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その日、歴史が動いた

カーペンターズの歌姫カレンと摂食障害【その日、歴史が動いた】

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成功している人には悩みなんてないように見えますよね。
でも、天才の努力と同じく、成功者が苦悩を抱えていることはほとんど知られていません。
それこそ歴史を動かした・もしくは残るほどの人も、一個の生物としては同じなのですから、喜怒哀楽もあれば当然悩むことだってあるわけです。
1950年(昭和25年)の3月2日に誕生した、カレン・アン・カーペンターもその一人でした。

活躍のかげで摂食障害と闘う

カーペンターズのヴォーカリスト・ドラマーとして有名な方ですが、本日はミュージシャンとしてではなく別の面から彼女のお話をさせていただきます。
活躍の陰でカレンが何年も苦しんでいた、摂食障害のことです。拒食症や過食症というほうがしっくりくるかもしれませんね。

摂食障害とは、その二つを含めた食事に関する精神疾患のことを指します。
「ダイエットのし過ぎ」「構ってちゃんがわざとやってる」と思っている方もいるかもしれませんが、摂食障害に限らず精神的な理由が大きい病気のほとんどは、きっかけが些細なことであっても完治に至るまでにとても長い時間がかかります。
何らかの原因で脳内物質が正常に分泌されなくなっており、本人の意思ではコントロールできないので、風邪のように寝ていれば治るとか、傷口に絆創膏を貼るのとは訳が違います。日本では厚生労働省が難治性疾患(いわゆる難病)に指定しているほどですから、決して根性だけで治せるものではありません。

もちろん、前向きな考え方や積極的に治療へ取り組む意思も大切なのですが、最初からそういうものがあればそもそもこうした症状には陥らないですよね。そのため、治療には周囲の理解と協力が不可欠です。

しかし、精神的な病気は往々にして近しい人々の言動が引き金になってしまうもの。
医学でも解明しきれていないことですから、もともと一般人が完全に理解するのは不可能です。しかし、協力する・助けになりたいという意思を病人に示すことはできますよね。
医師以外の人間がそうした姿勢を見せることで、こうした病は少しずつ改善に向かいます。

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やせ細っていくカレン

兄弟デュオ、カーペンターズ。左がカレン(Wikipediaより)

ですが、カレンの場合はそうした相手にめぐり合うことができませんでした。
家族に太り気味であることを何気なく言われたのがきっかけでしたし、音楽雑誌に面白おかしく書かれたことで、「絶対に痩せなくてはいけない。体重が増えるなんてあってはならないことだ」と思い込んでしまったのでしょう。

食事の異常だけでなく、「絶対に太らない」ために代謝を良くする薬や下剤も大量に使っていたそうです。処方するほうもするほうだ。今でも専門家が少ないですし、未解明な部分も多いので当時としては仕方なかったのかもしれませんが……。

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32歳の若さで

結果、摂食障害と代謝促進のコンボで、カレンはどんどんやせ細ってしまいます。晩年の写真は笑顔であっても痛々しく、32歳で亡くなったとは思えないほどです。

直接の死因は心不全だったとされていますが、摂食障害の治療で心臓にかなりの負荷がかかっていたとされていますので、「摂食障害による心不全」といってもいいでしょう。
彼女の死は世界中に衝撃を与え、それまでほとんど知られていなかった摂食障害に関する認識が広まり、現在に至ります。
できれば「摂食障害を乗り越えた人間」として有名になってほしかったものですが、それは言っても詮無いことですね。

摂食障害はかつて「過激なダイエットだけが原因」とされていたのですが、最近は家族内でのトラブルや幼少期のトラウマなど、一見関係なさそうなことも密接に関わっているのではといわれています。
少しずつ要因が積み重なって、最終的に摂食障害になってしまうということです。
事実、摂食障害に苦しんだ人の中には「ダイエットをするつもりではなかったのに、いつの間にか物を食べられなくなっていた」というケースもあります。
それでも依然としてダイエットが引き金になることは多いようですが。

日の当たる女性が苦しむことが多い?でも男性だった

カレンのほかに摂食障害で苦しんだ有名人としては、故ダイアナ妃やフィギュアスケートの鈴木明子選手。その他、国内外多くの女優さんやモデルさんが経験したことをカミングアウトしています。

摂食障害をのりこえた鈴木選手。フィギュア会場では時に浅田真央選手よりも拍手をうけるという(Wikipediaより)

このため摂食障害を女性だけのものと思っている人もいますが、男性の発症例もありますので性別は関係ないとみてもいいでしょう。
女性のほうが体型や食事制限に関心が高いため、発症する確率が高いのではないでしょうか。
また、精神疾患になった人は自分が病気であることを認めたがらず、自発的に病院へ行こうとしないことも珍しくないため、実際の割合は統計と違う可能性もあります。

摂食障害はうつ病など他の精神疾患と同じく、個々人の背景や直接の引き金が違うため、一概に「どうしたら防げる」「こうすれば治る」とはいえません。
しかし、早い段階で治療を開始すれば、苦しむ期間を短くすることは不可能ではないでしょう。
最近はモデルさんでも標準体型が推奨されるようになってきましたので、もしかしたら今後「モデルみたいになりたいから」という理由で摂食障害に陥る人は減ってくるかもしれません。そう願いたいものです。

「太っている?」と思う前にまずBMIを

ついでに、自分が太っているかどうかをカンタンに計算できる方法をご紹介しておきましょう。
有名なのでご存知の方も多いと思いますが、BMI指数(ボディマス指数)というやつです。
体重(kg)/身長(m)×身長(m)で出た数字が18.5~25なら、「普通体重」です。22だと最も病気になりにくく、長生きもしやすいといわれています。
肥満は25以上、低体重は18.5未満ですので、どちらかになってしまった場合は食事や生活習慣を見直したほうがいいでしょう。
仮に身長160cm・55kgの人で計算すると21.48(以下切捨て)になるので、生物的には理想的な体型ということになりますね。

たまに「女で50kg越えてるなんてありえないw」「男の人でも80kgなんてデブでしょ?」なんて声が聞かれますが、身長によっては全く問題ないということです。
ただし、BMIが問題なくても体の一部だけぽっこりしてるとか、やたらとむくんでいるという場合には何かしら病気が隠れている可能性がありますので、早めに病院へ行ってくださいね。

特に女性の場合思いつめがちですし、体重の増減で下着のサイズが変わってしまい買い直すのが面倒になりますので、ダイエットを続けるより体重維持を心がけたほうがいい場合もあります。男性の皆さんのためにも。
それでもダイエットを強要してくるようなお相手には「じゃあ、アナタが私の下着を全部買いなおしてくれるの?」とでも言ってやればよろしいかと。「喜んで!!」とか言われた場合は逃げましょうね。

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余談ですが、ワタクシめの数少ない人生経験では食事制限や運動より「真夏にファミレスの厨房で週5・フルタイム(+残業)のバイトをした」ときが一番痩せた記憶があります。
食事は普通にしていたんですが、確か高校の夏休みだけで8kg落ちて、それ以降急激に太ることはなくなりましたね。そういうときって体質変わるんでしょうか。
末筆ながらご参考に……なったらいいなあと。
長月 七紀・記

 





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