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おんな城主直虎レビュー

『おんな城主 直虎』感想レビュー第41回「この玄関の片隅で」

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こんばんは、武者震之助です。

柴咲直虎「もう1年できそう」 大河『おんな城主-』クランクアップ - 産経ニュース

ついにクランクアップしてしまいました。
今から寂しさがこみ上げてきます。残り少ない回を、噛みしめて味わいたいと思います!

 

草履番の後任にやってきたのは……どこぞのおっさん?

見事、草履番としてつとめあげた井伊万千代と万福。小姓に出世する条件は、後任の育成です。

「俺たちと同じ年頃の前髪の若い奴が来るのかなあ」
そうなんとなく思っていたにも関わらず……やって来たのは、なんと謎めいたおっさんなのでした。困惑する二人。

榊原康政はそんな戸惑う二人に「年かさだろうがお前たちの方が先輩だ」と言い聞かせるのでした。

万福は、どこかで見覚えがありますよね、と言い出します。
一方で、万千代はまったく気づいておりません。おっさんの正体は、鷹匠のノブでした。

早速、先輩風を吹かせて、ノブに指導を始める万千代。

「おお~、まだ生きとるのかあ。おお、随分と出世を」

ノブは草履を置く棚の名前を見てそんなことを言い出します。
万千代にどれだけあれば棚の位置を覚えるのかと迫られたノブは、三日で覚えるとニヤリと笑います。
果たしてどうなるのでしょうか。

 

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六左衛門は「馬のお世話が得意です!」

一方、松下家では虎松と中野直久(直之の弟)をトレードすることにします。
直久は虎松、亥之助と幼なじみ。松下家に行くことを快諾します。

そういえば先週あたりから気になっていたのが、近藤康用の気持ちです。
絶対に井伊家再興をよく思っていませんよね。

ここで奥山六左衛門が「虎松様の守り役が終わったからには、松下家に居づらい」と近藤家への仕官をおとわに頼みます。
この人もいろいろ苦労しています。

近藤は中野直久と六左衛門のトレードなんて納得できない、と凄みます。
確かに、まだ若くて兄からスパルタ教育を受けた直久と、六左衛門ではそうかもしれません……。

ここでおとわは「正直です!」、直之は「百姓に人気です!」とビミョ~な推薦をします。
真っ先に智恵も武功も出てこない、この哀愁。しかし、近藤は乗り気ではありません。そりゃそうだ。

ここで近藤のお気に入りの高瀬が
「馬のお世話が得意です!」
と言い出し、近藤は渋々仕官を認めるのでした。

殺されかけておきながら(第37回感想レビュー)、とことん高瀬に弱い近藤です。
こういうところが嫌いになれないんだよなあ。

 

本多忠勝に突き飛ばされるノブ いったい何者?

さて、万千代によるノブの指導で、どこか奇妙な点があります。
ノブの顔を見て「おぬしは……!」と言い出す者がいることに、万福は気づいています。

万福は洞察力や人の心に共感する能力に長けています。
政次の孤独を察していた玄蕃としのの子だけのことはあります。万事俺中心主義の万千代にはこのへんの機微が欠けているわけで、まさに足りないところを補う理想の主従です。

一方、万千代はノブに文句たらたら。

「小姓に出世させないためにあんなとろいおっさんを寄越したのか?」と言い出します。
万福はあの男はただ者ではないのでは、何か気づいた人いましたし、と告げるのですが万千代は気にしないのでした。

翌朝、ノブのトロさに万千代の怒りが炸裂。
パワハラに定評のある「井伊の赤鬼」の素質はもはや見えてきています。

その時、本多忠勝がものすごい剣幕でやって来て、ノブに掴みかかり突き飛ばします!

 

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三河の一向一揆で家康に反抗した本多一族の恥

そのままノブを斬り捨てようとする忠勝を、駆けつけた康政が必死で止めます。

それにしても、この忠勝の剣幕、ただならぬ殺気。
猛虎のような忠勝と比べたら万千代の怒りなど、キャンキャンと吠える柴犬レベルですかね。格の違いを感じました。
忠勝も康政も最高だ……大河にも朝ドラみたいにスピンオフがあればいいのに。
徳川家臣団日常系スピンオフドラマがあればいいのに。

一体どういうことかと万千代が康政に尋ねると、「ノブ」は一向一揆で敵に味方した挙げ句放浪していた「本多正信」であると、康政は応えます。
本多一族であるため、忠勝にとっては恥なのだと。

それにしても何がすごいって、別人が演じているにも関わらず、正信も忠勝も『真田丸』にきっちりと連続性があることなんですよ。
この二人の将来があの像になると納得できます。役者の容姿はこの際関係ありません。

「殿はここを掃きだめにするつもりですか?」
万千代は思わずそう口を滑らせてしまい、「殿を侮辱する気か?」とクールな康政をピキッと怒らせます。
このことを殿に伝えておく、と言われて焦る万千代です。

それにしても康政、凄くいいですね。
「人品最も高し」を体現しています。クールです。本作随一のクール系かもしれない。格好いいですよ。

 

武田勝頼が長篠へやってきた!

万千代は出世のためならば正信を早くなんとかするしかないと、パワハラ続行。
戦国時代の話なのに、現代の労働問題を抉(えぐ)るのは昨年の『真田丸』と同じです。

彼らが揉めている玄関に、岡崎から急使が到着します。

正信はまた武田が攻めて来たのではないかと予想すると、万千代は「戦!」と顔を輝かせます。

武田勝頼率いる敵軍は徳川勢を蹴散らし、長篠まで到達。徳川領を分断しました。徳川と織田としては、ここで絶対に武田を叩きのめしたいところです。あの長篠の戦いか!?

信長は、家康に何かの調達を頼みます。

それにしても勝頼の、この憂いを帯びた格好良さったらないですね! 勝頼も『真田丸』の気品あふれる悲運の像にそのまま繋がる連続性があります。昨年高くなったハードルを越えてきた。二年連続でこんな素晴らしい勝頼を見られるなんて、武田ファンの皆様、おめでとうございます。

 

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一度でいいから武功を立てたい、健気な六左衛門

井伊谷では、六左衛門が職場のパワハラに悩んでいることをおとわに相談します。

六左衛門のトロさを見ると近藤はイラつき、怒鳴り散らします。
歩き方が駄目、どんくさいのが駄目、図体がでかいのが駄目。

可哀相ではあるのですが、おとわが優しかっただけで、武家の人間としてイラつくのは当然かもしれません。
松下家でもしのの手前誰も言わないだけで、なんとなく軽蔑されていたとか。辛い……辛いよ……。

武家に適性がないなら武家を辞める手もあるぞ、と促すおとわ。

六左衛門本人もわかってはいるのですが、一度でいいから武功を立てたいという密かな夢があるそうです。
健気だ……まさか六左衛門にほろりとさせられるとは思いませんでした。




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