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江戸時代 その日、歴史が動いた

十返舎一九の『東海道中膝栗毛』が売れた理由 江戸時代のBL小説がなぜ……

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歴史=暗記物というのが世間一般の認識ですよね。
教科書だと大まかな流れだけでも膨大な人数と出来事を覚えなくてはいけませんが、さらに輪をかけてややこしいのが文化史です。
資料集などでどのような作品なのか見ていればまだ理解も早いですけれども、「○○が××を作った」だけでは到底興味もわかなければ記憶にも残りません。
そんなトラウマが蘇る方もいらっしゃるかもしれませんけれど、本日は必ず覚えさせられるであろうあの小説のお話をしたいと思います。

 

東海道中BL紀行

天保二年(1831年)の8月7日、「東海道中膝栗毛」の作者・十返舎一九が亡くなりました。
大昔ファミコンのゲームにもなっていた気がしますし、割と知られているタイトルと作者でしょうかね。
浮世絵の「東海道五十三次」を思い浮かべる人もいそうですが、直接の関係はないのでテストのときは注意が必要です。

そんな誰もが知っているこのタイトル、内容はというと実はここでおおっぴらに書けないシロモノだったりします。
教科書や真面目な紹介サイトでは「弥次と喜多の主従が東海道を辿る旅の物語です」と書いてありますが、ところがどっこいこの二人、実はBLな関係なのです。戦国時代は「武士の嗜み」だったBLですが、江戸時代には庶民にも広まっていたといわれているので、世相を反映した……んでしょうかね。

弥次さんと喜多さんの像(Wikipediaより)

二千円札に源氏物語が採用されたとき、某世界最強の大統領が「日本はポ~ルゥノ小説を紙幣にするほど堕落したのか」と仰っていたそうですが、すいません他にもいろんな本が教科書に堂々と載ってます(´・ω・`) タイトルだけだけど。
ちなみに弥次さん喜多さんは二人ともいわゆる”両刀使い”だそうで、物語中には女性がらみの話も出てきます。というかそっち系に限らず下の話題はほぼ網羅しています。そっち系の話が好きなのは、皆さん、今も昔も変わらないんですねえ。
あんまり詳細を書くとワタクシが干されてしまいそうなのでこのへんにしときましょう。

 

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平和ってええのぉ 識字率UPで世界一のエンタメ王国

文学史というと平安時代の次に暗記対象が多くなるのが江戸時代ですけども、これは戦国時代までの文学がほぼ上流階級のものだったのに対し、江戸時代からは庶民が本を読めるようになったからです。
主な理由は二つあります。
一つは、寺子屋の存在によって識字率が格段に上がったこと。さすがに難しい漢字についてはごく一部の人に限られていたようですが、カタカナ・ひらがなであればほとんどの人が読み書きできるようになりました。
庶民が書いたとされる手紙でも、漢字は少ないながらに危なげない筆跡ですから、読むほうとなれば言わずもがなでしょう。

 

木版印刷で大量に刷る刷る刷る

もう一つは、印刷技術の登場です。
日本や中国など漢字を使っている国では文字の数が膨大なため、一文字ずつ版を作る活版印刷はなかなか定着しませんでした。
しかし、日本では江戸時代に「一枚の板に一ページ分の版を作る」という方式を木版印刷でやるようになったので、本の大量生産が可能になったのです。
また、外国への航海技術がなくとも国内での航路は確立していたので、水運によって物流システムが確立したことも大きな要因だったでしょう。

この二つが組み合わさって、多くの日本人が読書を好むようになりました。
幕末~明治に来日した外国人の記録にも「日本人は庶民でも読み書きができるし、よく本を読む」というようなことが出てきます。
恐らく彼らのほとんどは”日本語は漢字・カタカナ・ひらがなの三種の文字がある”ことを知らなかったでしょうから、実際にはカタカナ・ひらがなしか読めない人が多くても「ジャパニーズスゴイネー!!」と思った可能性もありますが。

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スマホばかりで活字離れのみなさんこの本オススメ(宣伝臭)

最近は活字・読書離れと言われますけれど、本を読む人が減ったというよりは「紙の本以外でテキストを読む機会が増えた」のでしょうね。インターネットやメールはもちろん、電子書籍も広まってきましたし。
しかし紙の本の「めくる感じがイイ」「ページを飛ばしたり戻ったりしやすい」「ふせんや書き込みができる」といったメリットを愛している方も多いですから、完全になくなるのはまだまだ先じゃないかなあとも思います。

ここで書くのもなんですが、2014年8月11日(月)にされた「そうだったのか!人気『歴史・戦国マンガ』100の真相」も紙の本として末永く手元に置いていただければ幸いです。古今東西あらゆる舞台のマンガを扱っているので、歴史マンガカタログとしても使えますし。
ワタクシも数本寄稿しておりますので、ぜひ。ぜひ!(大事なことなので二回言いました)




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長月 七紀・記
参考:http://indoor-mama.cocolog-nifty.com/turedure/2006/08/post_16e8.html
http://chushingura.biz/p_nihonsi/episodo/151_200/152_01.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/木版印刷




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