いだてん感想あらすじ

『いだてん』感想あらすじ視聴率 第44回「ぼくたちの失敗」

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いだてん44話 感想あらすじ~視聴率は6.1%でした
いだてん全視聴率
いだてん感想あらすじ

2020年大河:麒麟がくる出演者
主役:明智光秀

東京オリンピック前哨戦。
適当でくっさい芝居で揉めるまーちゃんと政治家さんがいます。

東京オリンピック中止か?

そういう緊迫感を盛り上げたいようですが、世論はこうなりつつありませんか?

「東京オリンピック中止? それだ!」

「経緯不透明で政治色ベッタリなお祭り騒ぎなんて要らんです」

「外国人のためって言うけど……それ、言い訳では?」

まーちゃんの気持ち代弁が不気味です。

「政治家わからないけど観客や選手の気持ちはわかりまぁす!」

もう彼は、嘉納治五郎肖像画と真顔で会話してますからね。しかも何度も。
オカルト的な意味で言っているかもしれません。
なんだか怖いです。

本作は出演者不祥事のせいで余計叩かれるとかなんとか、そう突っ込まれますが。

いや。
ドラマとして最低のパフォーマンスだもんな。

 

意外でもない嫌われ方

アバンとOPが終わったわけですが。
今週も薄暗い室内ロケで、顔アップで、叫んでいるだけでした。

コストカットへの意欲しか感じられないんですよね。

心なしか出演者の顔色もあんまりよろしくない。
疲れが見えます。ウンザリしてるのでしょうか。

画面内ではこう言っている。

「まーちゃんが意外と嫌われているんです」

「でしょうね」

これは今週もよいギャグだとは思った。
それって本作の自虐ネタですよね。

「つくづく日本人は美談より醜聞が好きなんだな」も爆笑しました。

なんじゃ、そりゃ。
お仕着せの美談より、政治的な不正に目を光らせてこそメディアではありませんか。

「戦犯って誰だよ!」にも笑った。本作の戦犯が気になりますよね。

戦犯という表現を使ってしまうのは、当時戦中派が多かったゆえみたいなところもあるんですが。
語彙力低下の本作では、もう誰も気にしないでしょう。

そうそう、本作関連のニュース見ていて思ったんですけどね。
相変わらずネットの書き込みに頼りすぎじゃありませんか。

何も本作に限ったことではありませんが、ネットでの意見を恣意的に取り上げすぎと感じます。
数や影響力も知りようがない。ノイジーマイリティが叫んでいるかもしれない意見を取り上げて、【ネットでは賛否両論】とするのはいかがなものでしょうか。

要は、書き手が発信したいバイアスがかかった意見を取り上げられる。しかも、その内容が脱力せざるを得ないようなものもあります。

夏目漱石『こころ』に対して、

「先生の遺書が長すぎると思った。切手代が気になる」

みたいな感想を書くみたいな感じですね。
普通なら、そんなもんテーマ関係ないわ!で終わるはずの取るに足らないもの。

それが、ネットだと取り上げ方ひとつでバズるし、カリスマ意見にすらなりうる。

そういうおもしろい書き込みをちょいちょい加工する。
それでアクセス稼げればよろしいのでしょうが、頭から信じてしまう読者もいるかもしれない。

「そうか……夏目漱石は切手代に無頓着だったんだな……」

みたいなことをトリビアやネタ扱いにしてはしゃぎ始める。

そういう世論捏造的なことに危機感すら感じます。
SNSを見るな、とは言いませんが、記事作成の上でそこにクローズアップするのは怖いことです。

なんでしたらSNSだと裏アカを作って、自分に都合の良い意見を投下→記事で「こういう意見がある」とすることもできますしね。

 

確かに前人未到

なんでこんなこと書いたかというと。

ドラマの展開のバカバカしさが、こういう世論を反響してぐるぐる回る、みっともない言い訳みたいに思えるから。

戦争が終わってからどんどん矮小化して気持ち悪いんだな。

まーちゃん一派って、一事が万事、
「俺の気持ちわかんない世間が悪いじゃんねー!」
みたいなアピールばっかりだ。

新聞記者やってたなら、オリンピックが戦争で踏まれる様だのなんだの見ていたのに、言い訳と現実逃避ばっかりだ。

でも、こういう展開が気持ち良くてたまらん心理もわかります。

本作と似たようなことをしていた朝ドラがあった。

吉本興業広報ドラマ『わろてんか』ですね。
あのドラマは、脚本家の愚痴みたいな展開があって閉口したもんです。

ヒロインが手がけた映画が戦時検閲を受ける。
すると、いつもヘラヘラボケーっとしていたヒロインが、急に饒舌になって私のやることに文句をつける方が悪いと開き直り演説を始めるんだな。

ダメでしょ。
ドラマで叩かれた憂さ晴らしをそこですんなよ。ノートの裏かLINEで友達相手にでもやればいい話だ。

もう、まーちゃんとスタッフのぼやきがバッチリ重なってしまい、気持ち悪くて仕方ない。

これまたシンクロ現象が起こるんでしょう。

「自分たちの好きなドラマは革新的で前人未踏、素晴らしいのに、理解できない世間というかクソレビュアーは叩く! 落とし前つけろ!」

◆前人未到の大河ドラマ『いだてん』はいかにして作られたのか 取材担当者が明かす、完成までの過程

本作の場合、そもそも企画が通った時点で間違ってた。

私もはじめは面白かったですよ。
でも、つまらなくなったから、途中で手のひら返しましたが、何の後悔もない。

純粋に、面白くない。

『ゲーム・オブ・スローンズ』最終シーズンが雑だったことは認めますが、それでも『いだてん』と比べれば一億倍は精密だった。そういう比較対象としては役割を果たしてくれました。

「俺がやめたらオリンピックどうなるんだよ!」
というまーちゃんシャウトも心の底からいってませんか?

「俺たちのオリンピック! 俺たちの!」

「田畑さん抜きで何話すんですか!」

これを「俺たちの大河! 俺たちの!」と置き換えると、本作中の人のシャウトに聞こえて辛いっす。

一人抜けたくらいで崩壊する組織だとすれば、根本的な問題があるのでは?
腐敗しているんでは?
周囲の人たちの能力に問題があるんでは?

まーちゃんのような無能。
顔芸だけの武将を惜しむって、どんだけ人材の居ない組織でしょうか。

高度経済成長期は、こんな無茶苦茶な組織と人間でも、勢いだけでできてよかったんだよ。いい時代だったな〜みたいな懐古ぼやきではありませんよね。

まーちゃん人脈がなくてぼやく、古今亭志ん生一門もダサくて嫌気がさすんですわ。

これも本作とかぶっている。
出演者がインタビューで語っちゃってた。

クドカン氏が大河やるなら出して欲しいと売り込みに行ったって。
作品の出来よりも、人脈なのかな?

落語パートも、序盤から批判がありましたよね。
個人的には序盤はよかった。でも、今はただのノイズでしかない。いや、それだとオリンピックパートがおもしろいみたいな言い方だな。それは違う。

なんだろう。モヤモヤする。

本作関連ニュースと本編が重なりすぎて、ちょっと洒落になってない。

オリンピック音頭にもゲンナリしてきた。
NHKニュースでしつこく流れるオリンピックイメージソング。そういう伝統はここからか。そう思い出してうんざり。

 

MVP:岡村隆史さん

来年大河現場を励ます。報道でもハセヒロさんあたりに行きそうな流れを止めているとわかる。応援しています。

 

総評

本作にも役割はあった。

◆‪NHK放送総局長 「いだてん」損害賠償請求まだ「損害を把握中」

◆NHKがキャスティング時の事前確認を強化へ

度重なる不祥事で、身体検査をする意義を明らかにした。
素晴らしい話です。

 

宴は終わる

潮目が大きく変わったようですね。
さて、まずはこんなニュースでも。

◆2世芸能人の売り出し方、「親の名前出さない」に変化

一方で、親の名前に頼ることなく、実力をつけて成功する2世が登場してきた。「その典型例が杏と安藤サクラ」だと語るのは、ある芸能事務所関係者。

ん?
これ、すごく違和感があるんですよ。
杏さんではない方です。

母方の姓であるのはよいとしまして。
『まんぷく』の時、父娘共演はねじ込まれたように出てくるわ。
民放で父娘エピソードを語るお父上を見かけるわ。

家族の援護射撃が凄かった印象が強いんですけれども。

◆安藤サクラさんと散策 奥田瑛二さん愛する故郷の茅葺き

こういう記事でも、父娘の名前が揃って出てきますし。

『まんぷく』放送時には、NHKでも朝ドラ関連番組が目白押しでしたので、おそらくや視聴率思ったほど伸びていないんだな……と不信感を持ったものです。

ともかく彼女はアクロバティックに褒める記事が多くて驚かされます。
本当に実力があるのならば、そんな提灯はいらないでしょうに。

これは彼女への侮辱じゃありませんか?

彼女自身に思うところはありませんが、強引な持ち上げには疑念を感じます。

それが最近、なんだか『いだてん』登場後あたりから減っている。

やっぱり潮目が変わったのかな?
『いだてん』出演者も、それを感じているのかな?

◆たけし「芸人はいい迷惑」…桜じゃなく「“サクラ”を見る会」

◆「宴の政治」に別れを告げる時

本作はオリンピックと政治は無縁だと叫びますが、そんなわけがない。

そして宴は終わる、もう見えてきたのではありませんか?

ここで予測しましょう。

◆かつて参加することが華やかで名誉となりえた何かが、不名誉の証として逆転する。それは大河ドラマ、特に『いだてん』は顕著となる。

◆放送終了でも問題は終わらない。先延ばした問題は追いかけてくる。

◆来年以降も、本作は不名誉な報道が続く。

◆ファンも素直に褒めなくなる。

以上です。

もう一点。
今年は本編のみならず、大河ドラマの2010年代を総括するくらいの気持ちで何かを考えたいと思います。

そのアウトプットが表に出てくるかどうかは未定ですが。
私も落とし前はつけたいんですよ。

文:武者震之助
絵:小久ヒロ

【参考】
いだてん/公式サイト

 



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