いだてん感想あらすじ

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第8回「敵は幾万」

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【第8回の視聴率は9.3%でした】
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いだてん感想あらすじ

金栗実次(中村獅童)が東京高等師範学校の寮へやってきました。

「弟を連れて帰るのだろう」と、心配して見守るのは金栗四三中村勘九郎)のアスリート仲間たち。
いやいや、確かにコワモテお兄様ですけどね。
それは誤解なんですよ!

むしろ現金入りの金庫を持参ですからね。
さぞかし緊張して運んで来たことでしょう。

金栗、感動のあまりヨヨヨ〜と泣きます。
にしても、この大金ってことは、田畑を売っちゃたの???

【第8回の視聴率は9.3%でした】

 

ストックホルムをストリップ

実は、これ、結婚を控えた春野スヤ(綾瀬はるか)のおかげでした。

実次は、彼女の婚約者に頼んだのです。
お金持ちの庄屋にかけあい、本気で田畑を売るつもりでした。

スヤにとって将来の義母・池部幾江(大竹しのぶ)は、いささか冷たい態度。
ストックホルムをストリップと言い間違う始末です。

その間違いはベタだけど面白いんだってば。
たかがかけっこ如きで、と、けんもほろろなのです。

兄として、弟に道の景色を見せたいと頭を下げる実次。
ここで幾江は、「1800円で田んぼを買う、それを無料で貸す」と言い出すのです。

つまり、それまで通り農作業はできるってこと。
なんだよ! 幾江さーん、エエ人やん!!

しかし、これもスヤを娶るための方策のようでもあります。優しいっちゃ、そうですね。

 

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お金って引き出して終わりじゃない

かくして実次は、渡された餞別も持ってきました。

ここで誤解している野口源三郎(永山絢斗)らが兄弟の前に突入して「後援会を作った!」と言い出します。

野口源三郎の功績―大河いだてんで永山絢斗が演じる日本スポーツ界の指導者

彼らはなんと、1,500円もの寄付金を集めていたのです!
やるじゃん!!

あれ?
でも合計3300円になっちゃったじゃないか……。

「金栗の兄はドケチだから一文も出さない」
という美川秀信(勝地涼)が吹き込んだ言葉を信じた後援会のメンツたち。

当の兄を前にして話が噛み合わず、ドタバタとします。

結局、兄の実次には300円だけ納めてくれと後援会が言い出し、実次が喜んで受け取り一件落着しました。

当たり前ですけど、お金ってホイホイATMで引き出して終わりじゃないんですよね。

感謝の気持ちがそこにあれば――見ている者の心にも留まる。

作劇的に、金策を面白く暖かく納めました!

 

永井と可児は守衛に間違われ

こうしてお金をクリアした金栗。
実次は、四三の部屋で、おもむろに嘉納治五郎(役所広司)から貰った背広を着て驚いております。ひゃ〜!

嘉納は、金策においては無計画かつ、むしろ酷かった。
けれども、背広のおかげでなんだかエエ人になっております。

単純な金栗兄弟でよかったね!

そのころ永井道明(杉本哲太)と可児徳(古舘寛治)は、酒を飲みながら、大森安仁子(シャーロット・ケイト・フォックス)の派遣に不満を漏らしていらいらしておりました。

だからって永井さーん、青い目の年増呼ばわりってひどい。
こういう酷さが、この時代らしさなんですよね。そういうことを言っちゃう時代だと、丁寧に描いてこそなのです。

二人のもとに、実次が挨拶に来ました。

ここで金栗の様子もチラリ。
資金が集まったことはめでたい話ではあるんですけれども、スヤのことがあります。

二人の間にあった甘い恋はどうなる!?
いや、わかっちゃいるけれども、そこを盛り上げるところが脚本の力なんです。

実次は、永井と可児からオリンピック初参加の意義を聞いて感涙しました。

しかし、ここで実次が、
「お二人は守衛さん?」
と聞くからもう……永井の目力が抜群にお上手ですよね。ムッと来ているって、目の演技だけで伝わってくる。上手い。

 

 

翌朝、実次は、弟と美川に連れられて東京見物へ。
田舎者シンボルの赤ゲットを羽織りながらのお出かけです。

これは先行して金栗と美川の二人で出していたからニヤついてしまうんですよねw
もちろん今は二人とも着ていない。
うまい脚本だよなあ〜。

実次は富士山を見て感激しております。この頃はまだ見えたんだなぁ。

今でも冬場ですと、神奈川県あたりだと富士山はハッキリ見えるようですが、東京だと厳しくなっているようで。
もちろん途中にあるビル等が邪魔になるからです。

富士山を眺めつつ、金栗は物思いにふけります。

脳裏によぎるのは、「自転車節」を歌うスヤ。
恋と夢。両方手に入るわけでは、なかったということ。切ないぞ!!

 

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不安になる弟と、愛でドヤしつける兄

それだけではありません。
金栗くん、不安で仕方ないんですよ。

ストックホルムまでは8200キロ。20日もかかります。

生きて帰って来られるのか。
フォークとナイフで食べるのか。
と考えれば考えるほど不安しかない。

高いところでナーバスになったんですね、と美川がフォローします。

この「生きて帰って来られるか」というセリフ。
実は洒落にならない伏線でもあるのです。

ネタバレOKな方は、以下の記事に、ストックホルムで待ち受けていた悲劇の詳細をご確認ください。

マラソン競技中に失踪した金栗四三、ペトレ家に救助され都市伝説となる

金栗は異国を不安がります。
そんな弟を、兄はドヤしつけます。

こういう兄弟像がいいんだよなぁ。
どういう育ち方をしたのか、性格なのか、関係なのか。
きちんと描く側がわかっているからこそ、こういう生きた人物像になるのです。

「うん、そぎゃんたいね」
兄の励ましにそう答える金栗。
いいねえ、いいねえ。

 

遊女に惚れてしまい美川も必死

実次が表に出ると、遊女の小梅(橋本愛)に声を掛けられます。

赤ゲットを褒めながら、近づく小梅。
彼女にしてみりゃ騙しやすいカモでしょう。

と、ここで美川が、突然、逃げた小梅を追いかけ始めます。
おいおい! どういうこと?

金栗は、池部家のことを聞きます。

スヤが嫁ぐこと。
ちょっと暗い顔になる金栗は「玉名一の庄屋に嫁ぐなんて玉の輿だね」と言います。

自らの本音はさすがに語ることができません。

一通り観光を終えた兄の実次は、弟の見送りを受けます。
どうやら嘉納には挨拶できなかったようで。守衛呼ばわりしたことが地味に効いてたりする?なんつって。

実次は、見送るためについて来ようとする弟を止めます。
そして
「順道制勝精神で走れ!」
と弟を励ます。こうして久々に再会した兄弟は別れるのでした。

そのころ、美川は小梅に追いつきました。

なんと、惚れておったーーーーー!!

 

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苦しく辛い夜もあるはずで……

美川は落籍したい。
しかし彼女には全くその気はない。

美川が語る『三四郎』由来のストレイシープが、小梅には1ミリも通じず「干支の話」になっているのが痛い。

二人が言い争いしているところには、若き日の古今亭志ん生美濃部孝蔵(森山未來)もそこにおりました。
その場でのやり取りで、小梅は阿蘇出身だと判明します。

阿蘇から東京に来てしまった小梅。
彼女の過去にも、辛いことがあったことでしょう。

明治初期、海外の目線もある中、小梅のような女の境遇は変わりました。

マリア・ルス号事件~明治初期の横浜港で起きた「奴隷解放裁判」とは

これがよかったのか?
というと、そんなことはありません。

江戸時代までは、貧しさゆえに苦界に身を沈めたと解釈されておりました。

江戸時代の大名・豪商たちが憧れた太夫(たゆう)って? 寛永三名妓から見る美女たちの華やかで過酷な生涯

それが、
「もう解放されたんだから、好きで身を売っているんでしょ」
という意識になってしまうのです。

明治時代って実は過酷「通俗道徳」という自己責任論が広まり、安易なノスタルジーは危険です

明るく勝気な小梅ですが、苦しんでいる夜もあるはずなんですよ。

美川〜! 愛で救え〜〜!
応援しているからな〜〜!!

 

辛作ってば、餞別に日の丸ユニフォームまで

そのころ、金栗は播磨屋で足袋試着中です。
江戸っ子・辛作ってば、餞別に日の丸ユニフォームまでくれたのです。

いいねえ、こういう江戸っ子っぷりがイキだねえ、いなせだねえ!

【金がないのになんとかなかった!】
10万円借金男こと嘉納が、なんかエエ話ぽくまとめております。
嘉納は金銭面では何もしてないだろ! スーツはくれたけど。

実次>>後援会>>>>>>>>>>>嘉納
くらいの貢献度なのに、ドヤ顔していますぜ、こいつぁ……。

そのころ三島家では……。

短距離走の日本代表選手・三島弥彦生田斗真)は、
「兄とは別の道を歩むのだ」
と、決意を固めておりました。

母である三島和歌子(白石加代子)も、弥彦は三島家の恥だと言い張るほど、冷たく頑なな態度です。
女中のシマ(杉咲花)だけなのかな、味方してくれるのは。

 

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オリンピック行きをどう母に伝えるのか

金栗は、東京高等師範学校の寮で、壮行会の真っ最中です。

「我らの希望に大いなる道を開く! 勝たずんば盾に乗って帰れ! 勝利かさもなくば死を与えよ」
そんな古代ギリシャを引用しないでよぉ、可児さん!

そりゃまあ、古代ギリシャ由来のオリンピックですけどね。

古代オリンピックは観客も超絶タフネス!酒あり、虫あり、動物の血あり

そこへ、失恋のためか、美川がふてくされて戻って来ました。

同郷の友に、金栗は「東京高等師範を勧めてくれてありがとう」とお礼を言います。
さらに「自分の道を極めてくれ」と金栗が続けるわけですが……こいつの場合は恋の道じゃないノォ?

三島家では、女中のシマだけがや弥彦に理解を示しています。
オリンピック行きをどう母に伝えるのか、その方がよいのではないかと気を揉んでいます。

話しても話さなくても結果は同じ、余計なお世話。
そう切り捨てる三島。

孤独な三島は、壮行会で見送られる金栗とはちがうのです。ハァ、孤独だねえ。

三島弥彦67年の生涯をスッキリ解説!いだてん生田斗真さんが演じる日本初の五輪短距離選手

 

 

盛り上がる壮行会で、一曲歌えと言われる金栗。
お、あれを歌うのかな?

そうです。「自転車節」です。

この歌詞とスヤのことを思い出すと、なんだかちょっと泣きそうだ。
しかもここで、なんとも美しいスヤの嫁入り姿が映るわけですよ。ハァ〜、ロケを使っていて綺麗だなあ。

でも悲しい。
なんでこんなに悲しい「自転車節」なんだ。

こういうのが時代劇の良さ。
本音や恋心を捨ててでも、嫁がねばならない。
「ラブじゃき!」と、好きな相手と結婚してこそだと平気でぬかしていた昨年の大河は本当に見てられなかった。




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嫁ぐスヤ。
水を浴びる金栗。
あぁ、もう!

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