利通の畳回し(畳踊り)だけじゃない!従道の裸踊り!川路の大便投下!薩摩隼人は規格外!

第一話にして、早くもスポーツ振興を諦めかけてしまう嘉納。
フランス大使館に出向いて、五輪を辞退しようと決めます。

しかし、いざ現場に着くと、相手がお構いなしにスタジアムについて語り始めるから言い出す機会が得られません。

しかもポスターには、日本国旗まで描かれている。
こりゃ気まずい!
もう断れない!

ついに嘉納は、追い詰められるように承諾してしまい、しかもIOC委員にまでなってしまう。
わー、ノセられてしまったー!

ちなみに柔道が五輪競技になるのはまだ先のことです。

 

「志ん生の『富久』は絶品」

場面は再び昭和35年へ。
コタツに入ってテレビを見ていた古今亭志ん生の家に、若い男女が訪れて来ました。

「古今亭志ん生は死んだ」とシラを切ろうとしますが、男性(神木隆之介)のほうが寄席でオリンピックの話をしていたと言い出します。

間の悪い客こと弟子入り志願者は食い下がります。
彼は父の遺品であるハガキを取り出すのでした。

「志ん生の『富久』は絶品」

むむっ?
このヤリトリを見ていると、古今亭志ん生の満州時代を描くかもしれません。
だとしたら本作の姿勢には期待が持てるかも。

場面は再び、東京高等師範学校へ。
嘉納が五輪参加を目指し始めると、永井が断固反対します。

ぶら下がって身体を鍛えるという肋木(ろくぼく)を勧めようとすると、そこに三島弥彦が入ってきました。

100メートル12秒だとドヤ顔の弥彦。
しかし世界記録は10秒台。そう言われて、弥彦は不敵な笑顔になります。

さすが、快男児、刺激されているようです。

嘉納は平和のための真剣勝負、相互理解を語ります。
そんな五輪や武道の精神は、あまりに新しいがゆえに周囲には通じない。

弥彦はさらりと申込書に名前を書こうとし出します。

 

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「日本体育協会」の上に「大」をつけ

窓の外では、ピストルが鳴って東京高等師範学校の長距離走がスタート。
嘉納は「世界で活躍する韋駄天がいるはずだ!」と言っています。

どうやら弥彦の自動車の陰で立ち小便していた者もいたようです。弥彦は怒り出しますが、時既に遅し……。

ちなみに日本人が立ち小便を罪悪視するようになるのは、まだまだずっと先。
1964年東京オリンピックの招致前夜、これではまずいとマナー向上キャンペーンをした成果です。

嘉納は「日本体育協会」の上に「大」をつけ、
「大日本体育協会」
を旗揚げすると言い切ります。

弥彦もこれには大喜び。
「嘉納天狗ぅ〜!」
とおだてながら嘉納を天狗倶楽部へと連れて行きます。

スポーツマンでありながら、昼間からビールを飲みまくる天狗たち。嘉納も天狗に仲間入りしますが、無駄に脱ぎだしてやっぱりちょっとノリがおかしいぞ!

天狗倶楽部で長距離選手を物色する嘉納。

予選会を開いたらどうだろうと嘉納が提案すると、弥彦は
【どうせなら東京でのオリンピック開催を目指そう!】
とまで言い出すのでした。




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