日本初の歴史・戦国ポータルサイト

BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

スポンサーリンク

その日、歴史が動いた

現代人こそ知っておきたい 飛鳥時代最先端の憲法「十七条憲法」【その日、歴史が動いた】

更新日:

オトナって一体何でしょうね。
日本の法律的には20歳で「成人」ですが、その何倍も年を重ねていながらマナーや常識のなっていない人はたくさんいます。

最近よく優 先 席 に 座 っ て ケータイをいじりながらデカイ声でお喋りしているシニア団体を見かけますが、麒麟も老いれば……ってヤツでしょうか。でも優先席が広まりだした頃は、そういう人あんまりいなかった気がするんですけどねえ。
かと思えば、いかにもツッパリ(古い)なニーチャンネーチャンが普通の席をお年寄りや怪我人・妊婦さんに譲っているところを見ることもありますし、年齢って関係ないんでしょうね。

聖徳太子肖像(Wikipediaより)

大人の対応のルールさだめる

というわけで(どういう)本日は「大人の対応」を定めた法律のお話です。
推古天皇十二年(604年)のあす4月3日、十七条の憲法が発布されました。聖徳太子(厩戸皇子)のアレですね。
ご本人の実在については専門家の先生方にお任せするとしまして、この憲法の中身を見ていきましょう。
憲法というといかにも堅苦しい言葉で小難しく書いてありそうで見るのもイヤになるかもしれませんが、大丈夫です。当コーナーですからいつも通りテキトーにいきます。
というか、元は漢文なのでロクに読めなiゲフンゲフン。

スポンサーリンク

第一条「世の中ろくでなしばかり」

第一条~第三条あたりは最初の一文を学校で習いますので、ご存知の方も多いでしょう。
「(1)仲良くしろ。(2)仏教を大事にしなさい。(3)天皇陛下の命令にはすぐ従うこと」(概訳)の三つですね。
しかし、実はこの三つはそれぞれ最初の一文だけを訳したもので、本当はその後にまだ文章が続いています。
大事なことなのでもう一度書いておきますが、以下テキトー訳ですのでくれぐれもこのままテストの解答欄に書いたりしないでくださいねgkbr。

例えば第一条だとこんな感じです。
「まず第一に、上司も部下もお互いケンカしないように努力するのが大事だ。
でないとあっちこっちで勝手にグループを作るし、仲の悪い同士で悪口を言い合ってたら陛下のご命令がおろそかになっちゃうだろ?世の中デキた人なんて滅多にいないんだからさ。
でも上下関係なく仲良くしようという心がけがあれば、話し合いもうまく行くし、何をやるにしてもやりやすくなるじゃないか」

”聖人”のイメージが強い聖徳太子が「世の中ロクデナシばっかりだ」って言い切ってるところが意外ですね。
この春から新しく社会に出た方もいらっしゃるかもしれませんが、始めからこう思っておくと多少ラクになるかもしれません。”女の腐ったような奴”は意外なほど世の中で多数派です(と経験者は語ったとさ)

スポンサーリンク

第二条「でも生まれつきのロクデナシはそんなにいない」

第二条のほうが一般的な聖徳太子像に近いでしょうかね。
「二つめに大事なことは、仏教を信じることだ。
そして、仏教の宝である仏様とお経とお坊さんを尊ばなくてはならない。
生まれつき性根が腐っているようなヤツはほとんどいないし、もしそうであってもきちんと理屈を教えればまともになることが多いだろ?
それには仏様の教えを伝えるのが一番いい。だから仏様もお経もお坊さんも大事だ」

今でも四字熟語やことわざに仏教由来のものは多いですよね。有名どころでは以心伝心や一蓮托生などでしょうか。
このように「短い言葉で道理を教えられるのは、仏教の大きな利点である」ということを言いたかったのかもしれません。

意外なことに、第三条になってやっと天皇の話が出てきます。当時は「大王」(おおきみ)ですがこまけぇこたぁ(ry
「三つめに、天皇陛下と家臣の連携についてだ。
君主は天、臣下は大地のようなモンだ。どっちかが欠けたら自然も世の中の制度も成り立たないだろ?
だから、陛下から命を受けたときは必ず従うこと。そうすれば自分の部下もついてくる。
皆が皆グータラしてサボってばかりいると、国が自滅する元になっちまうからな」

上も下もきちんと働けばうまくいく、ってことですかね。
現代で言えば「社長も中間管理職も平社員も、皆きちんと働いてこそ会社が成り立つ」というところでしょうか。世の中サボってばかりいるくせに何故かクビにならないのもいれば、SHACHIKUになってまで働いているのにいきなりリストラされてしまうこともありますしね……。
飛鳥時代にもそういうよからぬ輩がいたんでしょうか。

有名なのはここまでですが、タイトル通りこの法律は十七条あります。
全部この調子で訳すと途中で読むのを止めてしまう人が多数派になりそうなので、一条をだいたい一文でテキトーに訳していきますね。大事なことなので三回言いました。

役人のダメな現状が浮かび上がる条文

第四条 役人は自ら礼儀を守ること。そうすれば庶民もまともになる。
第五条 役人はワイロに鼻の下を伸ばしていないで、バシバシ仕事を片付けること。訴訟は一日1000件ある日だって珍しくないんだから、さっさと働け。
第六条 悪人は速やかに成敗すること。でないと国が滅びる。
第七条 職権濫用ダメ絶対。適材適所を心がけろ。
第八条 役人は朝早く、夜遅くまで仕事しなさい。そうすれば緊急のことも対応できるし、やり残しもなくなるから。
第九条 役人は心をこめて仕事をしなさい。でないと何事もうまくいかない。
第十条 人の意見を尊重しろ。それぞれ言い分があるのだから、一致しないのは当たり前だ。ブチキレて喚くなんてのは論外な。

……そろそろ読んでくださっている方が減ってそうな予感がしますが、気にしないことにして続きいきましょう。

第十一条 信賞必罰!(わからない人はググってね)
第十二条 私腹を肥やすための増税なんてもってのほかだ。
第十三条 引継ぎはスムーズに行うよう心がけて、前任者と同等以上に仕事ができるようにすること。
第十四条 嫉妬しあうとロクなことにならない。やめとけ。
第十五条 公務に私情を挟まないこと。最初に言ったように、上下仲良くを心がけなさい。
第十六条 農民は春から秋まで忙しいんだから、違う仕事を頼むときは冬にすること。
第十七条 重大なことは皆に相談して決めなさい。細かいことは独断でもいい。

これでおしまいです。全部読んでくださった方お疲れ様でした。
正しい文は参考リンク先のサイト様を見ていただければと思いますが、どれも現代にも通じそうなことばかりですよね。そのままでもお役所にあてはまりますし、「役人」を「重役」とかに置き換えれば一般企業でも役に立ちそうです。

学校だと「この人がこの年にこういうものを作りました」ということしか習いませんが、これはとんでもなくすげえことだったりします。現代で例えると多分ノーベル平和賞レベルです。海の向こうの大統領とか目じゃありません。
だって、他の国や地域で7世紀に「仲良くしろ」を真っ先に掲げた法律なんてありませんからね。

ちなみに同時代の世界はこんな感じです↓

・中国(隋)は煬帝(後で聖徳太子の手紙もらってキレる人)が即位したばかり
・中東ではムハンマドがイスラム教を始めたばかり
・東ローマ帝国は皇帝が暗殺されて強制交代
・フランク王国でブルンヒルドという女傑が摂政になる が、いろいろやり過ぎて馬に引き回され( ̄人 ̄)

物騒すぎますね。特にヨーロッパ圏が。
法律という概念すらアヤシイくらいです。

ですから、十七条の憲法は歴史上類稀な存在でもあるのです。
学校で習う法律の類で、真っ先に平和主義を掲げたものは他にないと思われます。あったらすみませんテヘペロ。
仏教の影響が大とはいえ、他国の法律でありがちな権利の主張よりも「役人は仲良くしっかり仕事をやれ」ということを重視・明文化したという点についても、もっと注目されていいんじゃないでしょうか。

モラルをわざわざ言い含めるということは、それだけ社会が未発達であったということにもなりますけども、まあ1400年前だから仕方がない。
少なくともいきなり「人をブッコロしておいて他人に濡れ衣着せたヤツは死刑な」(超訳)から始まる某”目には目を”法典とかよりはよほど先進的というか温厚なことは間違いないでしょう。

十七条の憲法を後世の創作とする説もありますが、それでも欧米列強と比べればはるかに早い段階で平和主義の概念があったことはほぼ確実です。
もしかしたら、こういうところがやがて人種的差別撤廃提案(日英同盟がポシャるきっかけになったアレ)へ発展していったのかもしれませんね。
……と、たまには綺麗に終わらせてみるテスト(古っ)

長月七紀・記

スポンサーリンク

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/十七条憲法
   http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm





1位長篠の戦い 注目すべきは…


わろてんか伊能栞
(高橋一生さん)のモデル
小林一三とは?


2位 西郷隆盛49年の生涯!


3位 史実の真田幸村とは?


4位 最上義光 名将の証明


5位 ホントは熱い!徳川家康


6位 意外と優しい!? 織田信長さん


7位 直虎の後を継ぐ井伊直政とは?


8位 毛利元就の中国制覇物語


9位 伊達政宗さんは史実も最高!


10位 最期は切ない豊臣秀吉


注目! 史実の井伊直虎とは?





井伊家 井伊直虎 井伊直政 小野政次 龍雲丸
織田家 織田信長 濃姫 織田信忠 織田信雄 織田信孝 三法師 平手政秀
徳川家 徳川家康 結城秀康 徳川秀忠 松平信康 酒井忠次 榊原康政 本多正信 水野勝成
豊臣家 豊臣秀吉 豊臣秀長 豊臣秀次 福島正則 加藤清正 豊臣秀頼
伊達家 伊達政宗 伊達成実 義姫
最上家 最上義光 鮭延秀綱 山形城 大宝寺義氏 山野辺義忠
毛利家 毛利元就 毛利隆元 吉川元春 小早川隆景 毛利秀元 陶晴賢
島津家 島津義弘 島津の退き口
真田家 真田幸村 真田信之
立花&高橋家 立花宗茂 立花道雪 立花誾千代 吉弘統幸
浅井・朝倉家 朝倉宗滴 姉川の戦い 金ヶ崎の退き口
前田家 まつ 豪姫 前田利長 前田利常
黒田家 官兵衛が長政を叱責の真相
北条家 河越夜戦 小田原征伐 のぼうの城の真実
細川家
仙石家
長宗我部家
武田・上杉家
諸家 足利義輝
剣豪・武術・忍者 宮本武蔵
キリシタン ルイス・フロイス
合戦 桶狭間の戦い 長篠の戦い 手取川の戦い 厳島の戦い 月山冨田城の戦い

◆薩摩藩 西郷隆盛 島津斉彬 大久保利通 小松帯刀 西郷従道
◆長州藩 木戸孝允 木戸松子 高杉晋作 山県有朋


◆古代 安倍晴明
◆江戸 葛飾北斎
◆世界史 クレオパトラ ルイ16世 チェ・ゲバラ


わろてんか あらすじ&感想レビュー

-その日、歴史が動いた
-,

Copyright© BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン) , 2017 AllRights Reserved.