歴史戦国でワクワクしたいなら!

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

西郷どん感想あらすじ

『西郷どん』感想あらすじ視聴率 第28回「勝と龍馬」

投稿日:

今回は勝海舟坂本龍馬が登場とのこと。

幕末の人気アンケートがあれば常に上位入賞しそうな2人だけに、どんな描かれ方をするか。
遠藤憲一さんと小栗旬さんであれば、そりゃあ楽しみですよね。

では、早速、見て参りましょう!
※今週も体調不良が続き、見落としも多いかもしれず、ご指摘いただければ幸いです

 

悪いのは全部!←結局何も言ってません

さて、オープニング。
またまた「悪いのは幕府と会津」であって、京都が火の海になってしまったとのアピールから始まりました。

もう、八重の桜を再放送して欲しい。
先週からの願いが更に強くなってしまいますが、今週も引き続き、西鄕どんがいかに長州藩に優しいか――そのアピールが続きます。
一体何なんでしょう。

別に、史実通りにやる必要はない、とは毎回申し上げていますが、もしも織田信長武田信玄が一生トモダチ設定のドラマがあれば魅力ゼロだろと思うのと同じで、こんな西郷隆盛って、ほとんど八百長ではないでしょうか。

京都に火災起こしながら、被災者を気遣う西郷。
犬を助けるあたり、とにかく【安っぽい】と感じます。
冗談かと思うほど稚拙なハートフル話で、歴史関係なく、ドラマとして致命的にヘタクソではありませんか? コントでボケてるのかと思うほどです。

誰のせいで京都はこんなことになったのか。

という、ふきの問いに対して西郷どん
「薩摩も幕府も会津も朝廷も長州も悪い」
なんて答えますけど、何か意味深なことを言ってるようで実は何も主張してないこの回答。なんのために必要だったのでしょう?

仕事もできないくせにやたらと語りたがる、軽薄なビジネスマンを想像してしまいました。
こんな感じの。

【センセーショナルだけどジャストアイデアでまだアウトプットまで至らないながらロールモデルとしては最高のケーススタディだよね】

いわゆる横文字だらけのルー大柴的な?
よくぞこんな陳腐なセリフの脚本にOKが出るな……と呆れてしまいました。

 

スポンサーリンク

慶喜はバカみたいにノリノリ♪です

そのころ一橋慶喜は、小松帯刀松平春嶽たちに向かって、長州征伐を言い出してノリノリです。

「ただちに征伐せよ。異を唱える者は断じて許さない」
と、一方的な調子で、そこに孝明天皇の意思はほとんど出てきません。

史実では、むしろ孝明天皇の意見に押し切られたような話にもかかわらず、本作の長州征伐は慶喜がアホだから幕府主導で行われたという仕立てになっています。

だから、こんな無責任な脚本でよいのでしょうか。
視聴者の多くは、私みたいに面倒な歴史ヲタクではなく、本作を史実ベースの話だと思っているはずです。
にもかかわらず、こんな風に描かれて歴史が不憫でなりません。

おトラが無駄に立ち聞きするあたりも絶望的にウザい。
幕末大河でやってはいけないことを徹底して踏んでいる気が……これ、もう、確実に『花燃ゆ』以下っすわ。

 

のっけからフレンドリーな勝先生だった

いざ西鄕どんが慶喜に会いに来たら、勝海舟が慶喜相手にヤンキーマンガみたいな口調でキレてます。
いったい何事でしょう。

そして西鄕どん、勝海舟と出くわします。

薩摩弁とはいえ、なぜか瞬時に西鄕どんだと見抜く勝。
ナゼ、こんなにフレンドリーなんだ、勝海舟。

西鄕どんも、相手の正体を知らされてドキドキ。歴史を知ってる未来人を前にして緊張しちゃってるんでしょうか。
これは二人を顔見知りにしておくためのシーンですけど、いささか無理矢理感が否めないというか……。

慶喜に出会った西郷どん。長州征伐を直接言い渡されます。

不思議なのは慶喜。やる気、あるのかないのか掴みかねるんですよね。
しかも、ふきまで出てくる。

ふき、民が苦しんでるとか言い出す。
ウザい女だなぁ。
悪いけど、あなたの行動はムカムカさせるだけ。西鄕どんにすら、帰るように言われていまいます(まぁ、西郷どんの芝居の一つだったんでしょうけど)。

 

スポンサーリンク

自分で説得しなさいってば

西鄕どんは、慶喜から【勝海舟の説得】を頼まれました。

うーん。
慶喜は何のために京都まで来てるのでしょう。
自分で説得すりゃいいんじゃないの?

なんて思ってしまうんですが、大坂で西郷と勝海舟が会うのは史実準拠ですから私のほうがトンチンカンなんですよね。
でも、この慶喜を見ていると、どうしてもそう思ってしまう。

この前まで奇妙な笑顔を浮かべて接するなど、西郷のことをすでに信用してないっぽいのに、大事な役目を与える。ずいぶんと決断がゆらいでるんですよね。

いざ吉之助が大坂まで出向くと、勝海舟の宿にいたのは、なぜか坂本龍馬でした。
なんだか非常に意味ありげですけど、龍馬は勝の小者という設定っぽいですね。あるいはボディガードと言いましょうか。

この龍馬、勝に面会を求める人たちを切り分けるみたいで、西郷どんのことも「偽物か?」と怪しんでいます。

西郷vs龍馬。
ということで視聴者を面白がらせたいのでしょうね。

しかし、そう楽しいもんでもなく、むしろ雑な設定に見えてしまう。
坂本龍馬が持ってるピストル、なんじゃこりゃ。

小栗旬さんと鈴木亮平さんの熱演自体は引き込まれるものがあるんですけどね。
しかし、その緊張感が持続するわけでもなく、間もなく西郷どんは二階へ通されました。

遠藤憲一さんの勝海舟と再びコンタクト。

この勝海舟、長州を叩くことに批判的です。
庶民が困るから?という理由が意味不明で、本作は長州をどうしたいのでしょう。

勝海舟が西鄕どんを認めるあたりもチープなんですよね。急に「あの島津斉彬が認めただけはある」って、例によって【西郷凄いトーク】です。

遠藤憲一さんの渋い演技がもったいなく、いわゆる勝海舟らしさはゼロ。ただ単に、主人公に理解ある、都合のいい幕臣というだけです。なんで、こうもご都合主義なんでしょう。

勝海舟自身がどういう人かなんて、わかりもしない。
しかも、勝と龍馬が、このあと西鄕どんを安く褒めるからたまったもんでない。

いったい何なんだよ、もぅ。

 

本来は孝明天皇のご意向のハズ

西鄕どん、勝海舟が書状を焼いてしまったことを早速、一橋慶喜にチクッてます。
同時に、海軍操練所の軍艦で江戸城が狙われたらヤバいとも脅しをかける。

そして慶喜から戦(長州征伐)を実質的に仕切るよう命令されます。

要するに西鄕どんが長州征伐に参加することを、彼の本心ではなく、慶喜の責任としたいんですよね。
汚いなぁ。
重ねて言いますけど、そもそもこの長州征伐は孝明天皇のご意向も強いわけです。幕府は、それを無視することができなかった。

ともかく長州征伐の始まりです。

表向きは徳川慶勝を総大将として、早速、長州征伐軍が組まれました。
大坂に集い、やがて広島へ。
その間に西郷は、川路利良や中村半次郎を長州藩の内偵させ、動向を探らせております。

西郷は、広島にやってきた総大将の徳川慶勝に向かって訴えます。

「この戦、戦わずして終わらせます」

ひいては一人で長州へ乗り込み、話をまとめたい、と。

 

スポンサーリンク

敵地・長州藩へ単身乗り込む西郷

長州藩の玄関口である岩国で吉川監物と交渉に挑む西郷。
言葉通り、単身、敵地へ乗り込んでいきました。

案の定、西鄕どんが単身乗り込んだファインプレーとされます。家老三人の切腹を求めて「厳しい申し条」とは言いますが、このとき史実でも長州藩主父子の命までは求めておりません。

後に、新政府軍と会津藩が戦ったとき、長州藩が藩主・松平容保の命を求めて泥沼の戦いへ進んだことを考えると、西郷の提案は無理難題でもない。
だから実際に成立したのでしょう。

幕府としては、後に、「このとき長州藩を徹底的に潰しておくべきだった」と悔恨しております。

色んな要素を見てみますと、なんだかんだで薩摩藩が最もよく立ち回っている。
西郷がずる賢いとも捉えられますし、ナイス判断とも言えるわけです。

ところがドラマではそうならない。
それも含めて西郷の魅力の一つとなるはずですが、命を賭けて単身乗り込んだ吉之助が偉い――と、なんだかキラキラで素敵なことで終わってる。西郷の頭脳は評価してないの???

主人公だというのはわかります。
しかし、ここまで全部、西郷にとって都合よく解釈していいんですかね。
西郷さんのファンも納得されているのか、聞いてみたいところです。

 

オマエの行為は幕府に対する裏切りだ!

第一次長州征伐が終わり、慶喜に報告する西郷。
流石に「おまえのしたことは幕府に対する裏切りだ」とキレられます。

ここから先も、どうせ幕府を貶(おとし)めるんですよね……。
会話が始まった瞬間、わかります。
基本的には何がどうあっても、このドラマはそういう動きになるよう組み立てられています。

ステキな西郷さんを描きたいあまり、反対の立場となる者たちをひたすらこきおろして、『この先どうなるんだろう???』というドキドキな展開は皆無。

いい歴史ドラマというのは、たとえ史実の結果がわかっていても常に緊張感や、わずかな期待を抱いてしまうじゃないですか。
負けるとわかっているのに『案外と勝つんじゃないか!!!』とか思ってしまったり。

それが『西郷どん』にはない。

とにかく何があっても、西郷どんは
「民のための良い人」
「島津斉彬が認めたスゲーやつ」
と、最終的には必ずここにたどり着くように設計されている。意外性ゼロでツマラナイ。

私が史実との整合性をつっこむから【史実バカ】と思われてるかもしれませんが、別にそこが本質的な問題ではありません。本レビューでは、そこも意識して見ているつもりです。

 

スポンサーリンク

懐刀を畳にぶっ刺す!!!!!

ドラマに戻りまして、西郷に対して切れる慶喜。

西郷は、生きたいと思う者のために戦うことの方が幕府より大事みたいなことを言いだします。
生きている人は、そりゃあ「生きたい」と思うでしょうに、要は、慶喜を落とすための会話が広げられるわけで。頭に血がのぼって完全にペースに呑まれている。
こんなバカな慶喜に勝って当たり前でしょうに……。むしろ、負けるヤツおるの?という感じで。

慶喜の頭脳もキレる。
それに負けじと西郷も言葉巧みに返答する。

そんなヤリトリを期待するのって無理ですか?
期待する私が馬鹿なんですか?
別に、そこに史実の整合性など求めていません。

それこをドラマでどうとでもアレンジしていい一番の見せ所じゃないですか。

それなのに、言ってしまいます、慶喜。

「腹を切れ!」
あぁ、短絡的。これは完全に慶喜の負けっすわ。

腹を切ることなんてなんてこたぁない。西郷も余裕の顔です。
いつだって切れる。そんな覚悟はとっくにしているのだという表情です。

でもどうせやらない。
このへんのかっこつけ芝居にはもううんざりなのです。

そして、気がつけば、懐刀を振り上げ、慶喜を脅し、
畳にぶっ刺す!!!!!

って、なんやねん、これ。
過去の因縁断ち切るって、ヤクザ映画じゃないですか。

相手は、間もなく将軍になろうというポジションの人ですよ。
なんやねん、この大河。

きばったのう、西鄕どん。じゃねーわ!

 

MVP 畳ぶっ刺し西鄕どん

いや。悪い意味で、です。

刀をぶち抜いて将軍に突きつけ畳をブスリ。こんなコトできる奴ぁいねえ。
本作でそれが出来たのは、大河ドラマをやめてヤンキーマンガに移行したからとしか言えません。

別にヤンキー漫画が低俗とかそいういうことではなく、大河には大河本来の魅力があった――そのあたりをどうしたいのか?という話で。

本作では
【すでに志も何もかも全て喪った】
としか感じられないんですね。

大河は死んだ――というのは言い過ぎでしょうか。

 

総評

長州征伐のあれやこれ。ややこしいです。
複雑です。
ドラマにしろといわれたら混乱するのもわかります。

だがしかし!

こんな風にドラマにしてもいい、許される、なんて考えて貰っては辛いのです。

これ、長州征伐のややこしさ、汚さ、不徹底さを、すべて【西鄕どん(´∀`∩)↑age↑】にすることで誤魔化してしまった。
幕府だけでなく長州を馬鹿にしたとも考えられるかもしれません。特に慶喜が酷い。

孝明天皇の意図は削ったから、そこは及びませんでしたけどね。
敢えて避けたのかもしれません。

結果的に最低最悪です。
西鄕どん持ち上げにしても、見ていて苦しい。
幕末ドラマのやってはならないパターンを、本作は毎週末示してくれます。

まさか、それが狙い?
違いますよね。って、我々一ファンが嘆いたところでもう手遅れか。

◆著者の連載が一冊の電子書籍となりました!
ご覧いただければ幸いです!

この歴史映画が熱い!正統派からトンデモ作品まで歴史マニアの徹底レビュー

著:武者震之助
絵:小久ヒロ

 

【編集部より】

西郷どんのここが好きだ!

西郷どんのここが嫌いだ!

という作品に対するご意見を、コメント欄にご自由にお書きください。

多様性は大切です。
『西郷どん』に対する好き・嫌いはすべて尊重いたします。

作品・歴史についての是非を語り合う話としてください(著者への意見がある場合は【問い合わせ】からご一報ください)。

互いを尊重し合う議論は大歓迎です。
異なる意見でも問題ありません。

ただし、コメントを寄せられた他者への攻撃や批判等はすべて削除します。
判断基準はこちらの感覚です。
作品に対する意見に見せかけ丁寧に描かれた、他の作品支持者・作品批判者に対する攻撃等も削除します。




スポンサーリンク


では、また来週よろしくです!

 




1位 薩長同盟
倒幕のためじゃない!


2位 意外と優しい!? 織田信長さん


3位 甲斐源氏の重責とは?
武田信玄53年の生涯


4位 漫画『アンゴルモア』で
盛り上がる元寇のすべて!


5位 意外と知らない
源義経の生涯ストーリー


6位 史上最強の出世人だが
最期は切ない豊臣秀吉


7位 ゴツイケメンな幕臣
山岡鉄舟の信念


8位 藤原道長
出世の見込みなかった62年の生涯


9位 大政奉還から戊辰戦争
までのドタバタを分かりやすく!


10位 軍師の枠を超えていた!?
黒田官兵衛、真の実力


注目 金栗四三いだてんモデル
日本人初の五輪選手は驚きの成績!?


注目 まんぷくモデル
安藤百福50歳から再出発!



-西郷どん感想あらすじ

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2018 All Rights Reserved.