スカーレットあらすじ感想

スカーレット8話あらすじ感想視聴率(10/8)女にも意地と誇りはあるんじゃあ〜!

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スカーレット8話 感想あらすじ~視聴率は18.3%でした

スカーレットあらすじ感想
スカーレット視聴率

受け取ったらええやん。
草間さんがくれる20円、もろたらええやん!

そう声を張り上げる喜美子。
父・ジョーから手をあげられてしまいました。

 

これでええんか? 男の意地

マツと宗一郎が見守る中、喜美子は納得できておりません。
母と宗一郎はその場をおさめようとします。

「喜美子、もう遅いで、寝ようか」

「あのね、きみちゃん」

「いや、話してもわからん」

そっけなく言い捨てるジョー。
今朝も、めんどくさいカスやなぁ。

「わからんでも教えてください! 知りたい! 20円あったら卵買えるで。なんで受けとらへんの」

きみちゃんも結構めんどくさいです。
初回から感じておりましたが、どうしてそうなるのか、根拠がないと食いつくタイプですね。ただし、賢さも感じさせます。

「そうしとうてもできへんのや。そうしたいのにできへん。そうしてたまるかいう意地や! 男の意地じゃ、女にはない意地と誇りが男にはあるんじゃ!」

ジョーは言う。ほんまは欲しい。卵もラジオも手袋も。もぉ〜、ジョーぉぉお!

手袋と言われて、周囲は戸惑います。
そう、あの赤い手袋はどうなったのか?  と言いますと。

50円で大野家に引き取られていました。
このことは泣ける話ではあるのですが、このあと信作があの手袋をして登場したらどないしよ。

あるいは、お世話になった照子ちゃんにあげたらええとか親が言い出したら……。信作受難の流れが定番なんか。

火鉢なら軍手でええとマツが言います。

話が通じていないから、こうなるのです。

「何が軍手じゃ……もうこの話はしまいや」

ジョーカスよぉ。男の嫌なめんどくささが炸裂です。
どうして手袋なのか。順を追って説明しないから相手に通じず、自分の想定とは違う反応をされる。それで拗ねる。

説明せい!

しかし、それができんのだ。
理詰めできっちり説明できない。これも男の意地かもしれんね。

ジョーはこう宗一郎に続けます。

「20円なんとかしますんで。みっともないことばかり見せて、すいません。はよ寝い!」

男のめんどくささを炸裂させたまま、ジョーはそう言い切ります。

これは結構な病巣に切り込んできたと思う。
今でもいるじゃないですか。

コンビニ店員が箸を入れないと、キレとるおっさん。
飲食店で「いつものあれ」みたいな曖昧な指示を出して、新人店員を困惑させるとか。

お酒はぬるめの燗がいい。
つまみはあぶったイカ。
女は無口。
男は背中で語る。

そういう世界観に生きている。

冷静に考えると、ただの迷惑なんですよね。
まさに【察せよ文化】。ええから要求はちゃんと口で説明せい!

本作のすごいところは、ここを肯定も否定もしていないところかもしれません。

背中を丸めてウジウジしているジョーには、愛嬌があるんですわ。
憎めないおっちゃんではある。

けれども、その愛嬌でこのめんどくささがチャラになるかというと、いやいや、そうではない。
何か、ものすごい挑戦を感じます。

 

女にも意地と誇りはあるんじゃあ〜!!

翌朝、喜美子は水を汲む前に、小さな手に息を吐きかけています。彼女なりに、男の意地についてずっと考えていました。

そして何か閃きます。

そこへ宗一郎が顔を出すのでした。

「おはよう、僕がやるよ」

「ほなお願いします!」

喜美子はあっさりそう言うと、走っていきます。

「お父ちゃん、おとうちゃーん!」

直子が寝ているとジョーが言っても、声は止まりません。

「ずーっと考えてたん、せやあったわ! わかってん!」

「何が言いたい、順追って話せ、もう」

ジョーに促されると、喜美子はこう言います。

「ふふっ、真面目な顔、恥ずかしいな」

ええ関西や。こういう茶化しを入れてこそ――そう理解して、テンポを作っている心地よさがあります。

いくらカンヌお墨付き女優といえども、くっさいBGM背景に海岸絶叫とか。機銃掃射危険性の中、畑でローリング悲嘆する奴とか。
昨年のNHK大阪も、あんなん狙いすぎで恥ずかしかったんちゃう……?

「話あるちゃうんか、お前!」

ジョーが突っ込むと、喜美子は自分なりに意地を理解したと語り出します。

それはあの紙芝居に向かったときのこと。
ポン煎餅が目当てでした。

けれど、お金がないとあかんと言われてしまう。直子だけでも――そう頼んでもあかんと言われてしまう。

そしてここで、金がないのに厚かましいと黒岩の悪ガキどもから、はやされたのです。

「どこの誰じゃ!」

思わず悪ガキに対してムッとくるジョー。これも意地やね。うちのかわいい喜美子に何してくれんねん!

「それはええ」

ジョーをあしらう、そんな喜美子ちゃんの冷静さがおもろい。

直子はそのあと、紙芝居を見たいと言い張ります。
お金がなくても見せてもらえる。ポン煎餅と違うてタダでええ。

それでも喜美子は帰ってしまった。その時は、どうしてそうするのか、よくわからなかった。
そうしたいのにできへん。そうしてたまるか。それと同じ。

意地や!

「ほんまは見たかったからな。ほんまはすごい見たかった。紙芝居、ほんまは見たかった。ポン煎餅も、食べてみたかった。あんときのあれは意地と誇りや。お父ちゃんが言うてたそれや。違う? それやない?」

そうしたいのに、できへん。そうしてたまるか。それが意地。喜美子はそう見出したのです。

「それがわかった話か」

ジョーがそう言うと、喜美子はこう断ります。

「言うてもええのん? お父ちゃんにも言いたい!」

喜美子は心の底から叫ぶのです。

「女にもあるでえ。女にも意地と誇りはあるんじゃあ〜!!」

かくしてスッキリした顔になる喜美子。マツは涙ぐみ、宗一郎も感銘を受けた顔になります。

喜美子はニッコリ。
それから母が涙ぐんでいることに気づき、気遣っています。

「何泣いてんのん?」

「朝からアホみたいなこと言うからやもう!」

「アホなこと?」

「女に、意地や誇りもあるか。気のせいや、気のせいやぁ!」

ジョーがそう言うと、呆れたように喜美子はこう言います。

「話にならんなぁ……」

キッツぅ〜!
これ、「なんでや!」と正面切って反発されるよりも、百倍くらいキツくないですかね。

呆れられとる。やっぱりきみちゃん、ぶっちぎって強いわ。
知勇兼備やん!

ここでこの様子を笑いながら見ていた宗一郎、笑いながら何かを思いついた顔になります。

 

道場を開きます

このあと宗一郎は、この辺りに道場はないか?  と大野夫妻に尋ねています。

陽子は、丸熊陶業のお兄ちゃんが柔道していたことを思い出します。
学徒出陣で戦死したあの人のことです。それが「使えるんちゃう」と聞いて、宗一郎は笑みを浮かべます。

こういうふうに、亡くなった人でも消えるわけじゃなくて、何かを残していくんですよね。

誰に何を教えるのか。大野夫妻はソワソワしています。
マギーさんの人の良さそうな顔も好きです。

ほっとします。ほら、ジョーカスはいろいろと濃いから。好きやけど。

宗一郎は東京行きを先送りにし、柔道の心得をしっかりと身につけさせたいと語るのです。

そこへ元気よくやってきたきみちゃん。大喜びです!

「女でもええのん? 教えてくれるん? やったあ〜」

ここまではよいかもしれませんが、気になるのが信作です。

「うちの子もよかったら。信作、強うなれるで、よかったな〜」

病弱だからと、本人の承諾なしに柔道を習うことが陽子により決められる。

信作は戸惑っております。

あかん。
これは昭和あるあるや。

【蒲柳の質(ほりゅうのしつ・病弱なこと)であったため、気遣った周囲により、なんちゃらかんちゃら……】

この一文で行動が決められていくパターン……大丈夫か、信作よ……。

柔道指南は、ジョーの意地もすっきりさせます。

間借り20円。柔道を教えることでチャラ。
貸し借りなしということで落ち着きます。

そんなあっさり契約詰めんで決めとってええんかーい!
そう突っ込みたくなりますが、これも昭和あるあるですね

ついでに言えば、手放しの昭和美化、賛美は考えものです。
契約は大事です。関西を代表する吉本興業が、そういう書面を作らないで問題化していましたからね。

ジョーは「女のくせに柔道なんて」とは言いません。

「いっそ厳したって欲しいわ。誰に似たんか、気が強うてのぉ。あんなもんガーッと叩きのめしたってくれや。お願いします!」

お前や、お前に似たんやろ!
そう視聴者はツッコミますわな。

マツは穏やかですし、ここまで父親そっくりの朝ドラヒロインは、ここしばらく見ていない気がします。
そもそもジョーカスのキャラが濃いからのう。

柔道習得で、喜美子はどれだけ武力があがることやら。
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