おんな城主直虎レビュー

『おんな城主 直虎』感想レビュー第26回「誰がために城はある」

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武家に支配されたら商売は本当に終わってしまうのか

反大沢派はついに三河の国衆まで巻き込み攻勢を狙っています。そこへ、直虎から呼び出しが。
大沢派にも呼び出しがかかり、中村屋を舞台に話し合いが持たれます。直虎と中村屋は、「このままだと駿府に首を刎ねられるぞ、話し合わねばならないぞ」と諭します。

武家が入ったら商売あがったりだ……。
そんな風にボヤく商人たちに、直虎は妥協案を出します。
とりあえず城の建設は認め、商売が続けられるように交渉をしたらどうか?

商人が力で逆らうのは得策ではないと気づいた商人たちは、城の建設については譲歩することでまとまりかけるのですが……。

「よかねえでしょう! 城があるのは災厄だ。戦は城めがけて攻めて来るんだろ、ここが戦場になっちまうじゃねえか!」

突如、強硬な姿勢で反対する龍雲丸。周囲はなだめようとしますが、聞く耳を持ちません。
そういうことならもう気賀とはおさらばだぜ、と言い残し場を去る龍雲丸。直虎は引き留めようとします。

 

ようやく明かされる龍雲丸の悲しき過去

戦なんて城以外でもあるんだから、とりあえずともに気賀を統治して世を変えよう。龍雲丸に対して直虎が説得にかかります。

「俺の親は、城を守るって言って死んだんだ」
今ようやく明かされる龍雲丸の悲しい過去。それは、城を守り討ち死にした将の子という出自でした。

「城ってのは人を守るためにあるのに、城を守るために死ぬのは本末転倒じゃねえか」
「城が悪いからってことじゃないだろ。城主や状況次第だろ。攻められないようにすればいい」
一方、直虎の方も、なかなか奥深い台詞ですが、龍雲丸も簡単には引き下がれません。
「んじゃあんたが城主になってそうしてみろ。できねえならできもしねえこと言ってんじゃねえよ!」

思わず答えに窮する直虎。
失意のうちに井伊に戻ると、方久がとある提案をします。

「直虎様が気賀に入れば支持を得られていいですよ。駿府は認めたがらないでしょうが、そこをどうにかできれば何とかなるかも」
方久は、直虎に、気賀の城主になるべく道を探るよう提言するのでした。
こうして、女城主としての道を歩むことになる直虎。果たして結果は?

 

MVP:中村与太夫

曲者揃いの気賀商人の中、まとめ役になっているかと思ったらばいつの間にかつまはじきに。
その右往左往する姿には謎のかわいらしさがあり、一部視聴者を悶絶させたようです。
大物かと思ったらそうでもない? 小物かと思ったら結構大物?
器の大きさは確かなようですが、果たして。

 

総評

選挙テロップが妙な味を出していた今週。それも派手な戦ではなく、代表者が集まって政策論議をしているという話の展開も関係あったことでしょう。小ネタも多い回でした。
新婚の庵原朝昌に妙な性癖がありそうな雰囲気があるとか。龍雲丸の父親がやっぱりイケメンだとか。

気賀という一商業都市をめぐるごたごたではあるのですが、なんだか妙に生々しく再発見がある、タイムスクープハンター的な回でした。
今までさらっと流してきた堺の商人は凄かったんじゃないか、と再発見できる回でもあります。

信玄役が発表されたのにまだ出てこないのか、という不満はあるにはあるんですよね。
ただそんな不満だけではなく、「ああ、昔から人はこうやっていろいろと悩んで統治してきたんだなあ」としみじみ思える面もあって。選挙テロップ効果もあって、人の営みや政治の普遍性を感じた回でした。

龍雲丸のモデルは新田友作か? 史実なら処刑される!? おんな城主直虎、最大の疑問に答える

武者震之助・記
霜月けい・絵

おんな城主直虎がわかる!
主要キャラの史実解説&キャスト!

井伊直虎(柴咲コウさん)
井伊直盛(杉本哲太さん)
新野千賀(財前直見さん)
井伊直平(前田吟さん)
南渓和尚(小林薫さん)
井伊直親(三浦春馬さん)
小野政次(高橋一生さん)
しの(貫地谷しほりさん)
瀬戸方久(ムロツヨシさん)
井伊直満(宇梶剛士さん)
小野政直(吹越満さん)
新野左馬助(苅谷俊介さん)
奥山朝利(でんでんさん)
中野直由(筧利夫さん)
龍宮小僧(ナレ・中村梅雀さん)
今川義元(春風亭昇太さん)
今川氏真(尾上松也さん)
織田信長(市川海老蔵さん)
寿桂尼(浅丘ルリ子さん)
竹千代徳川家康阿部サダヲさん)
築山殿(瀬名姫)(菜々緒さん)
井伊直政(菅田将暉さん)
傑山宗俊(市原隼人さん)
番外編 井伊直虎男性説
昊天宗建(小松和重さん)
佐名と関口親永(花總まりさん)
高瀬姫(高橋ひかるさん)
松下常慶(和田正人さん)
松下清景
今村藤七郎(芹澤興人さん)
㉙僧・守源

 



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