スカーレットあらすじ感想

スカーレット27話あらすじ感想視聴率(10/30)舞踏会に辿りつけない残酷さ

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スカーレット27話 感想あらすじ~視聴率は19.5%でした

スカーレットあらすじ感想
スカーレット視聴率

酒田圭介。

あき子。

そして、きみちゃん。

そんな三角関係を、甘く苦く――そう描く今週です。

 

「女中さんやもんね」

圭介とあこ子の恋は順調なのだとか。

朝はこわもてのおっちゃんこと庄一郎。
夕方はあき子。

それがゴン散歩のローテーションです。

郵便配達を取りに出てきた喜美子と、あき子が立ち話になります。

これも細かい。郵便物回収ではなくて、別の描写でも喜美子は外に出る。それをこうすることで、手間はかかります。
当時の郵便配達夫の衣装を用意せねあかん。

『なつぞら』は潤沢な予算があった。十勝の空にまであふれていた。

けれども……関西もあるとみたでぇ〜!
予算でええ選手をガーッ!と取る『なつぞら』が巨人だとすれば、NHK大阪にだって熱い猛虎魂的な何かがあるわけですよ。

資金だけではない、心理的な余裕と遊び心が豊かなドラマです。

あき子のファッションも素敵。
白いヘアバンドに白いベルトを合わせていて、ハイカラなお嬢様です。

しあし彼女は、喜美子との会話で、圭介がデート予定を話していることに気づきます。

「圭介くん、なんでいいちいちあなたに言うんやろ」

喜美子はここで、ご飯準備の都合上だと説明します。

「女中さんやもんね!」

あき子はホッとします。
なんだろう、この残酷な安堵感は……。

あき子のおかげで、喜美子と圭介は距離接近中。
アクロバティックなキスポーズをする圭介は、洗濯物を干す喜美子とふざけてまわっています。圭介、体が柔らかいぞ。

でもこの距離感、ええんか?

 

斬られ役を経て鋸引きまで挑戦や!

喜美子はさだの休みに、着付けを教わっています。

ええアンティーク帯を用意してますわ。

一昨年のマリオ状態の赤いヒロイン着物。
昨年の化繊バリバリの着物尽くし。
NHK大阪は衣装も尽きたのかと不安になったもんですが、杞憂でしたね。

さだは最近は着付けでけはん子も増えてきた、と言います。

うーん、朝ドラを通した服飾史ですね。
カーネーション』の頃は洋服が珍しかった。それが、この時代になると和服が衰退傾向にある。

今では着付けできない人の方が多いわけですもんね。そういう時代の変わり目をきっちり描きます。

ここに圭介がやってきて、二枚のハンガーにかかったシャツを掲げます。

「きみちゃん、きみちゃん、どっち! あ、ほな食堂で待ってるわ」

さだはここで次は袋帯の着付けだと伝えます。

「こっちかな? でもこっち?」

圭介はまだ喜美子の判断待ちです。
絵が好きだからと信頼しているのでしょう。そういう伝わるセンスがある。それが喜美子の才能です。

片鱗はしっかりとあります。貧しい女中でも、センスは抜群なのです。

さだは、きみちゃんはなかなか筋がええと褒めます。
喜美子がお茶を淹れるあいまに、圭介のデートについて語られるのでした。

デートコースは関西百貨店。
先週は松中屋でした。

「彼女、買いもん好っきゃなあ!」

さだとちや子は盛り上がります。

そうそう、百貨店はそういうもんやね。
『べっぴんさん』も百貨店に出すことが見所だったね。

やっすい庶民価格のインスタント麺を、百貨店で売り出すドラマが昨年あった気ィがするけ……白昼夢やろなぁ。

「どっちがこう? どっちがいけそう!」

圭介は、のけぞりつつポージングしながら意見を求めています。

ここに雄太郎がスーツで登場。
今日は面接や!

『大阪五人衆』、時代劇斬られ役に応募するんだとか。

「斬られたら死体やん! そんな役欲しい?」

「セリフまたうわあだけちゃう?」

「なんでもええねん! きみちゃん頼むわ!」

はい、かくしてお祈りです。
玄関前でみんな整列。

「雄太郎さんがうまいこと斬られますように!」

手を拍つ。パンパン!

そしてこうだ。

「草間流柔道! とうりゃああ!」

「よし! いってくる」

「いってきます!」

ここで、こんなツッコミが。

「毎回これやるから落ちるんちゃう?」

まあ、柔道は落ちる(=気絶)することあるしなあ。関西のツッコミが今朝も止まりません。

はい、斬られ役ですが。
そこで終わる人もいれば、そうでない人もいます。

福本清三さんが有名ですね。
あと川谷拓三さん。

川谷さんは惨殺専門というか、ともかく酷い殺され方をして、有名になったものです。

大河ドラマ『黄金の日々』では、杉谷善住坊を演じて鋸引きにあいました。
大河史上最悪、残酷な死に方とされております。

しかし、そういう役から出世できる。本作には、そういうNHKドラマ作りの原点回帰を感じさせるものがあると。

『なつぞら』からの流れかな?
あの作品には、朝ドラ前身のラジオドラマが出てきました。『エール』でもNHKドラマ黎明期は欠かせないはず。

100作目から、何かを変えたい力があるのかもしれません。

ここで圭介は、まだシャツに迷っております。
喜美子は笑顔で、やっと選びました。

「圭介さんは、何着ても似合います」

喜美子はそう言うと、圭介は喜んで着替えてくると出て行きます。

ここでさだとちや子はこうです。

「シャツ、わざと似合わん方言うたやろ」

「そうやなあ」

「言うた、言うた」

喜美子が否定しても、盛り上がります。

これもさじ加減が絶妙ではあるのです。関西の、傷をつけてはいかん、踏み込んではいかんところを考えつつ、いじる。

関西のいじりは、どこまでなのか。
クレームを恐れずに、むしろここまでと線引きする。

そういうところに、本作は挑んでいる気がします。
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