スカーレットあらすじ感想

スカーレット11話あらすじ感想視聴率(10/11)健全なる価値観

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スカーレット11話 感想あらすじ~視聴率は18.0%でした

スカーレットあらすじ感想
スカーレット視聴率

昭和28年(1953年)2月――。
喜美子は15歳になりました。

自転車で元気よく坂道を降りてきます。

「何これ楽しい〜!」

当時、自転車は割と普及しているとはいえ、今よりお高いイメージ。
きみちゃんには乗る機会があまりないのでしょう。

で、これ誰の?
うん、信作のやで。

気弱そうに見守る、そんな信作でした。

 

勉強好きな喜美子は進学できん

「おもろいなぁ自転車、楽しいなぁ」

信作の、甘やかしぃと言われている伊賀のおばあちゃんが、高校に通学のために買ってくれたとか。
喜美子の口ぶりからすると、高校めっちゃ近くて、徒歩通学できそうなんやけどな。

信作は高校に行きたくない、とやる気がありません。

信作は勉強嫌いなのです。
勉強好きなやつおるのか?と言う信作に、喜美子は勉強が好きと付け加えます。でも、働くのも好き。そんな喜美子です。

喜美子は自慢の絵、金賞作品を見せつけます。

「学校に飾ってあってん、腐るほど見たわ」

弱気ですが、そこは関西ノリで返す。そんな信作です。

喜美子が明るいから、あんまり深く考えなくていいように思える。でも、これは辛いと思いました。

勉強したくない男が進学する。
勉強したい――でも、女だから進学できない。

そこは考えどころですよね。

今年は進学が多いと励ます喜美子に、高校には怖い先輩がいると弱気の信作。
これはあれや、番長やね!
北海道の番長はヒグマと戦った伝説があるものですが(※『なつぞら』の門倉番長)、関西はどうでしょう。

いずれにせよ、信作は番長とやり合うなつほど強くありませんので。

ここで、喜美子はこうです。

「照子に守ってもらえ。がんばれや」

照子様かよ!
それをすればするほど、ある意味信作にはドツボちゃう?

信作の高校ライフも気になります。また受難の流れかな?

 

丸熊陶業で働くはずが

喜美子は中学を卒業したら、照子の父が経営する丸熊陶業で働く予定でした。
そのため今日はご挨拶に向かいます。

照子がお出迎えです。

「おそい〜!」

「髪の毛をきちんとしろとお母ちゃんに言われてへん」

髪の毛だけでなくて、態度きちんとしなければダメ。そう突っ込む照子です。

「照子お嬢さん、いってらっしゃいませ」

喜美子がそう返すと、ジェスチャーを入れつつ照子はこうです。

「今日もかわいいなぁ〜いうてくれる?」

成長してもこのノリで、ある意味安心。これはいくつになっても変わらんやろ。70になろうがかわいいと言って欲しい、そういう女の一生を送る空気がバッチリでとる。実際、いくつになってもこういうタイプはかわいいだろうし。

「勤務内容入らんで」

喜美子はバッサリだ。そしてこうだ。

「これからはうちのこと見ても、いうてくれるやろな」

「お世辞や」

それに対して、喜美子はお互いお世辞だと言い返します。こういうポンポンとした会話がおもろい。

「あははは!」

「ほなよろしく! よろシクお願いします」

そう挨拶しあう親友同士です。

関西以外から引っ越してきた人が、道ゆく人の会話を見聞きしてギョッとすることもあるらしい。

「うわっ、喧嘩してる!」

「あの人たち、仲悪いのかな?」

という誤解やね。
挨拶程度の会話も、横から聞いているとジャブの放ちあいに見えてしまうと。

コテコテで飄々とした関西の会話を……なぜか! NHK大阪朝ドラでは久々に見ている気がします。
この感じは何? 本気だしてきたね。

戸田恵梨香さんをわざわざ起用するというのも、こういうことなのかと思います。
彼女はネイティブ関西弁ですし、ノリも何もかもがしっくりしていて、納得できます。

演技力、話題性、キャリア以前に、関西生まれで育ったという点は大きいのではないでしょうか。

そういえば関西出身の主人公って、2014年『マッサン』の玉山鉄二さん以来ではありません?

いや、関西出身者以外がNHK大阪主人公でもええけど。やっぱりこう、何か違うものがあるなと。

そんなノリノリの喜美子を、西牟田が案内します。

このころ日本の火鉢のほとんどが信楽製でした。丸熊陶業はその中でも一二を争う会社、大きいんですね。
丸熊陶業は、セットもようできております。常に陶工がせっせと働いていて、いいんですよね。

ここで喜美子は社長からこう言われてしまうのです。

「せっかく来てもろたけどな、この話はなかったことにしてもらいたい。照子の頼みだし、ようしっとるきみちゃんだし、働いてもらいたいと思ってたのは確かや。人がおった方が助かる……」

そう前置きする。それでも、きみちゃんには厳しいだろう――そうなるのです。

厳しくても一生懸命働く!
喜美子はそう粘るのですが。

「男ばかりなのに、十五歳の女の子なんて甘かった。そんなん困りますいう。これはみんなの意見なんや。あらためてお詫びに向かう。学校にも出向いて、他にええ就職口がないか頼むでよ。かんにんや、きみちゃん」

これは辛い。
喜美子のせいじゃない。敢えていうのならば、喜美子が女ということがあかん。けれども、そんなことは本人のせいじゃない。

こういうとき、
「そんなの十五の娘にソワソワする男が悪いんじゃないですかー!」
と怒鳴ったところで、根本的な解決にはならしまへん。本作は、そこに踏み込む勇気を感じます。

こういう、わけのわからん、女でなくて男側の意識のせいで、どんだけ苦労した人がいるのか。そこから逃げないのでしょう。

今の喜美子は、トボトボと帰宅するしかないのです。
これからも、彼女はこうした矛盾にいくつもぶつかるのでしょう。

 

孫の優しさ、祖母の愛、辛い……

信楽で新しいい就職口が見つかるとは思えない。
ましてや2月のこの時期です。

直子と百合子は育っていて、ぽっくり(缶ぽっくり・缶下駄)で遊んでいます。

「こうこうこうこう! どや、うまいやろ?」

直子がドヤ顔や。相変わらずのドヤ顔やで。妹の百合子が遊びたがってもこれや。

「百合子は無理やろ」

ドヤァ……おいっ、直子、おいっ!

「お姉ちゃんが遊ばせたる」とはいかんのか、おいっ!

姉にはわがまま、妹には塩対応。これは大物や……来年3月まで周囲と視聴者を悶絶させる傍若無人系の香りがするで。期待しかない。

喜美子は、妹たちが外で遊んでいるのかと声を掛けます。
人が来ているから、外で遊べと言われているそうです。

来客とは?

博之と保という少年がジョーと向き合っていました。
四月から来てもらうとジョー。

「お弁当どないしましょ」

マツは心配しています。
少年の横には、白髪頭をした祖母がおります。ちょっとつついただけで倒れそうなご老体です。

ちょっと感動してしまった。こういう白髪頭のおばあちゃん。ヘアダイもしていないし、おしゃれもしていないし、元気に水泳もしていないような。
今のおばあちゃんとは違う。そういう昭和のおばあちゃんです。序盤なのに、加齢描写が圧倒的です。

ここで孫はこうだ。

「僕がやりますんで!」

えらいのぉ……。
このお兄さん、働いていた工場が閉鎖されて、次の働き口を必死で探しているところなのだとか。

「うちで雇うで。二人とも」

ジョーは気のいいところを見せています。
おやっさんの紹介だし、力仕事だし、男手が多いに越したことはない。これからどんどん商売広げるのだとか。

ジョーさん、頼んますで!
山っ気で一人大火傷するならばかまへん。家族もまあ……ええとして。このおばあさんを泣かせることだけはあきまへんで。

二人分の給金を払える――そうジョーが強気になる理由には、喜美子の就職もありました。
娘が春から丸熊陶業だと語るのです。

マツは、娘をあてにするようでどうかと思うと言うのですが。

「あてにするわ、もう十五やで」

ジョーは嬉しそう。

「ほな雇ってもらいなさい」

紹介したおやっさんも言います。
おやっさんもいる。ジョーには人望があるんやね。『なつぞら』の咲太郎もそうでしたが、昭和の義理人情と人脈の世界です。

「ほんまにええんですか! おばあちゃん、もうクズ拾い行かんでええで!」

孫二人、喜ぶ。
このご老体がクズ拾いをしていて、孫は辛かったと。

あかん、泣けるわ。こういう敬老精神って、昭和のこのころにはあったはず。
おさんどんだの。飯炊き女だの。そういう嫌な見下し方ばかりじゃないのですよ。

しかし、この義理人情ワールドに衝撃を受ける人もおるわけでして。

喜美子です。
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