いだてん感想あらすじ

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第38回「長いお別れ」

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今週も、私なりに考えていた。
どうすれば、大河ドラマを楽しめるのだろう?

こういう時はのんさんだね!

 

のんさんにとって、岩手は第二の故郷。
だからこそ、『いだてん』に彼女がいないことは、朗報だとしみじみ思えるのです。

東京オリンピックのために、資材や建築人材は高騰し、不足傾向にありました。
そのことが被災地復興の足かせになっている。

復興アピールオリンピックだのさんざん言われてはおりますが、それは被災地の声を心の底から聞いてそう言えるのか?
そこはずっと引っかかっていました。

『あまちゃん』再結成だの、続編だの。
そう『いだてん』はうたっておりますが。

その主演女優が、岩手米のアピール広告には出るのに、『いだてん』にはいない。

岩手県と、山形県出身の渡辺えりさんがのんさんを救うべく、具体的な活動をしているのに、本作はそうじゃない。

むしろ、のんさん本作起用ニュースを笑い飛ばす。
別のNHK大阪制作朝ドラ主演女優が、目玉キャストとして出てくる。

このあたりに、本作の立ち位置が凝縮されているのではありませんか。

『あまちゃん』は彼女の出世作であり、被災地を救った。

しかし、『いだてん』は何も救いません。
救うどころか、大河枠を含めてこれから破滅と災厄をもたらすのでしょう。

そうそう。クドカン氏は、ありがちなネットニュース文体を叩くと、ラジオでネタにしたそうです。

頼もしいですね。
ありきたりなネットニュースではありえない酷評。それはきっと『ゲーム・オブ・スローンズ』の倒し方レベルの独創性が必要でしょう。
語彙と想像力を動員し、クリエイティブなレビューとなる――。

よく、そんなつまんないならレビューやめろって言われるんですけど。

創造性に溢れた酷評っていうステージがある!
そう示してくれた本作には感謝しかない!

今週も頑張るぞ!!

 

はい、倒れました。ロス、号泣ですね

はい、古今亭志ん生が倒れました。

古今亭志ん生を描く上で、ハッキリ言って五りんが邪魔ではないでしょうか。
彼がでしゃばるせいで、史実でも献身的に支えた今松が目立たなくなってしまうわけです。妻子もそう。

史実でも十分にユニークな美濃部家を描くうえで、このアプローチは正解なのか?

落語家一門なのに、話し方も役者本人から一歩も出ちゃいないわけでして。

倒れようが、だから何?としか言いようがない思いがこみ上げてきます。

メインキャラがこれです。
このあと昭和の偉人が出たところで、何の期待もできないと思えてきます。

本作は、その時代感、昭和を再現するつもりはあるのでしょうか。
もう当の本人にとって侮辱のようなコスプレドラマになっちゃって、大河というより、近代朝ドラの駄作に近いアプローチ。

序盤こそ、朝ドラ向きとは思いませんでしたが、今はそうなっている。
しかも、出来が極めて悪い部類です。

『まんぷく』の酷い戦争描写を見て、これは『いだてん』もこの路線ならばもうダメだなと嫌な予感がしたもんですが。

以下の記事に掲載しております。

まんぷく 7話 感想あらすじ視聴率(10/8)押せ押せクソバイスに辟易

本作については、もう諦めました。
むしろ心配になってきたのが、来年大河の『いだてん』です。
スポーツ、とりわけ五輪と政治は関わりが強いものです。
嘉納治五郎も尽力した幻の東京五輪が流れてしまったのは、迫っていた戦争の足音のためでした。

当たってしまった気がします。

この記事のリストは以下のように修正する必要が生じました。

2015年『花燃ゆ』
2018年『西郷どん』(※2015年末の時点で、同じ轍を踏むならば2018年大河も絶望的だと予感していました)
2018年年下半期『まんぷく』
2019年『いだてん』

さて、画面では嘉納治五郎の死です。

「嘉納治五郎ロス!」という投稿も相次いだそうで。
ロスという概念の初登場から何年目かな。そう言っておけば盛り上がった感を偽装できる。

フレーズとしては便利ですね。
死者ぐらいしか盛り上げパターンのない本作には救世主だ。

【人名】ロス!
涙腺崩壊!

はい、いっちょあがり。

五りんの正体判明です

五りんは、父の『富久』は絶品という葉書を見直しています。

うん、五りんの父が出てくるんですね。

居酒屋では、おっさんたちが嘉納治五郎追悼飲み会です。

死んだらシャウト。死んだら飲み会。ともかく叫ぶと、追悼らしい。

まーちゃんはさっさと死んだ云々言っています。
日中戦争中の新聞記者だと考えると、今週もデリカシーのなさが感動的。同じ空気を吸いたくないレベルの不快感です。

そして恒例のアリバイタイムがやってきます。
軍部から「神火」云々突っ込まれる。

暗い色彩。暗いBGM。おっさんが暗い顔。

すごぉい!
暗い世相をバッチリ描いているぅう!
タブーに挑むすごい大河ですね!!

ははっ。
このドラマを見ていると、こんな国でオリンピックをするなんて恥ずかしくなる。そんな状況と重なって逆応援になるという意見もあります。

いだてん教団化が半端なくて、まーちゃんは、ストップウォッチに嘉納がとりついたと言い出します。
このストップウォッチは『月刊ムー』とコラボして売り出しましょう。

にしても脱力です。
軍部の「神火」要請を皮肉っていましたが、彼等は人のことを言えるんですか?

死者と会話してメダルとる水泳選手だの。

いだてん襲名増殖システムだの。

ここにきて【ストップウォッチ憑依】っすか。

そういう神頼みも通じず、中止となるんですけどね。何なん?

今週も『まんぷく』の世良がなんか暑苦しいドヤ顔をしている。

いい加減役名を覚えろって話なんですけど、関西弁を使うかそうでないかしか、世良と本当に区別つかないんですわ。
どういう演出プランなんだろう?
何かのキャンペーン?

 

顔芸は今週も

このあと、金栗ダッシュアリバイタイム。

金栗って本当になんなんだろう。
第一部から全く進歩がなくて、【ハッハッ走法】と【水浴び】と【顔芸】の男ですよね。まぁ、顔芸は二部以降のオプションですけど。

そういえばNHKの番組に出た若手女優二人が『いだてん』出演という共通点があるにもかかわらず、すっ飛ばしたというニュースもありました。

存在感……ないんだな。
局内ですら触れてはいけないもの扱い?
そういう空気は、いくら取り繕っても消せないんですよね。

そう思っていると、画面内で方言指導に時間がなかったっぽい若手モブが、なんか叫んでいます。
すみません、名前がもう覚えられない。

そういえばテレビは何かって話をみかけた。

今、
【日本のテレビ視聴者ボリュームゾーンは、70代前半】
と認識されているらしい。

本作についてもこれは納得。
二部以降、ボリュームゾーンに絞ったから、こんなシャウトだらけで意味不明な論調なのでしょう。

ボリュームゾーン層をバカにしているとは思う。ボリュームゾーン直撃層が、つまらないから見るのやめたという声も聞いております。

いや、だってもうわけわからんのです。

加齢表現が無茶苦茶なまーちゃんの(まとめて撮影しているから?)、東京五輪パートや倒れた古今亭志ん生が混ざる。おならが入る。

もうさ。本作はさ、露骨に70代前半が見たい水着とか。懐かしネタとか。ドリフめいたおならとか。
そういうピンポイントをぶちまけるだけで、ドラマになっていない……。

五りんが出生の秘密を語る。
方言モブがお父さんなんだね、よかったね。

 

出生の秘密で盛り上げるにせよ……

五りんもなぁ。
正体が明らかになればなるほどつまらなくなりますね。

そういうので盛り上がるのって、『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウあたりの話なんですね。
映画『ジョーカー』もそうかな。

世襲制度が背景にあって、順位移動ありとか。そういう背景でもなければ、じっくりこんな引っ張る必要ないですよ。うっすらわかっていたし。

ある意味、五りんは王子かもしれない。
なんてったって芸名が「五輪」。神業のような設定ですね。

いや本当に、五りんって何ですか?

『まんぷく』ではナレーターが10代女性。キャピキャピナレーションで、暗い戦争をさらっと流していた。

五りんもそうなりつつある。イケメンが明るくライトに戦争を語る。

救いは、森山未來さんがざっくりと戦争の説明をする程度ですね。

ハッキリ言って説明としてお粗末すぎて、頭痛がしてくるレベル。天変地異みたいに扱うなよ。

せめて枢軸国はもっとちゃんと描こうよ、と思っても、
「まーちゃんはヒトラーやムッソリーニと違うじゃんね〜!」
という視聴者を裏切るもんな。できないよね。

そして播磨屋もなんかシャウトしています。
戦争でも笑えだとさ。

ピエール瀧さんは降板で大正解だ。

戦争で教え子が死ぬ状況で笑え?
どんだけ無神経なんだか。明るく笑えと強制するのって、暴力的ですよ。
本作には、ハラスメント野郎しか出てこないのか。

このあと、なんか女神シマジュニアがミシンを踏んでいる。
神の子・五りんが腹に宿る過程をサクサクと紹介しなくちゃいけないから、そこは大変なんですよ。

モブとりくが能天気に、低予算自転車の出会いをする。
ロケというだけマシではあるんでしょう。

 

いつのまにか結婚

自転車が坂を下りきったら、結婚してた……。

いや、本気で意味不明。
シャウトとBGMだけでごまかされても意味不明。
シマのおっともシャウトしていて辛い。『なつぞら』では倉田先生がよかったんだけどな……。

『なつぞら』からはミニマムで、後半は『まんぷく』ラッシュだから楽しみですね。

ここで、五りんの誕生日がミニマムに紹介される。
金治。
【金】メダルに、嘉納治五郎の【治】。よかったですね。神のような名前ですね。神の子ですもんね。

ここで、癒しの美濃部パート……なのはいいんですけど、戦時中の国策落語をスルーするところが、実に本作らしい。

いくら反逆なんだ言われても、古今亭志ん生の国策落語への反発をすっ飛ばしたらもう、なんだかなぁ……。
このへん、朝ドラの『わろてんか』でも酷かった。

古今亭志ん生のどうでもいい入院パートを入れて、美濃部パートをダイジェストってすごい。
戦時中の暗さをいかにして薄くするか。そこにばっかり努力が注がれています。

美濃部パート――襲名後もややこしいので美濃部としますが。

これも見ていて切なくなってくる。エキストラがちゃんと演技していない。

ぼーっとした顔で、人形みたいにそこにいるだけ。演技指導がミニマムになっているんでしょう。

一応、ここで「禁演落語」がちょろっと出てくる。

いいとは思いますよ。ここで気づいたのかよ! 遅ぇよ! という点さえ気にならなけりゃね。

ついでに言えば、まーちゃんといい、金栗といい、何かあると動揺して叫ぶだけという演出のパターンには本当にうんざりです。
その場で受け止めて、あとから何か不満を漏らすようなことはできないんですか。

「田畑、嘘でも喜べ」
とかなんとか、アリバイじみたセリフが入って。昭和16年から昭和18年までスキップ。

 

スキップ戦時中描写

駅伝開催の苦労を責めて掘り下げればマシですけれども、無理でしょ。

このご時世に、なんで髪の毛をなびかせているのだろう。
時代考証は何しているんだ?

こんなドラマのために、ダイエットも髪の毛のカットもしたくない。そういう役者心のシャウトはわかります。

あーもう、2019年は本当にダメだ。
こんな舐め腐った戦争描写、昔ならばクレーム入りますし、その前に作り手だって配慮しますよ。

綾瀬はるかさんが『自転車節』を歌って時間稼ぎ。
露骨に時間稼ぎばっかりしていて、頭を抱えたくなるばかりです。

このあと、女神シマジュニアの夫が怒ってシャウト。
約束破った、ですって。

出征してシマジュニア未亡人にするということへのシャウトでしょう。
そういうことをやらかす本作に絶望的です。

なんでしょう。このゆるゆるな戦時中描写は?
本当にちょっとマシな『まんぷく』レベルでめまいがします。

「心配なか! あんたのお父ちゃんはいだてんだけん!」

そんなスヤのセリフも、何を言っているんだ感がすごい。
いだてん教団は今日もニコニコ絶好調だ。

走れば弾丸が当たらない? 少年漫画じゃないんだから。

「いだてんだと? ならばこの弾より速く走ってみるんだな!」

って、ある意味悪役のセリフとしては完璧ですけどね。

スヤまでバカにしないでください。
よりにもよって『八重の桜』主演にこんなバカの極みみたいなセリフを言わせて、慰めるにしても、もっとマシな言い方ありますよね?
こんな台本を渡される役者さんが心の底から気の毒です。

世相のスケールも描かず、セットで、シャウトして、時代考証はめちゃくちゃ。
それなのに、湿っぽいBGMをうだうだ流す。

「号泣!」

はいはい、号泣すりゃいいんですね。

「ばんざーい! ばんざーい! ばんざーい!」

映像化された中でも、ワーストクラスの太平洋戦争描写ではないでしょうか。

それなのに、公式SNSでは感動しろ、ここまで来たと投稿している。
はいはい、感動しますよ。口直しに『アンブロークン』を切実に見たくなりますけど。

このあと学徒出陣壮行会です。

こんなところで、本音をシャウトするまーちゃんが台無しです。
憲兵怖くないの? 本当に新聞記者?
それとも新聞記者をどこまで無能に描けるかチャレンジなのかな。

これ、嘉納治五郎がつくったスタジアムがこういうことに使われることが皮肉って言いたいんですよね。

しかし、このスタジアムが怖い点って何か知ってます?

戦中派が1964年にオリンピックをみて、壮行会を思い出し、ゾッとしたところだと思いますけどね。複数、そういう証言を知っております。

平和の祭典と戦争の距離の近さ。
それは1964年だろうと2020年だろうと同じでしょうがね。

それでも、
「平和な世の中にオリンピック出来ることを噛み締める! そんな『いだてん』、神回!」
という方向性に持っていくんでしょうね。よかったですね。

 

MVP:熊谷照子ちゃん

朝ドラの『スカーレット』はいいですよ。

彼女の兄は学徒出陣で戦死し、遺骨すら戻りませんでした。

今週のいだてん教団よりも、兄の墓で合掌する彼女の方が、はるかに上質な戦争の痛みを表現していましたね。

一軍が全部朝ドラと来年に流れたんだから、しょうがないけどね。

 

総評:

今週もナイスシャウトでした!

近代書籍を読んでいることもあってか、頭痛がして頭蓋骨が割れそうな酷さです。

『まんぷく』でおちゃらけ戦時描写を担ったスタッフが、本作で頑張っている――そうとしか思えないシーンの数々。
今後ますます、『まんぷく』らしさがブラッシュアップして登場する予感です。

 

祝! クランクアップ

はい、ここからは蛇足です。

本作もクランクアップをしたようです。
放映日程が一致する『西郷どん』と比較して、ほぼ一ヶ月早い終結となりました。

『おんな城主 直虎』や『真田丸』よりも一ヶ月ほど早い。
まぁ、『おんな城主 直虎』は稲刈りシーンのロケも関係しているのでしょう。

このクランクアップニュースから推察できることとしましては……。

・色々あるとはいえ、かなり早い
→脚本の仕上がりから撮影まで、ペースアップ、しかも屋内ロケだけで仕上げたのでしょう。VFXチーム頑張れ〜。

・出演者コメントの傾向は?
→「あっという間だった(まーちゃんの人)」、「別れたくない(金栗の人)」というもの。ドラマの中身への言及ではない。ちなみに他の大河や朝ドラだと、脚本家への感謝が割と多いのですが……。

ニュースを見ていると『麒麟がくる』関連が多い。
こういうことを言いたくありませんが、エース級大移動感が伝わってきて、本当につらいものがあります。

ここまで露骨に切らんでもいいでしょう。

そうそう。
近現代史担当者のエースは、朝ドラにいるようですよ。

『なつぞら』のあとの『スカーレット』でも、バリバリに働いている気配を感じます。

 

これでいいのか? オリンピック対策

◆この五輪は適正な手順で行われようとしているのか? 見せてよいものになるのか?

→フランス検察は粛々と着実に、この五輪招致不正関連捜査を進めております。

→東京五輪の工事に暴力団が関与。建設会社に労働者を派遣したという報道。

→選手村のベッドは段ボールじゃんねー。どこに金消えてんのよ?

→五輪ボランティアは、スポンサー以外の商品を飲んだと投稿したらいけないってよ。そこまで求めるのか。

◆この国はアスリートやアスリート出身国への敬意があるのか?

→オリンピック出場経験のあるフィギュアスケートコーチが、大学からモラハラを受けて監督辞任。

→室蘭小学校教頭、SNSで特定国の東京オリンピックボイコットを希望する投稿をする。それだけではなく、小児性愛傾向も投稿。って、何考えてんだ?

→ラグビーW杯で、ジョージア代表がロシア音楽の演奏に憤慨する。‬

→白血病罹患したアスリートをおもちゃにするような、酷い報道の数々。‬

◆この国は安全なオリンピック開催をできるのか?

→世界陸上での酷暑が批判の的に。「開催決めた人間は今ごろ涼しい部屋で寝てる」 と選手が怒りの声をあげている。

→改善するとも思えない、水泳コースへの汚水流入。

→無給ボランティアには、高齢者や子供もいる。観客動員にしてもそう。酷暑に襲われて、彼らは果たして耐えられるのか?

◆こうした五輪関連の報道を、新聞は適切にしているのか? 特にまーちゃんの職場。

→まーちゃんの職場、毎週のように『いだてん』持ち上げ記事をWebでも出してますね。

→生活必需品でもない新聞が軽減税率対象に。これでは公正な報道をしているとは思えない。

→しかもまーちゃんの職場は「値上げしないで頑張ります!」というマヌケな広告を出す始末。もうドツボじゃんねー。

→スポーツ報道は儲かるとラグビーW杯でも証明されている。さあ、五輪はどうでしょう?

→『いだてん』が燃え上がったとき、一番ダメージが大きいのはまーちゃんの職場でしょう。それをスケープゴートに他社は逃げ切ると。まーちゃんが大河主役になったことをプラスにしたかったのかもしれませんが。まるで船同士を繋いじゃった、赤壁の曹操状態に。

 

「『いだてん』と五輪関連ニュースを見ると、むしろ盛り下がる……」
と、ナイスアシストをしている本作。

「今の五輪も、いだてん』の頃を思い出して欲しいなあ」

そんな意見もあってはおかしくないところですが、冷静になってみましょう。

・ベルリン(ドイツ)

・ローマ(イタリア)

・東京(日本)

という枢軸国で招致をしていた。
『いだてん』の頃だって政治とべったりです。

キャンセルされなかった方の東京五輪だって、汚い話は探ればいくらでも出てくる。

そこを無視して
「ひゃああ〜!」
「じゃんね〜!」
で丸めている。そこは覚えておきましょう。

はい、ここで最終チェックでし。

◆そんなオリンピック宣伝ドラマを、NHKは適正な手順で作っているのか?

→NHKは日本郵政の「圧力」に屈していたと判明。

→時系列を整理すれば……本作も。

 

本作の時系列整理をしてみましょう

制作発表は2017年4月でした。

◆2019年 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」主演は中村勘九郎さん、阿部サダヲさん!

意気込みを、ということですが、実際まだそれほど意気込んでなくて、でも、そろそろ意気込め!ということなのかな、と思ったりしながら、ようやく執筆を開始したところです。とりかかってみたら様々な発見があり、その難しさと面白さを日々痛感しています。まず本作は、大河ドラマであること以前に、自分にとっては初めての「実在のモデルがいるドラマ」で、その創作過程の違いが新鮮で楽しいです。日本人初のオリンピック出場選手、金栗四三さんの生い立ち、足跡をたどり、ご遺族や関係者のお話を聞き、真実の力、ノンフィクションの面白さを実感しています。同時に、どの程度フィクションを紛れ込ませるか、その匙加減が実に難しいです。さらに1964年東京オリンピックの立役者である田畑政治さんの野心、バイタリティ、特異なキャラクター。日本史にも世界史にもオリンピックにも、これまで別段関心のなかった自分が、今やちょっとしたオリンピックおたくになりつつあります。2020年にオリンピックを体験する皆さんにとっても、リアリティのある大河ドラマになるんじゃないか、と自分を鼓舞し、完走に向けて、そろそろ意気込もうと思います。

2019年1月

◆宮藤官九郎の『いだてん』執筆記。「辛さのレベルは全然違いますが」

2019年の大河ドラマでオリンピックを描く。これ、ひょっとして翌'20年の東京オリンピックを盛り上げるために巧みに仕組まれた国家的プロパガンダじゃない? そんな邪推を、この場でハッキリ否定します。そんな大それた企画だったら俺んとこなんかに来るわけないじゃない。
意外かもしれませんが、こちらから持ち込んだ企画なのです。「大河でオリンピックやりたいんですけどー」とお伺いを立てた時の各所の反応は、総じて及び腰だったようです。

2019年4月

◆ラジオで激白「いだてん」に5年間捧げたクドカンの恨み節

16時に始まったコーナーでクドカンは〈愚痴のコーナーです!〉と前置きすると、〈このドラマは2014年の暮れにNHKから三島弥彦天狗倶楽部の資料が大量に送られてきたことが始まりでした〉と告白。その後、「シナリオハンティング」と称してストックホルム、ベルリン、さらには開催中のリオ五輪にも連れて行かれたそうだ。そのために長女の学芸会や運動会に行けず、家族旅行も潰れたという。ちなみに、クドカンはスポーツに興味がないという。それなのに、このドラマの構想に5年の歳月を費やし、そのためにさまざまなことが犠牲になったことをほのめかした。

クソレビュアーはスポーツに興味がないと散々罵倒されますが、彼もそうだったんですね。

ドラマの企画は自分から持ち込んだのか?
それともNHKから大量の史料が送られてきたのが始まりなのか?

んん?
話の整合性が……。
どういうこと???

2019年9月

◆三宅弘城、大河に見る“大人計画組”の力

また「宮藤さんが、大河の脚本を書くとは知らなかったので、リオ(のオリンピック)に行ったと聞いて、不思議に思っていたんです(本作取材のため)。本作の情報が解禁されたとき、皆川(猿時)くんが、宮藤さんに『よろしくお願いします(役をくださいの意)』と言っていた。僕も、勝地涼(美川秀信役)くんを介して『三宅さんが出ないのはおかしい』と(宮藤さんに聞こえるように)言ってもらいました」と笑いを交えて語っていた。

それでは時系列を整理してみましょう。
※続きは次ページへ

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