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わろてんかレビュー

わろてんか あらすじ&感想レビュー【毎日更新】でスッキリ解説!

更新日:

第三週(10/16~10/21)「一生笑わしたる」

10/19 第16回

明治43年(1910年)京都。日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインの藤岡てん。
すっかりお年頃のお嬢様に成長したてんは、そろそろ立派な入り婿を持ち、家を継がなければなりません。
そんなてんの目の前に現れたのは、幼い日に出会った芸人の藤吉。

てんと再会した藤吉は、芸人仲間のキースのせいで喧嘩に巻き込まれ、重傷を負ってしまいます。てんはやむを得ず、藤吉とキースを自宅の蔵に匿うことに。
しかし、恋のお邪魔虫リリコによって、そのことが儀兵衛にバレでしまいます。
まぁ、リリコ抜きでも遅かれ早かれ発覚したとは思います。

儀兵衛は全員を引っ立てると、大岡越前のような剣幕で訊問開始。藤吉が船場の米問屋長男であるとわかり、ますます激怒します。
長男が跡継ぎ修行もせずふらふらと芸人になり、別の商家長女に手を出すとはけしからん、と怒りが止まりません。

てんは口答えしてしまい、蔵の中に閉じ込められます。

ナレーションは「ああ、まるでロミオとジュリエット……」と言っています。
本作のナレーションは賛否両論のようですが、ナレーターというより脚本がどこか滑り気味なのかな、という気がします。

内容も少しおかしくで、当時の商家では長男長女が結婚恋愛できないわけではなく、当時は家の跡継ぎ同士での結婚恋愛ができない、ということです。
それにロミオとジュリエットは対立する家同士の話ですし、例えとしてはちょっと違うんではないかと。
蔵の窓越しの会話なんかは、『ロミオとジュリエット』の場面を意識している気がしますが。

あんまり場面とあっていないナレーションというのは、どうにも困りものです。
ナレーションというのはいい意味で空気のようなもので、気にならないのが最善で、いちいち鼻につくようになったらマイナス要素だと思うのです。

キースやリリコは大阪に戻ろうとしますが、藤吉は「おてんちゃん、泣いとった」と戻っていきます。

てんは食事も喉を通らない様子で、すっかり気落ち。しずは藤吉が手紙の男だと察しました。
てんはしずに、家を継ぐために忘れると思っていたのに再会して……と思いを語るのでした。

しずが物わかりがいいように思えますが、ここでちゃんと燃えくすぶっている恋心に始末を付けていおいた方が安全だと思っているからかもしれません。
せめて手紙の男ならばお別れをさせてあげたいと儀兵衛に言います。
しかし儀兵衛はかえって危険だと思い、食事を運ぶのも自分でやると言い出しました。

藤吉は蔵にそっとやって来て、窓越しに会話をするようになります。
手紙の御礼を言うてんに、藤吉は自分こそ手紙を書くことで励まされた、と言います。

その晩、風太も半分こした饅頭を差しだします。しかしてんは食べないのでした。

その晩も藤吉がやって来ます。
食事が喉を通らないはずなのに、藤吉の差しだした柿は食べられるてんなのでした。

背後で、風太は饅頭を握りつぶします。二人はきょうだいのような仲ですから、苦労も哀しみも分かち合おうという意味で、ただお腹がすいているから気遣ったのとも違うわけです。
それを拒否されて藤吉の柿なら食べるとなると、これは風太としては饅頭を握りつぶしますよね。失恋です。

翌日、神社で野宿している藤吉に、風太は掴みかかります。

「ロミオとジュリエット」のような困難を乗り越える恋にしているのでしょうが、それがかえって藤吉の何も考えてなさ、無責任さ、かっこつけぶりを強調していてどうかなと思えてきてしまうのは痛いところです。
今後の展開を考えてのことかもしれません。
これだけ大騒ぎして結婚して、史実通りの駄目夫であったらば盛大にずっこけてしまうわけで、もしそれを狙っているのならばそれは凄いことだと思いますね。

今回見ていて感じたのが、『ひよっこ』から被弾しているということです。
『ひよっこ』ではヒロインのみね子が、家族を捨ててでも結婚したいという恋人の島谷にこう告げます。

「まだ子供なんですね。私、親不孝な人は嫌いです」

家族を捨てて、財産を捨てて結婚したいなんて、お坊ちゃま育ちで苦労を知らないからそんなことを言えるのだ、ほんとうの貧しさを知っていればそんなことは言えない、という言葉でした。
これをドラマのヒロインが言って、そして相手を振るのはなかなか面白い現象でして。ドラマのヒロインなら「家族を捨ててでも私を愛するのね!」って感動するのがお約束でしょ、というのを真っ向否定したわけです。
しかもそのあと、みね子は本当の幸せな恋を見つけてしまうわけでして。

このあとでの、このてんと藤吉の恋。
まさにこのみね子に斬り捨てられた恋愛感情なんですよね。
二人とも子供っぽくて現実や貧しさを知らないように見えますし。そういえばリリコもてんの甘さを昨日指摘していましたっけ。

もしかすると、この無責任で子供っぽい主人公カップルはわざとなのかな、と思います。
ふわふわした、傍から見ると甘えた駄目カップルが、シビアな現実の中で強く逞しく変貌していく、その前振りなのかな、とも思います。

それなら凄いことです。

わろてんかモデル・吉本せいの生涯60年をスッキリ解説!ここに吉本興業の歴史始まる

武者震之助・記
霜月けい・絵

10/18 第15回

明治43年(1910年)京都。日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインの藤岡てん。
すっかりお年頃のお嬢様に成長したてんは、そろそろ立派な入り婿を持ち、家を継がなければなりません。
そんなてんの目の前に現れたのは、幼い日に出会った芸人の藤吉。

てんと再会した藤吉は、芸人仲間のキースのせいで喧嘩に巻き込まれ、重傷を負ってしまいます。てんはやむを得ず、藤吉とキースを自宅の蔵に匿うことに。

風太はてんが彼らを匿うことに激怒。しかしこのまま放り出すわけにはいかないと、渋々協力することになります。
てんたちはこっそりと食料や薬品を調達し、蔵の中に持ち込みます。
風太やトキも、懸命に蔵に人を近づけないように気を遣います。

一方でりんの縁談もせっつかれて、てんはますます追い込まれてしまいます。
伊能栞が忘れられないハツは、評判の占い師を呼んで相性占いをさせるつもりです。
占いをするとか、てんが納得するのを待つよりも、家の今後がかかっていて、しかもこの時代なのですから、ビシッと上から決める方が現実的な気がするのですが、どうしたものでしょう。

藤吉とキースは能天気なもんで「うんまっ!」「ありがとさぁ~~~ん!」と大声を出しながら握り飯を食べます。
皆がこそこそしているのに、キースが大声を出すのでなんだかなあ……風太あたりの気遣いを無駄にしないで欲しいのですが。

藤吉は一応「迷惑かけないようにするわ」と殊勝な口調で言います。
ここで「くすり祭りの舞台に穴を開けたら困る」とキースは言いだし、風太を使い言づてをすることに。
どこまでもパシリにされる風太でした。

その風太の姿を見つけたのが、恋の邪魔虫リリコです。

儀兵衛としずは、てんの縁談で悩んでいます。しずはてんが笑わなくなったと心配しています。
この調子だとしずは今後てんの味方につくような気がしますが、てんの気持ちを重視することは家存続の軽視にもなりかねないわけで、そのへんの落としどころをどうするのか気になります。

リリコは町の中でてんを見つけると後を追いかけ、藤吉をどこに隠しているのか、あの人はうちのもんや、と詰め寄ります。
てんは守ってあげたいだけ、と言います。

リリコは憎々しげな口調で笑い飛ばします。
天涯孤独の身の上で、同じ芸人仲間として、自分をかわいがってくれた藤吉をずっと慕っていると言うのでした。そんな苦労人で、娘義太夫として稼ぎもあるリリコからすれば、お嬢様が何言うとんねん、と笑い飛ばしたくもなるでしょう。

リリコ、悪役ぽい演出だけど好きだぞ、かわいいぞ。
今のところは、風太とリリコが一番好きですね。

この場面が、てんの困り顔で場面が切り替わるのは惜しいところ。リリコにガツンと何か言い返して欲しい。
そのほうが度胸の据わった女興行師の卵らしく見える気がするのですが。

リリコのことをてんから聞いた藤吉は、誤りつつ仲間だからとリリコとキースを「悪い奴やないんや」と庇います。
確かに二人とも悪い奴ではないとは思いますよ……厚かましいだけで。
てんは「お人好しやなあ、藤吉さんは」と言います。「可愛い弟妹なんや」と続ける藤吉。それは謝罪としては、あまりよろしくないのでは。

まあ、そこはてんは朝ドラヒロインなので、家族思いなんだ、と好感度アップするわけなんですけれども。
てんはそろそろよくなったし、大阪に戻れるんやないか、と言います。
というよりも、脚の治療をしている場面もなく、結構元気そうに見えるから、藤吉たちがてんたちに本気で迷惑かけていると思っているのならば、夜半にこっそり姿を消してもよいような気がします。

そんな時、儀兵衛が激怒して蔵の鍵を出せと怒鳴ります。
リリコがこの件を訴えに来たのでした。
キースがあわてるものの、藤吉は高いびきをかいて寝ぼけています。

そしてついに、儀兵衛に見つかってしまうのでした。

栞が暴漢から助ける場面以上に、この蔵の中のドキドキは力技というか、「その程度の怪我ならそろそろ出て行こうよ!」と思ってしまって、少々辛い展開でした。ちょっと強引です。
ただし、これが藤吉駄目男、てんは駄目男が好きだと解釈すれば納得できます。

しかし風太と栞と比較して、藤吉のよいところは、顔以外なかなか見つかりません。てんが、自分が守ってあげたくなるような、駄目な男好きだと考えると納得ですが。
栞も風太もしっかりしていますので、同じ状況になったらさっさと蔵を出て行くか、もっとマシな行動を取るはずです。

それではてんは、きっと恋に落ちないんですよ。

思えば初対面の時からグスグス泣いて、チョコレートもらってやっと機嫌が直っていました。
再会した時も嘘の手紙で駄目男ぶりが判明しました。
てんは「もうこの人どうしようもない!」とあきれながら「でも……だからこそ私がついていてあげないと駄目なんや!」と、無意識のうちで心ひかれているんでしょうねえ。

風太は必死で頼れる男になってやるでと思うでしょうし、栞はそれこそ身についた独立精神や西洋流のナイトのような精神まで発揮して、てんをむしろ守りたいとアピールするでしょう。
そうすればそうするほど、てんは「んー、なんかイマイチやわ」となってしまう、と。

そういう描き方ならば、てんと藤吉のカップルにはなんとなく納得できるのです。

10/17 第14回

明治43年(1910年)京都。日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインの藤岡てん(モデルは吉本興業の吉本せいさん)。
すっかりお年頃のお嬢様に成長したてんは、そろそろ立派な入り婿を持ち、家を継がなければなりません。
そんなてんの目の前に現れたのは、幼い日に出会った芸人の藤吉。

しかし藤吉が旅をしていたちうのも、芸人というのは真っ赤な嘘、とリリコから明かされてしまい、すっかり意気消沈してしまいます。
そこへ、家族は“婿もらえプレッシャー”をかけてみます。
ハツはともかく添うてみよ、と言い出します。しずも初めのうちこそ無骨で堅物の儀兵衛が嫌だったけれども、今では愛情たっぷりだと惚気て見せます。

実際のところ、添うてみて駄目な場合もあるわけで。
この時代は離婚は絶対できないように外堀を埋める形で結果オーライにしていた部分もあります。
てんのモデルもあまり幸せな家庭生活を送ることはできませんでした。

ただし最近の朝ドラでは、そういう夫婦はあまり出てこないようにしています。
朝からあまりにヘビーな内容はさわやかな気分になれない、ということなのでしょう。そういう傾向の作品は、どうしても視聴率で苦戦しがちですし。

てんの場合は妹のりんもいるわけで、りんの縁談をスムーズに進めるためにも、藤岡家としては早く婿を見つけて欲しいわけです。

てんはリリコの言葉は本当なのか気になっていまして。
真意を確かめるべく、祭りへと足を運びます。

藤吉は笠を持って大道芸の稽古をしていますが、まるでセンスがありません。
連日下がり続ける藤吉の株……。それでも「おてんちゃんを笑わせるんや」と闘志を燃やします。

そこにてんがやって来ました。てんは話しかけるキースに目もくれず、手紙は嘘だったのかと詰め寄ります。
藤吉は嘘の一部を認めますが、皆を笑わせたい気持ちは本当だと言います。

嘘は、芸人としてのキャリアの方でして。頑張っていろいろ試してみるものの、どれもものにならず、泣かず飛ばすだったのです。
それなのに見栄を張り、旅をしているふりをして手紙を書き続けていたのです。

なぜそんなことを、と尋ねるてん。そこへ恋のお邪魔虫リリコが入ってきます。

「理由なんかあらへん。なんもかんも嘘なんやから」

またも衝撃の事実。
藤吉の本当にお名前は「藤吉郎」。
しかも大阪の米問屋のボン=長男でした。
長男だから家を継がなければならないのに、芸人をめざしてふらふらしているわけです。どこまで下がるんだ、藤吉株!

リリコがそこへ割り込んできて「うちと一緒に野垂れ死ぬ覚悟で飛び出してきたんやもん、なぁ~」と言い出します。

てんは目を泳がせ「ようわかりました。これ以上話すことはありまへん!」と去ってゆくのでした。

てんはりんとトキに藤吉の件を話します。
当時は家を継ぐ長男と、てんのような兄弟がいない長女の結婚は御法度でした。
伊能栞は二男でしたね。これで藤吉ルートは消滅だとてんは自分に言い聞かせます。

元気付けるため、キースが何か考えています。
キースは「一間の大イタチ」を見せるという見世物小屋を始めました。
これは実は「一間の大きな板」に「血」を塗っただけのものです。こういうのは洒落ですので、騙された方も「うまいことやられたわあ」と苦笑いして去る、というのがお約束です。

てんはトキを連れて神社に。
藤吉とは出くわしたくないはずですが、藤吉が見つけて弁解するために走って来ます。
弁解の余地はあまりない気もしますが。するとそこへ何者かに追いかけられたキースが走って来ます。

大イタチで騙されたというよりも、無許可場所代払わずに金儲けしたのがトラブルのもとのようで。いきなり追いかける相手もよくありませんが、これはキースも多分悪いと思います。

そんなこんなで追いかけられるキース。
一味と間違われてこれまたガラの悪い男に襲われる藤吉。
トキはてんの手を引っ張って逃そうとしますが、乱闘騒ぎになってしまいます。崩れてきた箱からてんをかばった藤吉は、頭部に酷い怪我を負ってしまいました。

藤岡家では、儀兵衛がしずに「本当は結婚当初嫌だったのか?」とおずおずと尋ねています。

気にしていたんですね。
しずが儀兵衛にベタ惚れなのは見ていてよくわかるので、儀兵衛さんは気にすることないですよ。

てんたちは、藤岡屋の蔵の中に逃げ込んで来ました。トキはあくまで人助けをしただけ、治ったら出て行くようにと、藤吉とキースに釘を刺します。キースは今出ていったら大変だと泣きつくのでした。
てんは藤吉の介抱をします。
するとそこへ、風太がやって来ました。

今日はちょっと見ていて引っかかるというか、どうかと思う部分がありまして。

キースの行動ですね。

追いかける男の柄が悪くて暴力的なのは確かです。
しかし、そもそもキースが芸人として、ルールを守らないで勝手に見世物小屋で金儲けしたこと。
そして弁解せずにいきなり逃げたことでトラブルに巻き込まれているように見えました。そうして皆に迷惑かけているにも関わらず、かばって治療してくれたてんやトキに御礼を言うどころか「治ったら出て行けとは冷たい」みたいなことを言うのは、ちょっとよくないぞ!

キースの行動をきっかけにてんと藤吉が接近する、だからこそ強引にこういう展開にしたとは思うのです。
それにしても、ちょっとキースに頭下げさせるとか、丁寧な対応をさせるとか、それだけでも随分と印象は違ったのではないかと思います。

芸の世界は笑顔や綺麗事だけではなく、金儲けも絡んでシビアです。
こういう柄の悪い男が、今回のように「誰に断って金儲けしとんのや!」と言い出すこともよくありまして。

てんのモデルとなった吉本せいは、こうしたトラブルを回避するために、裏稼業あがりや警察あがりの者を雇っていたそうです。
そのへんの事情を朝ドラでやるとはまず思えませんが、柄の悪い男でチラリと臭わせたところは健闘していると言えるのかも、とも思いました。

10/16 第13回

明治43年(1910年)、京都。
日本一の「ゲラ(笑い上戸)」娘ことヒロインの藤岡てん。
すっかりお年頃のお嬢様に成長したてんは、そろそろ立派な入り婿を持ち、家を継がなければなりません。そんなてんの目の前に現れたのは、幼い日に出会った芸人の藤吉でした。
一体てんはどうなっちゃうの~?というところから今週はスタート。

藤吉はてんの成長に驚き「べっぴんさんになったなあ」と言います。
藤吉は何故京都の「くすり祭り」にいるのかとてんに問われ、しどろもどろになって言い訳を考えます。八年間、売れっ子芸人と騙し続けた始末は果たしてどうなるのでしょうか。

てんも藤吉が改めてイケメンであると気づいたのかドキドキしています。
そこへ風太が現れて、「この泥棒芸人め!」と凄み、てんを連れ去ります。藤吉の手の中には、てんの鈴が残されたのでした。

今週も芸能からアクションから占い考証までてんこもりのOPクレジットを挟んで、本編へ。

亡き新一の論文と伊能栞の融資のおかげで、藤岡屋は閉店の危機から一転。洋薬専門店としてリニューアルオープンしました。
あとは立派な婿さえてんに来てくれれば、と儀兵衛も張り切っています。

風太はドイツ語の勉強まで初めて、露骨に婿になることを狙い始めたのでした。

息子の出来というのはわからないものですが、婿というのは優秀な者を選ぶ余地があるわけで、ある意味御家安泰のためにはむしろ総領娘に入り婿というのが最善の選択となりえます。

そのてんは、藤吉に出会ってから所謂「恋煩い」になってしまったようで。
儀兵衛が張り切って集めてくる縁談にもどこか上の空です。儀兵衛はいい婿を取ることこそ娘のためと気合いを入れています。

しかし、りんの方が何故か縁談が先に来たりします。
りんは器量よしとも言われていますが、実のところ藤岡姉妹の優劣ではありません。
家つきの長女より二女の方が、身が軽いという事情がありまして。今後の恋愛展開も、てんが長女ということがネックになってくるはずです。

日に日に強まる婿取りのプレッシャー。
でも藤吉と再会しちゃったの、と、りんとトキに打ち明けるてん。

「これは運命~~~!?」

そうはしゃぐ二人。コイバナが大好きな二人でした。

トキは結構重要なキャラクターですね。
女主人の恋愛を邪魔せずに、忠誠を誓っていろいろな橋渡しをするのが、物語における女中の役目です。これからもいろいろ頑張って欲しいところ。

一方で藤吉も、チョコレートのあの子が美人に成長したことにドギマギ。すっかり恋煩いです。
これも運命かとうっとりしていると、芸人一座のリリコが口を出してきます。
そんなに気になるなら八卦占いにみてもらえ、紹介してやると言い出します。

リリコは「娘義太夫」でした。この娘義太夫はナレーションでも「現在のアイドル」と紹介されましたが、確かに似ています。
まだ二十歳前ですから、芸としては未熟です。
しかし、そこが初々しくて可愛らしくて、もうこれが「タマラン!」と。追っかけのような若者を中心とした「どうする連」と呼ばれる観客もいて、「どうする」と声を掛けるのでした。

劇中でリリコが簪を落としていましたが、これはわざとです。
この簪を拾おうとファンは熱狂します。現在もライブ会場でタオルなんか歌い手が投げ入れると熱狂するのと同じですね。

あまりに熱狂的な「どうする連」は、古典的な義太夫ファンからは「女目当てのにわか」と嫌われました。
また「軟弱な若者が増える」、「風紀を乱す」とマスコミから叩かれたこともありました。
今も昔も人間ってこういうものなんですね。

それにしてもこういうのをちゃんとやるのは好印象。
脚本的に変なところがあったとしても、芸能史をたどって映像化するのであれば、本作はそれだけでも価値があると思います。

一方、リリコの紹介した八卦見に恋愛運を占ってもらった藤吉は、大凶でこのままだと命に関わると言われます。
これはどう考えても怪しいですね。実はリリコは八卦見を買収して、結果を捏造していたのでした。

騙されやすい藤吉が落ち込んでいると、トキに連れられててんとりんがやって来ます。
そして髪型が面白い占い師に、てんの縁談相手の写真を持ってくるのでした。
なぜか伊能栞のものがありませんけれども。

占い師は「これはあかん」と全員に駄目出し。占い師は「他に好き人がおるやろ、それが運命の人や」と告げるのでした。
藤吉もその結果を聞いてドキリとするのでした。
リリコ、策略が結果的に逆効果になってるぞ。

占いの帰り道、てんは人力車で悠々と移動するリリコを見かけます。
リリコは熱心なファンに追いかけられているのでした。そのリリコがてんを見つけて近づいて来ます。見えない火花をバチバチと散らすリリコ。

「藤吉はあんたを売れっ子芸人と騙しているけど、旅なんかまったくしとらん、実はうちのファンやで」
とてんに言うリリコ。藤吉は真っ赤な嘘をついていたのだと。動揺するてん。
一体どうするのでしょうか。

今朝一番目立っていたのはリリコですね。
娘義太夫の場面は非常に興味深いですし、リリコファンの熱狂ぶりもいい。

リリコは、策謀の限りを尽くして恋路を妨害してもどこか愛嬌がある。リリコの計略のせいでかえっててんと藤吉は接近するきっかけも出来てしまったわけで、そういう策士策に溺れるところも、間が抜けいていて面白い。
リリコと風太という、恋のお邪魔虫がいい味を出しています。

本作は結構ベタというか古典的でして。
出会った男女が恋煩いって、本当に古い、それこそ江戸時代あたりのパターンです。
今週はこの古典的なパターンで恋路を描くのでしょうか。

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合間にはさまる芸能や占いの場面も楽しんで見られます。明るく楽しくが本作の目指すところなのでしょう。

 

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1位長篠の戦い 注目すべきは…


わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?


2位 西郷隆盛49年の生涯!


3位 史実の真田幸村とは?


4位 最上義光 名将の証明


5位 ホントは熱い!徳川家康


6位 意外と優しい!? 織田信長さん


7位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


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